2016年7月 |
13日(水)
梅雨明けが待ち遠しい限りですけど、夏も近いということで、たまには趣向を変えてオカルト体験の話でも。オカルトと言っても正夢の話なのですが、僕は人生においてたった一度だけですけど正夢を見たことがあります。あれは小学校4年生の夏休みのことでしたが、夏休みのある夜に、クラスメートが引っ越しをしてしまうということで、クラス皆でお別れバーティーをする夢を見たのです。夏休みなのにお別れパーティーの夢とは、年度末でもないのにちょっとシーズンがずれているなぁって考えていた、あまり可愛くない小学生でした。
その数日後、夏休み中の登校日って言うのがあって、その登校日に小学校へ行ってみると、なんと夢に見たクラスメートが夏休み中に親の仕事の都合で転校したという報告を聞いたのでした。小学生の宮地的には、あの夢がなんだったのか分からなかったのですが、まぁ正夢だったのでしょう。でもそれ以来、僕は一度も正夢を見たことはありませんでして、ただ一度だけの正夢体験なのですが、もしかしたら引っ越した子の夢に参加していたのかなぁっと思ったりもしたものでした。まぁ、子どもの頃の夏休みの思い出です。
そんなただ一度だけの不思議体験ですが、だから結構、夢で見たことって気になっちゃうんですよね。まぁ、その後の人生で夢が正夢になったことは二度とないのですが、もしかしたら死ぬまでにもう一度くらい、また正夢を見ることってあるのかなぁっとは思うこともあるのです。
14日(木)
天皇陛下が譲位の意向というニュースが世界中を駆け巡っておりまして、改めまして天皇陛下が既に82歳と高齢であることを認識したのでした。衛生環境と医療水準の向上によって、日本の平均寿命はよくよく伸びてきましたが、明治に皇室典範を作る際にはその様な事は想定されておらず、譲位の規定が作られていません。
そのため、明治・大正・昭和の各天皇は死ぬまで天皇であり続けたわけですし、その前の孝明天皇と、さらに前の仁孝天皇は在位のまま亡くなっていますから、なんと光格天皇が譲位されて以来の天皇の譲位ということとなります。光格天皇といえば尊号一件でも有名ですが、閑院宮家からの践祚でありまして、今上天皇に至るまで父から子へという皇位継承が行われてきた基点になる天皇でもあります。
そういう意味で現在の皇室にとって光格天皇というのは非常に重要な存在であるわけですが、その光格天皇以来の譲位の御意向というのは、ある種、当然の流れかと思います。
ただし、今回の場合には天皇陛下が高齢であるための譲位ということで、あまり問題とはなりませんが、若くして譲位された、もしくはさせられた天皇が生み出されてしまいますと、将来的にはその上皇は政治的に利用されてしまう危険性が発生します。だからこそ、明治の皇室典範では譲位の規定を入れなかったと思われます。しかしながら、65歳定年制だとか、70歳定年制などを踏まえながら、譲位のルール作りをしていくことで、そういう問題もクリアできるのではないでしょうかね。
20日(水)
長崎県の三川内焼に関する論文が1本と、その他でセントレア近くの常滑にあるINAXライブミュージアム土・どろんこ館で行われている、〈炎を操る 刀・やきもの・ガラス−1050度、美の誕生〉の展覧会に関連して文章を書きましたので、それもプロフィールに加えておきました。セントレアをご利用の際には、是非とも少々足を伸ばしてINAXライブミュージアムまでお出かけください。
ところで話は変わりますが、連休は飲み友達と一緒に日田のサッポロビール工場まで遊びに行ってきました。行きがけに寄ったサービスエリアの鮎の塩焼きでも結構満足だったのですが、ビール工場で飲む生ビールはやっぱり美味しいですね。梅雨が明けたこともあって、尿酸値を気にしつつですが、ついついビールを沢山飲んでしまうのです。こちらも、夏休みは人気でごった返す事は間違いないでしょうねぇ。
22日(金)
先日、自分のプロフィールの部分を加筆した旨を話していたところ、カミさんから、カミさんのプロフィールに高校が書いていないとお叱りを受けてしまいましたので、追加しておきます。カミさんの高校は鳥取西高等学校というところで、鳥取藩時代の藩校である尚徳館の伝統を受け継ぐ、鳥取城址の中にある高校です。鳥取県では、因幡国の鳥西、伯耆国の米東(米子東高等学校)という、旧国でそれぞれトップ校があるとのことでして、東側の因幡国が鳥取西で、西側の伯耆国が米子東と、逆転しているらしいのです。池袋駅の東口に西武があるようなもんです。
僕もカミさんと一緒に鳥取へ行った時に、鳥取西高校の近くまで連れて行かれましたが、お堀の向う側の城内に高校があるっていうのはなかなか面白いです。各地の藩校の伝統を持つ高校は、しばしば今も城内に高校があるようでして、私立の仏教校出身の宮地的には、お寺が管轄していない高校というのは不思議なものです。有名な出身者としては、研究者だと矢部貞治、佐々木惣一、松尾尊兌などがいるとのことです。
とりあえず、鳥取西高等学校というカミさんの重要なアイデンティティを書かなかったために大目玉だったので、ちゃんと更新しておきます。
28日(木)
経済学という学問分野は、経済社会の分析を行う上で数値を扱うために、元々が極めて文理融合的な学問分野であります。そのため、文系学問分野の再検討という昨今の情勢の中にあって、却って強みとなる分野でもあります。そういう意味で、そもそものレーゾンデートルを説明しなければならない文学部系や教育学部系の置かれている大変さと、強みをどうやってよりアピールしていくかに頭を使わなければいけない経済学部系の大変さっているのは、似ていますが別物です。
しかしそうは言っても、数学的な文理融合だけで経済学系が存在していいのかというのは考えるべき点でして、そういう意味で今回の三川内焼の論文は、原料の粘土の成分分析といった化学的な視点も入れながらの研究としてみました。勿論、化学的な成分分析がメインの話ではないのですが、産業分析における理科的な視点っていうのは、今後はこれまで以上に重視されるようになっていくのではないでしょうかね。というわけで、せっかく科学研究費補助金も貰っていることですし、それに応えられるように挑戦的な研究としてみたのでした。