ワイン

・ボジョレーヴィラージュ1999 ☆★
 友人の結婚式の2次会で飲んだ。2年ものである。今までヴィラージュはヌーボーで飲む事が多かったが、このくらい寝かせても、少し落ち着いてきて美味しかった。ボジョレーは奥が深いと言うが、これからボジョレーも飲むようにしてみようか、そう言えば今年もヌーボーの季節が近づいてきた。今から考えると、あのバブルの頃のヌーボー騒ぎは何であったのであろうか。まぁジュースっぽいあの味も好きだから、今年も一応試してみよう。

・ラグランジュ1996 ☆☆☆
 しっかりとしたボディで、赤ワインを飲んだぁって言う満足感には浸らせてもらえる。実家から送ってきたから、値段はよくわからないが、まぁ3000円くらいではないであろうか。牛のレアとかと一緒に食せばよかったが、酒だけで飲んだ。後からよくよく調べてみたら、サントリーがワイン畑を所有しているらしく、生産環境を整備している最中らしい。畑自体の評価は高いらしいから、ワインの評価も高まっていくのであろう。もう5年ほど寝かせておいても良かったのではと、少し後悔。8000円を下回る酒だと、寝かしていても価値が出ない可能性が高いから飲んでしまうが、生産形態が変わる最中とまでは考えが及ばなかった。

・ボジョレーヌーボー2001 ★
 レ・ロジエールっていう畑産で、空輸便で届いたのを、ちょっぴり冷やして、飲んでみた。毎年ヴィラージュのヌーボーを飲むことが多かったから、ボジョレーヌーボー自体は久しぶりだけど、ボジョレーヌーボーってここまで不味かったっけ、って言うのが感想です。まぁ12月に飲んでヌーボーも無い気がするが、ちょっと頂けない出来だった。そう言えば、新しいワインのコルクって、こんなに綺麗なんだなぁって言うのが、この酒を飲んだ一番の感動です。ビストロなんかでよく使われる、コルクを半分に切ったのって、こういうワインのコルクが使われているんだろうなぁって思った。あ、本郷下の、根津のマヌビッシュって言うビストロは秀逸ですよ。一度行くべし!!!

・シルフォール 白☆☆
 フランスのテーブルワインでして、近くのセブンイレブンで入手しました。たった590円です。同じくセブンイレブンで購入したノルウェー産のリダーチーズと一緒にいただいております。とっても爽やかで、軽く、少し甘さがあるくらいのワインでして、ほとんど水のように飲めてしまいます。多分、夜にゆっくりと飲むワインではなく、15時くらいから午後の太陽の下、人生お気楽に飲むと、もっと美味しくいただけるような気がします。口の中サッパリとするので、リダーとの相性も抜群ですが、カマンベールとかの方が良かったかなとちょっと後悔。(20020618)

・セプ エクスキー白☆☆
 フランスのテーブルワインの中では代表的な一種ではないでしょうか。寝かしたら絶対に飲むに耐えないしょうけど、軽く喉ごしを認めるくらいでしたら、それなりの満足感を教授することは出来ます。味わいは淡い感じです。果実酒の淡いのを頂いてるようなそんな感じで、お酒としての満足感を追求してはいけませんが、水を飲む代わりに頂くとしたら、十分な味わいです。値段は485円なので、マジかよっていうくらい嘘みたいな値段なのですが、本当に美味しくいただけてます。じっくり味わはないかぎりは。まぁ、それもっ人生ですよね。(20020716)

・Saint-Julien J.J.Mortier 1999☆☆★
 J.J.Mortierっていうのは1989年以来、明治屋の海外自社ブランドとなっています。サンジュリアンとは、ボルドーのメドック地区にある、サンジュリアン村産の赤ワインのことです。ちなみに上のシャトーラグランジュと同じ村ですね。特別なシャトー名など付いていないのですが、かなり重いしっかりとした味わいです。ただ、まだ若干の酸味が残っているので、もう1・2年寝かしておいた方が良いかもしれません。ワインだけで飲むよりも、何かチーズ又は肉系を食しながら頂くと、満足いただけるのではないでしょうか。ワインを飲み始めた後、チーズを買いに7-11に走ってしまった^^;(20020818)

・Chateau Milon J.J.Mortier 1996☆☆★
 
こちらはサンジュリアン村の中でも、ミロンというシャトーでつくられた赤ワインです。ラグランジュよりはシャトーの格付けは低いはずですが、負けず劣らずしっかりとした味わいです。シャトーとは日本酒でいう蔵でしょうか。深い渋みの中に、未だ鮮烈な果実香が残っています。ブラックベリーの香りというのでしょうか。酸味などはなく、甘めのワインでして、こんなの飲んでると、赤ワインでじっくり煮込んだ牛タンシチューとかが食べたくなってきてしまいます。また、このワインはなかなか色合いも渋く、静脈を流れる血液のような落ち着いた色合いで、ちょっと良い雰囲気にしてくれます。(20020828)

