2005年3月 |
3日(木)
昨今世間を騒がしているフジテレビとライブドアのニッポン放送をめぐる争い、まぁどっちもどっちなんですが、敢えてどちらかを支持しろといわれたら、世間的には少数派のようですがフジテレビ支持でしょうか。そもそも論として、ライブドアが極めて市場外取引に近い形で、時間外取引を行ったのが問題の始まりですからね。発行総株式数の3割を超える株が取引されるのに、堀江社長曰く「奇跡的に」短時間で同一価格で市場に出てくる、な〜んて有り得ないでしょ。江川卓の空白の一日に例えられていますが、どうやらこの脱法行為は、政治家への違法献金に使われることが多く、手付かずのまま残されていた脱法行為のようです。
しかもライブドアってネット企業としては3流企業でして、本業はM&Aの企業です。世間的に勘違いされている人も多いようですが、ネット事業部門でのライブドアの収入なんて、総事業のうちの極々わずかです。ライブドアのサイトを見れば分かりますが、独創性も何もありません。ニッポン放送の企業価値が、ライブドアとの提携によって上昇することは9割9分9厘有り得ないでしょう。ニッポン放送の魅力はその持ち株でして、フジテレビ株ポニーキャニオン株等を売り払って、株主へ分配して会社を解散すると、株主にはどえらい金が舞い込むはずです。堀江社長自身が半ば明言しているように、これは単なるマネーゲームですから。
しかしだからと言って、フジテレビへの新株発行予約権っていうやり方が良かったのかと言われると、これが甚だ胡散臭い。経営支配を逃れるための大量の増資なんてやり始めたら、既存株主の権利は何処へ行ってしまうの???ニッポン放送自体はあきらめ、フジテレビ他グループ企業の方の大増資で、ライブドアによる経営支配を逃げるのがルール内での対応だったのではないのか。確かにオールナイトニッポンを聞き続けた中高時代を思い出すと心が痛むが、裁判所による時間外取引の可否の認定によって、負けた時はニッポン放送は切るのが筋だと思われます。負けは負けと認めることが、被害を最小限に抑える最善の方法です。
ところで話は変わりますが、学内報をボーっと眺めていましたら、今年の東大志願者って昨年と比べると、文3が0.6ポイント減らしてその代わり文1が0.6ポイント増加、あとは理1が0.2ポイント増加した反面、理2が0.2ポイント減少なんていう傾向があったようです。こういうのって、だいたい前の年の傾向を見て対策を練ることとなるので、だいたい皆同じことを考えてしまうんですよね。。。世の中逆張りも大切ですよ。しかしセンター試験による1次の足切って、800点満点の600点くらいなんですよね。これで文1で300人、文2で100人、文3で150人足切りされているんだが、マークミスなのか?さすがにそれは無理だろといつも思うのだが…
6日(日)
そういえば昨今は名古屋が元気ですよね。うれしい限りです。中部新国際空港(通称セントレア)がよく紹介されていましたが、あれって民営空港らしいです。そのために空港としての特色を出すために、飛行機にかかる離着陸料を成田・関空にくらべて大幅に安くし、その代わりに空港ビルへのテナントで、ショッピングセンターと言うか複合商業施設というか、そういう空間を作ってしまいました。なかなか見事らしいので一度行ってみたいのですが、東京から名古屋へは飛行機飛んでいませんからねぇ。。。東京だとイクスピアリ・恵比寿ガーデンプレイス・六本木ヒルズ・ラクーア・アクアシティお台場・カレッタ汐留等々々、色々とそういうスペースはありますが、名古屋には今までその手のはあまりなかったですからねぇ。
さらに愛知万博に向けて、リニモなる交通機関が出来上がったらしいです。リニアモーターカーっていう事は、浮いているんだよな???気持ち悪いなぁ。藤が丘から万博会場を経由して豊田の手前まで延びているらしい。豊田って企業城下町でして、名鉄は入っているものの基本的には公共交通機関の便が悪いところなのですが、リニモが入って来るのを拒否りましたね(苦笑)モリゾーとキッコロなるけったいなマスコットがいますが、あいつら意外に地元では人気者です。帰省すると東京とのギャップに驚きます。
