2003年3月

3日(月)
 今日は幾つかトピックを。まず先日お話した、本郷通り沿いの樹木伐採の件ですが、佐々木総長率いる法学部が、ロースクールを作るのに伴う開発らしいです。何をかいわんや。全くアホらしくて開いた口もふさがらない。まだ予算消化の為に無意味な公園でも作るほうが可愛げがあると言うもんです。別に柏まで行けとは言いませんが、この前駒場へ行ったら、駒寮の跡地もたくさん空いていたし、何故ワザワザ法学部の教官がいる建物の、目と鼻の先にロースクールの建物を作る必然性があるのかと…農学部エリアの総合研究棟だって、良いじゃないか。全く呆れ果てるというか、悲しくなるというか。

 そうそう、土曜日は友人の結婚式に参加していまして、始めて神保町の学士会館の建物に入ったのですが、なかなか荘厳な建物でした。ただ照明がいくらなんでも、一寸いただけないんですよねぇ。結婚式も参加回数が増えると、いろいろと分かってくるもんなのですが、今回は洋装から和装への衣装替えという意味で特徴的でしたね。あと、理系研究者が殆どだったからなのか、極めて結婚式自体がおとなし目でして、企業の結婚式との違いを感じ取っていました。あと、最近はウェディングケーキを最初に入刀するのが流行りなのかなぁ。ただいつも思うけど、ケーキカットのシーンを、来訪者に写真を取らせようという意図は良く分からない。誰かが撮っているからそれで良いと思うんだけどなぁ。新郎の兄弟子のスピーチは絶品でした。理系の学会報告みたいなのも特徴的でしたね。お嫁さんも可愛かったですが、新郎の緊張し具合がまた楽しいんですよね。お幸せに(^^)/~

 で、実はただ今旧経済学部棟=現赤門総合研究棟の耐震工事の最中なんですが、7階6階辺りの耐震工事が終わり、我々4階の住人が一時7階へ移動する事になったんですね。最終的には3階へ行く予定ですが、半年ほどの間、日本経済史は7階の728室・730室に移っています。その引越し準備を5日までにしなければならないので、ただ今研究室の中はテンヤワンヤ中。。。8日の旧土地に向けて論文書いてるのに、間に合うんかいな…。ま、後は実質要約と英文要約だけだけんど、何かソワソワフワフワ落ちつかへんなぁ。

 それにしても本棚の本とかを抜いてダンボール10箱にもなってしまった俺は、いったい研究室を引き払う時は、どうなってしまっているのやら…この引越しのドサクサに紛れて、どっかで捨てられた本棚をもう一つゲットしようという、壮大なる野望があるのだが、可能かなぁ。スペースは、俺の椅子の後ろの配管が無くなるので、かろうじて可能な予定なんだよね。ただまぁ、半年後3階へ再移転した暁には、日経史の研究スペースが実は1.25倍になる予定なんです。かなり人口密度が高くなっていたのですが、他の自主ゼミと平均されるのは嬉しいですねぇ。

5日(水)
 今日は引越しの当日でして、23時、なんとか研究室でネットを繋ぎ、お茶を出来る環境に一先ず作り上げ、残りは明日以降に回すかぁっと言うことでこの文章を書いています。ただ一番の困った点は、僕の席が窓側なのですが、ブラインドが無い…。このままだとすぐに本が焼けてしまいそうなので、明日早急に自治会の方へ、ブラインド取り付けを急がせるように要望を出さねば…。

 それにしても、また7月に再移動をするのかと思うと頭がイタイ…。殆ど日通がやってくれるので、箱詰めと箱出ししかしていないのに、場所が若干変わると再配置をするのが非常に苦労します。特に新しい本棚一個ゲットできたので、そこへの本の移転が思いのほか時間がかかってしまいました。それにしても新しい院生部屋はエアコンがあるは、照明が明るいは、一気に昭和40年代から、昭和60年代くらいまでタイムスリップしてしまったような気分です。ただ如何せん、机や本棚が汚いままでして、まだ平成までタイムスリップという訳には程遠いですかねぇ。いやもうちょっとかな?

