2003年7月 |
3日(金)
今朝の5時くらいに友達からメールが届いたので、たまたまその音で目覚め、それに返信を送ったまま2度寝をしたのですが、その時になんと携帯を枕の下に突っ込んで寝てしまったんですね。で、僕の携帯見た人はご存知でしょうが、待ち受け画面が実家のオリビアでして、こいつを下にひいて寝てしまっていたのです。おかげで2度寝から朝にかけては悪夢でした…
場所はどこかの桟橋でして、僕と母と妹とオリビアで船に乗り、父のいる港まで渡っていくシーンだったのですが、出港の最中、オリビアがデッキから海に落ちてしまったんです^^;;;でも、誰も助けてくれる事無く、僕等も飛び込む事を止められ、船が泊まってから、海が割れた(夢なので深くは考えないで)ので歩いて急いで戻ったんです。そしたら、オリビアが溺れた辺りに黒い鳥の群れが飛び回っており、そいつ等を追い払いに声を出したところで目覚めました。。。もう焦りまくって実家に連絡をしたら、元気だよって可愛い画像が送られてきました。よかった、よかった。
その後の兄妹の会話
妹「そんなに心配なら宅急便で送るけど」
兄「蒸し暑くて大変だからクール便にしてあげてくれる?」
妹「らじゃ」
う〜む、もしかしたらそのうちアパートまでオリビアが届けられるかも☆
さて先週末見る予定だった〈判決前夜 ビフォアー・アンド・アフター〉を見ました。メリル・ストリープが母親役でに、〈ターミネーター2〉のエドワード・ファーロングが息子役、〈シンドラーのリスト〉のリーアム・ニーソンが父親役と、豪華な俳優陣によって成り立っている作品です。そう言えばうちの妹がエドワード・ファーロングな熱烈なファンをしていた時期があって、とっても下手くそな歌をかけていましたっけ。
ガールフレンドを過失で殺してしまった息子と、証拠隠滅等でそれを必死で庇おうとする父親、現実を真実を見つめようとする母親、この3人の葛藤が作品のテーマでして、それ以上でもそれ以下でもありません。家族愛を切々と綴り続けている作品でして、刺激的な作品に慣れてしまった我々としましては、最早この程度のテーマとストーリーでは反応の仕様も無いというところでしょうか。ただ、3人の演技はほんとに良いんですよねぇ。喜怒哀楽すべてが繊細に演じ分けられていて、こんな単純なストーリーが見るに耐えれるって言うのは、ひとえに俳優陣の演技力の賜物です。あと、妹役のジュリア・ウェルドンもいい味出しているんですよねぇ。同じキャスティングで、別の脚本を見たいと感じさせる、そんな作品でした。
6日(日)
今日はメリル・ストリープ主演の〈誤診〉です。はっきり言ってこれは邦題が間違っています。全く誤診を扱った作品でも、誤診に関連する作品でもありませんでして、いつになったら誤診と分かるんだろうと思い続け、途中まですっかりストーリーを読み違えてしまいました。。。日本語に不自由な人間が邦題をつけるなよって言う作品です。
で、実際にこの作品が扱っているテーマは西洋医学の限界でして、治療法が全く効かないばかりか副作用で苦しむ患者の子を見かねた母親役のメリル・ストリープが、東洋医学的な治療法(ケトン食療法って言う癲癇の治療法なんですが)を見つけ出して馳せ参じるって言う作品です。どうやら癲癇治療に関しては、西洋医学的な投薬・手術によって回復するのは7割程度のようでして、残りは回復が困難のようなんですね。ところが西洋医学で救えない患者を、断食を含む食事療法によって回復させる事も可能であるというんですね。
