2013年6月

8日(土)
 先日は神戸で結婚式クルーズに出席していまして、生まれてはじめて披露宴で乾杯のスピーチと発声をしてきました。少し前から文科省への提出書類を作成する合間にスピーチ内容は考えていたのですが、前日になって忌み言葉について配慮しとかなきゃということを思い出しまして、忌み言葉、忌み言葉と、ネットで検索をしたところ、結構色々な言葉が忌み言葉になっているのですが、なんと「出る」も忌み言葉だということが分かりまして愕然としてしまいました。出る事にまつわるスピーチを考えていたためです。もうそっからスピーチ内容の練り直しでして、スピーチの原稿を作って忌み言葉を使わないようにと準備を終えたのでした。

 当日ですが、緊張しながらも忌み言葉を使わないようにスピーチをしていたのですが、なんと最後のほうに来て、手に持っていたスピーチ原稿を落としてしまったんですね。傍から見てたら、スピーチも終わりに近づいたから原稿を投げたんだと思った、などと笑われてしまいましたが、本当に偶然にペーパーが空を舞ってしまったのです。そっから先は何を話したのかよく覚えてはいませんが、なんとか皆が乾杯を唱和していたので、たぶん僕は乾杯の発声をしたことでしょう。。。

 最初の学会発表だった、10数年前の上智大学で行われた社会経済史学会を思い出しますが、あの時も会場に人がどのくらいいるか確認する余裕も無いほどに緊張していました。数年前に九大でやったはじめての講義とかも、かなり緊張しながら始めたような気がします。それから考えると、最近は学会発表をしても緊張することなど殆どなくなってしまいましたし、ましてや講義をしても緊張することなどありませんから、こういう乾杯のスピーチとかをしても緊張しない体になってしまう日が来るのだろうかと思ったりしてしまいます。

19日(水)
 秋の経営史学会全国大会に名乗りを上げていたのですが、土曜日の朝9時からという時間帯での採択・セッティングされまして、朝早くからの報告です。全国大会に名乗りをあげると朝イチとかにセッティングされることが多い気がしますが、部会報告での午後2時からとかのゆったり行動に慣れている身としましては、気持ちを切り替えないといけません。金曜日の夕方まで福岡で会議がありますので、土曜日の朝に京都という日程は、宿泊やら何やらと色々と思案のしどころになってしまうのです。

 ところで話は変わりますが、カミさんが昼飯を作っている最中にスパゲッティを床に落としまして、あぁあと見ていたのですが、それなら水に流せばいいといって、スパゲッティの乾麺を水にどっぷりと浸してしまったのです。しかし、昼飯には卵とキャベツのイングリッシュマフィンサンドがもう出来上がりつつある中で、スパゲッティまで食べるのはカロリー過多だろと思いながら見ていたところ、なんと夜までゆっくりと浸すんだということでした。話は横にそれますが、イングリッシュマフィンは、一度フライパンの上でバターをひいて加熱すると、買ってきたイングリッシュマフィンとは全く別物のような美味しさになります。たぶん、料理下手のイギリス人は知りません。

 話を戻すとして、水に浸したスパゲッティというのはゆで時間1-2分くらいで茹で上がる状態になりまして、まるで生麺のようです。そして食感も生麺のようにモチモチ感がたっぷりになり、贅沢感たっぷりです。ただし注意がありまして、太目のスパゲッティはいいのですが、細めのパスタだとモチモチ感はいまいちになってしまうようです。あと、生麺のように見えるけれどもそれは生麺ではありませんので、パスタの風味は落ちてしまいます。そのため、ペペロンチーノのようにパスタの味を楽しむタイプではなく、どっしりとソースで味を絡めるタイプじゃないと駄目だとか。というわけで、ズッキーニとベーコンとトマト缶に、ワインのアテに買ってあったオリーブを潰して加えて炒めることで、味の濃いパスタソースで生麺風スパゲッティをいただいたのでした。