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出版
宮地英敏『明治最大の政変劇の内幕』リーダーズノート出版、電子書籍、2019年1月
本書の紹介文です。
近代化のために多くの企業が設立された明治中期、東の渋沢栄一と並ぶ重要人物として、西の大阪には薩摩出身の五代友厚がいた。明治14年7月。その五代友厚に対して官有物が格安で払い下げられるというニュースが新聞で大々的に報じられ、日本は騒然となった。
疑惑をリークしたのは本当に大隈重信だったのか? なぜ大隈が政府から追い出されたのか? 黒田清隆、伊藤博文、三条実美、井上馨、福沢諭吉、板垣退助、三井、三菱、住友、多くの人々の思惑が交錯していく。明治最大の政変劇とも言われる「明治14年政変」の内幕を探して、北海道、釜石、東京、熱海、大阪、愛媛、福岡、鹿児島と、全国をめぐり歩く思索の旅が始まった。
宮地英敏『なぜ日本は尖閣沖油田を開発していないのか?』リーダーズノート出版、電子書籍、2019年11月
本書の紹介文です。
尖閣諸島。1960年代から1970年代初頭にかけて、巨大な海底油田があると大騒動が起きていた。しかし日本は、これまで尖閣沖の開発をしていない。なぜだろうか。従来、石油をめぐって台湾と中国が尖閣領有を宣言し、そこへの外交的な配慮がされたといわれてきた。ところが実は、本土復帰を前にした沖縄では、台湾や中国など気にせず、油田・ガス田開発を計画していた。佐藤栄作政権の合意も取りつけていた。その計画とは?そして、なぜ計画はストップしたのか?琉球政府、鉱業権者、地元財界、通産省、台湾、中国、石油メジャー、親台派、親中派らが交錯する、沖縄を舞台にした思索の旅。経済史の視点から尖閣沖油田を考察した、その先にあったものは何か!?
宮地英敏『近代日本の陶磁器業―産業発展と生産組織の複層性』名古屋大学出版会、2008年12月
書評を頂きました
山田雄久氏『企業家研究』第6号、110-112頁
白木沢旭児氏『日本史研究』第567号、54-60頁
亀山哲也氏『化学史研究』第37巻第1号、33-34頁
四方田雅史氏『歴史と経済』第208号、64-65頁
山形万里子氏『経営史学』第45巻第3号、82-85頁
大森一宏氏『社会経済史学』第78巻2号、127-129頁