2005年12月

2日(金)
 流行語大賞やら、紅白の出場歌手とか発表され、今年も師走っぽくなってきました。しかし、ユーミンか。10年前とかのユーミンが紅白に出場すればインパクトがあったが、今更ユーミンが紅白出場してもなぁ。しかもスキウタなる、5年くらい前の手法を大々的に騒ぎ立てて行なったんだが、アレを無視してユーミンとかに歌わせそうな予感がします。〈卒業写真〉〈守ってあげたい〉〈やさしさに包まれたなら〉〈中央フリーウェー〉〈恋人はサンタクロース〉〈輪舞〉〈Hello, my friend〉等々々、数え切れない名曲の数々はあるわけですが、最近のユーミンはもう忘れ去られた人になっていましたからね。松任谷正隆の奥さんって言う認識の方が強いんじゃないか?中嶋みゆきが紅白に出て感動したのは、プロジェクトXと〈地上の星〉のロングヒットの上に、あの中嶋みゆきが紅白に出るのかというインパクトだったんですが、2番煎じで今更ユーミンは出ないほうが良いと思うんですがねぇ。

 と言いつつ、こちらも今更感は漂っているのだが、渡辺美里が出場するのは素直に嬉しい。こっちはスキウタアンケート通りに〈My Revolution〉を歌ってくれるのではないでしょうか。言わずと知れた〈セーラー服通り〉、紘川淳や石野陽子が出演していたあの番組の主題歌でして、タイムリーには視聴していないのですが、たぶん再放送で夏休みだか冬休みだかのどっかで見入った記憶があります。初出場のメンバーが並んだ写真に、一人だけ世代の違う美里がいるのは、大学生の群れに紛れ込んでしまった自分を見ているようで、ちょっくら気恥ずかしくなってしまいます。でもまぁ彼女一人で、30代前半のハートはガチっと掴んだのではないでしょうか。間違いなくそのシーンだけは見ますね。

8日(火)
 それにしても、幼女を標的にした犯罪が続いていて、困ったものです。アメリカで流行った犯罪は、数年して日本でも流行るなどといいますが、日本も性犯罪者に関しての取締りを、アメリカ並みにやらざるを得ない時代に突入しているようです。特に性犯罪者の場合には、再犯率が他の犯罪と比べても著しく高いということで、出所後にも警察なりが随時監視するというシステムを作り上げていかないと、猛獣を野に放しただけになってしまいかねません。アメリカのように、性犯罪歴を持つ者が越してくると、それを住民に周知徹底させると言うところまでやって良いかどうかは微妙ですが、少なくとも警察なりが行動を把握するのは不可欠でしょう。

 あと、これだけ犯罪が増加してくると、街中にテレビカメラを設置して、監視しておくと言うのは致し方無いかなと思います。人の目がないからこそ、犯罪と言うのは誘発されるものなんですから、無関心な人々に代わって、いつでもテレビカメラでチェックできるようにすれば、抑止力も働くと思われます。犯罪を無くすには暗闇を無くせとはよく言いますが、暗闇を無くすだけではなく、誰かに見られているということが、更なる犯罪抑制に繋がるのではないでしょうか。いつ自分や家族が犯罪被害者になるか分からない時代、被害者になってしまってからでは遅いですからねぇ。

 広島や栃木の事件でも、コンビニやスーパーや有料道路や、そういういたるところに設置されているカメラが、大活躍して犯人特定に役立っているようですし、イギリスでの子供が幼児を誘拐殺人した事件でも、街中のテレビカメラによる映像が決定的な役割を果たしましたし、最早そう言う時代なんだと思います。録画されている不快感と言うのは確かにありますが、それよりも何よりも、先ずは安全と平穏が第一であって、そのためには不快感の我慢くらい致し方ないのではないでしょうか。安全はタダじゃないんですし。

