2009年2月 |
2日(月)
なにやら浅間山が噴火しているようです。僕が東京にいたのは1994年から2006年まででして、この期間に浅間山が噴火したのは2004年のわずか1回のみ。この時にも、久しぶりの大噴火だと言って大騒ぎをしていた記憶がありますが、昨年の小規模噴火に続く今回の噴火は、東京都心にまで灰が降り注ぐ規模の噴火になっているようでして、なかなか大変なもんです。天明の大噴火で、神社に駆け上がっていく途中で火砕流に巻き込まれてしまった話は、確か小学校の時高の授業で習った記憶もありますが、浅間山っていうのは馬鹿に出来ない火山ですよね。
同時に桜島の活動も活発化しているようですが、桜島みたいに常に活動が目に見える火山と違って、浅間山の場合には静かに眠っているような表情をする時間が長いだけに、いざ噴火した時の驚きというのはひとしおです。でも、よくよく調べてみると、僕がいた期間の噴火は比較的少なかったのですが、近代どころか昭和の話としても、浅間山って結構しばしばと活動しているんですねぇ。そういう意味で、人の過ごす時間と、山の過ごす時間の違いを認識させられます。浅間山の場合には、天明の大飢饉を引き起こしたりと、首都圏から東北・北陸などへと大きな影響を与える処に立地しているだけに、これ以上大きな動きが起きないことを願うばかりです。
5日(木)
サバにあたってしまいました。。。青魚が好物なので、サバは大好きで食べ慣れた食べ物なのですが、あまり休みを取らずに雑務や研究をしていた関係で、体が弱っていたのでしょう。昼食に近くのスーパーでサバの刺身を買い込んで、研究室で醤油をぶっかけて食べていたのですが、研究室から帰る頃にはかなり辛かったです。生まれて初めての、なま物にあたるという体験でした。まぁ、蕁麻疹が出るほどの深刻な症状までには至らなかったので、一晩苦しんで、後は比較的安静にしていたら回復傾向にはなっているのですが、体調管理はちゃんとしないといけませんねぇ。しかし、翌日は修士論文の審査ということで、必死に自分を騙し騙しいたのですが、審査が後ろに行くほど元気になる自分がよく実感できました(苦笑)
話は変わりますが、明日から少々沖縄へ行ってきます。この前嫁さんと話していて、そういえば世の中的には結婚をしたら旅行をするという、いわゆる新婚旅行という風習が存在するっていう話になりました。まぁ、2人で東京や佐世保やと、色々と出掛けてはいるのですが、これはちょっと新婚旅行の風習とは違うなぁっていう事になりまして、入籍してから1年以上も経っていて、これが新婚旅行というカテゴリーに分別できるのかどうかはよく分からないのですが、気持ち的には新婚旅行ということで沖縄に行ってきます。沖縄では、沖縄戦の激戦地を巡る予定になっていまして、こういうのは天気が悪いと移動やら大変なのですが、予報では晴れの日が続きそうなので期待しています。沖縄戦で亡くなった方々のご冥福を祈ってきます。
嫁さんは初沖縄なのですが、僕は中学の頃に祖父母と母に連れられて、沖縄旅行をしたことがあります。ハブとマングースが戦うという話だったのに、とってもやる気の無いハブとマングースを、係員のお兄さんが必死にけし掛けて戦わせていたのが印象的です。まだ当時は美ら海水族館もなく、沖縄海洋博覧会後という単なるだだっ広い広場にも行きました。首里城は復元されていなかったので立ち寄らなかったですし、その頃から比べると、るるぶとかで垣間見られる沖縄の様子っていうのは、かなり様変わりしていそうでして期待が持てます。
11日(水)
沖縄から帰って来ました。しかし、あらためて沖縄における米軍基地っていうものを認識させられましたが、本土にいて思う沖縄への思いと、沖縄から見る沖縄っていうのは、大きく違うよなぁっというのが一番の感想です。沖縄本島の東側、大浦湾、辺野古として有名ですが、普天間基地の移転候補地として挙がっている辺りも出かけてきました。住宅街の真上を、轟音を立てながら離発着していく普天間基地も十二分に衝撃的なのですが、その代替候補の辺野古の自然を目にすると自然と涙が溢れてきます。交通の便などの関係から、リゾート地化が進んだ沖縄本島の西側とは違い、東側には豊かな自然がまだまだ残されているんですね。それを、まさに机上で立案したような移転先騒動が襲っているんだから怒りもわき上がります。