 あ、旧土地へ論文出してきて来ましたよ。今は広田先生の研究室が事務室なのですが、そこへ入って行くと、Nさんが「お金払わないと投稿させませんよっ」とピシャっとおしゃられたので、虎の子の6千円を奪われてしまいました・・・。おかげで今晩の食事はブンブンの270円の鶏弁当(><)はぁヒモジイなぁ。。。明日金をおろさねば…

8日(土)
 〈プロジェクトX〉の14巻を読んでいたら、自分が種痘の予防接種受けているか気になって母に確認を取ると、受けていないとのこと。74年から予防接種が廃止されていったらしく、ちょうど廃止の変わり目に生まれてしまいました。。。北朝鮮が天然痘を散布した場合には、74年生まれ以降の皆さんは抗体持っていませんので、感染する危険性が極めて強いです。死亡率は約3割ほどらしいです。ただ、感染後に種痘をうっても、症状を軽くすることが出来るそうなので、パニックにならず、アメリカ等からワクチンが緊急援助されるのを待ち、保健所へ急げば大丈夫だと思われます。

 それにしても、北朝鮮が日本に対して何らかの攻撃を行う可能性は、かなり強くなってきていると言わざるを得ません。北朝鮮が核武装した場合には、日本はどうすれば良いのでしょうかね。取り合えず日本の核武装が議論の焦点となるでしょうが、僕はアメリカの核の傘下で守って貰える限り、守って貰うのが理想的だと思うんですよね。日本も核武装して、軍拡競争に足を踏み入れる愚は冒すべきではないでしょう。アメリカとしても、日本を核武装化させるリスクは高いと感じるでしょうし、現状の日米関係を維持するのは可能なんじゃないでしょうかねぇ。

 核が東京に撃ち込まれた際は、文京区なんて被害甚大で俺も死んじゃうだろうなと思います。まぁ遅すぎると言えば遅すぎるのですが、ミサイルの迎撃システム開発に対して、ジャンジャン金をつぎ込んででも、実用化させた方が良いと思いますよ。安全は只じゃ買えないですし、被害に遭ってしまったら最早それまでなんですから。それに他国を侵略する兵器ではなく、ミサイル迎撃システム開発などだったら、平和憲法の理念にも適合的ですし、是非とも何とかして貰いたいと思います。若しかしたら間に合わないかもしれませんが、何も着手せず核が撃ち込まれたら、それこそ政府の無責任の極みであり、拉致被害者を放置しておいたのと同じくらい、主権国家としては考えられないくらいの落ち度でしょう。

 はぁ、日本でテロが起こる日も遠くないのかなぁ。憂鬱だ…

10日(月)
 ちょっと懐かしいCMを思い出していました。サントリーオールドのCMなんですが、1994年、今から10年近く前にもうなるのかなぁ。長塚京三と田中裕子が出ていて、小林亜星の〈夜がくる〉っていうオールドのテーマ曲に乗ってやっていたCMです。皆さん覚えていますか?俺、あのCMの「恋は遠い日の花火ではない」っていうフレーズがメチャクチャ好きだったんですよね。でも、10代の僕にそこまでの機微が分かるはずも無く、何となく大人びて素敵だなって言う感じだったのですが、先日ふと再びそのフレーズを耳に入れ、今なら何となく分かるなぁって、ちょっぴり心に染み入っていました。

 今日は脱サラしてお店を始める高校時代の友人から、オープンが間近に迫っているというメールが来ていました。高校時代のMLは、大学時代の友人達とのMLと比べて、やっぱり色んな人生歩んでいて面白い。もう1年くらい前から話は聞いていたのですが、遂にオープンまで漕ぎ着けたんだとちょっと感慨深くもなります。品川にお店を出すようですので、一度お店の探検をした後に、是非とも紹介をしたいと思っています。多分20代後半から30代くらいまでの、うちらの世代をターゲットにした、センスの良い店をやってくれているはずですから。