で、病院の医師側はその様な非西洋医学的な治療法は認めない、副作用に苦しむ子供を抱えた母親は僅かな望みにすがりつく、その相克が見所でもあります。しかし別に現在の西洋医学の水準からは、病院側には何の落ち度も無いんですよね。そう言う意味で西洋医学の限界がテーマだと思うんですけれど、難しい問題ですよねぇ。確かに東洋医学的な治療は即効性がありませんから、数年かけて体質を改善する治療法であって、投薬で治るような7割の症例に対しては、西洋医学的な治療法こそ好ましいでしょう。しかし、そこで救えない3割の患者に対して、より進んだ西洋医学的な治療(脳外科手術)を行うのか、東洋医学的な治療に転換すべきなのか。現在の医療そのものが抱えている課題でもあると思われます。
ただまぁ、ノンフィクションを映像化した作品ですし、当事者の医療不信が根強いことも影響しているのでしょうけれども、少し西洋医学に否定的な要素を強め過ぎだとは感じました。症例の軽い7割の患者には明かに投薬などが効果的なのであり、確かに確率論で患者や治療を語る不十分さはあるでしょうが、西洋医学だってそこまで非難されるべき物なのかと言う疑念が湧いてきたりもしました。メリル・ストリープの演技がすごくて、とっても感動できる作品ですし、このケトン食療法で完治した患者がチョイ役で顔を出しているのにも感涙しますが、しかしやはり偏り過ぎな作品であります。
さて、今日は立浪の2000本安打を記念しまして、彼のエピソードでも。言わずと知れた甲子園の強豪PL学園の出身なんですが、桑田と清原が活躍したちょうど一つ下の世代なんですよねぇ。そして、スター選手2人が去ったPL学園を、立派に率いて2連覇に導いた彼の勇姿は、今でも瞼に浮かんでくるようです。そんな立浪を、ドラフト会議で星野さんがクジで引き当てた時(クジの相手は南海でしたが)、本当に嬉しかった記憶が残っています。そして高卒ルーキーとしての開幕スタメンから新人王へ、そして2度のリーグ優勝の時の立役者の一人として、中日の歴史には欠かせない存在となりました。彼の応援歌のガラスの十代が流れると、ホント声を振り絞って応援しましたっけ。
そんな立浪の2000本安打名球会入りです。先輩の清原も桑田も成し遂げていない記録達成なんですからね。嬉しくなっちゃいますよ〜。それと、記録達成ってホームグラウンドじゃないと盛り上がらないことも多いのですが、立浪の記録達成を、敵チームの事ながら喜んでくださったジャイアンツファンの方々には感謝したいと思います。ありがとうございましたm(__)m次ぎの目標は中日の安打記録としてある高木守道の2274安打とか。絶対達成してくれると信じて応援していきたいものです。
9日(水)
さてさて相変わらず株価は好調でして、ついに6939UMCJの利益を確定させてしまいました。20万まで行きそうな勢いがあるのですが、ちょっと怖くなってしまったので売ったヘタレです。でもまぁ豪遊は出来ないですが、長野の旅費+北九州の旅費+京都の旅費は捻出できましたので、もっとリスクの低そうな所へ移動するとしましょう。そんな訳で何に買い換えようかと思案中なんですが、今回の上昇相場に乗り遅れているバイオ関連へ行くか、ハイテクの出遅れ銘柄へ行くか、こちらも遅れている大証の株でも買ってみるか、ちょっと決断が付きかねているところです。
それにしても長崎の犯罪はまた中学生ですか、しかも12歳の中1とは。。。少年法の改正がまた議論になってくるんでしょうねぇ。軽犯罪は兎に角、重犯罪に関しては少年法の適用は無くすべきでしょうねぇ。小学生だって人を殺しちゃいけないくらいわかる道理でしょう。守られるべきは犯罪被害者の権利や、犯罪被害者家族の権利であって、加害者の権利はそれらが守られた後に考えれば良い話ではないでしょうか。被害者や被害者家族が苦しむ中で、加害者の権利のみ守られる社会はおかしいでしょう。
