日本酒

 

・まつもと 純米大吟醸(松本酒造・伏見)☆☆☆☆
JTに勤める友人の披露宴で、料理はなだ萬だった。最初シャンパンとビールしかなかったので、ホールスタッフに日本酒がないかと尋ねたら、これが出てきた。ラベルには「なだ萬 大吟醸」とあったので、家に帰り、ネットで確認したところ、「まつもと 純米大吟醸」というのが、720ml、2000円であるので、これであろうか。酒造会社を確認して帰って来て良かった。日本酒だけで飲むと、少し物足りない。切れが良すぎる。しかし、美味しい日本料理とあわせると、魚介類の味が特に引き立つ。刺身や西京焼きにあわせると特に良い。揚げ物とはあわない。

・女城主 特別純米酒 濃州生一本(岩村醸造・岐阜県岩村)☆☆
 実家から送ってくるお酒。日本酒っぽいお酒である。とは言うものの、精米具合が60%以下と吟醸に近いためか、若干フルーティーな感じもする。特別純米と言うほどは芳醇ではない。酒くさい酒が飲みたい時よりも、吟醸香を感じたい時に飲むのがお勧めかな?何となく中途半端だけど、日本酒っぽいお酒への入門としては、この位がちょうど良いのかもしれない。ちなみにネットで検索しても、このお酒は出てこない(汗)もしかすると地元で、季節にしか入手できないかもしれないので、岐阜の岩村方面へ行く事があったら、どうぞご購入ください。ちなみに多治見のうちの実家でも入手できます!
 と書きつつ飲んでいたら、次第に味が濃くなって来ました。このお酒、あんまり冷やして飲むと、いけないんですね。冷蔵庫から出して、1時間くらいたった時飲むと、それなりに香り高く芳醇です。温度何度くらいなんだろう。10〜12度くらいが飲み頃かな。多分これ以上温かくなってしまうと、くどすぎるような感じがする。
                         

・草津よいとこ 大吟醸(金星酒造・群馬県吾妻)
 この前の草津旅行の時に、地酒屋さん入って買って来ました第1弾酒。はっきり言ってまずいです。観光客用のバッタモン買わされてしまった。。。醸造アルコール添加しすぎ。あまりにもまずいので、これは料理酒にしましょう。。。500mlで2100円もしたのに、高い料理酒や。こんなあこぎな商売していると、草津の評判落としますよ。全く。詐欺にあった気分で、かなり感じ悪し。2本目も同じ酒造会社の買っている。。。凹みまくり。。。

・大正時代の酒 山廃(金星酒造・群馬県吾妻)☆☆★
 草津旅行の酒第2弾。ひとつ上の詐欺酒の会社だったので、ほとんど期待せずに飲みましたが、意外といけましたこれ。山廃とは言うものの、醸造アルコール添加をしているので、それほど山廃臭くはないです。そんなことより、滅茶苦茶辛いんですこのお酒。僕が今まで飲んだ中で、一番の辛口酒かもしれません。あまりにも辛いので、草津で買ってきた漬物つまみにして飲んでます。720mlで1000円、この値段でこれだけ真っ当な酒が作れるのなら、なぜ上の観光客用のセコイ詐欺酒を作ったのでしょう。とても悔やまれます。杜氏が異なるのか、販売責任者が異なるのか分かりませんが、これだけのお酒が作れるのなら、下手な小細工しなくても売れると思いますよ。もっと自分の商売に誇りを持って欲しいものです。

・雨後の月 純米吟醸(相原酒造・広島県呉)☆☆☆
 近くの酒屋へ行って、別の酒を買おうとしたら、同じ値段ならこれを飲みなさいと説得されて、買わされてしまったお酒です。一応初心者でも飲めるお酒ということで、頼んだのですが、これはフルーティーなお酒で、でもそれほどくどく無いという意味で、初心者じゃなくても飲みやすいお酒です。720mlで1650円はかなりお買い得かもしれません。近くで見つけたら、是非とも入手すべきでしょう。フル−ティーって言うと、上善みたいな気持悪いお酒を思い出しますが、これはホントに美味しいです。やはり酒屋さんと仲良くなっておくと、お勧めのお酒が入手できます。大切なことですねぇ。

