2003年1月

7日(火)
 あけましておめでとうございます。ただいま新幹線の中でサイト更新中ですが、今年も何卒お引き立てのほど、よろしくお願いいたします。え、もう七草粥だって、そう言わない言わない。で、今年の抱負とか去年と並べて書いても仕方無いので、年末年始の行状でもツラツラ述べることとしましょうか。なにせ、新幹線の中の空き時間利用しても更新では、いつ電源が落ちるかも分かりませんし。え、そんなの家帰ってまた更新しろって、年始そうそう突っ込みがうるさいなぁ、カテキョーしに東京戻るんだから、何気に忙しかったりするのさ。

 では年末大晦日から。朝起きてビミョーに大掃除に取り掛かる。荒れ放題の研究室の机の上は最早片付ける意欲が沸かないので、家をてれてれのんびりと掃除し始める。そのあと友達と、一度大晦日のアメ横見物をしてみようという話をしていたので、イソイソと訪ねて人ごみの感触を味わう。2002年最後の熱気と人息を感じつつ、ちょっと早めの年越し蕎麦を藪蕎麦の上野店で食す。なかなか風流。その後、家に帰ってゆっくりとレコ大と紅白を付け、チャンネル替え替え年末を堪能した。こういう瞬間こそ、コタツ出しておいて良かったっていう感激が込み上げて来っていうもんです。

 で、やはり今年のクライマックスは中島みゆき黒四ダムでしょうか。ここ2−3ヶ月づっと噂やら話のネタになり続けていた中島みゆきの紅白を、おいおい、トンネルかよ、と、バカルディーっぽく突っ込みを入れながら、でも、生放送でみゆき嬢を見られるとは、どえらい時代になったもんだと感動しつつ鑑賞する。そのまま〈天城越え〉を堪能して、五木ひろしが〈ふるさと〉でしめるのかぁって思ったら、なんだかフェイントをかまして変な歌を歌い始めたので、そそくさと初詣に出かけることに。

 初詣はせっかく東京にいるんだから、明治神宮の人ごみ鑑賞にするか、浅草寺で両さん風に味わうか、ここは豊川稲荷の東京支社へ遊びに行くかとか色々考えたあげく、いっちゃん近い根津神社と次ぎに近い白山神社が候補に残り、2003年の瞬間を神社内で迎えるために、結局は最寄の根津神社に決定。実家にいた頃は、ゆく年くる年で除夜の鐘聞いていることが多かったから、何気に年が変わるまで神社の門が閉まっているなんて、ぜんぜん知らなかったりして、ちょっとした感動を覚えつつ、時報を聞きながらカウントダウンするジモティーな高校生の群れに圧倒される。

 初詣も無事に終わり、お神酒でも飲もうかとキョロキョロしていたが、松竹梅やらが置いてあったので、クラクラしそうになって取り止め、おみくじを引いたら、縁起が良い事に大吉。縁起の良い方角は西らしいので、今年は荻窪や高円寺でも、またチョクチョク遊びに行くことにしましょう。なーんて思っていたら、先ほどのジモティーな高校生軍団から「凶だよ凶!こいつ凶!」っていう歓声が上がり、一人しょんぼりした高校生が、みんなに取り囲まれながら、今ひいたばかりのおみくじを回されている様子。どうやら受験生らしく、意気消沈具合が半端ではなかったが、人生色んなことあるんだからメゲルナと心の中で応援しつつ、でも珍しいもん見えたなぁとちょっと満足

 そこで家に帰り、一眠りして元旦の新幹線で帰省をすることになった。やはり年を超えると新幹線はすきすきで、待ち時間無く自由席をゲットできた。あまり新幹線で眠ることって無いのだが、今回は友達と一緒に名古屋まで帰省したので、安心して眠りに落ちてしまった。なにげに不覚かもしんない。