もう一つ最近気に入らない話。僕の最も嫌いな政治屋の一人が森喜朗という男なんですが、こいつが、子供を生まない女性への老後に税金(バカだから理解できないのだろうが、現状で1/3、近い将来1/2は税金だが、それ以外は現役世代の収める年金のことを言いたいのであろうと推測しておく)をつぎ込むのは止めるべきだ、とほざいたとか。何が腹が立つかといって3点ある。まずは年金制度の破綻は急速な少子化で加速されている側面はあるが、本質的には国家的ネズミ講を自分の世代には関係無いと平然と構築し(しかも天下り先確保にのみ利用している)た厚生省にあり、ピラミッド型の人口構成が続かない限り破綻する、つまり先進国では限りなく100%に近い確率で破綻するシステムであることをまやかしている点。
次に頭に来るのが、年金制度に限らず社会福祉制度というものは、大家族から核家族へと家族形態が移行するに伴って、家族では面倒見られなく(見なく)なった個人の面倒を、国家が見ることによって国民に安心感を与え、国家の安定を図る点にあるはずである。それが現在はその核家族すら崩壊しつつあるからこそ、少子化がより急速に進んでいるにも拘らず、大家族制度を理想とするような年金制度を平然と提唱できる神経。それが可能ならば年金制度自体を廃止し、子供が親を面倒見る制度に戻せば良いだけの話であり、バカだから理解できないのであろうが本末転倒である点。
最後にそれに輪をかけて腹に据えかねるのが、森のバカな発言を批判する人間が、それを女性差別じゃないかとか、子供を産めない人間への配慮が足りないとか、全く的外れな点から批判を加えている点。そういう発言の揚げ足取りな批判をする暇があったら、最近聞かないタマちゃんの面倒でも見ていればいいものの、自分達がジャーナリストであるかのような錯覚から妙なコメントや報道を垂れ流している。バカがバカの批判をすると、何が問題か混乱して見えにくくなると言う典型のような事例であって、本質は高度に福祉国家化している日本と、核家族すら崩壊して再生産出来ていないその現状を、政治が政府がどう扱っていくのかという点にあるはずなのに。森だからどうしようもないのだが、それでもまぁ本人は大真面目な提言として大家族制へ戻せと言っているのであり、議論するのはそこであろう。
一ヶ月経っても社経史の抜き釣り来ないから、さすがに電話してしまった。遅いですねぇって。。。まぁ社経史だからそんなもんなんだろう。まだ半年経っていないしな。
10日(木)
今日は〈五条霊戦記 GOJOE〉をレンタルしました。浅野忠信が源義経を、隆大介を弁慶に、刀を集める怪しい刀鍛冶に永瀬正敏がキャスティングされている。殺陣シーンの血しぶきがとっても美しいです。闇をテーマにしているために、作品自体が暗いのですが、かがり火や火矢などのほのかな明かりの中で行われる殺傷シーンは幻想的であります。弓を多用する正規軍(っていう表現が良いかどうかは置いておいて)の攻撃の仕方って言うのも、また種々の一騎討ちのシーンと言うのもなかなか手に汗握る迫力に溢れていました。
まぁストーリー自体のほうは史実を無視したSFなのですが、平家側の視点から義経を鬼と位置付け、平家と弁慶の2方向から義経を追うというシチュエーションはなかなか興味深かったです。しかし如何せん、浅野忠信では貫禄がありすぎて、やはり義経っていうイメージではないんですよねぇ。まぁそれを解消するために粟田麗を使って、影武者って言う設定にしているのでしょうが、やはり華奢な義経が隆々たる弁慶を打ち負かすからこそ、両者の対決は史上好まれてきた訳でして、どうもなぁっていう気がしなくもない。
あとこの作品、消音・無音の使い方がすごく上手くて、それが現実の闇と内面的な闇を表現するのに効果的に用いられている。タイトルからもうちょっとくだけた作品かと思っていたが、なにがなにが、けっこう重厚なしっかりとした作品ですよ。これ。映画館で見ておけば良かったと少し後悔。
15日(火)
ようやくと社経史からの抜き刷りが届いた。雑誌が出てから約40日か。ふぅ。まぁ随時抜き刷りを送らなきゃなぁ。なんか色々と時間に追われている気がする。今日でゼミは終わったし、ちょっと時間が出来れば嬉しいが、来週には院生室の最終移転もあるしなぁ。どうも落ち着かないなぁ。。。