9日(金)
 ちょっと前の映画ですが〈黒い家〉を鑑賞しました。冬なのに怖い映画を見たくなって、森田芳光監督作品ですし手にとって見たのですが、こういう系統の怖さは本当に怖いです。やっぱり大竹しのぶの入り込みっぷりは凄いし、西村雅彦の狂いっぷりも凄まじい。しかし、こういう保険金殺人みたいな猟奇的行動をするのは、心のない異常者だっていう位置付けは、確かに作品としては恐怖心を感じ、見終わった後に日常に戻ると言う意味で良いのかもしれないけれど、現実世界の普通だと思っていた人が、実は後で…って言うほうが、個人的にはゾッとしますけどねぇ。下手したら土曜ワイド劇場か火曜サスペンス劇場かって言うネタを、一つの映画にまで持っていくためには、過剰な役作りも必要なのかもしれませんが。

 あと、作中でところどころノイズ音が流れるのですが、アレの意味合いがさっぱり分からなくて困ってしまいました。最初はうちのビデオデッキが、早くもイカレてしまったのではないかと、別のビデオとか流して確かめてしまったじゃないですか。。。多分想像するに、登場人物の壊れ方をノイズ音で表すのと共に、観客に不快感を与えるためなんでしょうが、もっと何か別の意味でもあるかとトリックを疑っていたのに、あまりにも何も無くて拍子抜けの演出でした。鬱陶しいノイズ音が、全くストーリーに関係無いなんて。。。

 それと実は、この作品の主演は内野聖陽なんですが、完全に大竹しのぶと西村雅彦に食われています。気の毒なくらい主役っぽくないです。オドオドした小心者の役どころなんだろうけど、小声でぼそぼそ話すだけが小心者って言うわけじゃないだろ。あまりにも滑舌が悪くてイライラするし、そのくせ大きくクロールする活動的な青年というシーンもあるし、ちょっと訳が分からない。本人の性格とあまりにも違うんだろうが、全く内野が主役を演じ切れていないために、ただただ大竹&西村のコンビが際立っちゃって、もうどうしようもないなぁ。

11日(日)
 さて、当然この話題は避けて通れない訳ですが、2006年ドイツWCの予選リーグが決定いたしました。ブラジル・クロアチア・オーストラリアと同組です。FIFAランキングでは日本がブラジルに続くのですが、欧州で揉まれているクロアチアの方が客観的には上でして、しかも前回のようなホームの利も無いのですから、順当に行けばブラジル・クロアチアが決勝リーグに進出、日本は予選で敗退となってしまうでしょう。なんともまぁ、想定され得るかなり悪い方の籤運だったわけです。クロアチアに変わってオランダでも入っていたら、もう目も当てられない惨劇だったわけですが、そこまでは辛うじて行っていないというレベルですね。

 しかしどうしたもんですかねぇ。いったい誰がこんなに籤運悪いんだと思ったら、ゴン中山でした。。。あんたかよ。しかし辛うじて救いがあるとすれば、ブラジル戦は3戦目でして、ブラジルが対クロアチア戦、対オーストラリア戦と連勝していれば、対日本戦を前にして決勝リーグ進出が決まっていて、手を抜いてくるところでしょう。ここは先ず第一に、ブラジルが予選リーグ2連勝で気持ちよく決勝リーグに進んで貰っていることが重要になりますね。その上で、日本は最低クロアチアかオーストラリアのどちらかに勝ち、そして負けない。1勝1分でブラジル戦に臨み、ブラジルと引き分ける。この1勝2分戦略しか日本が決勝リーグに行く可能性はないでしょう。

 今から思えば、第1グループに入って、ベルギー・ロシア・チュニジアと戦えた前回って言うのは、本当に恵まれていたんですねぇ。開催国は籤運云々ではなく、第1グループに入れるって言うのがそもそもの強みでして、日本は前回これで下駄を履かせて貰っていただけなんですよね。純粋に籤をしてみると、前回優勝で今回も優勝候補筆頭のブラジルと同組。もう笑うしかないな。確かにジーコが日本を率いて祖国と戦うと言う、ドラマ的な面白さはあるんだけれども、こんなストーリーは望んでいなかったよなぁ。こういう小説を誰かが書いたら、絶対に都合良すぎって言う突込みを入れたくなるような、そういうシチュエーションですね。

