2015年4月

2日(木)
 新年度が始まりまして、記録資料館でも新館長に川波洋一先生を迎えるとともに、新助教として張暁紅さんを迎えることができ、人数も増えましたので楽しいかぎりです。これまでは助教不在のために閲覧業務に支障が出ていましたが、また以前のように対応できることかと思います。とは言いましても記録資料館の資料の閲覧は、離れたところにある資料の場合も間々ありますので、これまでのように事前の予約を入れていただくのが確実です。

 さて話は変わりますが、昨年に大河ドラマ〈軍師官兵衛〉の関係もありまして始まりました福岡城址の桜祭りですが、市長が「すっかり定着してきた」と胸をはっているくらいには見事になっています。城址の高低差にソメイヨシノやしだれ桜などが絶妙に咲き誇っておりまして、屋台などの賑わいとともにおススメです。ただ、この時期はどうしても花曇りでややもすれば雨に見舞われてしまいますので、ブルーシートをしいて宴会をするというよりは、仕事帰りに少人数でふらっと立ち寄るくらいが良いでしょうか。

9日(木)
 福岡県が誇る特産品の1つに、イチゴの〈あまおう〉がありますが、この春になって〈あまおう〉に異変が起きているようです。3月末にスーパーに行ったところ、少々小ぶりながらも綺麗な形の〈あまおう〉がなんと398円で売られていまして、ちょっと値崩れが起きているのではと危惧をしていました。ところが4月に入って、今度は一番標準的なサイズのしかも形もとても綺麗に整った〈あまおう〉がなんと380円で売られているではありませんか。しかも、全く傷んでいる様子なんて見られないのに3割引のシールが貼られていまして、実質的には税込290円で売っていたのでした。

 昨年でも1パックが700円くらい、数年前ならば1パックが1,000円くらいしていた〈あまおう〉が、税込で300円を切る値段で売られているのはあまりのも衝撃的過ぎです。〈さがほのか〉や〈さちのか〉〈紅ほっぺ〉などの300円台で入手できるイチゴと比べてやはり別格の感があった〈あまおう〉が、瞬間的にとはいえ300円を切る値段でスーパーに並んでいるのは驚きです。イチゴを増産していると言う話は常々聞いていたのですが、いくらなんでも作り過ぎだろうと心配になってしまうのです。

 でも逆に言えば、消費者としてみれば〈あまおう〉が1パック300円、400円で買える今は、生産調整に入る前の買い時なのかも知れません。

17日(金)
 中学生時代にさかんに読んでいた1つが西村京太郎ミステリーでして、多分3年間で100冊くらいは読んだんじゃないかと思いますが、その土曜ワイド劇場で亀井刑事役を演じていたのが愛川欽也でした。土曜ワイド劇場ではフレンド旅行社やら考古学者やら、けっこう愛川欽也のミステリーって大好きだったんですよね。

 〈なるほど・ザ・ワールド〉での名司会者ぶりも忘れ難く、楠田枝里子との凸凹コンビ組みも懐かしいですね。ひょうきん由美こと益田由美はこの前定年退職をしていましたが、長い時間が経っているんだなぁっと実感しています。80歳ということは大体日本人の平均寿命ですから、そういう年齢に入ってきているのでしょうが、なんだか、くしの歯が抜け落ちるように昭和を彩る著名人が次々と亡くなっていくのは寂しいですねぇ。ご冥福をお祈りいたします。