16日(水)
私立大学の入学金と授業料についての初めての判決が下ったとか。入学金は返金する必要は無いが、授業料は返金せよという事で、まぁ常識的で予想していた通りかなぁって言うところでしょうか。入学金は売買契約における手付金な訳でして、解約理由がサービス購入者たる学生側にあるわけですから、返す必要は全く無いでしょう。しかし、授業料はサービス売買の前払い金ですから、売買が成立しなかったのならば返金するのも当然でしょうねぇ。それよりも、過去に遡及して返金となったら、経営に良くない影響の大学も多いだろうなぁ。。。
長崎の事件に関して先日のカキコで好き勝手な事を言っていたら、鴻池大臣が同じような考え方のようで^^;ただ、親の市中引き回しの上打ち首獄門はよくありませんねぇ。罪刑法定主義なんですから、法に携わる人間が、それを無視するような発言をすることは言語道断です。しかし、加害者の人権守っている暇があったら、被害者の人権こそを守るべきだというのは非常に賛成したい点でしょうか。どうやら世論的にも賛意を示す声が大きいようですし、もっと被害者やその家族の人権が尊重されるような法改正が望ましいですねぇ。また、犯人の出所に際しての、周囲に対する危険信号の発信等、海外では行われている対応も多いですし、特に性犯罪者は再犯が多いようですから、社会的に予防するのは必要でしょう。
18日(金)
先日の書き込みの訂正。入学金も原則返せという判決とかで、それはちょっとおかしいだろと思います。入学する権利を買っているのだし、手付金と考えても返還義務は無いだろうし、第二審で真っ当な判決が出ると期待しましょう。
さて、今日はウッディ・アレンの〈世界中がアイ・ラブ・ユー〉です。ウッディ・アレンの初ミュージカル作品とのことですが、彼独特のコメディの世界はそのままでして、彼の映画を見るという気持ちで見れば期待通りでしょう。ただ、出演者が〈エリンブロコビッチ〉のジュリア・ロバーツ、〈アメリカンヒストリーX〉のエドワード・ノートン、〈海の上のピアニスト〉のティム・ロス、〈プライベート・ベンジャミン〉のゴールディン・ホーンetcアカデミー賞級の役者(ついでに〈チャーリーズ・エンジェル〉のドリュー・バリモアも)を並べているにもかかわらず、十分に彼らの演技を引き出せず、窮屈にウッディ・アレンの世界に合わさせているという感じがするんですよねぇ。
しかも僕にはどうやっても、ジュリア・ロバーツが頭頂部の薄く禿げ上がったウッディ・アレンに惹かれていくのが理解できないので、ほとんど感情移入も出来ないし…しかも、舞台ミュージカルじゃないんだから、もうちょっと主軸を決めてそこを中心にミュージカルさせれば良いのに、舞台で休憩タイムが必要かのように、次々とメインが変わっていくのがどうもツライ。何て言うか、〈シカゴ〉は舞台を映画化しているから中心が変わっていくのを楽しめるが、〈ダンサー・インザ・ダーク〉は映画が先に在るんだからビョークを連続見たい、そういう違いなんですよねぇ(だからと言ってウッディ・アレンのミュージカルシーンは見続けたくは無いが)。ラストについても一言言いたいですが、ネタバレしてしまいそうなのでやめておきましょう。あと娘のナレーションが良いですねえ。
〈ブルーもしくはブルー〉終わってしまいましたねぇ。良いドラマでした。稲森いずみって〈ハッピーマニア〉でも〈天気予報の恋人〉でも、そして今回の作品でも、淡いんですよねぇ。線が細いんですよねぇ。その儚さがすごく魅力的な女優さんなんですが、今回は少し濃い俳優である石黒賢や宇津井健に囲まれて、線の細さが生きていましたねぇ。そしてテーマも良かった。一人二役って言うのは良くありますが、ドッペルゲルガーっていうシチュエーションは楽しませてくれました。「自分の芝生も他人から見れば青い」か、素敵な〆で幸せな気分で見終わった作品でした。次回作も期待!それにしても、民放より楽しめるドラマをNHKが作る時代になるとは…