しかも最近、元気な名古屋が注目される傾向にありますからねぇ。基本的に黙々と働き続ける閉鎖的な街でして、日本における名古屋は、世界における日本です。理系の技術者が称賛され、文系人間は冷たい視線で見られます。三越よりも松坂屋の方がステータスが高いです。喫茶店のモーニングにはバナナとゆで卵が出されます。商店街は基本的に地下に潜っています。道路が広いので、1回の信号で反対側に渡ることは困難です。赤味噌が大好きです。外部の人間への警戒心は非常に強いです。ドラゴンズを応援しています。車はトヨタです。新聞は中日新聞です。コンビニはサークルKです。「めいだい」と言ったら名大です。自転車の通称はケッタです。金のシャチホコがアイデンティティです。背伸びをしてデザイン博なんてやった事もありました。
こんなに魅力的な名古屋を皆さんよろしくお願いいたしますm(__)m
ところで、先日日本史時代の友人が京大の助手さんに就任が決まったと言う話を聞いて喜んでいたのですが、今日はサークル時代の友人が首大の助手さんに就任と言う話を聞いて、さらにさらにご機嫌です。日経史と全く同じと言う訳ではないでしょうが、研究者と言う意味で近似している世界ですから、だいたいの状況は推測できるものでして、まぁ何処も大変だろうなぁって言う時節柄、任期付きにせよ若干猶予が与えられると言うものは有難いものです。気持ちは痛いくらい分かるだけに、こういう幸せな情報は本当に嬉しい。今日の酒も普通に美味い。
9日(水)
明日は前期入試の合格発表ですね。たまには思い出話でも。文系の前期入試は駒場の方で行うため、泊まりは渋谷の東急INでした。ただ、試験の前日とかは緊張であまり寝られないタイプなもので、当時は確かリレハンメルオリンピックをやっていたのかな?それをボーっとテレビで眺めていたんですね。でも、これはまずいぞと思いながら眠りにつこうとするんですが、奈何せん気持ちが高ぶって眠れない。で、取り敢えずテレビは消して眠る体制には入るのですが、ガサゴソガサゴソと枕元の有線とかいじっていたら流れてきたのがtrfの〈寒い夜だから・・・〉でした。
小室哲哉の作詞作曲のとっても小室っぽい曲です。11年既に経ってしまって、でも今聴いてもとっても好きな曲ですかね。この曲を聴くと一瞬にして受験中の緊張感と焦燥感と、でもやっぱり懐かしさの中に戻っていけます。<寒い夜だから、明日を待ちわびて、どんな言葉でもいいよ、誰か伝えて♪>この<明日を待ちわびて>の部分がとってもお気に入りなんですよ。当時好きだった曲なんてたくさん有っても、今となってもふと口ずさむ曲って、それほど多いわけではないんですが、この曲は時々この季節には登場してきます。trfを特別に好きだった訳ではないのですが、この曲だけは別格です。
しかしリレハンメルって言えば、ラージヒル団体で金メダルを取ることになるドイツのバイスフロクに、「congratulation!」とジャンプ直前に声をかけられた原田が、緊張感もあって失敗ジャンプだったのが2月22日。あの時は慶応の受験を受ける前日だったのかな?受験前に見るべき中継でも無かったよなぁと、今になってみると思うね。。。夏のドーハの悲劇と言い、ラージヒルでの原田失速と言い、あの年は本当に受験生にとっては縁起の悪い年だったとあらためて振り返ると感じるよなぁ。何はともあれ、明日はまた胴上げシーンが見られますねぇ。
ところで話は飛びまして、『企業家研究』に投稿していた論文が、一応は掲載決定になっていわゆるB判定を貰ったのですが、コメントを読んで憂鬱に沈んでいます。史料や論理の点での訂正はそれ程大変そうではないのですが、全体に渡って「日本語が下手だ」「文章が整理できていない」「文章が明確で無い」「叙述の意味が曖昧だ」「表現がおかしい」「文章が舌足らずだ」「史料から言いたい事は伝わるが読み取れない」「読み手の立場になっていない」etcこんな指摘のオンパレードを頂いてしまいました。。。文章再整理しろと^^;;;別のところでもこの前日本語が下手だと言われ、しかもそれが3人ほど続いて憂鬱になっていたところなのに、さらに追い撃ち。そんなに日本語下手かなぁ。多くの人に指摘されるっていうことは、本当にどうしようもなく日本語下手糞なんだろうなぁ。。。はぁぁぁぁ。
