2018年11月 |
8日(木)
先日、久しぶりに中洲のリバークルーズへと行って来ました。秋晴れの那珂川から博多湾にかけてを船から眺めるというのは、なかなかに優雅です。前に乗ったのは2年くらい前だったと思いますが、いつの間にやら観光案内役のスタッフまで増えていまして、驚きです。
スタッフといっても日替わりのようでして、僕らが乗った時には、〈なかしま拓〉っていうハンドフルートの名手が演奏もしながら案内をしてくれまして、二重に驚きでした。橋の下で音色が籠もる時など、ちょっとしたコンサート会場にいるくらいの感動があります。ネット検索をかけたら、ツイッターで乗船日が分かるようでして、興味がある方は是非ともどうぞ。そしてリバークルーズを楽しんだ後は、リバレインまで移動してビールを堪能し、秋の休日を楽しんだのでした。
ところで消費税増税に備えて、10年来使ってきた電気ヒーターを買い替えしてしまいました。パナソニック好きのカミさんが珍しく他社製品を気に入りまして、ダイソンの何処から風が出ているのかよく分からない、謎のファンヒーターです。扇風機や空気清浄機としても使えるらしいですが、まぁ、謎です。
あと、洗濯機の調子が悪かったので、こちらも修理をするのではなく買い替えと相成りました。これまでは僕の意見を入れてシャープ製の会話を楽しめる洗濯機だったのですが、シャープも日本企業じゃなくなってしまいましたので、カミさんの軍門に下りましてこちらはパナソニックの洗濯機へと買い換えたのでした。
あとはエアコンや冷蔵庫はまだ動いているので、消費税増税前の買い替えをするのかどうか微妙ですが、他にも増税前に駆け込み消費をするものを、色々と考えていかないといきませんねぇ。
12日(月)
消費税2%分の増税なので錯覚しがちですが、8%から10%への増税ということは、増税幅としては25%の増税となります。これまでよりも、25%も余分に消費税を取られるということですから、消費への影響は甚大です。税というのはペナルティとしての側面も持っていますから、消費をするとこれまでより25%も余分にペナルティを課されることとなります。消費が好きな人にとっては、税という形で罰を与えられますから、消費マインドはてき面に冷え込んでいきます。
というわけで、まだ消費マインドが少しでも温かいうちに買い溜めですが、この週末は歯ブラシに歯磨き粉、洗濯用洗剤や台所用洗剤などを買い込んできました。他にも買い溜めをしたい物品はいくつかあったのですが、ふらふらとお散歩に出かけてしまいまして、買い溜めもまだまだ道半ばなのでした。
お散歩は博多駅まで出かけたところ、博多阪急で北海道物産展をしているのを発見。〈富良野牧場〉から美味しそうなソーセージやらベーコンやらが来ていまして、普段は〈大阿蘇ハム〉が好きなのですが、少々浮気をして味見してみました。カルボナーラ用に勧められたベーコンでしたが、結婚記念日も近いのでブロックを買い込みまして、結婚記念日あたりでベーコンステーキが素敵じゃないかと思ったのでした。
他にも会場を見ていると、〈パイクイーン〉というお店のアップルパイが美味しそう。彼これ7年くらいはアップルパイを食べていませんでしたが、久しぶりにアップルパイを買って帰り、紅茶と一緒にアップルパイを堪能。甘さも控えめで、大人が食べるのに美味しい健康志向なのが嬉しいところ。最近は米だけじゃなく、リンゴも北海道での生産が増えているんだと驚きました。
休日はもうひとつ、カミさんのカレーデーでした。鳥取出身のカミさんは何日カレーを食べ続けても飽きない人でして、カレーレパートリーも豊富なのですが、珍しく欧風カレーの日だったのです。物産展ではなく、こちらはスーパーに北海道産の牛すね肉ブロックが売っていまして、これを圧力鍋で香辛料や赤ワインと一緒に煮込む。それを取り出して、食べやすい大きさに切り分け、解凍したベルギー産の冷凍野菜と一緒にカレー粉や香辛料の残りを加えて煮込む。カレー粉は同じ中国地方の山口県のお米のカレー粉、香辛料はネパール食材店で買ったのをミルサーで混ぜたもの。
冷凍食材を使っていたりして、いつもより簡易なカレーだったのですが、何が良かったのか分からないけれども、結婚生活12年目にして最高の出来かも知れないカレーの完成。牛すね肉がシチューのようにほろほろと口の中で崩れ落ちていき、カレーのルーに肉と野菜のエキスが存分にしみ込んだおかげで、御飯にもパンにも良く合う。6リットルくらいつくっていますが、一気に飲み干したい衝動にかられる。
香辛料を2回に分けて入れるのがポイントだとか、普段は鶏・豚・魚貝が多い中で、我が家には珍しく牛カレーだったとか、カミさんは色々と理由を探っていましたが、何はともあれ絶品カレーになっている。冷凍野菜の解凍だからか、野菜の繊維質が破壊されていてよくよく煮込まれている。少し朝晩が冷える季節になってきて、シチューの要素が高い欧風カレーが合うっていう気候条件も関係していそうですが、何はともあれカレーも奥が深いですよね。
26日(月)
この3連休は秋の行楽日和で、どこもなかなかの賑わいでした。そんな喧騒を逃れるためもあって、ふらっと宇美八幡宮までお参りに行って来たのですが、福岡市内から少々離れるだけで長閑なエリアです。お目当ての1つは、この宇美八幡宮にある〈季のせ〉さんという和菓子屋さんです。これで〈ときのせ〉という読みをする店名です。
和菓子の方は昔ながらの田舎の和菓子っていう感じでホッとする味なのですが、加えて更に注目すべきは、ここの鯛焼きです。この鯛焼きがとにかく絶品でして、〈筑前鯛笑〉という別名を名乗っていますが、店の奥は繋がっているので和菓子屋さんがやっている鯛焼きだと思います。さすが和菓子屋さんだけあって、鯛焼きの皮からしてパリッパリの絶品。ちょっと足を伸ばして食べる価値ありの美味さでして、僕は黒餡が好きなのですが、カミさんがカスタード餡が好きでして、ちょっと味見をさせて貰いながら両方を堪能したのでした。
鯛焼きだけでなく、今年はたまたまですが、25年に1度の聖母宮式年大祭の年ということでして、室町末期に製作された神像が御開帳されていまして、そこへもお参りをして来たのでした。こちらは知らずに出かけて、偶然のラッキーです。お社の方も築300年を越える社殿でして、大きなクスノキに囲まれて見応えもたっぷりだったのでした。