・浦霞 大吟醸(佐浦・宮城県塩釜)☆★
 浦霞の大吟醸なので、もう少し期待していたのですが、ちょっと醸造アルコール臭くていまいちでした。これで720mlで3400円はちょっと高いかもしれません。限定販売品と書いてあるので、酒屋の棚で見つけてかなり期待していて、しかも値段が書いてないので、恐る恐る酒屋のお兄さんに聞いて、ほっとして喜んで買ったのに、それほど美味しくなかったのは残念。。。値段の割りには美味しくなかったなぁ。

・千古の岩 純米吟醸(千古乃岩酒造・岐阜県土岐市駄知)☆★
 純米っぽいお酒で、吟醸香はあまりしない。ちょっとくどい感じなので、四合を一晩で飲むのはちょっときついかも知れない。日本酒が好きな友達数人と、何本か飲むお酒の一つとして揃えるならば、アクセントとしては面白い。でも、こんなに普通に純米酒っぽくて、特徴の無い純米酒も珍しいが、今晩3本目のお酒なので、そろそろ味が分からなくなっている可能性もあり、後日もうちょっと微妙な味も堪能したい。

・三千盛 純米(三千盛・岐阜県笠原)☆☆☆★
 2002年はこの酒から始まりました。言わずと知れた、うちの隣町の酒で、中学時代から嗜んでる酒なので、ちょっと慣れて贔屓目入ってます。って言うか、この酒飲むと、なんか故郷戻ったんだぁって言う、そんなホッとした安心感に包まれ幸せ度アップした表情になります。僕がこのお酒(まぁ居酒屋では本醸造が多いけど)呑みながら日本酒のうんちく語りだしたら、けっこう幸せなときなので、そっと聞いてやってくださいm(_ _)m。ただ最近この会社の酒、東京でも良く見かけますが、ある居酒屋で〈さんぜんもり〉などと呼ばれ、不機嫌になったこと有りますのでご注意を。ちょっと冷えすぎくらいにして、のどごしを楽しむも良し、人肌くらいで香りを楽しむも良し。一人でちびちび漬物でもつまみに飲むも良し、しゃれた小料理つまみながら口をサッパリさせるのに使うも良し、中学生が始めて飲む時に入門酒にするも良し、まぁどんな飲み方も出来るいい酒です。

・北の誉 純米吟醸 生酒(北の誉酒造・北海道札幌)☆☆★
 新年会で道庁の友達がいたので、ちなんで北海道の酒を飲んだ。これ驚いたことに、札幌市内で作られているお酒らしいです。味の方はスッキリしていて、いくらでも飲めてしまえる危険なお酒です。純米吟醸って言う割りには、薫りはそれほど高くなかったのが意外でした。最近は〈魚民〉なんかでも、こんな酒置いているのに驚きましたが、値段が300mlの小瓶で、居酒屋価格700円台って言うのも、安くて驚きでした。

・国士無双 純米吟醸 生(高砂酒造・北海道旭川)☆☆★
 北の誉の次に何飲もうかと言って、頼んだのはこのお酒で、こちらの方が北の誉よりも芳醇で、若干フルーティーな仕上がりになっている。名前は国士無双と勇ましいのですが、どちらかというと女性向きな味でしょうか。ネットで調べたら、この種類がカタログ内に見つからなかったので、モンテローザグループの独占なんでしょうか。北海道って意外と酒造米の良いのが出来るらしく、美味しいお酒が多いことに感動です。

・三千盛 朋醸(三千盛 岐阜県笠原)☆☆☆★
 三千盛の純米限定酒である。味は普通の純米よりも、ちょっと濃いぐらいの感じでそれほど変わらない。720mlで200円くらいしか変わらないから、どちらでも良いんであるが、俺はどちらかと言えば普通の純米をお勧めする。言ってしまえば割高であるが、限定とか、そう言うフレーズに弱い人は、せっかく毎年出ているんだから、買って見るのも一興である。純米+アルファを要求しなければ、十分楽しめる良い酒である。