2015年10月

6日(火)
 週末の経営史学会のレジュメもほぼ作り終わり、あとは印刷するだけとなったのでホッとしています。カミさんもレジュメは作り終わったらしいので、秋の清々しい季節になかなか順調です。しかしまぁ、昔と比べて、新大阪駅のお土産売場は大混雑になってしまった上に、今は増床の改築中をまだやっているはずですから、大阪土産をどうしようかなぁっと今は思案中。。。

 ところで以前書きましたデトックスウォーターのパイナップルっていうのを作ってみたのですが、何やらシュワシュワしているじょうきょう。。。もしかして腐ってしまったのではないかと、恐る恐る口を付けてみたところ微発泡で普通の味わい。これは何なんだとカミさんに聞いてみたところ、どうやら酵素ドリンクが出来上がったとのことでした。酵素ドリンクっていうのも謎な液体の名前ですが、何やらお得な感じがしたので堪能しています。

 この酵素ドリンクらしきものの作り方は、単に熟し過ぎたパイナップルを密封性の高い容器に入れ、そこに水を注ぎ、ちょっと大きくカシャカシャと容器を振りまわした上で、冷蔵庫の中に半日ほど冷やしておくだけです。これで、なんと今話題らしい酵素ドリンクが出来てしまうのでした。お手軽に出来ますので、酵素ドリンクを試してみたい方は是非ともどうぞ。

15日(木)
 先週末の経営史学会全国大会の報告も無事に終わりまして、まったりとしています。せっかく沖縄の報告をするということで、福岡を出発する直前に沖縄のセミフォーマルで行こうと急遽思い立って行ったため、引っ張り出した靴が少々小さくなっており、足が痛かったのがイマイチでした。ちなみにカミさんも足の甲をやられてしまいまして、夫婦して靴運がなかったようです。大阪へ行くのだから梅田で何か美味しいものをと思ったのですが、そのような訳で梅田の街を堪能することも無く、大人しい大阪旅程でした。

 さて話は変わりますが、今年一杯で中日ドラゴンズの山本昌が引退をしてしまうこととなりまして、50歳、本当に楽しい現役時代をありがとうございました。まだ僕が小学生だった頃に入団し、名古屋へ通っていた頃から頭角をあらわし、東京へ行った後も第一線で活躍し続け、福岡へ来た後もベテランとして良い味を出していました。今中慎司、野口茂樹、川上憲伸、吉見一起といった面々がエースで投げる横で、常に山本昌は居続けました。そしてそんな山本昌が、中日では一番の勝利数を持っていたりします。

 プロ野球において50歳っていうのは凄いなぁっとただただ驚くばかりでして、無事是貴人、無事之名馬、長く第一線で活躍を続けて感動を与え続けてくれた山本昌に、一ファンとして感謝の気持で一杯です。

23日(金)
 旭化成グループの建材会社が、高層建築のマンションの杭を手抜きしていたという問題で、これが他にもあるだろうという推測から大騒動になっていまして、耐震偽装問題のときを彷彿とさせています。高層建築を立てるのに地盤がグラグラだと、地震の時に大惨事になりそうな気配がありまして、その建物だけではなく近隣周辺まで含めての大問題です。問題が発覚しなければ何をやっても構わないというモラルハザードが、結果的には積もり積もって大問題へと繋がって行くのは当然の摂理ですが、長期的な視野を持てない近視眼的な人物が介在してしまうと本当に厄介です。

 ところで先日セントレアを利用したのですが、空港に名古屋コーチンの唐揚げやら手羽先を出している〈鶏三和〉というお店がありまして、お、名古屋コーチンだと飛びついたのですが、これがまた美味しかったです。最近あまり名古屋な味付けを食べていませんでしたが、たまに名古屋的な味付けを味わうと感動しますねぇ。しかし福岡に戻ってきて衝撃を受けたのですが、なんとこの〈鶏三和〉は福岡にも出店しているんですね。今度、名古屋と味付けが同じか違うか、買ってみようと思っているのでした。