 ところで今日はトクダネ情報を一つ。実は国連大学出版部で在庫一層セールをやっていまして、梅村又次他『松方財政と殖産工業政策』、豊田俊雄他『わが国離陸期の実業教育』、中岡哲郎他『近代日本の技術と技術政策』等々のあのシリーズが、全冊1冊1000円で直接購入できます。僕が高い金出して買った書籍達まで、1000円で売られているの解せませんが、まぁこの機会に買いそびれている方々は購入したら如何でしょうか。

17日(月)
 今回のアメリカによる対イラク戦、大義無き戦争への反戦ソングとして、SMAP〈世界に一つだけの花〉がすごくヒットしているんですよね。買っちゃいました。もともとは槙原敬之作詞作曲で、〈freebird〉なんかが入っていたアルバム〈SMAP015Drink!Smap!〉の中の一曲に過ぎなかったんですよね。たいしてめぼしいヒット曲が無いアルバム中で、なかなか良い曲ではあったのですが、今回シングルカットされちゃた訳ですよ。スマスマ辺りで歌ったのでしょうか、いまいちどこが火付け役なのか分からない。草なぎ主演のドラマらしいが、筑紫哲也の〈N23〉出演した辺りから、世代を超えたヒット作になっているようです。さすが腐ってもまだ筑紫哲也。

 ここは、まっきーは反戦ソングを作ったんじゃないだろとか、次は覚醒剤反対ソングを作ってくれとか、そう言うことを突っ込んじゃ駄目です。また、現在2週目で120万枚ほどの出荷状況だが、162.1万枚を売り上げた〈夜空ノムコウ〉を抜けるかどうかも別に主要な問題点でもない。63万枚でシングルカットの初週売上最高を更新したのも大した話じゃない。

 西欧を中心に反戦運動が盛り上がっているのですが、日本では盛り上がりを見せない。でも世論調査とかすると圧倒的に戦争反対ですし、反戦ソングがすごい売上を見せている。これがすごく興味深いんですよね。確かに僕も戦争反対だが、戦争反対デモとかには参加しようとは思わない。西欧のデモの状況はよく知りませんが、少なくとも日本の反戦デモを企画している面々には一種の怪しさと暗さが漂っているんですよね。グリンピースやピースボートのような過激な団体が主催者に名を連ね、下手をすると名簿作られたり、洗脳されしまうんじゃないかという怖さもある。

 もっと普通の人が参加できるような反戦運動があれば好ましいが、今の活動家中心の反戦運動への距離感から、反戦ソングを買って結果的に意思表示するような状況になっているんじゃないですかね。パリで6万、ミラノで50万、ベルリン10万、バルセロナ35万、ワシントンDCでも10万人です。日本は東京で主催者発表が1万人で実質は5000人程度とか。どうやったら普通の人々が安全に反戦運動することが出来るのでしょうか。

 NO.1にはならなくてもいい、もともと特別なOnly one♪

 歌詞は時として作詞者の意図を超えて動き出すときがあるんだなと思わされるが、もともとは愛する人を思って作られたはずのこの歌詞が、唯一の超大国アメリカに反対する反グローバリズムの精神と絶妙にマッチするんですよねぇ。ホント興味深いなぁ。

20日(木)
 イラクがクウェートに侵攻したのが1990年の8月2日、その後の国連決議などを経て、多国籍軍によるイラク攻撃、つまり湾岸戦争が勃発したのが1991年1月17日のことでした。89年の東欧ビロード革命以降、東西の壁を越えて世界が一体化し、不法国家に断固として対処するという意思を見せた、国際政治の力学が大きく変化したと感じさせる出来事でありました。パパブッシュを始めとするアメリカ政府は、アメリカをリーダーとしつつも、国連をはじめ国際世論によって行動するというパフォーマンスに尽力し、また国際世論もそれに賛成して、あの湾岸戦争は戦われていた訳です。

