2003年12月 |
2日(火)
昨日の話になりますが、後輩がチケットの都合くれたので、日本武道館までAct Against Aidsのコンサートへ行って来ました。ありがとうm(__)m。企画は岸谷五朗と寺脇康文で、武道館会場は彼らの呼びかけに応じた役者や歌手たちが集まってます。12月1日は世界エイズデーでして、それにちなんだイベントが全世界で行われているんですが、岸谷&寺脇呼びかけの日本武道館では、1993年から始まり昨年までで9千万円の金額が、エイズ予防の啓蒙活動や、ワクチン等に使われているとの事です。死の病である事に変わりはありませんが、今ではキャリアになっても発祥を抑える治療がかなり進んでいまして、ただそれがかなりの高額なために治療に南北格差がある状況、それが現状と言うところでしょうか。まぁ、ならないに越した事は無い訳ですから、不特定多数と関係持つのはやめましょうね。
ところでコンサートですが、詳細書いていると大変なんで簡略に。岸谷と寺脇のオープニングに続いて、まずは爆風スランプのサンプラザ中野とパッパラ河合。曲は当然〈大きなたまねぎの下で〉。九段下の〜駅を降りて〜坂道を〜♪いきなりこれやられたら、普通の人間は体中に電撃が走ります。月の下に〜光るたまねぎ〜♪いやぁ、ホント東京にいて良かったって思える瞬間でして、これを聞いていた頃は中学生でしたが、武道館でこの曲聴く機会が来るなんて感無量。思わず泣きそうになってしまってました。
続いて岸谷香、いやぁ、岸谷五朗の奥様ですが、旧姓の方が通りが良いですね。奥井香、勿論プリプリの奥井香様です。っていうか歌ってくれました。生で〈M〉ですよ。も〜〜〜!どうしてくれる!!!出会った〜秋の、写真には〜♪はにかんだ〜笑顔、た〜だ嬉しくて♪っていうか反則でしょ。〈M〉ですよ〈M〉。も〜〜〜、マジ言葉にならない物が込み上げてくる感覚、10代だったんだよなぁっていうノスタルジックなものと、今でも切ないメロディが混ざり合ってもうクラクラ。この2曲でほぼ満足し切っている俺がいました。
あとは役者さん達の歌も面白く、京本政樹が小林旭を、戸田恵子が美空ひばりを、純名りさが夏川りみをと、普段では聞くことの無い歌声を披露してくれまして、更には西村雅彦もコミカルにフィンガー5〈恋のダイヤル6700〉なんかを皆と歌っていました。なんとジャイアンツの仁志も参加して、色んな人のサインボールのヒッティングしたりもあり、森口博子の昔通りの空元気もあり、小倉久寛の朴訥としたボケもあり、ジュディマリの五十嵐公太の新グループの紹介あり、PaniCrewのブレイクダンスありと、もうてんこ盛りに満載でした。
続いては福山雅治登場。曲は夏場の〈ウォーターボーイズ〉の主題歌でもあった〈虹〉。1クールは少々つらいドラマでしたが、桐花園キャンプ場も出てきたし、けっこう満足して見ていましたが、っていうか〈大奥〉からの流れが最高でしたね。あれなんかを思い出しながら、続いてはポカリスエットのCMで使われていた〈それがすべてさ〉。っていうか、福山雅治は格好良いですねぇ。おんなじ人間かと疑いたくなるくらい、悔しいがあれは格好良かった。(別に俺が悔しがっても仕方ないんだが 笑)一緒に行った友達たちとも、生はテレビよりさらに格好良いと共通解に達していました。会場の女性陣も圧倒的に福山登場でテンション変わっていました。
さてさて、最後はTMのウツと木根さんの登場。〈あずさ2号〉だぁって見ていたら、後ろからご本人登場!狩人の〈あずさ2号〉聴けるなんて、聴けるなんて、聴けるなんて☆その後は、TMの2人と狩人の2人の4人で、TMのコンサートではお馴染みの昭和の名曲のいくつかを披露。そして、ウツと木根さんだけ残ったって思っていたら…てっちゃん登場!!!しかも妻同伴(笑)わ〜なんか訳わかんないうちに、TMとglobeのコラボレートになって〈Dreams of Chiristmas〉。NTTのCMで、雪降るクリスマスの夜に、テレフォンボックスから今日中に帰れると伝えるシーンが印象的でしたねぇ。っていうか妻歌うなや、ウツに歌わせろ〜!でもまぁ、TMの3人が一緒にいるとこ見られたから良いかぁ。