 日本の対クロアチア戦、対オーストラリア戦は、共に日本時間の午後10時から、無茶苦茶視聴率は上がりそうですね。この2つを何とかすれば、日本時間の早朝3時という対ブラジル戦も、夜更かしするか早起きするか徹夜になるのかは分かりませんが、電力消費量がかなり行きそうな予感がしています。

13日(火)
 サッカーの抽選の話題の続きです。昨日ボッけーっと報道ステーションを見ていたら、仮に日本が予選リーグを突破する場合のシュミレーションをしていたんですね。そこでは、オーストラリアに勝ち、クロアチア・ブラジルに引き分けるという、ほぼ僕と同じ解説やっていて、云々なんて上機嫌で飲んでいたのですよ。ところが、じゃぁ決勝リーグは?っていうところまで話が及んで、さらに愕然としてしまいました。

 日本の場合はFグループに入っているのですが、ブラジルが順当に1位で決勝リーグに進むとして、Fグループの2位が決勝リーグで当たる相手は、Eグループの1位のチームらしいのです。で、問題はここからなのですが、Eグループにどの国が入っているかというと、アメリカ・ガーナ・チェコとそしてイタリア。普通に行けば順当にイタリアが1位で勝ちあがってくることでしょう。つまりは、日本が予選リーグをえっちらおっちら、四苦八苦しながら生き残っても、次の対戦相手はイタリアの可能性が高いということです。もう何も言うことはありません。

 残る楽しみは、日本がブラジルとどんな良い試合を繰り広げてくれるか、そしてあわ良くばイタリアと対戦するシーンが見られるかどうか、これだけです。楽しい4年間をありがとう。僕らはきっとジーコジャパンを忘れないだろう。2002年ワールドカップの時は、未体験ゾーンとしてただただ上があっただけだった。そして決勝リーグでトルコに敗れても、次回にはまだまだ上があるぞと勇んだんだが、現実を突きつけられてみれば、辛うじて決勝へ行けるか行けないかの上に、待ち構えるのはイタリア。現実世界ってそんなもんだよなぁ。厳しいなぁ。

18日(日)
 寒い日が続いていまして、若干体調を崩していました。今年は何だかダラダラしていて、コタツを出していないのが駄目なのかなぁ。家でネットをしないから、コタツを出す必然性が無いんだよな…しかし北陸のほうでは20年ぶりの大雪とか騒いでいまして、東京でも1月末から2月頭くらいの真冬並っていう気候ですね。そうそう、体調崩した理由の一つが、数年来着ていたカシミアのセーターが、2着とも破れてしまって、肌寒い日々を送っているのもあります。ボーナスはいったし、新しいカシミアのセーター買おうかなぁ。。。

 ところで、仰木彬監督の急死はショッキングでした。阪神淡路大震災をうけてのがんばろうKOBE、そして1995年のリーグ優勝と翌年の日本一。今から考えると奇跡みたいな話ですよね。イチローがいて、田口がいて、長谷川がいて、星野がいて、D.J.がいて、震災復興に立ち向かう人々を勇気付けるために作り上げられたかのようなチーム。仰木マジックとはよく言いますが、選手の能力を最大限引き出す監督の魅力に、ファンは勿論でしょうが、ファン以外の人々も魅せられていました。災害からの復興って、生きる勇気みたいな物が必要だと思うのですが、6000人を超える死者を出した阪神淡路からの、オリックスは光明になっていました。

 さらには遡ること7年。1988年は中日のリーグ優勝が決まっていましたが、対するパリーグは10月19日、今は亡き近鉄とロッテのダブルヘッダーで、近鉄が2連勝した場合に限り近鉄が、それ以外ならば西武がリーグ優勝という状況でした。それを、第1戦目は9回に劇的な勝ち越しで近鉄が勝利。そして迎える第2戦目。なんとテレビ朝日がパリーグの試合なのに異例の生中継を始めてしまったため僕も見ていてのだが、8回表まで近鉄は1点リード中。そこに8回裏にロッテに同点ホームランを打たれて、9回もそのまま延長戦入り。この頃にはニュースステーションになっていたのかな?10回の表も近鉄は無得点で、僅か2厘差によって西武がリーグ優勝へ。。。1勝1分じゃ駄目だったんですよ。2連勝じゃなければ。。。(そして翌年には念願のリーグ優勝をするのですが、日本シリーズではロッテより弱い巨人発言で…前年のこと忘れたんかい!?)