・Chateau Marquis de Mons J.J.Mortier 1998☆☆
 サンテミリオンの赤ワインですが、サンテミリオンとは地区の名前です。ちなみに先述のサンジュリアン村はメドック地区でした。ですから、より大雑把なエリアの葡萄をまとめて樽になってるわけですね。味の方は若干アルコールが強いような気がしますが、こなれていないきつさが、鼻からキュンと抜けていきます。HPの紹介によると、メルロー種65%、カベルネ・フラン種35%の葡萄をブレンドし、この味を作り上げているらしいです。ミディアムボディとされていますが、とても渋く、フルボディーってカテゴライズしても良いような気がします。あまり好きなタイプではないですね。と思って、デキャンタに少し入れておいたら、落ち着いてきて良い感じになってきた。30分ほど風に晒しておくと良し。(20020912)

・CHABLIS J.J.Mortier 2000☆☆★
 しばらくボルドーのワインが続いていたので、たまにはブルゴーニュで。シャブリといえばブルゴーニュを代表する白ワインですが、シャブリ地区はブルゴーニュ地方の中でも最も北に位置する地方です。ちなみにシャブリの等級は、上からシャブリグランクリュ・シャブリプルミエクリュ・シャブリ・プティシャブリですが、これは文字通り3つめのシャブリです。さすがにキレが良いという表現がピッタリ、リンゴっぽい酸味がきいたワインで、白菜の水煮をポン酢で頂きなが、食中酒としていただきました。フランス料理系では魚介類にあいますし、和食にも合うといわれているワインはだいたいこれでしょう。(20020922)

・ECHEZEAUX GRAND CRU 1997年☆☆☆★
 HPの再開を祝して、ちょっと上質の赤ワインでもいただきましょうか。エシェゾーって言うのはブルゴーニュのコート・ド・ニュイ地区の中でも、あのロマネコンティ-が採れる村の隣村、フラジェ・エシュゾー村のワインです。勿論ロマネコンティみたいな高いワイン飲んだこと無いですし、将来飲めるかも分かりませんが、それじゃ無くても十分美味しいですよこれ。ちなみに、ここのもう一つ上のランクにはGRAND ECHEZEAUXってのもありますが、それよりは下のランクです。10000円はしないけど、まぁそれに近い価格ですが、値段に不満は無いくらいの味です。MOILLARDがネゴシアンしているところのです。まぁ、生産者名のはっきりしているのが飲みたいですが、今の僕はネゴシアンのものでも十分贅沢でしょう。葡萄はピノ・ノアール。ちょっと土っぽい味がしますが、全体的に酸味が程よくあり、渋みもなかなかしっかりしています。(20021207)

・CHABLIS Vaillons 1998☆☆☆
 こちらはシャブリのプルミエクリュ、ヴァイヨンっていう生産者のワインです。5年前のワインでして、若干熟成も進んでいていい感じです。少し寝かせているからもありましょうが、酸味がかなり弱いワインでして、まろやかで口当たりは非常に優しいです。アルコールもちょっと弱めかなぁ。後味にも妙な甘さは残らず、すっきりと爽やかで、青リンゴをかじった後のような余韻が口の中に残ります。色合いは濃い目の黄金色で、少し緑がかっています。緑茶を思い出して頂ければ良いでしょうか。チョッピリ幸せな夜には、チョッピリ上質なワインを。(20030329)

・CHATEAU HAUT SELVE 1996 ☆☆☆
 ボルドーのグラーブ地区にあるシャトーの赤ワインです。メドック・サンテミリオンは前に紹介したので、今回はグラーブでいきましょう。カヴェルネソーヴィニオンを55%、メルローを45%で作るこのワインは、ミディアムとフルボディの中間くらいの力強さがあり、とってもボルドーっぽい味わいであります。6〜7年寝かせてあるのですが、葡萄の果実の瑞々しい若さも失われておらず、火を通した肉料理のお供にディナーでと言うよりも、夜食に生ハムとかチーズとかそっち系と合いそうな感じです。色はセピア色とエンジ色の中間くらいの色合いでして、グラスに残ったワインのしずくを眺めているだけで楽しめたりします。(20030507)