 それに対して今回の対イラク戦争は、勿論湾岸戦争がきっかけではあります。何時他国に進行するやもしれない国家が、国連の査察を巧妙に逃れて大量破壊兵器を隠し持っている、問題の出発点は間違いなくそこにあります。そのような大量破壊兵器が、9.11を経験した世界では、全く20世紀とは別の意味を持っているのが理由でもあります。その意味で、今回の対イラク戦争が、湾岸戦争後のイラクの態度と、それが9.11を体験した後の世界での意味付けの変化、この両者を相乗した延長線上に位置している訳であります。(尤も直接的にアルカイダを支援していたという要因もあるが)

 しかし今回の国際世論は、子ブッシュの軍事行動に対してGoサインを与えなかった。それはイラクの化学兵器・生物兵器が問題無いからではない。反体制勢力や、クルド人のような少数民族、シーア派のような宗派の違うものたちを簡単に殺戮していく野蛮な政権である(その意味で、表向きの「平和」を唱える単なる反米活動家の行動は滑稽である、特に人間の盾などに出かける物見遊山な愚か者達には開いた口が塞がらない)。先日も書いたが、アメリカに対して反戦運動が盛り上がっている理由は、アメリカ中心のグローバリズムが進み過ぎてしまったからであり、唯一の超大国のエゴに人々が辟易して来たからであろう。

 そしてふと思い出すならば、ブッシュ政権の傲慢さは、京都議定書の時にかなり顕在化していたのである。奇しくもこの京都議定書のもととなった地球サミットは、湾岸戦争に勝利した1992年6月に、パパブッシュがリオデジャネイロに乗り込み(国会審議で参加できない宮沢喜一が、テレビ参加しようとして国際的嘲笑を受けた会議として日本では有名だが)、東西南北の垣根を取り払い、地球規模の問題に世界が一体となって取り組むという、21世紀に向けた壮大な見取り図を描いていたのである。それを、自国の経済界の利益のみに拘泥した子ブッシュは、反故にしようとしたのである。

 さて、アメリカは当然今回の戦争には勝つであろう。負ける訳がない。だけれど、この戦争に勝った後のアメリカは、戦争以前よりもさらに世界から疎まれる存在となるであろう。欧州もフランスを中心として、これまでよりもアメリカ中心体制からの脱却を企てるだろう。経済力を増した中国なども、アメリカの一国支配に反発するだろう。イスラムのテロリストはより反米を掲げるだろう。アメリカは困難な道に足を突っ込んでしまった。そして、同盟国日本も、北朝鮮問題などを抱えて、アメリカが突っ走る限りは、どんなに大義が無くてもついて行かざるを得ないであろう。日本もまた困難な道に踏み込んでしまった。

 そう言えばもうすぐ7777hitを記録しますね。もしキリ番ゲットした方は、ログでもとってご連絡ください。気が向いたら何かプレゼントするかもしれません。

22日(土)
 アメリカ大統領ウィルソンが提唱した国際連盟に、モンロー主義に憑かれたアメリカは結局加入しませんでしたが、実質的には様々な協力を行っていました。また、共産ソ連をも内部に取り込み、次第に実行力を高めるやにも思われていました。ですがその国際連盟は、小国の利害が前面に出てしまい、自国の意志が適えられない事態を前にし、大国日独は連盟脱退という態度に出、結局は二度目の世界大戦を止める術を持たなかったわけです。

 その反省から、大国にはある程度大国としての発言権を認めようという立場から、安保理を持つ国際連合が登場してきた訳です。しかし、米ソの対立下の国際情勢では、安保理は拒否権の行使合戦により機能不全に陥っていました。ところが冷戦構造が崩壊し、先の湾岸戦争において、国連を舞台として国際的な協調関係が構築できるやに思われていたわけです。(って先日と若干話被ってますね、はい。すいません)