しかも、単に普天間の代替地っていう話だけなら、必要なら何処かにはという話になるかも知れません。しかし、沖縄を走り回っているとそのような考えは消滅していきます。何故かっていうと、既存の基地のスペースがあまりにも無駄に使われているからです。報道などでもあまりなされていませんが、嘉手納にしろ、シュワブにしろ、在日米軍が使用しているスペースは、日本人の感覚で言うとなんであんなに建物なども無駄に配置をしているのかと、それが気になって仕方ありません。アメリカ本国でも、街の中心部ではなく郊外や田舎へ行くと、余裕のある街づくりをしているなぁっていう印象を持ちますが、あれよりも更にスペースを多く取りながら配置しています。
だからこそ、沖縄の人たちにとってみれば、場所が足りないという主張に信憑性が持てないんでしょうね。米軍基地内の建物配置をもう一度見直すならば、既存の基地エリアだけでも十二分にスペースは確保できるはずです。米軍の軍人たちの生活は、あれだとアメリカ本国にいるよりもゆったりと贅沢に出来ているのではないでしょうか。他人の国に来ていてそれでは、そりゃ怒りも込み上げてくるっていうもんでしょう。至るところに無駄が溢れていまして、トヨタでも何処でもいいですから、日本政府選抜の使節団を派遣して、適切で効率的な配置っていうのを教えてやった方が良いかと思われるほどです。
海軍司令部跡にも行ったんですけどね、その上空を米軍の戦闘機が轟音を響かせて飛び回っているんですよね。あれは、死者も眠れないだろうなぁっと憂鬱になります。また、糸数壕(アブチラガマ)という重症患者が置き去りにされた壕にも行ってきました。こちらは200人以上が亡くなった壕ですが、幾つも同じような経験をした壕がある中で、現在中まで入っていくことができる数少ない壕の1つでもあります。ひめゆりの塔は小説や映画になったために参拝者が後を絶ちませんが、白梅の塔にしろ、同じような、またそれ以上の被害を蒙ったにもかかわらず、静かに慰霊されている数多くの死者たちを思うとき、胸があつくならざるを得ません。嘉手納あたりで上陸した米軍が南下したために、最後の地となった沖縄本島の南側はそういう場所がひっそりと幾つも眠っています。
戦争関係の話ばかりでも何なので、南側で良い場所を一つ。世界遺産の関連遺跡でもある斎場御嶽(せーふぁーうたき)も回ってきました。霊的な力が強い人だと、駐車場にいる時から零力を感じるらしいのですが、残念ながら僕はそんな感じにはなりませんでした。しかし、受付を過ぎて、参道に入る直前くらいから、足の底から全身に電気が走るような感覚に襲われました。神社とか行くと武者震いするみたいに体が一瞬しびれるでしょ、あれを強くした感覚です。その後、斎場御嶽の域内にいる間中、長時間に亘ってずっと体に弱電流が流れ続けているような感じでして、とても気持ち良いしびれが体中を覆っていました。結構多くの人が体感できるみたいですが、自分はそういうのがとっても鈍感だと思っていただけにかなり感動してしまいました。
などなど、沖縄は不思議で満ちている所でして、まだまだ書きたいことはあるのでまた時間のある時にでも。
16日(月)
沖縄の話の続きです。今回の沖縄旅行で、是非とも体験してみたかったのがブクブク茶でした。泡立てて飲むっていうのがそもそも不思議なのですが、それが持て成しの茶というのが、侘び寂びの茶の湯に慣れ親しんだ身としては、飲まないわけにはいきません。観光地のブクブク茶でも良かったのですが、首里城から玉稜を見てから儀保駅へ抜けていく途中に、普通の喫茶店なのにブクブク茶ありますっていう看板を見かけてしまったので、いそいそとお店に入っていきました。あ、儀保駅と言えば、その近所に尚という表札をかけた大きな家がありまして、あぁ尚氏の末裔が住んでいるのかと感心してしまいました。尚弘子さんという元沖縄県副知事をされた尚氏末裔がいらっしゃるようですが、散策していたら偶然にその近所にふらふらと辿り着いてしまったようです。