・CASTILLO DE LIRIA 2001☆☆
 スペインバレンシアにあるVICENTE GANDIA社の白ワインです。お値段はサミットで398円。semi dulceと書いてあるので、甘口を想像していましたが、ほのかに甘味を感じるくらいで、どちらかと言うと辛口の部類でしょう。これでしたら、地中海の新鮮な海の幸をツマミながら、漁師達がいっぱい引っかけるには最適かもしれませんねぇ。ただ、あまりワインを飲んでいるって言う感覚は抱けなく、とってもジュースのようにゴクゴクと飲めてしまうのが怖いところです。それにしても、日本での小売価格が398って、いったいスペインでこのワインはいくらで売っているのだろうか…日本で4合400円なんていう日本酒、不味くてお清めくらいでしか使えませんが、安ワインの中には普通に飲めるのあるんですよねぇ。不思議だ。(20030511)


・CHATEAU CANTENAC BROWN1998☆☆☆
 こちらはボルドーのマルゴー地区にあります3級シャトーです。マルゴー地区のワインって言うのは、価格と過去の名声に比べて品質が良くなく、90年代初めあたりには急速に評価が下がっていたのですが、この年のは言うほどひどくはありませんでした。ミディアムボディって言うところでしょうが、そんなに渋みも強くありませんですし、普通に人にお奨めしても恥ずかしくない出来です。実を言いますと、ネット検索をしていたら1999年のカントナック・ブラウンが3級の名に恥じない素晴らしい出来になっている(って言うかこの年はマルゴー全体がお奨めらしいが)とのことで、美味しい赤ワインを探している方は1999年マルゴーを探してください。(20030706)

・Puligny Montrachet BLANC1997☆☆☆
 はぁ、ピュリニー・モンラッシュは初体験なんですが、シャブリなんて比じゃないくらいに僕の舌には合っています。シャルドネ種の美味しさを十二分に引き出し、白ワインの醍醐味を感じさせてくれる出来ですかねぇ。ネゴシアンMOILLARDのものでして、ブルゴーニュ地方のモンラッシュ村のグランドクリュやプルミエクリュではない畑のだと思いますが、熟れた林檎の落ち着いた酸味を感じるような、少し大人びた味わいの白ワインです。寝かせた期間がそれなりにあるからでしょうか、香りは少し弱めでクセの無いつくりになっています。でも、値段はちょっと高めかなぁ。(20030716)

・ボジョレーヌーボー2003 ☆★
 ブシェール・エイネ社のヌーボーです。確かに例年のヌーボーよりは美味しいんだけど、やっぱりこれで4合2000円は高いよなぁ。ケチってヴィラージュにしなかった俺が悪いのか?例年に比べて酸味が弱く、ライトボディなんだけど柔らかな渋みがあって、ミディアムとライトの中間くらいの重さかなぁ。そう言う意味では、確かに良いワインなんだと思うけど、2003年がワインの当たり年だと実感出来るほどの、そういう美味しさは無い。ちょっと期待しすぎてしまった自分が悪いんだろう。このクラスのワインで良ければ、800円も出せばいくらでも手に入りますよ。マスコミの煽りにまた騙されてしまった自分に反省。。。ちなみに輸入業者はアサヒビール。毎回飲むたびに、ヌーボー祭りには騙されないようにしようと反省しているんだけどね。。。(20031121)

・TOKAJI Aszu 5 puttonyos1993 ☆☆☆
 たまにはあま〜いデザートワインでも頂きましょうかと言う事で、ハンガリーのトカイワインの登場です。アッスという事は貴腐ワインと言う事で、葡萄を干し葡萄に近くなってから収穫した、糖度の高いワインっていう事。プットニョッシュって言うのは、3〜6までの4段階で、どれだけ葡萄を加えたかと言う甘さの基準となっています。だからこれは、10年寝かした上から2番目に甘いランクの貴腐ワインなんですねぇ。口に最初ふくんだ時には、蜂蜜のような甘さが広がるのですが、舌の上で転がしていると、軽い酸味と薬草のような刺激が加わり、後味も甘ったるしく無くスッきりとしています。思ったよりも甘々しく無いって言うのが正直なところでしょうか。これならば、寝酒などで飲んでも良いかもしれないですねぇ。(20031226)

・La Baronia de Turis2002☆☆★
 スペインの白ワインでして、バレンシアのD.O.です。バレンシアっていうとオレンジと火祭りを思い出しますが、色合いも薄く黄色づいていますし、味わいもフレッシュな柑橘系でとっても飲み安いです。これで698円は破格でないかい。バレンシアのワインはマルバシア種っていう葡萄を使っている珍しい種類でして、腐りやすい葡萄なため世界的にあまり使わない品種です。ところがこれは酸味が無く、若いうちから落ち着いた味わいで、少し寝かせたような錯覚を引き起こしてくれますが、度数が若干低めなため、ゴクゴクと飲み過ぎてしまうのがたまに傷でしょうか。。。(20040108)