21日(月)
ナンセンスは好きですか?シュールは好きですか?そんな人にはお勧めの映画が・・・。前々から全くの駄作だとの名高い水野晴男の作品、〈シベリア超特急2〉を見ました。1は見てないんですけど、2の方が役者陣が豪華だったんで借りてしまったのですが、これはこれは、こんな楽しめるコメディは無いですよ。いやぁ、素晴らしい。
まぁ、主役の水野晴男が趣味で主人公をしているので、大根でちょっと(ちょっとなのか?)ツライという難点はありますが、そんなのを差置いても、この作品は楽しいですよぉ。なにせ、往年の名優達がこれでもかって言うぐらい、こんな作品で名演技を競っているんですから勿体無い。年齢設定に問題があるとはいえ、草笛光子の踊り子役は特に秀逸ですし、二宮さよ子の愛人もこれ以上無いはまり役だし、妙なスノッブを曝け出している加茂さくらも見所です。淡路千景の女医もしっくりくるし、寺島しのぶなんて贅沢な使われ方しています。また男優陣も良い。長門裕行の悪徳武器商人は言うまでも無く、小林すすむの怪しげな記者、中村福助の線の細い外交官、そして何て言ってもコント山口君と竹田君の竹田君が良い味出しています。彼ってこんなにも役者のセンスがあったんですねぇ。
まぁストーリーの方はシュールが売りなので、ここが変だあそこが有り得ないと深く追求するのは野暮って言うものですが、時にさり気なく、時に露骨に、それなりの伏線がそこいらに散りばめられていて、見落とすことは絶対にありません(笑)趣味で出演している主役を見飛ばすと、この作品はとってもいい作品です。そして、主役を見飛ばしても作品として十分に成り立っているんですから、いやぁとっても不思議ですよねぇ。
っと、ちょっと小馬鹿にし過ぎましたが、カメラアングルとか、色合いとか、たぶん教科書的な使い方なんでしょうねぇ。とってもしっくりいくんですよ。ディナーシーンにしても、嵐のシーンにしても、ロビーのシーンにしても、廊下のシーンにしてもとってもティピカルで、さすが映画評論家の作品だと感心してしまいます。バージンを奪われようとしている須藤温子の描き方なんかもすごく切なくて惹き込まれますし、変に色物扱いしないで見てみると良いかと思います。(ただくれぐれも言いますが、主役は透明だと思いましょう)
23日(木)
東京国際交流会館のスクウェアで若干の時間を過ごしたのですが、作り上げられた緑といいますか、結果としてそれが無機的印象を与えるといいますか、落ち着かなさ一杯の不思議な空間でした。まぁそれはあのお台場エリア全般に対しても言える事なんですが、1週間くらい滞在してみたい欲求にかられるものの、僕は長期滞在するだけの根性は持ち合わせていません。たぶんすごいストレス感じて、街を歩きたくなく、引き篭もりになってしまいそうで怖い…でも、あぁいう空間が好きな方には、たぶんオシャレでとっても過ごし易い良いところだと思いますよ。
ゆりかもめに乗ってお台場行くのは、実はこの前のTMコンサートに続いてでして、こんな短期間に2度も行っているのですが、今回は在日企業のH女史主催で、日経史でバーベキューなんぞを行ったため、皆でふらふらと行って来たんですよね。前日の酒が抜けず、準備行けなくてすいませんでしたm(__)m迎え酒バーベキューはとても楽しかったですが、お肉や魚や、次々と肴を堪能しつつ、大人しく最初はビールばかり飲んでいました。移動するたびに酔いがさめるので、何かひたすら飲みつづけていたのですが、最後は次第に黒糖焼酎からワイン、さらにはジンへと移っていきました。