このまま飲んだくれて酔い潰れるか。
14日(月)
湯島天神にちょっと遅めの梅を見に行ったついでに、ぶらぶらと上野公園を散歩していたところ、衝撃的なシーンに遭遇してしまいました。不忍池でおじちゃんが鴨にエサをやっていたんですけどね、これが食パンだったんです。そこらにある普通の食パン。それを千切って鴨に与えていたのですが、けっこう大き目の奴が1つあったんです。そしたらそれを貰った鴨、ぜんぜん口の中に入っていかないんですね。んがんが鴨がやっていたら、近くから別の鴨がやってきて、そいつを横取りしようとする。のどかだねぇ、なんてぼけーっと見ていたら、突然鴨浮遊。池に直行して、食パンを濡らして一気に飲み込んでしまいました。。。すっげー。鴨が思考している。
ところで昨日は後期試験の試験監督なんぞをやっていました。自分が後期試験を受けたことがないので、初めての体験だったんですが、これもちょっと衝撃。何が衝撃かって、合格発表から手続きまでの期間が短いと言うことで、受験者全員に入学手続要領を配布していました。いや、確かに理屈はそうなんだろうが、受験終わった直後に入学手続要領を貰って、それを抱えて合格発表を待てって、なんかすごくないですか?あ、そういえば、今日湯島天神で絵馬を眺めていた時に、文U合格祈願の絵馬も見つけてしまいました。今度こそ合格って書いてあったから、たぶん後期受験者だったろうなぁ。
しかし昨日は早朝8時に集合がかかっていたのですが、試験前って言うのは緊張するものでして、結局4時過ぎには目覚めていました。自分が受験する訳でもないのに、受験監督するっていうだけで、気持ちがシンクロして超緊張していたんです^^;いやぁしかも、受験会場のあの空間に漂う緊張感は並々ならないな。とくにはじめの合図があるまでがヤバイ。こっちも緊張感でガチガチでして、何か彼ら彼女らを正視してられなかったですね。反対に試験監督が始まったら睡魔との戦い。前日緊張感で眠れなかったおかげで、当日は無茶苦茶眠いことに…内職禁止のお達しが出ていますから、時々見回りで体を動かしながらひたすら睡魔と闘っていました(おかげで昨夜は爆睡)。最後まで眠らなかった自分を誉めてやりたい。
そうそう、某所でトラブルに巻き込まれてしまったらしい。困ったなぁ。。。
17日(木)
今年の一発目の雑感では、安全保障を考える上で、韓国とも竹島を巡って潜在的に緊張関係にあると書いたんですが、はからずも顕在化してきてしまいましたねぇ。竹島は北方領土と比べて面積や経済水域等も狭いため、相対的に話題になっては来ませんでしたが、こちらも大きな問題なんですよね。韓国軍によって4000人近くの抑留者を出しましたし、死者も40人以上にのぼっていますから。韓国の方も一度武力で占領してしまった領土なので、そう易々とは手放さないでしょう。本当ならば国際司法裁判所等に問題をあげ、国際的なルールに基づいて解決されるべきなんでしょうが、国際司法裁判所は紛争両国が合意しないと審議しないんですよね。そのシステムを利用して、韓国側は国際司法裁判所に問題をあげるのを避け続けているので、日本側としても打つ手が無いって言うところなんでしょうか。
まぁ、韓国の場合は内政に行き詰まると、外交問題に国民の視線を向けて、事態を抑えようという行動パターンが多いですし(っていうか、韓国に限らずどの国でもその傾向は大きいか)、今回のも日韓の外交問題と言うよりは、韓国内の内政問題っていう側面の方が強いとは思います。しかし巻き込まれる方としてはなかなか迷惑な話でもありますが。先日、日韓基本条約における賠償問題等の相互放棄に関して情報公開されていましたが、当時の朴正煕大統領の娘が野党第一党の党首をやっているため、その辺の絡みもあって国内政争の延長なのでしょう。盧大統領は国会でも与党が過半数丁度くらいしか議席が無いということで、まさに綱渡りの中での不満の捌け口として利用されているんでしょうね。しかし島根県で全く実効性も無い条例が可決されただけで、軍事侵攻でもしたような騒ぎですね。。。
