2013年8月 |
6日(火)
68回目の原爆忌ですが、今年も快晴の暑い夏を迎えています。被爆者・被曝者も高齢化をしていますが、国からの医療補助があるとはいっても痛む体と付き合っていくのは並大抵のものではないと推察します。被爆者・被曝者には、直接に原爆の熱線などを浴びた人達のみならず、彼らを救済に入った入市被曝者もかなりの数に上ります。情報がない当時にありましては、救済しないで放置なんて出来なかったでしょうが、二次被害としての被曝者を大量に生み出してしまったことが悔やまれます。
広島・長崎から遠い中部地方で育った身としては、あまり被爆と被曝の違いというのを考えたこともなかったのですが、福岡って言うのは長崎へも広島へも便利な中間点という場所柄もありまして、色々と勉強する機会も多くなります。被爆というのが爆発の衝撃波を受けることをいうのに対しまして、被曝というのは放射線障害のことでして、原爆っていうのは被爆の衝撃があまりにも強大だったのでそちらに着目しがちですけれども、被曝の影響という方が長く続いていくという意味で、過去の出来事ではなく現在進行形での苦しみが残っているわけです。
広島の原爆資料館なども、被爆の衝撃で壊れた時計ですとか、服の模様が熱線で体に焼き付いてしまった写真ですとか、被爆の被害の甚大さについつい目が奪われがちになってしまいます。まただからこそ、かつての中曽根康弘首相時代の「病は気から」といったような発言にも繋がって来るのでしょう。群馬出身の中曽根首相が、被爆と被曝の違いをどこまで意識していたのかもよく分かりませんが、毎年8月6日と9日は、日本国民がもういちど原爆とその被害を考える必要がある日なのでしょう。
12日(月)
うちカミさんは日焼けをすると小麦色になるのではなく赤く腫れてしまう体質でして、アームカバーをして手の甲まで日焼け防止に務めています。UVカットっていうやつです。だいたいお気に入りは黒色のアームカバーでして、手の甲まで日焼け防止で、指先は出すことが出来るという形態のやつですが、それをいつものように付けながら、2人で歩いていた時のお話です。
近所に、とても凛とすましたオスの黒猫がいまして、その猫はよくニャーンと挨拶をしてくれる賢い猫です。水を飲んでいたので声を掛けたところ、その時もいつものように、ニャーンと挨拶をしながら近寄って来てくれました。最近の暑さのために久しぶりの遭遇だったので、夕暮れ時だから夕涼みに出て来たのかなぁなどと話しながら、カミさんが撫でてやろうとしたんですね。そうしたら猫はギョッとした顔で二度見をして、カミさんの手を軽く猫パンチしたのです。
ご機嫌斜めで触られるのが嫌だったのかなと思ったところ、おもむろに爪を出し、爪を引っ込め、またおもむろに爪を出し、爪を引っ込めを繰り返し始めたのです。それにハッと気付いたカミさんが、アームカバーの部分まで指を引っ込め、再び猫を触ったところ、とても満足したようにニャーンと撫でられたのでした。どうやら、黒色のアームカバーを付けているうちのカミさんを、黒猫だと思っているようでして、爪を出しっぱなしにしているなんて、いったい何ていう事にゃんだと、指導をしてくれたのでした。
しばらく横になって撫でられていた猫でしたが、再び思い立ったように立ち上がり、爪を出しました。また爪を出したり入れたりするのかなと思ったところ、道路のコンクリートで爪を研ぎ始めたのです。確かにアームカバーから出ている指はそれなりの長さがありますから、爪が伸びすぎニャーとの心遣いだったようです。至れり尽くせりの黒猫でして、我が家では密かに御師匠さんと呼んでいるのでした。
22日(木)
コンタクトレンズを装着しようとしたところ、ぽろっと洗面台に落としてしまいまして、それを排水溝から拾い上げようとした途端にペリッという嫌な感触とともに真っ二つに割れてしまったのでした。半年ほど前に書いたかと思いますが、メニコンの会員制プランに加入していたことを思い出してホッと一息つくとともに、新しいレンズに交換して貰うために破片を拾い集めてメニコンへと行って来ました。
月額会費を払う会員の場合には、破損片が半分以上残っている場合には無料で新しいレンズに交換してくれるというプランでして、真っ二つに割れたレンズを両方とも提出して、無事に新品のレンズへと交換して貰ったのでした。しかし、レンズが割れてしまっている間の不自由を実感していたところ、やはりそこは名古屋のメニコンさんだけあって痒いところまで手の届く心憎いばかりの心配り、会員限定割引の1day使い捨てソフトコンタクトレンズがあるとの事で、ついつい心を奪われて説明を聞いてしまったのでした。
10台の後半からハードコンタクトレンズを使用していますが、実はソフトコンタクトレンズは未体験だったのですが、消費者のお得心をくすぐる名古屋商法にのせられ、ついにソフトコンタクトレンズの体験をしてしまったのでした。眼球をぐりぐり触るソフトコンタクトレンズにやはり少々の躊躇いはありますが、使用期限2年間の1day使い捨てっていうことは、短期の出張などでハードコンタクトレンズみたいな溶剤もいらないって言う話でして、これは買いかなぁっと思ったのでした。2年間あれば30日分くらいは簡単に消費してしまえそうな気がするのです。
何はともあれ、メニコンの商売方法は何故だか分からないのですが、僕の消費意欲を恐ろしいばかりに喚起するのでした。。。