それにしても、お台場のバーベキュー広場って、本当に広場ですねぇ。まぁ、機材をレンタルさせれくれるので、食材だけ持ってみんなで気軽にデイキャンプするには良い場所かも知れませんね。家族ずれやら仲間で来ているところが多々有ったのですが、うちらが帰るの最後だったので、おばちゃんが残った西瓜一玉差し入れてくれたり、残ったお茶やジュースくれる方々いたり、めっけもんでした。しかしうちらの院生集団はオヤジのバーベキューって言われていたとかいないとか^^;
そう言えば〈フイクション〉という単語ありますよね。この単語非常に気になるんですよね。まぁ、直訳すれば〈虚構〉でしょうか。
そして虚構とは事実ではない事を指すわけですよね。でも〈フィクション〉という単語を好んで使う人の中には、〈創造されたもの〉を意味しているんではないかという使い方をしているのでは、というケースが若干見られます。で、創造された物を人々が受け入れて当然だと思うように至った場合、それは果たしてフィクションなのかどうか。僕はそれに〈フィクション〉という単語をあてるのは変だと思うのですが、導入当初は正しくフィクションであったとしても、時代の移り変わりと共にフィクションではなくなって、それこそが既成事実へと変わっていくと思うんですよね。
24日(木)
今日は気にいらない話から。う〜〜む、あんまり宮地って怒ることが少ない人間なはずなんですけど、さすがに常識はずれな事された時には怒ります。(久しぶりに自分が酔っている事を認識して、酒のままに書き連ねたこの後は後略。後略した後に少し書いたんですけど、えげつないのでそれも再後略あー胸糞悪)3時間で3回の書き直し、もう不毛なのでこの関係の話題はやめよ〜、って結局4回目の書き直し。。。
25日(金)
なんだかデジャブな感覚を味わっているのですが、あの頃にとってもよく似ているんですよねぇ。もう彼此5年が過ぎようとしているんですねぇ。久しぶりに記憶が蘇り、ある種のノスタルジーまで漂ってしまうような感じなんですが、一口に5年って言っても、けっこうな長さの時が経ったものです。23歳と28歳ですからね、こんなに似たような状況なのに、僕の内面に沸き起こる感覚って言うのが全く違っている不思議に気付かされます。昨日までは同じ感覚かなとも思っていたのですが、一晩酒飲んで寝たらどうでも良くなってます^^;
あの頃って言うのは、けっこう僕も事象に対して真正面と向かい合うタイプだったですし、売られた喧嘩は買わないと気が済まないタイプだったので、逐一おかしいだろと感じる点を指摘し、説得的な説明がなされていないと感じた時は、とことん反論するという奴だったんですけどね。やっぱりあの頃は若かったんだろうなぁ。基本的に昨今はそう言う事に対して無関心になってしまったんですよね。相手に対して別に無理して人間関係のフリクションを作り出すほどの興味も無いというか、売られた喧嘩を買うほどの関心も無いというか、まぁ、それが良い変化なのか悪い変化なのかはよく分かりませんが、今あの頃に戻ったとしたら、自分はどういう行動をしてるのかと考える時はたまにあります。
だから多分あの時期の宮地を知っている人間と、現在の宮地しか知らない人間では、それぞれのケースでの僕の対応を知れば驚くことでしょう。何となく自分でも第三者の視点となって見つめようと思うと、その違いに驚愕してしまっていますし。う〜む、やっぱりあの時が契機だったのかなって思わなくも無いんですが、どうなんでしょうねぇ。やっぱりあれ以来、対人関係の仕方は変わりましたね。それにしてもあの子達とあの子達、すっごく似ているんだよなぁ。なんか楽しくなってしまうくらい似ている♪
26日(土)