 3日には中高時代の友人達に誘われ、飲みに行く。ってか集合時間が早かったので、飲みの予定ではなかったらしいが、僕ともう一人が飲みを主張したために飲みに決定。道路交通法が改正され、ドライバーの酒気帯び運転のペナルティーが30万円、同乗者20万円となったために、ドライバーの二人には全く飲ませないまま、気ままに好き勝手飲む。一人は下戸な奴だから別に良いんだけど、もう一人は飲みたいのに飲めず、ホントに可哀想だなと思いつつも、取り合えず正月なので飲む。

 一次会は今池の焼き鳥屋で日本酒5合飲んだ後(もう一人は4合か5合)、近くの味仙っていう中華料理屋で紹興酒を2人で1本空ける。で、そろそろ解散かなって言う事で、もう一人の飲んだ奴を送ることになるが、そいつの実家に来る予定だった、妹夫婦が来られなくなったとかで、急遽急遽お邪魔することになる。(実は先ほどの中華料理屋で、コブクロをニンニクと唐辛子で漬けたのをツマミにしていたので、メチャクチャニンニク臭かった筈なのだが、遠慮しつつも上りこんでしまうことに…。ホントにお父様お母様ゴメンなさいです。で、そこでおでんをツマミにしつつ、実質2人で白ワインのフルボトルを2本空ける。一本はシャブリだったはずだが、もう一本は最早今となっては不明。ただ飲み易くて、いくらでも飲めたのは確実である。

 てな訳で、久々に日本酒換算1升を超える酒を飲んでしまったが、次ぎの日は比較的爽快に目覚めた。ただ、酔った勢いで、うちのオリビアの鼻先を咥えて、ニンニク攻撃で深呼吸を繰り返したために、次ぎの日には犬と2人してニンニク臭くなっていたのが失敗か。自分で自分のニンニク臭さがわかるのも嫌だが、犬がニンニク臭いのも変な気分である。

 あとはボケボケ正月テレビ見たり、谷本さんからあずかったバイトしたり、犬の散歩行ったりしていたくらいで、取り立ててエピソードはない、いたって平穏無事な正月だったかなぁ。あとは正月太りで、ウェストのベルトが若干きつめかな。まぁ、兎にも角にも、今年も一年、またまた色々とご迷惑をお掛けする事もありましょうが、みなさまご指導の程、よろしくお願いいたしますm(__)m

10日(金)
 そろそろ携帯電話を買い換えようかと思っています。彼此今の機種にしてから1年と10ヶ月、2年を目途に買い換えようかと言う相談なんですけどね。先日友達に、恋人よりも携帯の方が持ちが良いよね、などと嫌味を言われてしまいましたが、確かに御尤もなご指摘です^^;今の流行りってどうなってるんでしょうねぇ。僕のJなんだけど、やっぱ写メールはどの機種ももう付いているのかな?

 でも、あんまり機械類は大切にしない人間なので、どーせすぐに塗装も剥れて汚くなるんですけどね。今のは確か1ヶ月キレイな状態を保たなかったはずだしなぁ。ジーンズの左のポケットに携帯と鍵の類を一緒に入れているので、鍵の束が気持ち良いくらいに携帯の塗装を剥ぐ剥ぐ。帰省したときには妹に、その携帯って元は白なの?グレーなの?って聞かれてしまいました…。一応昔はメタリックシルバーだったんですけどね(><)

 この状況を改善するには、携帯か鍵のどちらかを、別の場所で持ち運ぶしかない訳ですが、胸とかに入れとくのは夏場考えると不可能ですし、ケツの方に携帯を入れとくと潰す可能性が高いので、ケツに鍵なのかなぁ。ちなみに右のポケットは財布が入っているから、ここに鍵を入れると言う方法もあるんだが、携帯よりも財布の方がでかいから、すでにいっぱいいっぱい何だよなぁ。どうしたもんか困りもんだ…。

11日(土)
 とある筋から招待券を頂いてしまったので、日本橋三越まで三井文庫名品展など見に行って参りました。日経史の人間としては大福帳などに興味を示すべきでしょうが、また天秤や分銅や金枡など面白い物もあったのですが、それらは脇へ追い遣っておきましょう。なんせ、円山応挙の作品が幾つか纏まってあって、それにちょっと感動しているんですから。