4日(木)
PC壊れた・・・っと言う訳で、2週間ほどサイトの更新は出来ません。 って言うか家でネットサーフィンも出来ないから、
テレビの番組編成すら分からない… ぐるなびでお店探しも出来ないし… しかも3年も経過しているから有償修理だし、
まったく年末だって言うのに憂鬱だ…
6日(土)
ボケボケと、六本木ヒルズなど行って参りました。 噂のケヤキ並木のイルミネーションは絶景でして、
表参道のイルミネーションが無くなってしまった今となっては、 あれは最高のデートスポットかもしれませんねぇ。
クリスマスも近づくと、さらにカップルばかりで混雑しそうな予感。 早めに皆さん見学に行った方が良いですよ(^0^)/
ところで喉が痛い。 これは風邪なのか咽頭癌なのか、判断しづらいのだが、
このまま死んじゃうのかなぁ。やだなぁ。
9日(火)
渋谷へ、日曜は久々に行ってきました。 ついにうちの同期からも離婚組みの誕生かぁ。
未婚組みは一周遅れだよなぁって話していたんだけど、冷静に考えるとそれってホントに周回遅れなのか???
10年前の最初に一緒にカラオケした時と、同じ歌を覚えていて、その時の会話も同じように繰返して、とってもおバカだった。こういうバカできる友達たちは有難い。
昨日は〈ディープインパクト〉を見ていた。やっぱモーガン・フリーマンは好きな俳優だなぁ。囚人から大統領まで何でもこなす器用な役者さん。イライザ・ウッドなんかも出てますよ。ただ、誰が主役か良く分からなくて、どうもストーリーが散漫なんだけどね。まぁ、より現実世界に近づけるためには、人々を多面的に捉えるって必要があったのだろうけど、個人的にああいう描き方は不満が残る。
ところで、何でタイムリーにこの映画見ていないんだろう、って考えていて思い出したが、同時期の〈アルマゲドン〉っていう愚作を見て、この系統はやめようと思ったんだった。友達との会話で出てきたから見てみたけど、こっちの方が断然良い出来ですねぇ。
10日(水)
イラク派兵へ、一歩踏み出してしまった訳ですね。日米同盟が大切な事及び国際協調が大切な事と、現憲法及びイラク特措法の下で現在のイラクへ行く事、この両者が並存できない中で、小泉さんは前者を選択した訳です。
別に前者が大切じゃないなんて言う積もりは全く無く、ただ、現憲法を持っている日本として出来る事と出来ない事があったのでは、という点です。その線引きをいい加減にしてしまった事は、例えイラクで死者が出なくても禍根を残すでしょう。ましてや死者が出てきたら…
明らかに今までの日本の立場から踏み出す訳ですから、憲法を改正する動議を出すなり、総選挙をどんなに戦況が悪化してもイラク派兵する点を焦点に戦うなり、国民に信を問う方法はあった筈なのに、卑怯ですね。
ヘリコプターが爆撃されて墜落する状況を、昨今はテロと呼ぶのが流行りのようですが、ブッシュが勝手に勝利宣言しただけで講和条約も無い訳ですし、現在戦っている人々にすれば、戦争は継続中なんでしょう。それに、キリスト教徒がイスラムの地に何時までも居続ければ、新たな反米感情を沸き上がらせるだけだと思いますよ。
そもそも、親米的かつ民主的な政権なんて、イラクで樹立される訳無いんだから、アメリカは何時まで居座っても無駄だと思うんですけど…親米独裁国家を樹立させると宣言した方がまだすっきりいく。結局は、アメリカは日本統治の成功を引きずって、同じように世界どこででも出来ると誤解してしまっているような気がする。