友達がパチンコで大勝して、焼き肉ご馳走してくれました。感謝感謝!タン塩、カルビにロースにレバ刺♪う〜〜む美味じゃのぉって言う感じ。そう言えば前に焼き肉屋行ったのも、そいつがパチンコで勝った時だったような・・・貧乏院生に気を使ってくれてありがと〜〜。それにしても、28にもなって院生生活していると、ホント色んな人が気を使ってご馳走してくれます。奨学金あるしバイトもしているので、そこまで食費に困っているわけでは無いのですが、でもやっぱり収入も限られているし、本代・コピー代が訳分かんない位かかってるし、一宿一飯の恩は忘れないぜいっていうところでしょうか。
31日(木)
夏休み入りして飲み会が続き、胃腸の弱りから若干体調を崩していたのですが、本日無事復帰であります。復帰祝いに飲んでます♪ってな訳で夏休みですので、なんか夏休みっぽい話でも。あれは東京へ出て来たばっかりの学部1年の夏の話でしたが、友人達と話し合って、隅田川の花火を見に行こうっていう話になったんですねぇ。で、ご存知の方はご存知だと思いますが、あそこはすごい人出でして、席取りも尋常ならざるわけですねぇ。そこで前日にシートを敷き詰めて場所取りをした上に、一端帰宅して次ぎの朝から場所取り(しかもすごく見晴らしのいい特等席です)ということになったんです。
そこで次ぎの日、僕ともう一人(今は地震のためのコンクリートの検査とかしてますが)が場所取り当番となって、隅田川の河川敷で昼くらいから場所取りを始めたわけですよ。そうすると、次々と人出は増えていきますが、場所取り組みとしてはそこを死守すべく、でんと構えて頑張っていたんですね。ところが待ち合わせの時間の5時を過ぎても誰も一向にやって来ない・・・おいおい、どうしたもんかと思いつつも、とりあえず場所だけは確保するんですけど、花火大会開始時間が近づいても誰もやって来ない。。。
当時は携帯電話なんていう便利な物はありませんから、兎に角待つしかないわけですが、周りのエリアが人で埋まっていく中、自分達2人だけ広いエリアを確保するっていうのは無理がある話でして、次第に周りの視線というプレッシャーを感じていくんですよね。それでも誰も友達たちはやって来ない。花火打ち上げもそのうち始まり、30分も過ぎた頃に友達と話し合い、もう来ないだろうと言う事で、近くで立ち見をしていた人たちを呼び入れて、後から来ても知らないと言う事になったんです。
昼からずっと待っている間に、場所が無いけれども立ち見で早くから来ていたカップルや家族連れ、その様な人たちに囲まれていれば、色々と話をして仲良くなっているわけでして、まだ来ないねぇ、ってずっと話していたのですが、なんか親近感湧いちゃって、その人達と一緒に花火見たいなぁって言う気分にさせられちゃったんですよね。(今だったら確実にメルアド交換するような感じ)。そしたら皆さん、ビールやら焼き鳥やら、手持ちの物を色々下さって、実はすっげー楽しい花火大会していたんですけど、来なかった奴らにはそれは話していませんけどねぇ。(って此処を見たら知られてしまうが、9年目にして)
で、来なかった奴らのために弁解しておきますと、隅田川の花火大会というのは、花火打ち上げに近くなると浅草駅から交通規制が始まってしまうのです。その為に、人為的に移動ルートが設定されてしまうために、ある場所を確保して、そこで待ち合わせしようというのは無理だったんですねぇ。上京一年目の僕らがそんな話を知るわけもなく、単純にすっぽかされたと思って怒った怒った。まぁ、あれ以来、場所取りをする時は交通規制にも配慮しつつ、花火でも花見でも行うようになったのは良かったのか悪かったのか^^;
でもあれ以来、場所取りってホントに好きなんですよねぇ。回りの場所取りグループと話すのも楽しいですし、飲み会始める前の場所を貸すと、だいたいは酒くれる人が多いのにも感謝ですし、屋外での飲み会の醍醐味は場所取りに有りますねぇ。宴会の幹事も趣味ですが、飲み会の場所取りも趣味なんですよねぇ。あんな楽しいことを後輩にさせておくなんて勿体無さ過ぎる。