 解説によりますと、三井家の中の北家の当主の一人が、円山応挙をかなり支援していたようでして、見事な雲龍図をはじめ、キリっとした水仙など、とても感動的でした。応挙の迷いの無いスラッとした筆運びは、ビビッと背筋を電流が流れる感触を味わえます。またその他にも一山一寧や虎関師錬の書、王羲之や欧陽詢の拓本、橋本雅邦の画や、土佐光起の百人一首、さらには何と吉野切までありまして、豪商から政商、財閥へと連なる家の、財の程をよく見させてもらったという感じです。

 あと、江戸初期には商人の茶として軽視された千家のものが、色々と所蔵されているのは面白く感じます。諸藩などに由来する美術品を主に収容する各地の美術館では、武家が好まなかった千家の古い品はなかなか見ることが出来ませんので、三井なりが積極的に公開する事は、非常に意義深いことだと思います。

 ところで今日は、友人に薦められた名作<ショーシャンクの空に>などを見ていました。主演はモーガン・フリーマンですが、<NYストリート・スマート><ドライビングMissデイジー>に引き続き、3度目のアカデミー主演男優賞にノミネート、3度目の落選の作品です。ただこの年1994年は、トム・ハンクスがアカデミー賞受けしやすい<フォレストガンプ>で受賞していますが、演技という点ではモーガン・フリーマンの方がはるかに上でしょう。

 ちなみにこの作品ダブル主演で、ティム・ロビンスが出ているのですが、そう、あのスーザン・サランドン&ショーン・ベンの<デッドマン・ウォーキング>(2002年4月30日参照)の監督さんなんですねぇ。彼の謎めいたキャラクターが、この映画の一番のポイントでしょうか。息つく暇も無くっていう展開では無いのですが、一つ、一つと意外な一面を見せていってくれます。でもティム・ロビンスの方はアカデミー賞ノミネートもされてないんですよねぇ。やはり前々年でのアカデミー賞のスピーチで、政治的な発言をしていたのが影響を与えていたのでしょうか。

 静かで重厚な作品、そして見終わった後にゆっくりと、そしてじわじわと感動が湧き上がってくる作品、それがこの映画ではないでしょうか。また作品の完成度という意味でも、途中に散りばめられた伏線が、次ぎの伏線に繋がっていたり、非常に緻密に練り上げられた作品です。明示的では無いのですが、徐々に伏線を解きほぐし、また新しい伏線を散りばめ、そして一気に絡めた糸をラストに向かって解きほぐしていく、まさに見事としか言い様の無い作品です。
 そして舞台が監獄という事で、時間の流れを表現するのがとても困難なところを、壁のポスターの差し入れで、リタ・ヘイワースからマリリン・モンローを経てラクウェル・ウェルチへ、各時代を代表するグラマラスな女優達で表現するのはかなりオシャレですよね。いい映画見させていただきました。

13日(月)
 今日は色々とあるので何から既述しましょうか。取り敢えず中島みゆき〈地上の星〉のオリコンWeekly1位(1/6-12の週)の話からしましょうか。発売から130週目にしての1位は都はるみ〈北の宿から〉の44週を抜いてダントツの記録更新。女性シンガー50歳のオリコン1位は竹内まりや「カモフラジュー」の43歳を抜いてのダントツ1位(ちなみに男性は石原裕次郎の〈北の旅人〉52歳で、死後に記念でファンが買ったっていうだけですけどね、それを除けば男女合わせての最年長Weekly1位です)。もちろん130週連続オリコン100位以内で記録継続中です。(これは千昌夫の〈北国の春〉134週、杉良太郎〈すきま風〉147週が上に控えております)

 そして、この記録の何がスゴイのかって、中島みゆきが70年代、80年代、90年代、そして00年代と、4decadesに渡ってチャートの1位に輝いたっていう記録樹立にもなるわけですから。ちなみに70年代は〈わかれうた〉、80年代は〈悪女〉、90年代は〈空と君との間に〉〈旅人の歌〉、そして00年代の〈地上の星〉と。実はこの記録サザンが追っていまして、80年代〈さよならベイビー〉、90年代〈涙のキッス〉等、00年代〈TUNAMI〉の1位で並ばれたので、てっきり10年ちょい後には抜かれてしまうもんだと思っていたんですがね。また引き離せて良かったです。ちなみにユーミンが持っている、70年代、80年代、90年代、00年代でのアルバムの方でのオリコンWeekly1位も、ぜひとも並んで欲しいものですねぇ。