 ですが結局は、ここ数年の安保理は常にアメリカが拒否権を行使し、せっかくの国連を舞台とした国際協調関係の構築は出来上がっていないわけです。都合の良い時だけ国連を利用し、都合が悪くなると国連を無視して突っ走るアメリカ、だだっ子のようなこの超大国に、世界中が手を焼く事態になっているのが現状でしょうか。あのベトナム戦争でアメリカが学んだのは、他国の政治体制を左右しようとする行動の厚かましさや、国際世論に無視した軍事行動の愚かさではなく、どうやら圧倒的軍事力で短期に決戦せよという理念だけだったようです。

 この期に及んで絶対的な善が存在すると声高に主張するアメリカ、その善を守る存在として自国を語る大統領、原理宗教の危険性を感じざるを得ません。そう言えば9.11の時にも、〈十字軍〉というフレーズを口走って世界的な非難を浴びていましたが、キリスト教的な価値観を世界に押し付けようとするその厚かましさが、薄ら寒く感じられます。対イラク戦後の世界は、まだまだアメリカが自己の信じる正義を他国に押し付ける、窮屈な世界となって行くのでしょうか。

 まぁ、現状の国連は意味無い組織だと言う事がハッキリしましたから、別の国際世論を反映する組織の再構築が必要となっているように感じますけどねぇ。大国と小国が同一に扱われるのも駄目、大国に拒否権持たせても駄目、で、フセインみたいな国民を虐殺する独裁者への実行力を持つ国際組織、なかなか困難なことが要求されますね。やはり独自の軍事力を持つ国際組織とし、拒否権無く面積・人口・経済力・軍事力等を総合的に鑑みて投票票数を分配するようなシステムが良いんですかねぇ。でもそうすると国連総長に絶大な権力が集中して怖いしなぁ。。。

24日(月)
 暖かくなって来ましたねぇ。今日の昼下がり、ボケボケとチャリンコに乗っていたら、お寺の梅の木の下で黄金色のフサフサの気をした猫親子が日向ぼっこしていました。横目で通り過ぎようとしたところ、ビクッッっと警戒をして、一目散に逃げ去られてしまいました。そんな別に三味線にしたりしないぞ、と突っ込みながら、ちょっと不満げに通り過ぎていきました。で、も少し行った所、こんどは大柄のアメショー系の雑種が、路地のど真ん中に寝転んでいました。邪魔なのでチャリんと鳴らしましたが、全くのお構いない、お前何者なんだ?という眼つきで睨まれて、脇によって、ぶつからない様に気をつけて行かざるを得なかったんです…そりゃ、さっき別に怖くないぞと呟いたものの、そこまで警戒されないのもまた複雑な心境…

 風がホントに気持ち良くて、ふらっと歩いているだけで幸せ。大好きな沈丁花の香りが漂ってきたら、その日一日が穏やかな気分で過ごせるので、お気に入りの通学ルートをつくってます。これから桜が散るくらいまでの季節、外に出かけるのが楽しくて仕方ないですよね。研究室で馬鹿みたいにPCの前に座っていると、ちょっくら自己嫌悪を催しますので、適度に気分転換しながら頑張りましょう。

25日(火)
 今日はお勧めの調味料の話でも。トルコ産のホットケチャップでして、〈Kingtom〉っていうブランドなのですが、これがとても重宝しているんですよね。近くのハナマサをブラブラしていたら、なんか売っていたので買ってしまったのですが、さすがスルタンの末裔の国、いい味出しています。と言う訳で、このホットケチャップのお勧め使用法でも、今日は特別に紹介しましょう。

 まぁ、実は一番好きな使用法は、オリーブオイルでニンニクのスライスをサーっと炒めて、これに「キノコっの子、の子元気の子♪」と歌いながら、エリンギやら舞茸やらぶなシメジのうちのどれかを加えて、それがしんなりするまで炒める。その後ホットケチャップを混ぜてもう若干加熱。これに美味しい塩とたっぷりの水で茹で上げたパスタをからめて頂くんですね。でもこれだとあまりにも単純使用法なので、最近お気に入りの料理をもう一つ。