11日(木)
〈シベリア超特急〉とかを楽しめる人にはお勧めな映画ですが、〈キル・ビル〉をようやくと見てきました。とにかくハチャメチャドタバタ、ここまで笑いに走るかと言うくらいナンセンスに出来上がっています。〈パルプ・フィクション〉すら見ていないので、あまりクエンティン・タランティーノを評するほどの知識を持ち合わせていないのですが、こういうお馬鹿映画を撮る監督さんなんですねぇ。なかなかコミカルな。
〈マグノリアの花たち〉で注目したダリル・ハンナとの対決シーンは2に続くでして、〈チャーリーズ・エンジェル〉のルーシー・リューとの対決が今回のメインです。これが笑える笑える。深作欣司に捧ぐと最初に掲げるくらいだから、ある程度影響を受けているのだろうが、とにかくウケる。ウケるとしか評価の仕様が無いんだけれど、本当にウケる。こんなに映画を見ていて突っ込みを入れることは無いだろうって言うくらいウケる。
そうそう、銀座で映画を見たので、ブラブラと久々にカレッタ汐留にも行って来ました。昨年も行ったのだが、六本木ヒルズとか出来たおかげで、やっぱり人出は少なくなっていましたねぇ。亀の甲羅から吹き出る水飛沫は、怒っているようでちょっとドキドキ。カレッタって海亀だっけ?陸亀だっけ?って思って調べたら、赤海亀らしい。
12日(金)
最近、忘年会や新年会の打ち合わせで忙しい… 毎年の事とは言え、別の飲み会の連絡を、関係無い奴に送りそうになって慌てふためいてしまう。
って言うか、だいたい忘年会・新年会って金曜・土曜に偏るから、全部に参加するって言うのは無理なのが心が痛むんですよねぇ。ホントなら全部参加したいんですよ。断わってしまった幹事さん達ゴメンなさいm(__)m
13日(土)
今日は〈キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン〉。監督はスティーブン・スピルバーグ、トム・ハンクスがW主演の片割れで、共演には〈アニー・ホール〉や〈ディア・ハンター〉のクリストファー・ウォーレン、テレビの〈ホワイトハウス〉で大統領役を務めるマーティン・シーン、音楽は〈未知との遭遇〉や〈インディー・ジョーンズ〉シリーズ、〈ジョーズ〉〈E.T.〉〈シンドラーのリスト〉等のジョン・ウィリアムス、脚本はまだまだ若手ながら、〈シンドラーのリスト〉のスティーブン・ザイリアンの下で修行を積んだジェフ・ネイサンなんだが、これがまたすごく良い。
なのになのに、それら全てをレオナルド・ディカプリオの大根役者っぷりがぶち壊してしまっています。例えば、それ迄は遊びで女の子達と遊んでいたのが、一人の女性に惚れ込むシーンがあるのだが、まったくそうだと気付かせない程の変化の無さ。例えば、父親役のC・ウォーレンが息子の心遣いに強がって応対する名演技(アカデミー賞助演男優賞ノミネートの好演!)の横で、ボーとしている間の抜け方。もう、ホンと何とかしてくれって言う駄目駄目ぶりで、自分は何故彼が人気があるのか理解できない。
エドワード・ノートンとか、あのくらいの演技力のある役者を、W主演の片割れに置いておいたら、この作品はもっと評価の高い名作になっていただろうにと推定されるだけに、全く残念だとしか言い様が無い。
14日(日)
ハルウララは、無事に100連敗出来て良かったですねぇ。 前走は途中まで逃げ切りかという、勝ちかねない走りでしたが、今回は10頭中9着と余裕の負けっぷりで、関係者をホッとさせた事でしょう。どんなに踏まれても蹴られても、それでもはいつくばって頑張っている、って言うか、頑張るも何もあまり気にしていない、そう言う心の持ち様が大切なんでしょうねぇ。競走馬だから勝たなきゃいけないって言うルールは無い訳で、マイペースで気持ちよく走っている事もまた重要。彼女からは色々教えられる事も多いですねぇ。
