2018年10月

4日(木)
 伊都キャンパスでの日々が始まりまして、博多日誌と名付けているものの、伊都国の山の中なので不思議な気分です。まぁ、日常生活は街へと戻りますから、タイトルはこのままでも良いでしょう。

 記録資料館も伊都の山中で再オープンとなりましたが、箱崎時代と比べて変わった点がいくつもあります。閲覧室が豪華になったとか、各部門が一箇所に集ったとか、建物も図書館の一部に組み込まれたとか、色々と変わっています。研究室は少々狭くなりましたが、それでもそれなりの広さは確保されていますし、綺麗になったのは何よりです。空調もかなり改善しまして、エアコンが効かないという事態も避けられそうです。

 個人的に一番嬉しいのが、この中央図書館の建物の一角に研究室があるという状況でして、研究者としては最高に恵まれた環境をゲットしてしまいました。中央図書館には開架書庫200万冊、自動書庫150万冊の合計350万冊のキャパがあります。今のところ何冊入っているかは確認していませんが、かなりの大規模図書館です。これらへのアクセスが抜群なのは嬉しい限りでして、調べものが短時間で可能です。キャンパスへの移動時間は長くなりましたが、何かを調べる時間の短縮は圧倒的でして、これが移転前に想像していた以上なのでした。

 また面白いところですと、これまでは館長室が会議室と一体化していたのですが、館長室が館長室として独立しまして、逆に展示室が無くなったために館長室に石炭標本とか炭鉱用具などが展示されています。この館長室、坂上康俊記録資料館長の提案で、折角だからということで来客用に教員誰でも使用できるスペースとなりました。展示などを見たい人は、スタッフへ気軽にお声かけください。でっかい石炭標本には驚きますよ。

15日(月)
 2019年10月からの消費税10%への増税が表明されました。となると、これから1年間は買い溜めを中心に行なっていかなければなりません。日本経済にとっては悪い事この上ないのですが、個人的な生活のためには買い溜めはせざるを得ません。消費税増税後にできるだけ消費をしないため、増税前の駆け込み需要をどれだけ沢山出来るのかが勝負となります。

 今回は5%から8%への増税が行われたときと大きな違いがあり、軽減税率が設定されています。勿論、軽減税率を適用される商品だって、その生産過程では増税分が負担となりますから、将来的には値上げとなるでしょう。ただ、来年10月1日からの値上げは、便乗値上げというバッシングも引き起こしかねませんから、もう少し先送りされると見ていいでしょう。

 ということは、軽減税率が適用される食品類などは、基本的に買い溜めを先送りできるということです。これが前回と大きく違います。前回は、香辛料や調味料、缶詰や粉物類なども大量に買い溜めしたのですが、これらの買い溜めが不要です。ちなみに、前回の増税前に買い溜めたうち、香辛料や缶詰などはまだ一部が残っていまして、買い溜め効果は抜群です。

 ですから今回は、洗剤、下着、コンタクト関連、ティッシュやトイレットペーパー、収納用具、絆創膏や湿布や塗り薬といった医薬品類などなどが主たる買い溜め対象となります。また忘れてはならないのが、酒類です。食品だといって忘れそうですが、酒は10%への増税対象になりますから、これの買い溜めが最優先事項となってきます。

 飲むための酒は当然ですが、忘れがちになってしまうのが料理酒です。日本酒やワインというのは、カミさんに料理を作ってもらうために必須アイテムですし、普段の酒代に加えて、意外とこれらの料理酒代も馬鹿になりません。また、ミリンも酒税法の対象品として軽減税率は適用されないので、ミリンも大量に買い溜めをする必要が出てきます。

 となるとやはり今回も大量の買い溜めが必要でして、まずは買い溜め品を置いておくスペース作りから始めないと駄目だよなぁっと思うのでした。これから1年間は買い溜めの1年間だとして、皆さん頑張っていきましょう。

 ちなみに、買い溜め需要によって2019年度前半期までは好景気が維持され、2019年度後半期の決算が出てくる2020年から一気に景気が悪化していくという可能性がグッと高まりました。1964年とは違い、今度の東京オリンピックは不景気の中でのオリンピックとなりますから、ボランティア集めとかどうなるのか興味深いところです。

29日(月)
 広島の応援をしているカミさんの横で、マックスバリュが配布するソフトバンクのシリーズ進出の5%割引クーポンを抱えることくらいしかすることもなく、ただただ暇だったのですが、久々にドラゴンズにも嬉しいニュースです。与田が監督っていうのが上手く行くかどうかはさて置き、ドラフトで根尾昂を引き当てたことでしょうか。飛騨出身の選手です。その他にも地元関係が多いのが今年のドラフトの特色でしょうか。

 福岡にいると逆に中日の方針が良く分かります。ソフトバンクは九州出身の選手を積極的に採用していき、それによって地域密着型の球団として集客にかなり成功しています。落合ゼネラルマネージャー下で悲惨なことになってしまった中日を立て直すために、ソフトバンクの球団経営を参考にしたのでしょう。飛騨出身のルーキーをはじめとして、名古屋圏にちなんだ選手たちが活躍すれば、再び地元民たちの中日愛も復活してくるという読みでしょう。

 落合は監督としては優秀でしたが、経営側としては最低でした。発想がものづくりか流通かとかだったら兎も角、エンタメ業としては最低最悪の経営でした。たぶん、的外れの経営本でも読んで学んだんでしょうが、暗黒時代でした。その点、ソフトバンクはアメリカの球団経営などをたぶんモデルとしているんだと思いますが、集客にかなり成功しています。エンタメ業はこうじゃなきゃ、というお手本のような経営でして、中日もいいところはドンドン取り入れていって貰いたいものです。