 それにしてもオリ近の合併でファン離れに拍車がかかっていた時に、まさに老骨に鞭打って監督を引き受けていたんですねぇ。しかし、先のオリックスメンバーに加え、近鉄時代の野茂・吉井・中村ノリ等々、本当に選手の個性を伸ばすのが上手い監督だった。まだ70歳って言うのは若すぎるよなぁ。ご冥福をお祈りします。

 ところで、オドレイ・トトゥ主演の〈ロング・エンゲージメント〉を見ました。〈アメリ〉なんかよりもよっぽど素晴らしい作品でして、〈アメリ〉のくだらなさに辟易した人も、是非ともこちらは鑑賞してください。お薦めできます。ただし監督も〈アメリ〉と同じジャン・ピエール・ジュネですが。時は1917年という第一次世界大戦真っ最中。仏独の戦線で、自傷によって軍法裁判で裁かれてしまった恋人の消息を、3年後に必死に探すオドレイ・トトゥという設定です。そして、回想シーンが多々出てきて、1917年と1920年と幼少時代を行ったり来たりするのですが、この小説を読んでいるかのような時間軸の行き来が作品にグッとのめり込ませます。とっても繊細な作品です。

 しかし繊細でオシャレなだけではなく、この作品のメッセージとしては、戦争の悲惨さと残酷さを訴えるという、反戦作品的な意味合いをも持ち合わせています。1917年の仏独戦線で繰り広げられる状況は、かなりショッキングな映像も混ざっていますが、フランスの戦争作品ってあまり見たこと無かったので、その規律と統一性の無さが新鮮であったりもするのですが(苦笑)フランス軍が弱い理由が分かります。でも何だかんだ言っても、第一次世界大戦の作品って言うのは、まだ第二次世界大戦ほどの総力戦体制には完全になり切ってはいないため、悲壮感や悲惨さも少ないのですが、それでもここまで酷いんだよなぁって思い知らされます。

 さて、映画全般を通じて、セピア色ではないんですが、セピアっぽい色調に包まれていまして、これがこの作品のすべてのイメージを作り上げています。昔話、おとぎ話とでも言うような作品です。グリム童話ではないですが、おとぎ話って言うのは残酷な部分もあり、そしてハッピーエンドな部分もある、そういう感じですかね。岬に建った灯台を上から撮影しているシーンとかは、天然色で出したらまた違う美しさがあるんだろうけど、セピアに包んだ青い空と青い海、不思議な作品です。あとはフランスの農村って言うのは、まさしくこの色調にピッタリでして、ミレーの落穂広いの続きを見ているよう。戦場のセピア色は、惨劇のショックを和らげてくれたりもします。

 あと、オドレイ・トトゥと恋人マネク役のギャスパー・ユリエルが、裸でシーツに包まっているシーンなんかは、ギリシア神話をモチーフにした絵画を見ているようで、全体的にそういった絵画調のシーンが散りばめられています。とっても美しくて、見入ってしまうしまう場面が満載ですので、まだ見ていない方は年末年始にいかがでしょうか。

23日(金)
 3ヶ月予報の暖冬予想は何処へいってしまったことやら。10年ぶりの寒さだったのが、いつの間にか20年ぶりの寒さに変わっていますので、10年前は20年前よりは相対的に暖かったということだけは分かりました。名古屋でも30センチを越える積雪で、更に吹雪いているらしい。鹿児島辺りですら11センチ積雪とか言って騒いでいる。しかししかし、まったく快晴で、ただただ寒いだけで雪が積もるどころか、見かけもしない東京です。どうせ寒いならば、大雪が降って楽しませて貰いたいくらいですが、東京だけはホワイトクリスマスにはなりように無いですねぇ。