 それにしても紅白効果って驚くべきものです。多分あら方の中島みゆき好きな人間は、シングルにしろアルバムにしろ〈地上の星〉など持っているでしょうから、紅白で改めて〈地上の星〉を聴きたいと思った人間が買ったとしか思えません。勿論新曲発売の谷間に遭遇したっていう幸運はあるでしょうが、それにしても2年以上も前の129週も前に発売した曲、それが1位を獲得するっていったい何なんだー!っていうくらいの感動です。そう言えば夏川りみの〈涙そうそう〉も売れているんですねぇ。これもまた嬉しい限りです。

 そうそう、トヨタカローラスパシオでは、田辺誠一が父親役しているCMのバックで、クレモンティーヌがフランス語でカヴァーした〈悪女〉が流れていますよね。〈あなたのとりこ〉のシルヴィ・ヴァルタンもフランス語でカヴァーしてますし、ちょっと小粋な〈悪女〉もなかなか良いですよ。カヴァーといえば中江有里の<風の姿>が僕の最もお奨めでしょうか。それが入手できるかどうかは知りませんが、本人がアルバムの中で歌っているので、中江有里バージョンが無かったらそちらで勘弁してください。

 ところで今日は、<ハリーポッター秘密の部屋>を見てまいりました。作品自体は1作目のほうが楽しめたでしょうか。今作はちょっと暗めで、若干おとぎ話度が下がっていたような気がします。その分作品としては良くなっているのですが、別に作品としての良さを求めているわけじゃないですからねぇ。原作を読んでないので、原作の方がそんな感じで変わっていたのなら、映画のほうに当然それが反映してしまうのでしょうが。でもまぁ、それなりに楽しめる物語です。

 原作の方が楽しいという話をあちらこちらで聞くので、そのうち原作も読みたいのですが、そうすると映画が楽しくなくなってしまうので、全作品の映画化が終わった後に、ゆっくりと原作を読んでみることとしましょうか。10年後くらいになるかな?それにしてもハーマイオニー役のエマ・ワトソンなんですが、この子が前作と比べてメチャクチャ色っぽくなっているのに驚き。もし毎年同じ配役で作品を創り続けていったら、いったい彼女はどんな女優でどんなハーマイオニーを演じてくれるのだろうかと期待してしまう。でも、ダンブルドアを演じたリチャード・ハリスは亡くなってしまいましたし、ダニエル・ラドグリフも4作目の炎のコブレットには出ないっていう話ですし、かなわぬ話でしょうか。でもまぁ、注目していきたい女優さんになってくれることを願います。

 子ども向け映画の割には暗さとグロさが強調されている作品でしたが、コミカルに笑える部分もたくさんあり、どちらかって言うと、その辺りをもっと強調して欲しかったんですけどね。どうせ原作を全て忠実に再現することなんて出来ないのですから、どの部分に焦点を当てるか、ロンの梟がコミカルに強調されていましたが、あの路線をもうちょっと増やすとより上質な物語になったような気がします。

 さて深作欣二監督が亡くなりました。僕の映画履歴見れば分かるとおり、あまりアクション系見ない人間なので、<バトルロワイヤル>くらいしか鑑賞していませんが、<仁義なき戦い>等、日本のバイオレンス作品だけでなく世界的に影響を与えた監督の御冥福をお祈り痛いします。

20日(月)
 先日見たビデオの話でも。アル・パチーノが念願のアカデミー主演男優賞を受賞した〈セント・オブ・ウーマン/夢の香り〉です。監督はブラピの〈ジョー・ブラックをよろしく〉でも有名なマーチン・プレスト、共演に〈三銃士〉やバットマンのシリーズで見かけるクリス・オドネルがいるんだけど、彼はこれが実質初の大役かな。