・KRETIKOS RED BOUTARI2002☆☆
 アテネオリンピックに備えてギリシャワインを賞味しています。って言ってもクレタ島のワインなんですけどね。葡萄はコチファリ種とマンデラリア種というよく聞いたことの無いやつを使っています。ミディアムくらいなんですが、非常にスパイシーなのが特徴でして、さらに酸味が強い。色合いはピノノアールを思わせるが、年度によっては透明度の高い淡い色の年もあるらしく、どうやら年によってここのワインは区々らしい。地中海的な大らかさに包まれているので、当たるも八卦、当たらぬも八卦と言う事で、宝くじ感覚で見つけたら飲んでみましょう。ブータリと言うのが酒商のようなので、取引する生産者が毎年異なっているのかもしれませんね。2002年ものはそれなりに飲めますよ。(20040801)

・PENGUIN EISWEIN 2003 SILVANER☆☆
 ドイツのLOUIS GUNTRUMっていうとこのアイスワインでして、とあるルートからの頂きものです。レンゲの蜂蜜を水で割ったような味わいでして、健康に良さそうなワインですねぇ。トカイワインなんかと比べてもはるかにあま〜いあま〜いワインです(ちなみに正式にはアイスワインって言うのはドイツ・オーストリア・カナダ3国でつくられたもののみが、アイスワインとして名乗る事が許されています。他の国のだと製法が同じでも氷果ワインにカテゴライズされます。念のため。あとトカイワインの時に間違って理解していたので、その部分も訂正しておきました)。ただ、若干舌を指すような酸味があるので、その点がイマイチでしょうか。あぁ、これはソーダかなんかで割ってカクテルにし、アペリティフとかにするといいかもしれませんね。普通の白ワインだとスプリッツァーですが、アイスワインで作るとなんてネーミングなんだろ。でもお洒落じゃありません?(20041106)

・Graacher Himmelreich Riesling Spatlese Halbtrocken 1995☆☆★
 ドイツのMOSEL SAAR RUWER地方Graacher村Himmelreich地区の白ワインでして、Halbtrockenって書いてあるようにドイツワインには珍しく辛口です。ちなみに30歳の誕生日に後輩から頂いたワインでして、感謝感謝です。RP576-280のERZEUGERABFULLUNGって書いてありますが、ドイツの製造者って番号表示?味わいの方は10年も寝かしているからなのか、色合いが非常に絶妙でして、本郷の銀杏並木が夕暮れ強風に吹かれて舞い散る時のその木の葉の色、まさしくあの色合いをしています。美しい。そして程よい若干の酸味と、落ち着いた舌触り。若々しい刺々しさが抜け切った大人の味わいなのに、飲み終わった後味が非常にスッキリしていて、後腐れの無い恋の味のようかも。しかし、辛口の白ワインを10年も寝かすと、こういう味わいになるんですねぇ。勉強になりました。(20050108)

・CASTELLO DE FONTERUTOLI キャンティクラシコ1998☆☆☆★
 イタリアのキャンティ・クラシコ地区のマッツィーファミリー所有のブドウ畑から作られた8年物です。これはキャンティ・クラシコ地区ではNo1と言われる畑の、今後二度とキャンティ・クラシコでこんなワインは出来ないのではと言われた一品でして、友達からの貰いものなのが恐縮です。こんないいワインを貰って良かったのだろうか、ありがとうm(__)m。宮地の体は貰い物の酒で成り立っていますm(__)mフルボディのしっかりした味わいでして、イタリアワインっぽい酸味がいい具合にお酒としての強さへと転じています。1998年はサンジョベーゼ85%と、カヴェルネソーヴィニオンを15%のブレンドで、しかもフレンチオークの樽で18ヶ月を寝かしているようです。チョッと塩味の強い食べ物と一緒に頂きたいので、癖のあるチーズなどと一緒だといいかも知れませんねぇ。(20061116)

・MOET et CHANDON Cuvve Donperignon 1993☆☆☆
 いわゆるドンペリの白なんですが、ネット検索したら2万円を超えていたりしてびっくり。かなり前に親から貰って以来ずっと持ちつづけていまして、何か御祝い事があったら飲もうと思っていたのですが、結婚式も終わり、本棚を組み立てた記念に祝杯をあげています。辛口のスッキリした味わいでして、泡が弾ける瞬間に口の中にとろけていくのが幸せです。シャンパンを飲んでいるとカラスミが食いたくなるが今は深夜。。。しかし保存状態がイマイチだったのか、若干の渋みがあるのが難点でしょうか。やっぱり自分のうちで管理するのは難しいですよねぇ。お店とかで飲むのと同じとはなかなかいかない。(20080507)焼酎と違って飲みにくいね。明日は二日酔いだ、カラスミ食ったことが無いからわかんない。出汁巻き卵が食べたい(by嫁)カラスミはシャンパンに合うんだって(by俺)