18日(金)
トラブっていた問題、どうやら片が付きそうなので一安心です。論文で所謂B判定から所謂A判定に上げる時に、当然の如く色々と手直しをするわけです。それが所謂A判定が出た後に手直ししたのではないかと誤解されたらしく、それの弁明にしばし追われていました。しかし昨今は、メールでやり取りするおかげで、全て履歴が残っていまして、向こう側の誤解だろうと説明出来たのに救われました。郵便だけのやり取りだと、いつどんなやり取りがなされたか分からなくなりますが、メールは否が応でも全てが勝手に残りますからね。わざわざ手紙の下書きなど残さない無精者には非常に有難いツールです。
そんなこんなに忙殺されながらも、企業家研究の方の手直しが一応完了したので、週明けにでも郵送することとしようかな。英文要約のブラッシュアップしろと言う難題も頂いてしまったけど、某カナダ人に一杯おごる約束でお願いしたの安心。しかし日本語が下手なのは許して欲しいところですが、まぁ何とか頑張りました。一先ずこれで一仕事終えたという事で、本格的にGWの社経史の報告準備に移るとするか。かなり分量多いから、それを報告用にコンパクトに纏め上げないといけないんだよなぁ。しかも、企業家研究が3月末発行予定と聞いていたので、企業家研究と重複する若干部分はそちらを参照とするつもりだったんだが、時間は短くなり、省略するのが難しくなり、悩みの種は尽きないものだ…
21日(月)
地下鉄サリン事件が起こったのが10年前、ちょうどサークルの合宿で伊東の温泉へ向かう車の中で第一報を聞いたんですよね。何よりもショッキングだったのは、本郷三丁目駅でも被害者が出ているということで、数日ズレていたら事件に巻き込まれていたかもしれない先輩たちも多数いたわけですからね。しかし地下鉄での毒ガステロという史上初の体験をしておきながら、その後の日本における対テロ対策は、他国と比べて遥かに遅れていると言う体たらく。これでは被害者も浮かばれないんじゃないですかねぇ。
元々あまり乗り物の類と言うのは好きではないのですが、あの事件以降は地下鉄とか電車とかは、基本的にあまり気持ちいい乗り物ではなくなりましたからね。1年ほど前にスペインでイスラム過激派による列車爆破テロがありましたが、人が密集していて被害が拡大しやすいのと、インパクトの大きさと、経済への影響となどが合わさって、列車を対象としたテロっていうのは、容易い割には影響力が大きいんですし…まぁ、テロ等に遭うリスクを避けるためには、列車はオフピークを利用する、行楽地・繁華街等に遊びに行くのは平日にする、この2つだけでもかなり違うと思いますね。
しかし返す返すも1995年っていうのは、世紀末的にすごい年だったもんだと妙な感心をしてしまいます。あれから10年も歳月が流れたのかぁっていうのも、これまた感慨ひとしおといったところでしょうか。
23日(水)
金のシャチホコ様が、万博の開会式に臨席するために、名古屋を離れたっちゅーどえりゃーニュースが飛び込んできたでよ。いやぁ、こりゃまたありがたゃーことだでよ。しかし、名古屋城を再建して金シャチを名古屋城に上げたときには、金シャチ様は興奮のあまり伊勢湾台風を呼び込んでしまった過去があるだけに、あんまり連れ回すと、金シャチ様の怒りを買わないかと若干心配しています。それにしても、金シャチが練り歩いたのか。いいないいなぁ。羨ましいなぁ。見に行きたかったよー。普通に血が騒ぐね。しかし万博も、鳥山明か高橋留美子か、その辺も動員すれば海外のオタク達の集客力も増したはずなのに、宮崎駿とかに限定してしまったのは重ね重ね残念。地元資源は活用すべきだと思うんだがなぁ。