 アル・パチーノの役柄は傷痍軍人(っていう表現が適切かどうか分からないが、とある事情で文盲の退役軍人)で、ジョンソン大統領の側近だったこともある、階級も佐官級でプライドも高い人物。日本においてはそもそも退役軍人っていうのがコンテンポラリーな存在ではないですし、ましてや軍隊時代の栄光と後遺症を抱えている図なんて現実感は薄いのですが、それにも関らずこの作品は大きな感動を与えてくれます。

 最初はホント嫌な男なんですよ。アルが。それが次第にクリスと打ち解けていき、いつしか心通うようになっているっていう、作品としては極めて有り触れたストーリーなんですが、その有り触れたストーリーにひねりを加えるために、クリス・オドネルの方にも少し細工がしてあるんですね。こちらは名門私立高校に地方からやって来ている貧乏特待生。この貧乏特待生が、級友の校長に対するイタズラを目撃してしまい、その犯人探しをする校長から、犯人を査問会で教えればハーバードへの推薦をするという取引を持ち出される。級友を売るかどうか悩みながら、バイト代稼ぎに感謝祭の日の世話を頼まれてアルのところへ向かうんですけどね。

 アルの突拍子も無い行動に付き合いながら、次第に心通い合う二人の中で、少しづつクリスはアルに学校での出来事を話していく。そしてアルの方の問題が粗方片付いた後、学校の全校査問会に出席をするクリスと、それを見守りにやって来るアル、。クリスの弁明の場でのアルの援護に、最後に少し暖かくなったアルの様子、とってもほんわかと涙がこぼれてしまう作品です。

 そうそう、この作品ってアルのほうもクリスの方も、どちらもがそれぞれの悩みを抱えていて、それが上手い具合にクロスしてストーリーが進行していくんですよね。アルのほうのストーリーは道化的な側面と思うに任せないジレンマとをもって、クリスの方は青春的な青っぽさをもって、本来なら交わることの無い2つのストーリーが、感謝祭の日に世話をすることになってクロスするんですよ。そして最初のうちは交わりきれないのが、次第にアルが心を開いていき、それに答える様に本来的に真面目なクリスも応じる。あぁ、なんて良い映画なんだろう、そんな感想の作品です。

 ところで友人から変な頼まれごとしてしまいました。目がほっそい奴なんですけど、カラコン入れたいって眼鏡屋へ行ったら、目が細いから駄目ですって拒否られてしまったらしく、代わりにカラコンをかってくれと^^;良いのかなぁと頭をかすめつつ、まぁ度無しのカラコン買うくらいならいいかぁと行ってきました。僕の場合普段はハードコンタクトでして、ソフトレンズって入れたこと無かったので、装着とか教えてもらって変な気分。。。でも最近のソフトは煮沸もいらないし、入れたまま寝られないことを除けば、本当に便利ですよねぇ。

 でついでに今使ってるハードのチェックを受けさせられたのですが、実は2年以上使っていて、そろそろ変え時なんですよね。。。変えませんか?と薦められるのを振り切りつつ、確かになぁっとも思いながら帰って来ました。でも、度付きのハード持ちつつ、度無しのソフト買うので、結構変な奴だとは思われていましたが^^;;;でもカラコンなかなか面白かったので、俺も今度お金ある時にでも、気が向いたら買ってみようかなぁっていう気もした。でもそうすると、ソフトコンタクトのセットも揃えなきゃいけなくて、なかなか手間なんですけどね。。。あ、その前に普段使うハードの買い換えか。。。

22日(水)
 いやぁ、ドラえもんにドコデモドアが出てくるじゃないですか、でも同時に通り抜けフープっていうアイテムも出てくるんですよね。この場合、ドコデモドアがあれば通り抜けフープなどいらないにもかかわらず、同じ機能を持った二つのアイテムがあるんですよ。同様のことがスモールライト・ビッグライトと、ガリバートンネルにおいても成り立ちますし、またもしもボックスがあれば、大概のアイテムは要らなくなってしまいます。このような事態が何故生じるのかという事を考えていたのですが、二つの可能性が考えられると思うわけです。