 玉葱と椎茸(お財布に余裕があったら筍の水煮とか、皮むく気力があったら人参とかを加えてもよし)を乱切りし、強めの火で炒める。油は健康エコナに限定。あら方炒まったら、近くの惣菜屋で買ってきた、100gで150円の鶏の唐揚(同じくらいの大きさに切っておく)を加えて、もう少し炒める。これに水を若干+ホットケチャップ+酢(米酢でも三倍酢でも良いが、バルサミコは禁止)を加え、もう一煮立ちさせる。火を止めた後、お好みで水溶き片栗粉を若干加えるも良し。これで酢豚風のおかずが出来上がりっ酢。

 もう一つ、先日ムチャクチャ美味しかったのは、八枚切りの食パンに、レタスとカイワレをわんさか乗せておく。ここに、よーっく炒めたペッパーサラミを数枚乗せ、ホットケチャップとマスタードをぶっかけ、上から薄切りの食パンでもう一度挟み込み、でっかい口を開けてがぶりつく。するともう、レタスのシャキシャキ感に、サラミの肉汁の滴り、さらには、カイワレとペッパーとマスタードとホットケチャップのそれぞれ独自の辛さが、絶妙に混じり合って新しい刺激を演出してくれます。はぁぁぁ、病み付きになりますって。是非ともお試しあれあれあれ。

27日(木)
 J-N03歴もちょうど今日で2年を迎え、機種変の価格が下がったのを期に、J-T09となりました。ついに僕も写メールなんぞが使えることに…っていうか、今は最早写メール出来ない機種が無いんですね。はい。多分1年も使っていれば、そこそこの機能は使えるようになるでしょう。今現在では、メールはなんとか送れるようになりましたが、まだ画像は撮れません。誰かJ-T09の使い方をご存知の方は、レクチャーよろしくお願いいたしますm(__)m。それにしても、メーカー毎に文字変換の仕方とか違うのは面倒ですよね。。。慣れるまではメール打つのが遅くなるなぁ。

 今一番悩んでいるのは、どうしたら消音機能になるのか分からない点です…困った困った…。あと、まだ電話の出方も良く分かりませんが、最初にかけてくる方は、しばらく出なくても気にしないように^^;

28日(金)
 今年もプロ野球ペナントレースの予想です。まずはセリーグから。
1位 中日 2位 阪神 3位 ヤクルト 4位 横浜 5位 広島 6位 読売
 去年より中日の戦力はアップしていますから、久しぶりの優勝が見たいものです。阪神も昨年より戦力アップ+引き続き闘将星野ということでこの位置。ヤクルトは実質古田監督への布石としてここでしょうか。

 次はパリーグ。パリーグはマジ良くわからない・・・
1位 ダイエー 2位 西武 3位 ロッテ 4位 近鉄 5位 日本ハム 6位 オリックス
 オリックスファンのIさんには叱られてしまいそうですが、この位置で我慢してください。。。

29日(土)
 今日は少し古いアルバムを引っ張り出して、噛み締めながら聴き入っています。竹内まりやの〈Impressions〉です。1994年の7月にリリースされた、僕の大学1年の夏を彩るアルバムなんですねぇ。あの頃は一つの恋をしていました。でも、何だかんだで、友達(ちなみに今でも友達)に奪われちゃった(さらにちなみにその後のエピソードとして今は別の友達の奥さま)んですねぇ。その後の合宿で、先輩にからみながら、ビール2リットルに、ワイン1本、カクテルを色々と3杯ほどに、日本酒を若干、ウォッカボトルを3/4程あけた時点で記憶は消失(その後も色々と飲んだらしい)、後から聞いた話によると宿の椅子は壊すは、廊下で吐き始めるは、トイレで動かなくなるは、体温は急速に下がり始めるはとか・・・・救急車で運ばれて行ったのは今では笑い話なんですけどね。