15日(月)
フセインが生きたまま拘束されるなんて、しかもこの時期にとは…やはり小泉純一郎という男が持つ強運さっていうのは、並大抵の物では無いんだなぁっていうのを実感した一日だった。法的な問題をさて置けば、フセイン拘束後にイラク派兵を決定すれば、勝ち馬に乗る汚い奴というイメージを持たれていたところ、結果的に外交上はベストの時期のアメリカ支持だったという事になってしまうのだろう。
このまま治安が安定へ向かい、本当にイラク復興への道筋が描けるようになってくれば、日本国内のイラク派兵論議もまた変化して来るでしょう。個人的にはそれでも、アメリカ軍の行った戦争地域への、自衛隊の海外派兵はやっちゃいけない行為、PKOの時とは全く違う状況だとは思いますけどね。戦争支持をしても、軍隊の派兵までは日本としてはまた別問題でしょう。ただ、国内世論的には自衛隊派兵支持が今後増えていく可能性が高いんだろうなぁ。
18日(木)
PCまだ戻って来ないんだよなぁ。10日から2週間という事で、そろそろ約束の二週間なんだが、これはちょっくらもう一度、連絡してみた方が良いのかなぁ。6万円も修理代払ったんだし、クレームを入れても大丈夫なはずだよね。クレーマーとは感違いされないと思うんだが、どうなんだろう…とりあえずもう一日だけ待ってみようかなぁ。もしかしたら、10日じゃなく10営業日っていう意味だったのかなぁ。はぁ、ホント家にPC無いと不便すぎて、友達との電話も情報得られず滞りまくり。困った困った。
でも気付いたんだが、PC無いと電話している時間が長くなるね。(っていうか、返していないメールの返事もチラホラ…戻ってきたらちゃんと書きます^^;)確かに昔は電話魔だったから、毎日数時間は電話していたのだが、自宅にネットを引いてからはめっきり電話時間減っていたからなぇ。今はADSLだけど、ダイヤルアップ時代の癖が付いていて(って前はテレホ使っていたからね)、ホント電話時間最近減っていたんですよ。それが、PC無くなったらまたまた復活で、しかもいい具合に何故か友達達も電話くれるのを増やしたもんだから、ついつい長電話になってしまってますねぇ。
今年の帰省は、九州に年末年始かけて遊びに行く奴等の車に、途中まで同乗させて貰う事になりそうな予感。旅は道連れ世は情けですから、まぁ楽しみながら帰省する事にしましょう。
19日(金)
ドラッグストアで買い物をしていて、清算のためにレジに並ぼうとしたんですよ。レジが2つあって、どちらもお客さんがいて、そのちょっと離れた横に買物カゴを持った男性がいたので、「あぁ、この人並んでいるんだ」って思って、その後ろに並んだ訳です。で、2つあったうちの1つのレジが空いたので、その人が行くもんだと思ったら全然動かない。どうしたんだろうって思っているうちに、全く別の人がそのレジへ行ってしまったんですね。
それで僕は、「あぁ、この人はなんか待っているだけで、レジに並んでいなかったんだ」と思い、もう1つのレジが空いたときに、そちらへ行こうとした訳です。そしたらその男性が、「並んでいるんですけど」って無茶苦茶睨み付けてきて、僕的には「?????」状態になってしまった訳ですね。いや、本当になんでそんなけんか腰で、さっきはレジ空いてても行かなかったのに、因縁つけられなきゃいけないんだ???状態ですよ、全く。
