2019年3月

5日(火)
 名古屋の企業の営業トークにはめっきり弱いのですが、メニコンのコンタクトレンズで新しく品質の良い物が出来たということで、フォーシーズンというのに代えてしまいました。月額料金が少々アップするのですが、酸素透過性が良くなり、薄くなり、フィット感も軽いということです。つけた感じは、何が変わっているのかは、鈍い僕には良く分かりませんが、名古屋の企業が品質がアップしているといっているんだから、たぶん凄くいいものでしょう。

 1年前にも説明を受けているらしいのですが、全く記憶に無い。フォーシーズンで3ヶ月ごとに替えられるものに、それぞれ四色のカラーがついているので、勝手に僕がカラーコンタクトだと理解して、アサッテのことを考えていたのか知れません。説明用の写真はどう見てもカラーコンタクトなのですが、つけても目に色が付いたりもしないし、世界が違う色で見えたりもしないという説明を受け、納得できました。

 消費税の増税も近いですし、出張用・旅行用の使い捨てコンタクトレンズの買い溜めもしてきまして、着々と増税にむけての備蓄に励んでいます。消費税増税の発表もあり、消費マインドが悪くなる一方でして、今年の1月には景気後退局面に入ってしまったという観測も出ています。消費税恐るべし。苛政は虎よりも猛なり、といいますが、備蓄をするだけでなく、今度はどれだけの期間になるか分からない不況へも、備えをしなければなりませんね。発表だけで景気の腰を折るとは、増税恐るべし。

8日(金)
 やはりと言うか、何と言うか、今年の桜の開花予想はかなり早めになっています。そして、桜の満開予想もかなり早めとなっています。まぁ、お花見の屋台などの日程はかなり早めに決まっているでしょうから、桜の開花予想を出されたところで、フェスティバル系を動かすことは難しいでしょうねぇ。

 もちろん、単純に桜の花だけを見て満足しろという風流な意見もあるでしょうが、花を見ながら、酒があり、肴がありという、そういう凡人的な桜を楽しみたい身としましては、桜が早く咲きすぎるっていうのは、なかなか心穏やかではありません。

 話は変わりますが、この季節になると桜餅をとても食べたくなります。いや、桜餅っていうのは年中いつでもある食べ物なんだけれども、このシーズンは美味しい煎茶を飲みながら、桜餅をつつくというのが良いですね。春になってきて、八女茶・嬉野茶・知覧茶の飲み比べというセットがありましたので、それを1セット買い込んできました。闘茶ではありませんが、いろいろと利き茶をしながら楽しむのがお勧めです。

20日(水)
 今年も無事に、3月の学位授与式のシーズンとなっています。伊都キャンパスへの移転が終わり、本格的に多くの学部・学府での学位授与式が伊都キャンパスでとなっておりまして、賑やかなかぎりです。僕の研究室も伊都キャンパスに移転してきたため、箱崎キャンパスにいた時よりも、より多くの学生たちの様子を間近に見られます。特に今年は、晴れ男、晴れ女が多かったようでして、清々しい青天の中での学位授与式となっています。早咲きの桜もみられまして、いいシーズンですよね。

 ところで、沖縄での調査をしてきたのですが、いつもと大きく変わったところがありました。調査についての話はさて置くとして、毎回、沖縄に調査に行くと、気分が上がることもあって、かならず国際通りで洋服を買う習慣がありました。基本、HubuBoxというお店でして、デザイン性がとっても良いにも関わらず、2Lや3Lというサイズまで揃っていて、それが嬉しくて10年以上前から買っているお店です。

 しかし今回、国際通りのお店を閉めてしまいまして、もう調査前から途方にくれる状況でした。閉店の理由は、那覇空港へと出店するためとのこと。ただ、本当にこれは偶然の中の偶然なのですが、帰路便の日が那覇空港店のオープン日なので、ちょこっと覗いてきました。

 最初は場所が良く分からなかったのですが、沖縄はバブル期越えの好景気に沸いていることもありまして、空港拡張が行なわれています。その拡張部分に、ANAフェスタや、JALのブルースカイ、御菓子御殿、うみちゅらら、といったそうそうたる面々と顔を並べながら、HubuBoxが並んでいまして、えっらい感動してきました。お気に入りのインディーズバンドがメジャーデビューしていく感覚というか、そういう感じです。

 国際通り店とは違って、朝の7時から開いている店ということでして、北谷在住の定員さんは、早朝5時には出て駆けつけるとか。みるからにニュー保守なオシャレなお兄さんにしてみれば、アカラ店か美浜店に勤務し、たまに国際通り店へとヘルプに出かけるくらいだったのが、いきなり那覇空港店勤務となってしまったのでしょう。頑張ってくださいと応援せずにはいられません。

27日(水)
 『エネルギー史研究』の最新刊ができあがり、中澤秀雄・嶋崎尚子編『炭鉱と「日本の奇跡」石炭の多面性を掘り直す』の書評ができあがりましたので、プロフィールを更新しておきました。抜き刷りは他の昨今の小論などと合わせて適宜送っていきたいと思っていますが、最近忙しいので、GW前くらいまでを目途にしたいところです。

 それはさておき、過日、福岡市動物園へ行ってきました。福岡へ来てから彼これ12年になりますが、動物園まで足を運んだのは初めてでした。薬院大通駅で降りてちょっとでして、思っていたほど遠くないけど、思っていたほど駅から近くない場所にありました。最後に動物園に行ったのがいつかなのかさえ覚えていませんが、たぶん、大学院生の頃に上野動物園に行った記憶があるから、それ以来でしょうか。水族館は行っても、動物園ってなかなか行きませんよね。

 レッサーパンダが思っていた以上に大きかったり、コツメカワウソが思っていた以上に快活に動き回っていたり、ポスターにも描かれているアムールトラが思っていた以上に迫力があったり、色々と新鮮な驚きでした。福岡市動物園は、ところどころに旭山動物園で有名になった行動展示の手法を取り入れていまして、僕の昔ながらの動物園イメージとは、良い意味で違っていました。もちろんすべてを行動展示にする余裕は予算的になかなk無いのでしょうが、少しづつでも、行動展示を増やしていってもらえればと思うばかりです。

 ところどころ、イノシシがいたり、ツキノワグマがいたりということで、カミさんには緊張が走っていました。カミさんの村では人口減のため、ついにツキノワグマが人里に近付いてしまったということです。イノシシは昔から農作物を荒らしに来ていたりと、隙をついて退治するモードに体が勝手になってしまうとのことでして、なかなか難儀な話です。ツキノワグマの退治方法を考えていたようです。レッサーパンダも、最初に出会ったのが里山ではなく、動物園だったから良かったという感想を漏らしていました。

 僕なんかはのんびり昼寝している猪を見ても、可愛いなぁっとしか思わないのですが、それでもツキノワグマは少々怖さを感じました。ヒグマは怖いという話を聞きますが、ツキノワグマも、エサを待って縄張りをうろついている様子を見ていると、十二分に恐ろしさ満載です。ちょっと近付いてはいけない、危険な雰囲気を撒き散らしていまして、そういうのを体験出来るのも動物園ならではなんでしょう。