 一つ目は、ドラえもんの出すアイテムを使用すると、電磁波等何らかの副作用を人体に及ぼしており、より効率的なアイテム(ドコデモドアやもしもボックス)というのは、より大きな副作用を人体に与えている場合です。そして二つ目に考えられるのは、ドラえもんのアイテムは価格差が大きく、より効率的なアイテムは非常に高価であるという場合です。しかし一つ目の副作用があるという場合、23世紀だか25世紀だかの世界において、商品の副作用を使用者に説明することなく、それを使用させると言う事は非常に考え難い。またその場合、副作用を伝えずにのびた達にアイテムを利用させるドラえもんというのは、利便性と引き換えに死を与える、云わばメフィストのような存在となってしまいます。というわけでこの可能性は非常に低いと考えて良いでしょう。

 それでは二つ目の価格差により、様々な商品が開発されているとしましょう。確かドラえもんのストーリーの中で、新アイテムをドラえもんが買うかどうか価格の点で悩んでいたシーンを見た記憶がありますので、たぶんこちらだと考えて良いでしょう。しかしこの場合も難があります。それは、他のアイテムで代用できるようになったアイテムを、何故ドラえもんが後生大事に抱えているのかという点です。可能性として、ドラえもんが単純にアイテムコレクターであり、のびたにはそれを自慢げに次々と披露していることが考えられます。アイテムを取り出すときの語り口といい、多分この可能性が一番高いのではと思われますが、今日は別の可能性も考えてみましょう。

 それは、ドラえもんのいる時代というのは、商品の発明に対する権利意識が非常に強く、二次売買もしくは譲渡というものが、厳格に規制されているという可能性です。この場合、より便利で高額な新製品が登場したとしても、不要になった旧製品を処分する事は出来ません。また、廃棄物に対する規制も強化されているであろうドラえもんの時代では、不用になったアイテムの不法投棄など以ての外であり、そのために、無限に広がる四次元ポケットの中に、いらなくなったアイテムも収納しておかざるを得ないと思われるのです。多分時々訳の分からない道具を取り出すのは、ドラえもんが四次元ポケットの中の不要な道具に、定期的に風を通してカビ等が生えるのを防止するためではないかと思われるのです。その場合、未来っていうのは人間味の無い嫌な世界が広がっていそうです。。。

 ところで、最近方言ってイイナァッテ思うんですよね。なんか人間らしくて素敵だなぁって。僕は家族とでも話していない限り、方言が出る事はまず無いのですが、他の人の話聞いてて本人は標準語話しているつもりでも、実は方言混じってるっていうのは非常に好感持てます。北陸辺りの平板な方言も良いですし、東北の純朴な方言も可愛らしいですし、九州の開放的な雰囲気の言葉もゾクゾクきます。粋な東京下町の言葉も気持ち良いですし、京都弁の雅さも聞き惚れてしまいます。菅原文太っぽい広島弁もかっちょえーって思いますし、沖縄の温かな言葉も良いんですよねぇ。

 でもでも、やっぱり名古屋弁ってホッとしますよね。なんか安心できる響きを孕んでいます。昔は名古屋弁とか、地元の東濃弁って嫌いでして、出来るだけ喋らないようにしようって思っていたのですが、なんかやっぱり言葉ってアイデンティティーだよなって最近思うんですよね。勿論標準語が話せないのは問題ありですが、方言を全く失ってしまうっていうのは、なんか根無し草なんじゃないのかと。他地域の人と話すときは標準語で、心を開いた相手とは方言で話せる、そんなのって良いよなぁっとふと思ってしまいました。

24日(金)
 こんな愚痴ってばかりのHPですが、たまには良い話でも載せておきましょう。社経史の投稿がようやく掲載許可下りました。それより何より、再々投稿も「またまた半年くらいかかるだろう」という予想を裏切り、1ヵ月半で審査が終わったことが何よりの良い知らせでしょうか。正味2回手直しで1年4ヶ月でした。これで今度出る大学院の紀要(レフリードペーパー)と合わせて2本、さらに経営史から書評の依頼頂いてしまったので、形ばかりですが3つ、辛うじての辛うじてですが業績カウント出来る事となりそうです(一応そう考えているのだがそれで良いんだろうか???)。これもひとえに皆様の御指導と激励のおかげだと思っています、ありがとうございます。本当にありがたいことです。