 ところで、こじれにこじれている日中関係ですが、靖国参拝に関しては僕とほぼ同じスタンスで、今の東條や板垣らが祀られている靖国神社に総理が参拝するのはどうかと前原民主党代表が話していました。その前原民主党代表が、中国の軍事力拡大や核兵器に対する反対意見を述べた途端、中国側は前原代表と会談すらしないというスタンス。前々から述べているように、靖国神社云々が、中国側の外交カードに過ぎず、何ら意味を持っていないことが明白ですね。それなのに、中国のプロパガンダに乗せられて、靖国が解決すれば、日中関係が改善されるなどと誤解している人が結構いて困ったもんです。

 それよりも、東シナ海のガス田盗掘を始め、帝国主義的な膨張主義に出つつある今の中国は、なにやら戦前の日本に似ていて非常に危険な状態です。いつ軍部が暴走するかも分からないので、党を束ねる胡錦濤が強硬外交をせざるを得ないところでも似ています。そもそも、胡錦濤も王毅駐日大使も、江沢民なんかと比べると、比較的対日外交では融和的な人物ではあったのですが、昔ながらのそのスタンスを取っていると、いつ胡耀邦や趙紫陽のように失脚させられるか分からないという、そういう微妙な立場でもありますからねぇ。

 そう言えば、中曽根首相(当時)が靖国参拝を取りやめたのは、中国共産党内の親日勢力である胡耀邦や趙紫陽の立場を守るために、彼らを不利にさせないようにという配慮からだったと言われていますが、結局は彼らは失脚して反日的な江沢民が実験を握ってしまった。そこに残ったのは、中国からの圧力に屈して言うことを聞くという、それだけという最悪の外交失策になってしまいましたからねぇ。小泉首相が外交的に靖国参拝にこだわるのは、中曽根内閣におけるあの外交失策を繰り返さないという、そういう意味合いもあるんでしょうねぇ。ただ、中国からの外交圧力が無くなったら、靖国参拝は考え直した方が良いと思うんですが…

24日(土)
 聖域なき構造改革、っていうのが小泉政権のキャッチコピーのひとつですが、NHKは聖域化してしまうようです。基本的にNHKは民営化してしまうか、経済諮問会議が答申したようにスクランブル化するか、この2つに1つしか良策は無いはずです。それを、聖域化してしまって、現状を維持しようとする小泉首相の姿勢は、まさしく抵抗勢力そのもの。だいたい、ソウルで豪遊した支局長さえまともに処分していないNHKが、まともに公共放送なる特権的地位を維持して良いわけが無い。スマトラ沖大津波で実証されたように、災害の時に強みを発揮するわけでもないし、もはや使命は終えた組織でしょう。末期の小泉政権が終わったら、とっとと聖域で無くして貰いたいものです。

 ところで、中嶋みゆきの〈ファイト!〉をパクった不届き者がいるらしい。〈ファイト!〉そのものは83年の曲なんですが、94年には住友生命がCMソングに利用して、超メジャー化した名曲。〈戦う君の歌を♪戦わない奴らが笑うだろう♪ファイト!冷たい水の中を♪震えながら上って行け♪〉これも僕の中で、落ち込んだ時なんかにふっと口ずさむ曲の1つですが、これがパクられたって言うのは許せない。でもこの曲って、サビの部分は励ましの曲なんですけど、冷静に曲全体を聴いてみると、けっこう凹んでしまったりします。パクった不届き者も、ちゃんと元曲をベースにしてアレンジするっていう方向性だったらと思います。

 オリジナリティと模造は似て非なるもの。ただ、模造は模造とハッキリ主張したときに、オリジナリティを超える可能性もあると思うんですけどね。だいたい、河口なんちゃらがヒットさせたサクラ何チャラって言う曲だって、徳永英明の名曲〈僕のそばに〉のパクリだろ。人の持ち歌パクられると、元歌の方をカラオケで歌いずらくなって、すっげー気分悪いんだよな。でもまぁ、ノドが酒でやられて、昔みたいに徳永の曲は歌えなくなっているという話もあるが…しかし、なんで酒飲むと声が低くなるのかなぁ。不思議だよなぁ。