2016年3月 |
1日(火)
少々長崎の方まで調査に行ってきました。長崎市は、市立図書館は原爆で焼失してしまってい再建ですが、県立図書館は戦前に高台へと移転していた関係もあって焼け残っています。建物は当然戦後に建て替えられていますが、中身は戦前の資料類もあるのでお勧めです。
ところで、長崎といえば岩崎本舗の角煮まんなどが福岡でも購入できてお気に入りですが、長崎駅へいったら〈桃太呂ぶたまん〉っていうのも売っていまして、これがなかなかの美味です。雲仙豚の肉汁がとても美味しく、皮もこだわりの九州産小麦で作っていて味わい深く、しかも飲茶用だと思われる小ささと、1個80円という価格の安さが魅力的です。どうやら長崎市内か通販でしか購入できないようでして、冷凍していない奴を長崎まで行って、是非とも味わってみていただきたいところです。
長崎は教会群の世界遺産への登録が先送りとなってしまって残念ですが、いわゆる産業革命遺産は色々と長崎にも点在しています。その関係もあってでしょうか、観光客でホテルもなかなか取りづらい状況で賑わっています。この前の国勢調査では、長崎市は九州の県庁所在地の中では人口減少の都市でしたが、あれは市町村合併で市域が拡大している関係もあるようでして、長崎市の中心部はかなりの賑わいでした。
11日(金)
ASKAや清原の薬物依存のニュースなどを見ていて思うのですが、どうして酒だけじゃ駄目なんでしょうね。僕は煙草は吸いませんが、酒と煙草があって、さらに薬物にまで手を出す心情って言うのがよく分からないんですよね。酒税も煙草税も増税されているとはいうものの薬物なんかと比べてはるかに格安で済みますので、コストパフォーマンスから言っても合法性から言っても酒や煙草で十二分過ぎる気がするのです。
酒を飲むのも、家でしっとり飲む、野外で開放的に飲む、歩きながら飲む、居酒屋などで歓談しながら飲む、旅行先で飲む、仕事を終えて飲む、昼間から飲む、色んなバリエーションで酒を飲むことにより、楽しさが何倍にも膨らんでいきます。酒に合わせる肴も千差万別ですし、酒自体も世界中にわんさかあって、それぞれの酒がそれぞれの歴史と文化を持っており、薬物中毒になんかなっている暇があったら、もっともっと多くの酒を飲み続けた方が楽しいと思うんですよね。
煙草はどうも体質的に吸えないんですよね。葉巻は吸うのではなくふかすと言うので、まぁ老後とかにはやってみたい気はしますが、煙草は今後も吸うことは無いでしょうね。昔高校生の頃の大曽根駅のプラットフォームで、無性に自動販売機の煙草に誘惑されて買ってみて、2本だか3本だか吸ってみたことがあるのですが、これが不味くて不味くて気持悪くて、それを最初で最後に吸っていません。大曽根で買った煙草が何だったのかももう思い出せませんが、あれが美味しかったら僕も煙草吸いになっていたことでしょう。だから健康面とかで煙草を吸っていないのではないのです。
何はともあれ、薬物なんかに手を出さなくても、酒や煙草でストレスは解消しましょう。
あと、僕とカミさんのプロフィールのところで、昨今の論考のネット上で見られるものをリンクしておきました。便利な世の中になっていっているものです。
15日(火)
この年明け、5本まで溜まっていた原稿のうち、ようやく3本終わらせることが出来まして、残り2本にまで迫ってきました。ただ、3本書いているうちに別に書きたい研究内容を閃いてしまいまして、どちらを先に執筆するのか思案中です。
ところで、先日カミさんと2人してお誘いを受けてしまいましてヤフードームにまでソフトバンクvsヤクルトのオープン戦を見に行ってきました。オープン戦なのに33,444人という人出でして、昨年の日本シリーズのカードとはいえその賑わいに驚きでした。ヤフードームの周囲は何度も行ったことがあるのですが、実は福岡に来てからドーム内まで入るのは初でして、10年くらい前の東京ドーム以来のドームだなぁっと思いながらの観覧でした。東京ドームにしろ神宮にしろレフト側か3塁側ばかりだったので、1塁側で見るというのは実は初か?いや神宮でヤクルトファンに合わせて1塁側が1回あったかも。まぁそのくらいホームチームを球場で応援するというのは久々です。
これまた相手がヤクルトということで、相変わらずあの傘を振りながらの東京音頭はイラッと来るのですが、どうしてあの東京音頭はあそこまで人を小馬鹿にしているように聞えるのでしょうか。中日ファンであることも忘れて、打倒つば九郎の精神でソフトバンクの応援をして来ました。試合は、最初0−3で負けていたところからの、4−3への逆転勝ちということで、いい試合のチケットを貰ったなぁっとビールが一段と美味く感じたのでした。ドーム内に打上がる花火もいいもんですね。僕もパリーグはソフトバンク、セリーグは中日ということで、心の中では整理が付いていますし、うちのカミさんもパリーグはソフトバンク、セリーグは広島ということで、心の中の整理はついているようです。
