2017年12月

1日(金)
 猪苗代水力電気の研究をした時から色々と気になっていました、会津本郷焼についての研究が1つ脱稿しました。科研費を取っていた関係から、萩焼、三川内焼につづいての会津本郷焼の論考でして、生産量の多い産地以外の多様な陶磁器産地が残っていく様子のバリエーションを増やしていくのが目的でして、会津本郷焼もまた良いケーススタディです。萩・三川内焼・会津本郷焼とは別の産地のデータもいろいろと集めているのですが、今年度内に出来るのはこのくらいでしょうか。しかし結果として、長州と会津の対比となったのですが、これは偶然です。明治維新150周年とかは意識していません。

 ところで、今上天皇の譲位が2019(平成31)年4月30日になったということです。まぁ、4月1日の新年度から新元号というのは色々と混乱を来すでしょうし、まぁいいタイミングです。あと、あまり話題になっていませんが大切な事としては、来年2018年というのが花園天皇が譲位して尊治親王が即位し後醍醐天皇となってから丁度700周年という記念の年です。言わずと知れた南北朝の騒乱の始まりが後醍醐天皇の時でして、それから700周年記念というのはあまり縁起が良いものではありません。

 特に今回は、長男である東宮家には愛子内親王が1人、次男である秋篠宮家には内親王2人と悠仁親王が1人というように内親王だけではなく親王がいますから、下手なことをすると南北朝を発生させてしまう懸念があるために、2018年中の譲位というのは避けられたのでしょう。しかも、2019年1月1日という日も避けているのは、旧暦ではまだ2018年が続いている状況です。まぁ現在の天皇家は北朝の子孫ですからね。などなどと、色々な条件に適合する日取り選びだっただろうなぁっと推測できるのです。

13日(水)
 今年のちょっとしたヒット商品になっているサフランの球根ですが、全く水をやることもなく、単にコロコロと転がしておいただけで本当に綺麗な花が咲きました。紫色で香り高い花でして、サフランがこんな匂いの花だとは知りませんでした。とっても楽しいアイテムでして、来年もまた売り出して貰いたいなぁっと思わせる一品だったのです。ストレリチア・オーガスタは葉を1枚増やし、テーブルヤシも新しい葉が伸びて今まさに開いている真っ最中という感じです。昨今のブームの観葉植物に、結構はまってしまっています。

 ところで、冬は鯖の味噌煮が美味しい季節でして、カミさんへのリクエストの上位に来ます。ノルウェーの塩鯖とかで作る鯖の味噌煮も美味しいのですが、新鮮な刺身でも食べられそうな鯖で作る味噌煮は絶品です。冬は煮物系がとっても美味しいですよね。

 そんなこんなで、今年の結婚記念日には10年来使ってきたレンジの買い替えを行ないました。一昨年辺りから買い換えようという話題になっていまして、ヨドバシカメラとかで下見をした時には10数万円して躊躇していたパナソニックのオーブンレンジがあったのです。全く同じものはさすがの人気商品で既に無かったのですが、デザインは少々違うものの性能が同じ感じのものが6万円台で出ていまして、これは御得感たっぷりということで購入したのでした。

 色々とボタンやら番号やら何やらと、機械系が苦手な宮地的にはチンプンカンプンで謎な代物ですが、パナソニック好きのカミさんは楽しんでいます。僕の方は電子レンジ機能さえ使えれば十二分ですから、電子レンジの箇所だけ覚えてあとはお手上げ状態ですけれどもね。。。

19日(火)
 JR九州の来春のダイヤ改正が、大幅な減便を通達したことによって大騒ぎとなっています。肥薩線の特急〈はやとの風〉などは基本的に廃止されてしまいますし、利用者の多い博多‐長崎間の特急〈かもめ〉、九州新幹線〈さくら〉〈つばめ〉など、次々と減便対象でして、あまりにもの事態に驚くばかりです。

 JR九州が上場をする前後から、鉄道部門の赤字を、不動産部門やら何やらの黒字で埋め合わせ、ようやくと全体の黒字を捻出していることは話題になっていました。それが上場するや否や、赤字である鉄道部門を一気に縮小していくこととなるとは、さすがに想像もしていませんでした。確かに民間企業としては当然の事かも知れませんが、鉄道会社の持つ公共的な役割を完全に無視してしまっています。

 ただ、国鉄が分割民営かされた時から、いつかは直面すべき問題だったとも言えまして、人口減少や過疎化という中でローカル線をどうするのかというのは大きな課題です。人口減少や過疎化で鉄道利用者数は減っているでしょうが、運行本数を減らして不便になれば更に人口減少や過疎化が進むのは間違いありません。

 ここらで、赤字路線を維持するためには、地方自治体なりが、民間企業でかつ大企業ではありますが、JR九州に対して赤字路線維持のための補助金を支給することも検討すべきではないでしょうかね。このまま運行を減らしていけば、地方は更に疲弊するばかりでして、地方は身銭を切ってでもJR九州が赤字路線でも残してくれるように尽力すべきでしょう。

 地方自治体が公共性だけを唱えたところで、一民間企業であるJR九州は株主への説明責任を果たせませんから、赤字路線は削減せざるを得ません。民間企業であるJR九州へ公共性への配慮を要求するためには、地方自治体自らが金銭的にその赤字の一部なりを負担する事が不可欠でしょう。赤字の何割を負担するのかは自治体とJR九州との話し合いでしょうが、この視点抜きにしては鉄道は減便され続け、田舎は疲弊し続けてしまうのではないでしょうか。

26日(火)
 近所のマックスバリューに青パパイヤが売っているため、カミさんに頼んでパパイヤイリチーやパパイヤチャンプルーをリクエストしたのですが、青パパイヤを調理する段階で手がかゆい、ということで宮地が青パパイヤの解体作業を行なっています。ダイエットに効く青パパイヤ酵素というのは、このかゆみ成分から来ているのかなぁなどと思いながら、美味しい青パパイヤ料理を食べるために痒みに耐えるのです。

 沖縄つながりで、今年の年末も沖縄そばを年越し蕎麦にしようということになりまして、わしたショップで照喜名そばを予約しました。我が家では、この照喜名そばを一度冷凍してやり、解凍してから食べるのが一番麺に腰が出ていておススメなのです。しかしながら、今年は大分の豊後高田蕎麦も天神のアンテナショップで見つけて調達してしまっていますので、実は年越し蕎麦を2段で行なうことになりそうです。こちらはオーソドックスな和風の海老天蕎麦になるでしょうか。

 大分といえば、今年の博多駅のクリスマスマーケットで湯布院の〈山荘無量塔〉、これは〈ムラタ〉と読みますが、湯布院の御三家の1つがチョコレートショップを出店していまして、こちらで美味しいチョコレートを入手してしまったのです。ヘーゼルナッツや胡桃やマカデミアンナッツをチョコレートでコーティングしているお菓子でして、味見を大盤振る舞いでしてくれていたのを食べて感動。いや、やはり湯布院御三家は凄いですよ。買い込んでしまいました。