話は戻りますが、ブクブク茶っていうのは、米を煎ったものと、さんぴん茶(ジャスミンティー)、やんばる茶(緑茶)をぶくぶくぶくぶくと茶筅でかき混ぜていくと、なぜか堅い泡が出来上がってきます。たぶん、米のでんぷん質の関係だと思うのですが、この泡が一つのアイテムとなります。これを、お好みのドリンク、ホットでもアイスでもいいのですが、何かの飲み物の上に乗せて飲むのがブクブク茶です。たぶん正式には、何かのお茶と決まっているのでしょうが、喫茶店だったので好きなお茶に乗せて飲みました。しかも、泡が固まっているので、上からピーナッツ粉などをかけて頂きます。とっても不思議です。
沖縄で飲むまでは、あの泡とドリンクが別々のものとして用意され、それを合体させて供されていたとは思いませんでした。喫茶店なので、ブクブク茶の泡は自分で作るのですが、これがなかなか面白くて、ついつい夫婦して集中して茶筅で泡立たせまくっていました。でも、最初はブクブク茶の泡を立てるセットを、ドリンクとして飲むもんだとばっかり思ってしまい、なんてでっかいお茶なんだと思ってしまったのは秘密です。泡立て用のお茶は飲んではいけません。
それにしても、このブクブク茶が茶道として供されていたっていうのが、これまた琉球文化らしいところなのですが、タクシーの運転手さんから聞いた説明によると、ブクブク茶っていうのは、どう足掻いても上品に飲むことが難しく、鼻の頭なり、鼻の下なり、唇なり、どこかに泡が付いてしまうんですね。で、当然そうやって泡がついた顔は滑稽に見えます。それを、貴賤なく泡をくっつけた面白い顔になって、お互いに笑い合うっていうのが、一つの茶を飲む場としての役割なんだっていう話を聞いて、茶の湯との精神的な共通面と、それが体現化してくるときの余りにもの違いに感心してしまいました。沖縄へ行ったら、是非ともブクブク茶は楽しんでください。
23日(月)
沖縄の話の続きです。沖縄旅行をしていて一番感じたことは、学校の数が無茶苦茶多いっていうことですね。あの島内に非常にたくさんの小学校、中学校、高校と目にすることができるのですが、しかも子ども自体の数もとっても多いのが印象的です。昨今は、街を歩いていて会う子どもの数もめっきり少ないのですが、沖縄はとっても子どもがそこらに溢れています。沖縄といえども出生率は低下していて1.74とかですが、福岡市域1.13人、東京23区は0.99人ということで、2人の女性がいた時に生まれてくる子どもが3人か2人かの違いくらいしかないはずです。しかしこの違いが、受ける印象としては全く違うんですよね。ほんとに子どもが多く感じます。
そしてやはり、子どもが多いと活気が溢れているのをヒシヒシと感じます。やはり大人中心の社会ですと、どうしても落ち着いた方向へ行ってしまいますけど、なんだか久しく体感したことのなかった活力に触れて元気になったような気がします。しかし、どうして沖縄の出生率とか高いんだろうなぁ。住環境とか見ていても、基地が多くのスペースを占拠しているので、あまり恵まれているように見えませんし、所得が全国的に見て依然として低いことも周知の話です。都市化が結婚を遅らせているのはそうでしょうけど、田舎が全て出生率が高いわけでもないので、沖縄には何らかの出産しやすい要因があるような気がします。
ところで、〈おくりびと〉のアカデミー賞外国映画賞受賞はおめでたいですね。未だ見ていないので、そのうち見てみたいものです。しかし、モッくんと言えば「トロは中トロ、コハダ、アジ、ヘイらっしゃい!」って歌っている姿しかイメージできないので、徳川慶喜を演じた時も、神妙な顔しているモッくんを見て「カツオ、カンパチ、ウニ、イクラ、ヘイらっしゃい!」と呟きながら見ていたくらいなので、なかなか不思議な感じがしますねぇ。いや勿論それだけじゃなく、「かもね、かもね、そーかもね、好きになっちゃうかもね」っていうフレーズも頭の中でグルグルしますけどね。
