2010年1月

5日(火)
 あけましておめでとうございます。年賀状の整理・収納のためにファイルを買いに行った行き付けの文房具屋さんで、新潟は朝日酒造の「久保田 萬寿」「洗心 大吟醸」「得月 大吟醸」という3種類のお酒を勧められるがままに飲み浴びまして、なかなかにご機嫌な新年です。朝の9時から飲んでいるわけですが。しかし、このクラスの日本酒になってくると、日本酒を飲んでいるというよりも、芸術品を嗜んでいるような気分になってきまして、今年も一年頑張ろうかなぁって言う気になってきます。美味しい酒は人を奮い立たせるだけの何かが詰まっていますね。

 新年といえば実家に帰省していたのですが、そこからの福岡への帰路、新幹線の〈のぞみ〉に乗りながら安酒をかっ喰らっていたのですが、ボーっと通路を行きかう乗客を見たらなんとそこにはカトちゃんペ、カトちゃんペがいました。全身真っ黄色のトレーナーを着て、もう広島を過ぎた辺りに気付いたのでどこから乗ったのかはわかりませんが、博多の街並みに黄色いカトちゃんペが消えて行きました。ということで少々ググってみましたら、1月5日から博多座で浜木綿子座長の下、劇をしに博多まで来ていたのですね。小柄な人でしたが、なかなかに貫禄のある風貌でした。カトちゃんぺとは、新年早々縁起のいいもんが見られたもんです。

 昨年新年はマスコミがいくつか潰れるかもと書いたのですが、倒産したのは内外タイムスくらいでして、まだまだ地方テレビ局や新聞社が倒産するようなことはありませんでした。地方紙ですと夕刊を停止したり、毎日新聞だと共同通信のネットワークに下ったりと、色々と対応策があったようでして、マスコミの倒産が見られてくるのは今年以降といったところでしょうか。地方紙や地方テレビ局なんかは、いつ倒産してもおかしくない水準だとは思うんだけどなぁ。意外とそのへんの体力っていうのはあるもんです。

9日(土)
 連日連夜の小沢一郎の汚いカネの報道が続いていますが、与党幹事長の逮捕となれば、第五次吉田茂内閣の時の犬養健法務大臣が指揮権発動して、自由党幹事長だった佐藤栄作の造船疑獄での逮捕を逃れた例がありますが、それ以外はあまり思い浮かばないなぁ。本来ならば、贈与税の巨額脱税事件で鳩山首相は逮捕されているはずですが、総理大臣ということで逮捕を逃れていますので、小沢一郎幹事長の巨額な遺法資金も指揮権発動で潰してしまうかもしれませんねぇ。佐藤栄作幹事長は指揮権発動によって救われましたが、吉田茂内閣は倒れて散々な評価がしばらく続くことになりました。今回はどうなることでしょうか。

 話は変わりますが、プロフィールのところの論文を少々加えておきました。福岡市史に協力している関係でそこの紀要に載せてもらいます博多織に関する小論と、うちの九州大学記録資料館の紀要に載せます筑豊の中小炭鉱経営者たちに関する小論と、荻野論集に収録して貰いますこちらは陶磁器業の石炭窯に関する論文と、3つを付け加えておきました。あとは資料紹介として、うちの記録資料館の叢書に、三池争議、というと戦後の大争議を想起しがちですが、戦前の三池争議に関する資料を一つ、それに樺太の炭鉱に関する資料を一つと、僕は2本担当して復刻していますので、それらを加えておきました。どれも年度末までには出るでしょうが、今年度の仕事はこれですべての予定です。さて、来年度もまた頑張りましょう。

21(木)
 うちの嫁さんの身長は163cmだかあるのですが、188cmある僕の隣にいることが間々あるために、非常に身長が低く見られることが多いようでして、平均身長よりも高いのになぁっとよくぼやいています。ググったところ、現在の日本人女性の平均身長は158cmらしいので、確かに平均身長より5cmも高いことになってしまいますが、男性の平均身長170cmよりも18cmも高い僕との相対的な身長ということで、人間の視覚というのはかなりあやふやなもののようです。僕と並んでいるところを目撃した人には、だいたい150cm台半ばくらいで平均身長以下だと思われているようで、そのぼやきを聞くたびに失笑してしまうのです。。。

29日(金)
 立花隆がその名を一躍有名にした田中金脈問題とは、信濃川河川敷をめぐるものでありました。事前に開発計画を知る立場にあった田中角栄のファミリー企業である室町産業が、事前に信濃川河川敷の土地を買いあさっていて、事後的にその土地が値上がりすることによって巨額の利益を得るという、まさに政治家としての地位を利用した錬金術だったわけです。しかし、当時の法律でそのような錬金術を取り締まることは出来ず、裁判では田中首相は無罪となるという、まさにモラル的には最低だけれども法律上は白という、そういう行為として田中首相の金権体質に批判が集中していきました。ロッキード事件が明るみに出るのはもう少々後の事です。