 しかもそれは19941008、巷で言うメークミラクル、星野中日が長島巨人に信じられない逆転優勝をさらわれたその日で、その他にもサークルの人事で色々あったりも加わり、色んなものが相乗効果を及ぼしていたんですけどね。それにしても、目が覚めたら全く訳のわからない天井、酔っ払って別室にでも運ばれたかなと思って隣を見れば先輩、心配して見ていてくれたんだと思って見回すと医療器具、異世界に迷い込んだ千尋の心境と同じ如く、見るもの全て初めてなんですよぉ。ちなみに後から聞いた話によると、僕の二十歳の誕生日は19941018で、何歳か救急隊員に聞かれた先輩たちが困り果てたとか言うエピソードも。惜しぃ。

 あれが生まれて初めての3日酔い(2度目の3日酔いも失恋なんだから成長しないなぁ)でしたねぇ。合宿場所が逗子だったので、逗子から先輩が駒下のアパートまで送り届けてくれたのですが、あれ以来、逗子は鬼門です。絶対に立ち入らないように気をつけています。(直後に一度だけ保険証を持って病院へ行き、診察代の還付は受けてきましたが)。しかも二日酔い目の晩には、フラレタ子に大丈夫だったかと心配される始末。。。格好悪いなぁ。逗子で何か企画することがあっても、僕を誘うことだけは止めてくださいね。逗子だけは駄目です。逗子だけは・・・

 あの夏はその他にも色々とあったなぁ。隅田川の花火なんか見に行きましたねぇ。友達と2人場所とり(メチャクチャいい場所)で先発隊(シートでの場所とりが2日前で、当日は10時間近く)していたら、他の友達達は人ごみに邪魔されて(あそこ、花火の打ち上げ始まると交通規制が始まるんですね・・・)辿り着けず、周りのほかの人たちに同情されて、たくさんのビールと引き換えに少しづつ場所を明渡していたり。あの夏の花火は綺麗だったなぁ。未だに何だかんだ言って、場所とりとか買出しとか好きなんですよねぇ^^;殆ど趣味の世界ですからねぇ.。

 遅すぎためぐり会いを悔やみながら、過去に焼きもち焼いたって、戻せない、時までは♪(by竹内まりや 純愛ラプソディ)

 我が恋は 千尋の海の 捨て小舟 寄る辺無しとて 波の間に間に(by志賀直哉 真鶴)

31日(月)
 経営史用の書評を一先ず書き終えたので、しばし時間を置いて読みなおしてから、ゆったり提出するとしましょうか。有斐閣のは一応今日提出したものの、こちらは採用されるかどうかは全く不明。採用されると嬉しいんですけどねぇ。そんなこんなで、一仕事片付いたなぁなんて思っていたら、いきなり社経史から、掲載号が漸くと決定したから、10日以内に英文要約を送れとの手紙が…。審査は遅いが、要求はかなりせっかちなことで。。。ま、そんなこんなで、プロフィールのところに業績を付け加えました。まだ刊行されてませんが、嬉しいんだから許してくださいm(__)m

 先日六義園をふらふら散策してきまして、しだれ桜なんぞを見て参りました。五分咲きというところでしょうか。多分今週末が一番の見頃だと思いますよ。あと園内の山桜は二分咲きほどで、こちらはもう少し見頃は先のようです。ついでに谷中墓地もちょっぴり覗いて来ましたが、こちらも例年の如く良い感じで春を迎えております。谷中墓地の桜並木道はホントにお勧めなんですよぉ。松たか子の〈桜の雨、いつか〉なんぞを口ずさみながら、幸せな気分に浸ってきました。4日は皆で、飛鳥山公園でお花見をしようとなっていまして、こちらの方も今からソワソワと楽しみです♪