それはさて置き、メリル・ストリープの〈MAMMA MIA!〉を見てきました。言わずと知れた大ヒットミュージカルの映画化でして、ギリシアやイギリスなどでは歴代興行収入を塗り替えている大作です。真っ青なエーゲ海に浮かぶ桟橋で踊る〈DancingQueen〉は最高です。このシーンを見るだけでもかなりの価値があります。あと、ピアース・ブロスナンやコリン・ファースといった男優陣も豪華なのですが、それよりもメリル・ストリープの親友役を演じたジュリー・ウォルターズとクリスティーン・バランスキーの2人がとっても好演をしています。ジュリー・ウォルターズは〈ハリー・ポッター〉のロンのお母さん役や〈リトル・ダンサー〉の先生役で知っていましたが、クリスティーン・バランスキーは初めて知りました。怪女っていう表現がぴったりでして、かなり楽しませてくれます。しかし全体として言えることは、男は刺身のツマみたいなもんでして、女が輝く映画です。
それにしても、ABBAのメロディーの再評価が高まっているようですが、それがよく分かりますねぇ。とっても懐かしい曲目のオンパレードでして、まだ小学生の頃にどこかでかかっていたような曲が、これでもかこれでもかっていう位ふんだんに使われていて、心踊らざるを得ない作りになっています。エンドロールが終わるまでサービス満点で楽しませてくれまして、この辺もミュージカルのいい影響かも知れません。しかし、ノリノリでABBAの曲目を踊っているメリル・ストリープたちを見ていると、ほんとに楽しそうでこちらまでワクワクしてきてしまいます。世の中の不景気なんて吹っ飛ばしてくれそうな活力ある楽曲ばかりなので、気分転換にでもぜひ見に行って貰いたい一作ですね。
25日(水)
日曜日にタクシーに乗っていたら、結構ハッキリした無線で、六本松のNHKで170p・20代でなんちゃらかんちゃらの男性が、カバンを忘れていったので云々というのが入ったんですよね。そうしたら、タクシーの運転手さんが、これ強盗とかの時に流れてくる警察無線でして、コンビニとかはよくあるんだけど、NHKっていうのは珍しいなぁって話していたんですよ。で、明日の朝刊の片隅にでもチラッと出るでしょうから、注意して見てみてくださいよぉ、なんて教えて貰ったんですよね。なかなか面白いことを聞いたなぁ、なんて思いながら帰宅したわけです。そうしたら、朝刊を待つも何も、夜のニュースでNHK福岡(六本松にあるんですけどね)で、ガソリンだかを入れたカバンが爆発して云々なんて言うニュースをやっているじゃないですか。驚きですよ。
タクシーの運転手さんは、あぁいう強盗の映像っていうのは、画質が粗くってよく分からないから、タクシーに応援を求めるよりも、コンビニの防犯対策のビデオの品質を上げた方がいいんじゃないかなどと、色々と話しながら乗っていたのですが、帰宅して見た映像を眺めていると、正にタクシーの運転手さんのいった通りだよなぁっと納得してしまいました。コンビニどころか、放送に携わっているNHKの防犯の画像ですらあの画質では、コンビニに高い画質が求められる訳もありませんねぇ。記録時間の長さを担保するために、画質自体を粗くしているんでしょうけど、あれではイマイチでしょう。
しかし、テレビ報道を見ていて気に入らないのは、東京、札幌、長野、福岡っていうことで、オリンピック関連の都市ばかり狙われているっていう話ですが、名古屋も大阪もオリンピックに立候補しただろと、ついつい突っ込みを入れてしまいました。もしそうなら、犯人の認識不足を責めてやりたい。犯人は赤報隊と名乗っているようでして、実は僕の中高の東海の近所に、襲撃を受けた一つである、朝日新聞の名古屋本社社員寮があった関係で、学校近辺も当時は捜査員がかなりうろついていた記憶があります。僕の中学時代の出来事でしたが、生徒がだれか目撃していないかと東海へも問い合わせがあったようです。
朝日新聞の襲撃の際には犯行声明が出されましたが、今回は犯行声明もまだ出されていないということで、不気味さが漂っています。
20年前の朝日新聞の時には、1年以上に亘って散発的に色々と発生しましたが、今回との繋がりや、今回は今後続くのかなど、気にかかることが多々ありますねぇ。