で、そうこうしているうちに、最初に空いたレジの方が、もう一度空いたのでそちらへ行った訳ですが、そいつを怪訝そうな顔で見た時に分かってしまいました…最初に空いたレジは貧相なオヤジがやっていたんですが、次に空いたレジは可愛い女の子がうっていたんですよ。それを彼はニヤリとしながら見ていた訳で…も〜〜〜お、キモーーーー!っと、悪寒が走り、虫唾も走り、鳥肌立ちまくりでして、怖くなって目を合わさないように店を出ました。レジうっていた彼女に被害が無い事を祈りつつ。。。
師走だというのにヤダヤダ。
ところで、IBMに電話したら、部品が間に合わなくて25日頃に到着らしい…クリスマスプレゼントかい!っていうか、研究室で受け渡しなんだが、別の日にしてもらうか…^^;(って書いた直後に電話で、21日日曜午前に到着するよう送りますと連絡が…やはり催促の電話はかけた方が良いね。某学会で学んだ教訓です)
あぁ、政治経済学・経済史学会投稿中論文が、いちおう所謂B判定で帰ってきました。早めに手直して返送できるように、頑張らせて貰います。でも年末年始挟んで1ヶ月はキツイベ…
21日(日)
ようやくとPC戻って来ました。ホッと一息、嬉しさ百倍。いや、結局何だかんだ言って、日本IBMのアフターケアは個人的に気に入っているんですよね。何て言うか、日本人的な細やかさに溢れた応対をしてくれます。日本のメーカーよりも、日本人に好まれるようにし様っていう、郷に入っては郷に従えとでも言いますか、落としても酒こぼしてもあまり壊れないボディーに、繊細な内面って言うのは好感が持てます。って言うか、国産のPCはゴテゴテと色んなもんが付属されていて、煩わしいから嫌いだって言うのもあるんですけどね。シンプルイズベストです。
先日の忘年会で、後輩から見逃していた〈ホワイトハウス〉のビデオ録画を借りて、ず〜っと見ていたのですが、ホント面白いですよねぇ。バートレット大統領はニューハンプシャー知事を務めた民主党の学者肌の大統領ですが、彼を支えるスタッフ達も本当に個性派揃い。首席補佐官のレオ・マクギャリーは民主党の重鎮でしたが、大統領予備選に際して泡沫候補だと思われていたバークレットを支える。そして、彼が多くのスタッフを集め、色んな経緯を経て大逆転によって誕生させた政権な訳です。実は予備選の話しかされていないので、どこかのシリーズで大統領選の話も出るのでしょう。ちなみに昨夜の作品では、2期目に向かって、大統領再選を目指すレオとトビー・ジークラー広報部長の2ショットが印象的でした。
政治に興味をもってとある候補のスタッフだったジョシュ・ライマン(後に次席補佐官)に、レオがバークレットに会いに来いと伝えるんですよ。自分の仕える候補に疑問を感じていたジョシュは、法律事務所に勤める友人サム・シーボーン(後に広報部次長)に出発前に会うんですよ。その時、本物だったら伝えようか?って言ったら、サムは「その必要はない」と答えるわけです。「何故?」っていうジョシュの問いかけに対して、サムは「お前は顔に出るからな」ってね。そして、バークレットの対話集会を見たジョシュが帰ってくると、その顔を見ただけで大弁護士事務所を蹴って一緒に駆け参じる。
で、やっぱり民主党と共和党の対立って言うのも、一つの焦点ではある訳ですよね。大統領狙撃事件をめぐって、銃規制を強く訴える民主党と、国民の自己防衛の権利を訴える共和党。労働者の最低賃金引き上げを巡って、それを推進しようとする民主党と、経営者の権利を訴え、企業の発展こそが国民の利益になると説く共和党。核実験禁止条約に賛成しようという民主党と、それが条約非加入のパキスタンや北朝鮮の核戦略を促進するとして難色を示す共和党。そして、民主党・共和党双方に、それぞれ存在する政策の内部での差異。しかも議会は共和党優位と言う逆転現象が生じているんだから、ホワイトハウスと議会の駆け引きも重要になってくる。これから更に面白くなりような勢いですよ〜 4年連続エミー賞の部門賞受賞って言う話だから、第4シリーズまではあるのかな???
