2010年12月 |
5日(日)
大学の部局の仕事やら、学会発表やら、授業の準備やらと追われていたら、ついつい自動車免許証の更新を誕生日の1ヶ月後までにしなければならなかったことを忘れてしまいまして、免許失効という格好悪いことになってしまいました。そのため、福岡市の自動車免許試験場である南区の方へと、一日がかりの大仕事で行って参りました。と書き始めると落ち着いているように見えますが、免許が失効してしまったと分かった時にはパニック状態で、また自動車教習所に通わなきゃいけないのかとか騒ぎまくっていました。
免許更新の〆切日を過ぎて失効してしまうケースというのがそれなりに見られるみたいでして、僕が行った日も20人くらいの人たちが免許失効で手続きに来ていました。この手続きに必要なのは、本籍が記載された住民票と、失効してしまった免許証、それに手数料が約6000円、印鑑、写真くらいでして、1日を潰しさえすれば失効してから半年以内ならば簡単に再取得できますので、失効してしまったとパニックになる必要はありません。ただし、うっかりミスでの失効を繰り返しますと、警察にこいつは怪しいと思われるらしく再取得が面倒になっていくようですので、くれぐれも失効は最小限に抑えたいところです。
午前中に住民票を取得した後、免許試験場に行きますと、受付の時間の少し前に用紙が渡されますので、それに必要事項を記入します。そして手数料1回目を払って書類やら住民票やら写真やら古い免許証やらを提出し、待合室に通されることとなります。待合室に執行手続きに来た面々が集まりますと、本日前半の流れを説明された後、視力検査に向かい、手数料2回目を支払います。再び待合室に戻って後半の流れを説明され、免許証用の記載事項確認や写真撮影を行った後、更新時講習を受けさせられます。こうして講習が終わったころには免許証が再交付されて、無事に解放という流れになる訳であります。
というわけでして、それほど難しい話ではありませんが、ただただ無駄に時間がかかってしまいますので、貴重な体験をしてみたいという奇特な人以外は、ちゃんと期限内に更新に行きましょうね。あ、外国滞在等で期限が切れた場合は、また別の手続きのようですし、失効後半年が経過しているとまた別の手続きということで、そういう区分もまた複雑です。
14日(火)
先週久々に本郷のプティフで食事をする機会があったのですが、前に比べて値段が下がっているような気がしました。ということで少々調べてみたところ、カレーの値段自体は昔よりも値上がりしていたのですが、ランチのドリンクやらサラダがセットになっているのが前提のメニュー表から、ドリンクやサラダが付かないランチが前提のメニューが中心にと変更され、結果的に値段が下がっているような感じに見える価格設定になっていたのでした。僕はプティフよりもアルルカンのカレーの方をよく食べていたのでしばらく行っていなかったのですが、知らないうちにそんな微修正が加えられていたんですねぇ。
本郷でカレーライスといえば、ルオーのカレーライスもまた有名です。何度かルオーに通って行くとコーヒー無料券っていうのが渡されるのですが、噂によりますとカレー無料券っていうのがあるらしくて、一度でいいから見てみたいなぁっとは思いつつも見たことがありません。これまた噂なんですが、毎日毎日毎日毎日ルオーのカレーライスだけで食事をしていると、いつかは貰えるかも知れないといった貴重アイテムとのことです。
21日(火)
過日、経営史学会の部会で佐賀へ行ったのですが、懇親会は〈さがレトロ館〉というところの2階で忘年会という運びでした。元々は明治20年頃に警察庁舎として建てられた洋館が、用途も場所も変遷しながらも残っていたものを、再活用する形で半官半民の物産館&地産地消のお店として作られたものでして、けっこうお洒落なお店でした。洋館は個人的に天井が高いのが大好きでして、あまり圧迫感なく食事ができるのが魅力的です。
基本的に地元佐賀の物産を中心にメニューを出してくれまして、地酒も飲み放題という贅沢な忘年会コースでいただきましたが、この〈さがレトロ館〉の売りの一つが米穀パンなようでして、確かにパンが絶品でした。お前は日本酒を飲みながらパンを食べたのかという無粋な質問はさておくとしまして、今まで食べたことのある米穀パンの中では最も美味しかったでし、おつまみとしても結構いけました。このパンだけでも食べに行く価値はありますが、それ以外にも地元の野菜類を彩り鮮やかに、更には佐賀といえば牛が並んだりと豪華な忘年会を堪能してきました。
時は少し前に戻ってしまいますが、少々前に下関市立大学で社会経済史学会の部会が開かれました時は、学会の懇親会でトラフグの刺身が並ぶというとてつもない状況でして、フグの身を贅沢に何枚もつかんで頬張りながら、これまた山口県の日本酒で喉を洗うという状況だったわけです。福岡や北九州辺りで部会を開くときはだいたい普通(といっても、東京あたりの居酒屋で飲むのよりは遥かに美味しいことが多いですが)なのですが、一歩さらに足を延ばすと、部会開催校の先生方が色々と用意をして下さって頭が下がるばかりです。