2017年7月 |
8日(土)
台風が大して大きくなかったことに安心をしていた矢先の、それ故に刺激された梅雨前線による大雨でして、筑後地域から大分日田地域にかけて、大水害となってしまっています。〈ゆふいんの森号〉で知られる久大線の橋梁も流れてしまいましたし、死者行方不明者もかなりの人数になってしまっており、その被害の大きさに驚くばかりです。2012年の柳川や八女の大水害の時にはなかった特別警報が、今回はじめて九州で適用されたことになりまして、あっという間の災害の発生でした。今は行方不明者の方の捜索をただただ見守るばかりです。
つい先日は空梅雨かなどということを書いた矢先の大水害でして、自然の怖さを思い知らされるのです。。。
9(日)
たまたまですが、大学時代の友人で国土交通省に行った奴が福岡へ来ていまして、大水害への復旧に当たっているでしょうから応援メールを送ったのですが、ほぼ不眠不休の状態で職場に出ずっぱりということでして、頭が下がる思いです。テレビなどで、青色の制服を着た人たちが映ったりする事があるようですが、それが国土交通省の担当者さんたちのようです。行方不明者の捜索に当たっている消防や自衛隊などとともに、交通網の被害調査と復旧のために尽力している国土交通省の皆さんにも、見かけた際には、是非とも応援をしていただければと思います。
話は変わりますが、ボーナスを使ってミルサー機能の付いた小さめのミキサーを購入しました。一番の目的はカミさんのカレーライフを充実させるためです。胡椒を何色か、クローブ、クミン、カルダモン、ナツメグ、コリアンダーシード、ローリエ、八角、タイム、セージなどなどを混ぜてパウダー化しまして、最初からパウダーで購入しているウコンやシナモンと合わせて贅沢カレー粉の出来上がりです。ちなみに、シナモンは固すぎるのでミルサーでも対応がきかないらしいのです。
しかもこのミルサーがなかなか優秀でして、水出し茶を作るためにお茶っ葉を砕いたり、出汁のために椎茸、煮干、昆布などを砕いたりと大活躍でして、普段のアゴ出汁中心の生活から、出汁の種類が増やせるということで大興奮です。僕も手伝ったのですが、椎茸とかは少量からけっこう大量の粉末が出来上がりまして驚きです。これですり鉢や乳鉢で香辛料を潰す生活から、ちょっと文明化した気がするだけでなく、粉砕できる種類も増加したのでした。
22日(土)
カミさんとポイント5倍デースーパーをぶらついていたら、宮崎の霧島黒豚のスペアリブが御手頃であったので顔を見合わせまして、2人同時にグリーンカレーを思いついてしまったのでした。グリーンカレーは、鶏肉のグリーンカレーが美味しいですが、豚肉のグリーンカレーもなかなかでして、豚肉のスペアリブに夏野菜たっぷりのグリーンカレーにしようと結論を得たのでした。
豚肉のスペアリブをミルサーで作った自家製の香辛料ミックスとココナッツオイルで炒めた後、赤パプリカ、黄パプリカ、ナス、ズッキーニ、オクラ、しし唐をブッ込んで、ココナッツミルクを加えて、さらにはミルサーの椎茸パウダーに煮干パウダーもぶっ込んで、炒めて炒めて煮る。カシューナッツや柚子ジャムも加えて煮る。そこに、別のフライパンにココナッツオイルをひいてタイのグリーンカレーペーストを炒めてやりまして、それを具材の方に加えたのでした。ちなみに、具が多くなり過ぎてしまったために、タケノコを入れるスペースは残っていませんでしたので、タケノコのグリーンカレーは次回に持ち越しなのです。
以上のような感じでカミさんが作っていたので、宮地は皿と米を準備して待っていまして、米にフライドオニオンをかけて出来上がり。これが絶品すぎて怖くなるレベル。それなりに大量に作ったので、翌日は水分を増やすとともにカミさんが友達から貰ったトウモロコシを粒まで解体してぶっ込み、米ではなく、素麺にグリーンカレーをかけてやりまして、少々東南アジア風にして食べたのでした。どちらも絶品で、夏バテ防止には最良です。
25日(火)
おデコに汗疹みたいな物が出来てしまって、しばらく放置しておいたのですが、知らず知らずのうちに掻き毟って少々悪化してしまったので、皮膚科へと行ってきました。そうすると、汗疹ではなくてイボにが出来ているということでして、イボはウィルスが傷口に入ると出来るとかで、イボを取ってやりましょうという説明を受けたのです。薬を飲んでいるだけで1年程で小さくなるけれど、液体窒素によって凍傷を作って取るほうが早いという説明を受けまして、チョッと痛いかもと言われながらも液体窒素療法を選択したのでした。
大きなイボが2つと、小さなのが30個ほどになっているとかで、大きなイボを取ったら小さなのも取れることが多いということで、まずは大きなイボを液体窒素で凍らせて根絶しようという方針です。身構えた程は痛くなくてホッとしつつも、チョッと凍傷で痛いなぁっと思いながら、お薬も貰って帰ってきたのですが、確認をするとイボのエリアよりも大きな部分が液体窒素療法の跡になっていまして、また1週間から2週間以内に来るようにいわれ、次回までにどうなっていくのか見ものです。場所がちょうどおデコなので、なにやらおデコに根性焼きをされたみたいになっていますが、単にイボの治療中です。。。
31日(月)
この週末は箱崎宮の夏越祭でして堪能してきました。夏越祭は毎年、球磨川から鮎の塩焼きがやって来るのでそれが楽しみの一つなのですが、球磨川の鮎を食べながらふと〈美味しんぼ〉のエピソードを思い出していました。かなり初期のエピソードだったと思いますが、京極さんという美食資産家に山岡・栗田コンビが退院祝いのご馳走をする時、海原雄山との対決となって、両者が鮎でお祝いをすることになったのですが、京極さんは海原雄山の鮎に大感動。なぜならば、海原雄山が京極さんの出身、土佐の四万十川の鮎を準備したからという話でした。
鮎っていうのは、川によって味が違うという話はこのエピソードから何となくは知っていたのですが、確かに僕がよく食べていた木曽川の鮎と、球磨川の鮎は味が違います。そんなに僕の舌っていうのは繊細なつもりは無いのですが、そんな舌で味わっても確かに味の違いで、鮎というよりも美味しい川魚を食べている感覚になります。全国の鮎の味の違いっていうのも少々興味が沸きまして、いつかは京極さんが涙を流して喜んだ四万十川の鮎も食べてみたいですし、なかなか奥の深いお魚なのです。
夏越祭といえばもう一つ、仕立て屋さんが毎年開いているBarがお洒落なのですが、今年はそこで〈レブヒート〉なるカクテルが出されていまして、これも頼んでしまいました。シェリー酒+炭酸にミントとライムを少々入れたカクテルでして、スペインのお祭りの時に飲まれる特別なカクテルだとか。モヒートよりも爽やかで飲みやすく、今まで知らなかったのが悔しくなるくらいに美味しいカクテルです。スペインはお祭りが多くてレブヒートが提供される機会も多いでしょうけど、福岡も負けず劣らずにお祭り三昧な土地柄ですから、このレブヒートの爽やかさと相性が良さそうです。