2011年1月

4日(火)
 あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。

11日(火)
 そういえば年始の話題として、インターネット上の通信販売業者からお節料理の安売りを注文したところ、その品質がかなり劣悪だったとかいうことでニュースになっていましたが、よく分からない業者からお節料理っていうのは、ちょっと怖くないんだろうかと思ってしまいます。食べ物、その中でも料理を通信販売で購入するっていうのは、味が美味しいかどうか分からないという懸念に加えて、物がどうかという心配が大きいので、個人的にはちょっと手を出しづらい部分ではあります。

 吉兆ですら食品偽装をやっている世の中なので、実際に店舗ならば信頼できるのかと言われると断言は出来なくなってしまいますが、そうは言ってもネット上の通信販売業者とは段違いの信用力だと思ってしまうのは、僕が既に古い世代に入ってしまっているからなのかも知れません。ネットを使っての通信販売は、福岡にいたのではなかなか手に入らない業者の製品なども溢れていて魅力的なのですが、なかなかどの業者のどの商品が良いのか見分けるのは大変です。

 あと、何%割引きっていうのは、値引率が低いのはそれなりに信用できますけど、50%割引きとか90%割引きとか、明らかに最初の価格設定が誇張されているだけでありまして、あまり意味のある数字ではないよなぁっと思ってしまいます。スーパーに買い物に出かけていくだけでも、2割引や3割引きを1日中やっている日っていうのは、平常日と比べて元々のグラム単価が高かったりしますから、そういう日常的な生活をしているだけでも50%引きとか90%引きっていうのはイヤハヤっていう感想を抱いてしまうんですけどねぇ。

18日(火)
 この前大学のトイレに駆け込んだ時のことですが、ウォシュレットのトイレでなかなかだなと感心していたら横に但し書きがありまして、このトイレは処理水を用いていますが、ウォシュレットは上水道を用いているとのことでした。処理水という文字を見た時にはギョギョっとしてしまいましたが、非常に行き届いた配慮がされているようで更に感心してしまったのでした。ハリウッドなどの外国人が日本に来た時にはトイレに感動するという話をよく耳にしますが、処理水と上水道の使い分けがあの中で行われているなどということは気付かないままに帰国していくことでしょう。

23日(日)
 ちょっと前の水曜日のことですが、夜からやっている水谷豊の〈相棒〉を見ようと思っていつつも、夕食後にウトウトとして、もしかしたらこのまま落ちてしまうんじゃないかっていう絶妙なまどろみの中にいた時のこと、突然テレビから荻野先生の声が聞こえてきて、一瞬にして睡魔が吹っ飛んでしまいました。どうやら下関市立大学の大学のCMに学長自ら出演していたようですが、よく知っている人間がぎこちない笑顔でそんな時間帯にテレビから話しかけてくるっていうのは少々反則気味な感じでした。でもおかげで〈相棒〉を見逃すことは無かったのですが…

 話は変わりますが、学会の部会があった関係で久しぶりに六本松駅に降り立ったのですが、九大の六本松キャンパスの跡地は、旧教養部の建物がすっぽりと解体用の囲いに覆われてしまっていまして、あぁもうすぐ綺麗サッパリと無くなるんだなぁって言うのが伝わってきました。そうしばしば行った訳ではありませんが、授業をしたり教授会に出たりということもあった建物群が取り壊されていくっていうのは、なかなか感傷的になってしまいます。まぁ今いる建物だって、これから10年20年と残る建物でもありませんので、そう考えると諸行無常ですねぇ。