2016年6月 |
2日(木)
消費税の増税を延期ということで、喜ばしい限りです。熊本地震の影響によって、熊本・大分を始めとする観光地への影響が大きなものがありまして、アベノミクスの主軸の一つである外国人旅行客によるいわゆるインバウンド効果にマイナスが出てしまっている状況です。このような状況下での消費税増税は、アジア通貨危機と消費税増税がバッティングした橋本龍太郎内閣の二の舞になる可能性が高く、まぁ妥当な判断だろうなぁっと思います。
そもそも、外で食品を購入した時に、店舗内で食べたら10%で、店舗からの持ち帰りだったら8%とか、買った時と食べる時で気分が変わったら、気分が変わる前の税率とか、もう制度設計の段階で破綻しています。ビジネスの現場を全く無視した机上の空論で税率を決めるのは、まぁナンセンスでしょうね。そんなことしたら、皆で持ち帰るつもりだったけど、その場で食べるように気分が変わったと主張するに決まっています。
この軽減税率の矛盾をきちんと考えないと、次もグダグダになることでしょう。たとえ税率が何%であっても、軽減税率の制度そのものは重要だとは思うのですが、とりあえずスーパーも屋台も知らないような机上の空論っていうのは、軽減税率を論じる以前の話ではないでしょうかね。買う時の気分で税率が決まるって、近代の法律史上に残る愚法ですよ。
9日(木)
40歳も超えて年甲斐もなく、自転車で大学構内をかっ飛ばしていたところ、障害物に引っかかって盛大に転倒してしまいまして、大学院生時代以来という事態となってしまいました。ジーンズをはいていたのと、咄嗟に受身の姿勢が取れたことによって、骨にまで影響がある酷い怪我ということは避けられたのですが、打ち身による内出血が結構あってこれが痛い。考え事をしながら自転車をかっ飛ばすのは危険だなぁっと、改めに思い知らされたところでして、皆さんも注意してください。
しかしながら昨日の今日で、まだ歩くのも少々痛い状況でして、ほんと年齢を考えてもう少し自重せねばと思うのでした。。。
15日(水)
先日、佐世保に行ったところ日米にインドも加えた軍事演習などをやっていまして、日印同盟の具体的な影響が出てきているなぁっというのを実感しました。日米安全保障条約に加えて日印安全保障協力宣言(麻生内閣時に締結)という体制になっていまして、戦後は遠くになりにけりというところでしょうか。
このようにパクスアメリカーナの下の日本から脱却して、インドとも軍事関係を着々と構築している現在の日本の状況なども受けて、安倍内閣が戦時中へ回帰しているとかいう言説がありますが、そのような話を聞くたびに眉唾な感想を抱くのです。軍事力自体は別に戦時中の日本の専売特許ではなく、国民と国土と主権を守るためには不可欠な存在でして、時代を問わず存在しているものです。だからこそ、軍事力の有無やその規模を1930年代から40年代前半の戦時中と結びつけて論じるのは、そもそも論がズレていると思います。
安倍内閣でもどの内閣でもいいですが、時の政権が戦時中のようになるのか否かという判断は、それよりも国民への弾圧の有無という視点で見た方が良いのではないでしょうか。国民の権利を侵害し、言論を弾圧し、非合理的な戦争行為へと暴発していってしまうような状況こそ、国民総出で対抗しなければならない状況でしょう。
そのような視点から見てみると、今の安倍政権っていうのは別に国民弾圧とかしていません。僕にしろうちのカミさんにしろ、学者なんて大体同じようなものだと思いますが、政権に賛意をしめす研究となることもあれば、政権批判的な研究となることもあります。しかしながら、政権に耳の痛い研究や言論をしたからといって、警察権力みたいなのがやって来て、僕やカミさんを逮捕したり、妨害したりなんかはしないわけです。そういう意味でも、安倍内閣をヒトラーなり東條英機なりとイメージを被せるのは無理があります。政治的な活動もしていない学者の弾圧とかが行われるまでは、別に戦時中に向かうなんていう危惧はいらないと思うんですよね。
逆に戦時中の経験などを踏まえるならば、人民戦線事件や矢内原忠雄や河合栄治郎などに見られたように、軍部や警察が、自分達が批判される研究や言論をしているからと学者たちを摘発したり、嫌がらせをするようになったならば、次は国民弾圧が実行されていく入口だと思えば良いわけです。良い指標でしょう。
20日(月)
梅雨に入って湿度が上ってくると、どうも食欲が落ち気味になってきます。こんな時に、昨年カミさんがはまったスムージーの登場と相成ったのでした。今年の初スムージーは、オーソドックスに凍ったブルーベリーと牛乳・飲むヨーグルトを、ミキサーで勢いよく攪拌してやったスムージーでして、シンプルだけど美味しい。汗びっしょりで多少ばてていても、涼しい部屋でこれを飲んでいると次の日には体力が回復しているのです。ただ、色は毒々しい白紫ですけどね。。。
白紫色といえば、ブルーベリースムージーは毒々しい色ですが、アジサイの白紫色っていうのは梅雨時の美しさです。箱崎宮のアジサイ園も賑わいを見せているのでした。今年は比較的雨が少なめの梅雨ですから、晴れている時のアジサイっていうのはどうも苦しげですかね。それにしても、色は近いはずなのに、どうして一方は毒々しく見え、一方は鮮やかで美しく見えるのか、人間の目と感覚というのは不思議なもんだと感じるのです。
29日(水)
参政権が18歳にまで拡大されてから初の選挙が近づいています。高校卒業年が18歳ということと、参政権が20歳ということで、高校進学率が上った現在においてはよく分からない2年間のズレとなっていました。早い人では高校3年生から参政権を手にするということで、投票率を上げるためには良い選択ではないでしょうか。
ただそれと共に問題になってくるのは、参政権を得ている人間を未成年として扱うのかという問題です。少年法の問題もありますし、酒や煙草の解禁年齢の問題もありますし、契約をする際に親の同意がいるかとか、様々な面へと波及してくる問題です。個人的には、参政権を18歳に引き下げたのですから、成人としての基準も全て18歳からとし、18歳から今までの20歳以上と全く同じ扱いにすべきであろうと思っています。参政権だけ与えて、それ以外の点で未成年扱いっていうのは、論理的に破綻しているのではないでしょうか。
何はともあれ、今回の参議院選挙は10代の投票率がどのくらいかというのが、1つの注目ポイントでしょうね。