ところでワールドカップ予選ですが、中村俊輔とかは素晴らしく成長しているんですが、中田が駄目ですね。中田が。イラン戦には召集されたようですが、どうなんでしょうねぇ。ピークは過ぎてしまった感じがあって、特にチームワークの面で彼の存在はマイナスにしかならない事が多い。イタリアで活躍していた頃ならば、他の選手が中田のワガママに付いてくると言う側面がありましたが、もはやカリスマの剥がれた彼のワガママには誰も付いて来ないでしょう。それを克服するだけの精神的な成長が中田に備わったのかは分からない。中山やカズやが、ピークを過ぎても重宝されたのは、そのメンタル面での支柱としての役割があったのだが、中田には残念ながら今までそれが無い。チームプレーには向かないキャラの彼に、今の日本代表はどうなんだろうかという不安感がよぎる。アウェーのイラン戦に注目ですねぇ。
25日(金)
先日ぶらぶらと上野に行った時にちょっと気になっていたので、今日再び上野に出かけて、国立西洋美術館を見てきました。ジョルジュ・ド・ラ・トゥール点なんぞをやっていたんですね。彼はレンブラントとかと同時代のフランスの画家なんですが、火事によってその作品の大半が失われてしまったために、流行病で亡くなった後には埋もれた画家になってしまったんですね。現存している真筆はわずかに40点ということで、製作した1割にも満たないようです。そのうちの半数が今回上野に集まっています。ルイ13世に寵愛された画家でして、もし多くの作品が残っていたらと思いを馳せると、人類にとっては残念なエピソードです。
今回の展示でも、20点と言う小数しか集められなかったのを補うべく、残りの真筆は可能な限り写真で、それ以外には彼の作品の同時代の模写を、またエッチングなども多様して、そうやって遣り繰りしています。展覧会のサブタイトルとして<光と闇の世界>と名付けられていますが、ロウソク・ランタン・松明・窓からの光などの、屋内における光を追及した画家さんです。現代社会っていうのは闇(比喩的ではなく文字通りの闇)が殆ど無い社会ですが、屋内には光こそが殆どなかった当時、そういう空間での光の神秘性が際立っています。
ところで、美術館に入るのに学割が使えないって、何かとっても嫌な気分ですよね。。。映画館は前売り券だと、大人も学生も同じだから気にならないが、美術館博物館系って、大人料金を取られてしまうから嫌だ。。。学生証って偉大だったよなぁって今更ながら思うね。
しかしやっぱり中田は失敗だったか…
31日(木)
さぁ、今年もついにコタツを仕舞う季節になりました。フローリングに戻るとやっぱり少し冷た目ですが、これから徐々に暖かくなっていくでしょう。桜の開花宣言も終わりましたしね。平年より3日遅く、昨年よりは13日も遅い開花宣言のようです。この調子で行くと、東大の入学式の頃はちょうど桜が落花盛んになっているんでしょうか。僕の入学式の年も、九段の桜が見事に散り果てる最後に当たっていたのですが、今年の桜のスピードだと、久々に僕らの年と同じ感じになりそうです。例年は葉桜になってしまっていて残念でしたが、日本武道館を取り囲む桜っていうのもなかなか乙なものですよ。
ところで日本サッカー、オウンゴールで勝ち点3とは、また魔物は不敵に日本の方へ微笑みましたが、胃が痛い日々は続きます。バーレーンの堅い守りには驚くばかりでして、あんなにコーナーキックが続き、しかも悉く跳ね返される試合って言うのも、始めて見たような気がします。ところで北朝鮮。対イラン戦での審判への無茶苦茶な態度は、全く困ったものです。次に北朝鮮のホームとなるのが日本戦ということで、是非ともこれは無観客試合に持ち込んで貰いたいですね。敵失はとことん利用しなければなりません。日本としても楽な戦いではない訳で、少しでも有利に運ぶような工作は必要でしょう。また、次のバーレーン戦では、2人もイエローカード累積で出場停止に追い込んだのも良かった。綺麗事ではドイツに行けない。2連続でワールドカップに出場しているが、前回はホスト国だから出場できただけで、日本の実力なんて未だワールドカップ出場1回の実績しかない弱小国だと認識する必要がある。弱小国は弱小国なりに、形振り構わぬ心構えが必要になるであろう。