25日(木)
アメリカで狂牛病発見らしく、外食チェーン産業がアタフタしているとか。ステーキやハンバーグなどの肉は、オーストラリア産(牧草飼育)への代替が容易なようですが、牛丼はトウモロコシで育てられて脂身が若干入っているアメリカ産でないと、今の味と価格が維持できないらしいんですねぇ。あと、一手にアメリカに原料を頼っているマック(関西風に言うとマクド)もありますが、あそこは不味くて食べに行く機会も数年に1回ほどなので、ここでは横に置いておきましょう。
吉野家の牛丼って言うのは無性に食べたくなる時があるものでして、最近ではそう、政治経済学・経済史学会で九州に行って、美味しい鯖や鯵、小鯛の押し寿しやホルモン、豚足などなどを堪能しまくっていたある時、ふと博多駅で吉牛の3杯でもう一杯セールを見かけてしまって、入ってしまった時から始まったのです。で、何だかんだで3杯食べて、券の引き換え最終日が京都での経営史に出かける日の3時だったので、景気付けに吉牛食べてから京都へ出かける予定だったんですよ。それがそれが、前日に図書館の皆さんの飲み会に参加させて頂く事になって、20時過ぎに図書館閉めてから、終電間近までだから彼此4時間弱ほど飲み続け、次ぎの日はホンワカと二日酔いでの出発だったんですねぇ。(まぁ、それもあって読み上げ原稿忘れてテンヤワンヤだったのですが^^;あの節は皆様お騒がせしました)で、大学に寄った時に、これ食えないからって日銀のH氏に引き換え券を渡してしまった。二日酔いで食えなかった自分が悔しい。。。
で、そんな吉牛になってしまった原因は、俺って実家が昔商売やっていたから、一人で食事をした事って無かった訳ですよ。しかも中高で食事に行く時も、お好み焼きでもカレーでもラーメンでも、いっつも友達と一緒だったし、ホント一人でどっかに食べに行くっていう事が無くて。。。それが、浪人時代の予備校時代に、千種駅隣にあった河合塾なんですが、そこでどうしても食事相手がいないって言う時があったんですね。その時に意を決して始めて一人で入ったお店が、彼の吉牛な訳ですは。その後、藤一番っていうラーメン屋も一人で入ることが出来るようになったのですが、未だに一人で外食って東京では牛丼屋でしかできないんですよねぇ。だから基本的の僕の食事は自炊か中食にのことが多いんでありますです。
まぁ、そんな訳で吉牛のライトユーザーですから、280円から値上げされてもたいした影響は無いのですが、ヘビーユーザーな方は大変でしょうねぇ。
今日はオランダ映画なんですが、〈キャラクター〉を見ました。1998年のアカデミー外国映画賞を受賞。ある殺人事件の容疑者となった新人弁護士フェジャ・ファン・フェットが、被害者との関係をツラツラと語り始めると言う、全編ほぼ回想シーンのみで成り立っている映画です。容疑者と被害者ヤン・デクレイルとの関係は、容疑者が生まれる前に遡ります。そう、容疑者は被害者の息子としてこの世に生を受けたんですね。しかし容疑者の母親は、息子を父親には会わせようとはせず、それが両者の関係を複雑にしていきます。
そう、息子は父親の影を追い求めていたのですが、最初顔を合わせた時には、父親は最早このような息子など知らないと言い放ちます。それに衝撃を受けた息子は、常に父親を憎む事を、見返してやる事を糧に頑張る訳です。それに対して町の有力者である父親は、事ある毎に息子が飛翔しようとするのを邪魔をする存在として立ち塞がる。この両者の関係が、息子の性格形成に大きな影響を及ぼすところから、タイトルが〈キャラクター〉となっているのでしょうか。ともあれ、バックに流れる重々しい音楽とともに、20世紀初頭のロッテルダムの様子を楽しめる一作です。
ストーリーはいたって単純なんですが、ヤン・デクレイルの存在感が素晴らしいです。執行官っていう、破産管財人みたいな役職が当時のオランダにはあったようですが、その立場が醸し出す民衆に憎まれる様子、そして欧州に吹き荒れる共産主義の影響から、市民からの反感を実は恐れている彼の内面、そんなのを全て含めて素晴らしい怪演を繰り広げております。日本でいうと緒方拳とかああ言う感じの凄さがある役者さんですねぇ。やっぱりアカデミー賞の外国映画賞は名作が多いと実感した作品でした。
26日(金)
明日から帰省です。またしばらくサイトの更新が出来ないですねぇ。まぁ、そんな感じです。