 さてさて、最近は何をやっているのかというと、直近では、本来ならば3週間後締め切りだった橘川ゼミの論文が、とある某氏の進言である2月の半ば近くまでゼミはやりたくないという発言のおかげで、2月3日に議論するため今度の月曜から遠くないうちにペーパーをゼミの皆に配布しなければならなくなり、ヒーヒー言いながらそれを纏めています。とは言いましても、社経史載ったら活字にしようと思っていた、卒論の纏め直しを再推敲しているだけですので、実際はそんなに大変な作業ではないんですけどね。で、纏めなおしていたらそれなりに面白いので、最初はどっかの研究ノートにでもしようかなーって思っていたのですが、若干考え直し中です。もうちょっと頑張って論文にしてしまう方が良い作戦かもしれない気がしなくも無いんですよね。

 で、一応来年度の目標としては、秋の経営史か旧土地で学会報告をしようかと思っていたわけです。何せD1春の社経史で学会報告して以来、学会報告からは縁遠くなってしまっていますので、ここらで顔見せ興行も必要ではないかと、無い知恵絞って考えているわけです。あぁ、また谷本さんに無断で学会報告に名乗りをあげると、色々と忠告されてしまいそうなので、今度は名乗りを挙げるぞと谷本さんに報告してから学会報告しましょう。D3ですから反対はされないでしょうし。多分ですが。この前は朝一の報告なので人来ないだろうと思って、レジュメ30部しか用意していかなかったのが裏目に出てしまいましたが、経営史も土地も社経史よりは人少ないだろうし、レジュメの部数また悩むなぁ。あれって裏番組との組み合わせにもよるし。。。ってか、それ以前に報告内容悩めっていう話はありますが(爆)

 でも何気に谷本さんのバイトも控えていますし、電通大の渡辺さんのバイトも控えていますし、生きてく為には、もとい飲むためには、いやそれはやっぱりイコール生きていくためには稼がざるを得ませんので、時間なんていくらあっても足りないなぁっていうのが昨今の実感です。こんな時はやっぱり全てを忘れて飲むしかないですねぇ。祝杯です。一人酒〜♪手酌酒〜♪演歌を聞きながら〜って、演歌は聞いていないか^^;

29日(水)
 今日は赤坂などへ行って参りまして、<SIROTAE>のレアチーズケーキを買って参りました。前々から美味しいと聞いてはいたのですが、本日漸くと挑戦することが出来ました。味の方は甘すぎることなく、濃厚で深みのあるチーズの味わいでして、あまりケーキを召し上がらない方にもお奨め出来る一品です。友人からプレゼントされたサラ・ブライトマンの<CLASSICS>などを聞きながら、トワイニングのイングリッシュブレックファーストと一緒に頂いていますと、最早恍惚の時を過ごすとでも言いましょうか、至極の時間です。このケーキ一つ210円と安いのですが、何せピースが小降りなので、出来たら一本買って、ちょっと大き目くらいに切り取って頂くと、十分満足出来るのではないでしょうか。一本買っても僅か2100円ですから、是非ともこちらを買うべきです。まぁ、毎日食べるなら別ですが、たまに頂くのならばそちらの方が断然良い。

 ところで、この不景気下にも拘らず、お店の中は非常に込み合っていまして、次々とケーキやシュークリームが売れていく様は、見ていて壮観でしたねぇ。確かに全体的に安めの価格設定ではありますが、長期不況下の午後の一ケーキ屋とは思えない繁盛振りでして、何だかんだ言いながら、みんなお金持っているよなぁって言う感想でした。何はともあれ、ちょっと最近色々な理由からチーズケーキ系を食べる機会が多いので、また色々食べ比べて、そのうち御報告いたしましょう。ただいきなり出発点が<SIROTAE>さんですから、ちょっと厳選してチーズケーキ道を追及していきたい気分です。