26(月)
 福岡市美術館に藤田美術館の至宝が集まっているということで、カミさんとブラブラ散歩がてら行ってきました。大阪にある藤田美術館の至宝が、東京のサントリー美術館と福岡市美術館の2館のみに持ち出されるイベントでして、福岡市も150万都市になったら次々と色々魅力的な大展覧会が開かれるもんだと驚いています。お目当ては勿論、曜変天目茶碗です。

 釉薬と窯の焔と煙と様々な要素が条件を整えて、現代でも再現困難な青い曜変天目茶碗が生まれたわけですが、実際に見て見ると本当にひき込まれます。写真などでも、あの宇宙を体現したような満天の星空の青と黒が印象的ですが、実物を立体的に確認しますと確かに危険な美しさが漂っています。有名な稲葉天目よりも斑文が細かいですが、細かいからこそ曜変天目であるにも関わらず侘び寂びを感じることが出来ます。まさに器を賭けて戦が起こるのもむべなるかなという至宝です。

 さて美術館への散策とはうって変わって、散歩の道すがらに某スーパーの創業祭に遭遇してしまいまして、大量の挽肉を調達してきました。秋が到来したこともありまして、カミさんにキノコたっぷりのキーマカレーを作って貰ったのでした。舞茸と平茸も売り出されていまして、この2種類のキノコにズッキーニ、パプリカ、マンゴー、挽肉を煮込んでのキーマカレーです。今回のカレーは、マンゴーに蜂蜜を加えたこともあって少々甘めのきいたカレーが出来上がりましたが、キノコの旨み成分がたっぷり滲み出したカレーは、インド人もビックリの美味しさです。

 挽肉はキーマカレーを作ってもまだまだありまして、次は肉味噌です。実家からチューブの赤味噌を送って貰いましたので、その赤味噌を使いながらの肉味噌の誕生です。挽肉の肉汁が赤味噌の美味しさを引き出していまして、御飯との相性は絶品なんですね。ちなみに、僕はこの肉味噌をお豆腐にかけて食べるのも大好きでして、やっぱり豆腐にかけるのは味噌が一番相性がいいですよね。これからの季節、湯豆腐に肉味噌とか、最高の贅沢ではないでしょうか。

30日(金)
 カミさんからたまには外へ食べに行こうと連れられ、天神の〈きはる〉に行ってきました。言わずと知れた福岡を代表する鯖の美味しい名店でして、なかなか予約も取れないので僕も3回しか行ったことがなかったお店です。僕が知っている限り、日本で最も鯖を美味しく食べさせてくれるお店の一つでして、鯖好きで知らなければモグリだと言っていいでしょう。

 この10月は色々とドタバタしていて誕生日祝いもちゃんとしていなかったからとのことで、御馳走をするから、好きなだけ鯖を食べてかまわないって言われて、何日か遅れの誕生日祝いをして貰ったのでした。五島の鯖の刺身、炙り、ゴマ鯖、燻製、塩焼き、鯖ツナ、さらには鯖とニラがたっぷりのチジミまで、サバ、サバ、サバのオンパレードには感動です。炙りと塩焼きは美味しさのあまりお替りしてしまいました。プラスして、対馬のアナゴの炙りだとか、佐賀の有田鶏のトリ天だとか、阿蘇の卵のニラ卵焼きだとか、あまりの美味しさに悶絶です。そんなこんなしているうちに、もっと沢山の鯖を食べたいと頭では思いつつも、胃袋の方が先に限界に来てしまったのです。

 しかし〈きはる〉は大好きなのですが1つ難点がありまして、〈きはる〉で鯖を食べてしまった後は、しばらくの間はスーパーとかで買ってくる鯖の刺身とかに、全く満足出来なくなってしまう点なんですよね。。。そういう意味で、とても罪作りなお店なのです。。。