19日(土)
福岡に来て早いもので、もうすぐ10年が過ぎようとしています。10年の間に福岡市の人口が10数万人も増加してしまう勢いでして、なんというか変化の激しい10年間でした。僕が来た頃はまだ博多駅に井筒屋が入っていたのですが、博多駅の再開発によって阪急と東急ハンズになり、さらにはこの4月から丸井もやって来ます。
天神のあたりも巨大な空きビルとなっていたところにパルコが入り、キャナルシティエリアも拡充でH&MやZARAがやってきて賑わっています。博多駅の再開発に伴って、その隣駅の吉塚駅から箱崎駅、千早駅、香椎駅とまさに開発・再開発の真っ最中でして、次々と巨大なマンションが建てられていっているのも圧巻ですし、新宮駅の方にはイケアも出来てしまいました。
そんな福岡の10年間の変化で、個人的に嬉しいことといえば、10年前には街をブラブラと歩いていて全く楽しくない道すがらだったのが、ゆっくりと散策して歩き回るのに楽しい街へと変わっていっていることです。中洲川端のアーケード商店街とかも、10年前は夜のパーティードレスを売っている店が元気なくらいだったのが、今では街をあげて活気がある状態です。そんな状況がそこかしこにあり、ふらっと街を歩くだけでも楽しい気分になってきます。
そんなこともあり、この前カミさんと一緒に藤崎あたりから箱崎あたりまで、ぶらっと散歩してきました。主目的は、西新のむっちゃん万十が食べたかっただけでしたが、なかなか楽しかったです。西新の商店街は西南の非常勤の関係もあってたまに行くのですが、唐人町の商店街、大濠公園、天神、中洲、県庁前から箱崎宮と、一気に行ってきました。何処を歩き続けても楽しいポイントがいくつもある都市へと変わっていっているようです。人口減少の昨今、なかなか都市の成長を感じつつ暮らせる街っていうのは貴重でして、活気があると色々とやる気も高まりますよね。
22日(火)
3連休は好転に恵まれまして、桜の開花前の春に向って行くという陽気でした。そんな陽気に誘われまして、日曜日は都府楼南駅から榎社神社や観世音寺を通って太宰府天満宮までと、カミさんとブラブラしばしのお散歩をしてきました。観世音寺や戒壇院は、九大に赴任するより前に1回来ているだけでして、10年以上ぶりに拝観しました。
ここの戒壇院は鑑真和上によって戒壇がなされた場所でして、奈良の東大寺と下野薬師寺と並ぶ、三大戒壇という由緒ある戒壇院なのですが、受験生のお礼参りで賑わう太宰府天満宮とはちょっと離れていることもありまして、けっこう静かなスポットです。中世に衰退していた関係もあって、お寺自体は江戸時代の再建ですから、その辺も知る人ぞ知る場所になっている理由かも知れません。ただ静かとは言っても10年以上前と比べたらここも賑わっていましたねぇ。
月曜日は飲み仲間達と一緒に、福津市までイチゴ狩りに行ってきました。あまおうが30分食べ放題で1,000円という安さでして、とってもお得なイチゴ狩りなのです。イチゴ狩りは気温が上昇してくるとイチゴの温度も上ってしまいますので、3月の涼しい陽気がイチゴ狩りに最適でした。昔子どもの頃に家族して久能山でイチゴ狩りをした時には、もう初夏で暑くてあまりイチゴも食べられなかったのが、今回は絶好の温度でした。イチゴ狩りは気温も結構大切ですよ。
28日(月)
週末は仕事の関係で少々日帰りで秋月まで行ってきました。僕が秋月まで行くという話を聞いて、途中まで同行したカミさんは甘木温泉へと向う中、筑前の小京都といわれる秋月でした。街並も風情があって、ゆったりブラブラと散策するのに格好の場所でして、春先の秋月の美しさを堪能しましたが、秋の紅葉のシーズンが一番のベストシーズンのようでした。古くは箱崎八幡宮の荘園だった時代もあるようでして、箱崎の町との繋がりもあるんだと感心した次第です。
一人で温泉を満喫したカミさんと合流し、その帰りにスーパーに立ち寄ったところ驚愕。葉物野菜が異様に安いのです。そしてふと、このあたりは朝倉市だから、普段購入している野菜類の出荷元であったことに気付いたのです。普段128円、安くても98円くらいしている小松菜やホウレン草などが、68円で売られている状態。春菊も58円、水菜も72円とかでして、もう何がなんだかわからずパニック状態でした。
アスパラガスも、福岡市内で売っているものよりも鮮度がいいのに、それなりの本数で138円という破格の安値でして、訳が分からないままにセロリやブロコッリーやネギやサニーレタスやも一緒に買い込んでしまいました。冷静に考えれば当然のことなのですが、朝倉産の野菜類は朝倉市まで行くと何でもかんでも安くて、日々の輸送コストが憎くなったのでした。。。繊維の少ない塩茹での新鮮なアスパラガスは、それだけで大御馳走なのです。