2012年1月

10日(火)
 正月からかなり経ってしまいましたが、取り敢えず、あけましておめでとうございます。今年も一年どうかよろしくお願いいたします。一年の抱負でもっというところですが、昨今は20代の頃とかと比べて無理が利かなくなってきておりまして、特に肩凝りの酷さに苦しんでいます。前は、肩を揉まれるとくすぐったくてくすぐったくて仕方がなかったのですが、今は肩を揉まれると至福の時を感じてしまう程です。そう言うこともあって、30代後半になって感じることは、やっぱり人間、健康が全てだよなっということです。健康に長生きしてこその人生でありますから、体に良い事をすると行きたいところですが、それもなかなか難しいですので、「体に悪いことはしない」という方針でテケテケにやって行きたいなぁっというのが、今年というか今後の方針であります。

 福岡に来ましてから今年で7年目に入ることになります。7年というと僕が名古屋へ通った時間と同じになってしまう訳でして、なかなか感慨深いものがあります。今まで以上に福岡に根を張りまして、福岡、そして九州という視点から、日本経済史という学問分野で貢献していけたらなぁっと思っているところです。九州っていうのは本州とは一味違う面白さがありまして、九州を出自としないだけによりよく九州の事が見えるかなぁなどという自負もあります。最近は山川紅という蜜柑の早生物にはまっていたのですが、自給自足がしっかり出来ている地域でもありますし、その独自性っていうのを益々楽しんでいきたいところです。

 何はともあれ、今年も皆様にとりまして良い一年でありますように。

20日(金)
 デコポンって変わった格好をしているなぁっと思っていたのですが、ググってみると、清見タンゴールっていうのと、ポンカンの掛け合わせのようです。と言われまして、清見タンゴールっていうのがそもそも何者なのか分からないのですが、どうやらタンゴールとはミカンとオレンジを掛け合わしたもののようです。つまり、ミカンとオレンジとポンカンとが混じりあって出来ているのがデコポンのようですが、それがどうしてあの変わった格好になるのかは全く不明です。凸の部分をデコと表現したのは秀逸だと思うのですが、なぜ凸が出来るのだか謎は深まるばかりです。

 年末年始と山川紅という福岡県産のミカン、特にその早生物にはまっていたですけれど、そのおかげで柑橘類を食べないではいられない体になってしまいまして、色々な柑橘類をあさっています。その中でもデコポンはお気に入りの中の一つですが、これが結構値が張るんですよね。しかし、熊本県が特産ということで、形も良くて味も良いデコポンがそれなりのお値段で福岡のスーパーには並んでいますから、ついつい贅沢をして手が出てしまうのです。しかもデコポンの何が良いかって、ミカンの要素をかなり色濃く受け継いでいるからなのか、剥くのがすごく簡単なんですね。スウィーティーやオレンジなんかは剥くのが難儀ですが、デコポンは食べやすくていい。というわけで、普段は山川紅をつまみながら、贅沢したい時にはデコポンな日々であります。

27日(金)
 そろそろ来年度の授業の話を考える時期なのですが、来年度は、今年度と異なる授業になってしまったので、そのために講義ノート作りに勤しむ日々であります。と言いましても、実は昨年度の授業と比較的に近い感じでやれそうな内容なので、昨年度の講義ノートを引っ張り出して来てそれのブラッシュアップで対応しようという感じです。講義で90分も、内容のある話をしようと思うと、けっこう気も使うのですが、自分の学生時代を思い出すと、教員がそんな準備をしていたとは露知らず軽んじていたなぁっと思い返す日々です。そんな訳で、適当に授業を聞いているだけの学生っていうのは、あまり気にもならないのですが、講義中にしゃべっている学生っていうのは異様に目立つんですよね。

 つまらないから寝ているとか、別の作業をしているとか、出席しないとか、そういうのは学生の自由だと思います。ただ、授業中にしゃべることだけはいただけない。それは、他の学生が授業を受ける権利を侵害している訳で、個々の学生と教員という関係ではなく、別の学生という要素が入っていることを考えて、行動して貰いたいもんだなぁっと思うわけです。これでも、教壇に立ち始めたころは、しゃべっている学生がいることも気付かないほどに、自分が授業をすることに一生懸命だったのですが、もう数年も教壇に立っていると、驚くほどに教室全体がよく分かります。300人、500人と入る部屋に、それなりの数の学生が入っている訳ですが、それでもしゃべっている学生のところに目が行くもんなんですよね。あれは不思議です。

 まぁ、本来ならば、注意をしなくても学生がしゃべらないような空間を作るべきなのでしょうが、まだなかなかその境地には達せられないなぁっというのが今年度の講義の総括であり、来年度以降への目標なのでした。