2020年8月 |
3日(月)
新型コロナウイルスの影響もあって遅れていた、『エネルギー史研究』のリポジトリ登録が終わりましたので、宮島清一『時代を拓いた唐津の先人』の書評のリンクを貼っておきます。高橋是清のことも知らなかったですし、ましてや、辰野金吾とかがその薫陶を受けていたなんて言うのも知りませんでした。あと、早稲田佐賀中学・高等学校がどうして大隈重信の生まれた佐賀市ではなく唐津市なんだろうと、調べもせずに長年ボーっと思っていたのですが、天野為之の故郷だったのですね。謎が解けました。
ついでに、カミさんの方の業績も追加しておきました。田川市石炭・歴史博物館で清水憲一先生をトップにやっていたプロジェクトが終わったということで、本自体は数か月前に出来ていたようですが、難航していた付録の資料編DVDも無事に完成したということで、著者用のが先んじて届いたようです。著者には2冊貰えたようで、うち1冊を献本して貰いました。論文の献本はちょこちょこ貰っていますが、本の献本をカミさんから貰うっていうのは初体験です。
ところで新型コロナの拡大に伴って、九州大学も若干の警戒レベル上げをしていますね。4段階あるうちの、2段階目は維持するものの若干厳しくするという、なんともまぁ微妙な状況ですが、2段階と3段階の中間みたいな曖昧なレベルになっています。ただまぁこれも、状況によってはまたどうなるか分かりませんね。御盆の移動を、人々がどのくらい行うかっていうのも関係するでしょうし、GoToキャンペーンの被害もこれからでしょうし、まぁ先行き不透明です。
徐々にですが病床が埋まってきていまして、医療崩壊に行くか行かないか。今はそれが一番の問題でしょうね。
7日(火)
新型コロナウイルスを受けて外食を避けている生活をしているため、その分、自宅でちょっと贅沢な一品をカミさんが作ってくれたりします。なめろうとか十二分に贅沢なのですが、そういう贅沢さではなく、珍しく金のかかっている贅沢さです。その中でも、今回の新型コロナウイルス下で我が家の一番のヒットメニューは、牛小間肉のローズマリー炒め。これです。ちなみに僕は炒めるだけ係です。
黒毛和牛、といっても小間切れ肉なので黒毛和牛の中では安いですが、その美味しそうなところを買ってきます。そして、脂身が多いところをフライパンに乗せて、牛脂をひいてやり、ここにニンニクスライスを入れて炒めてやります。ある程度ニンニクが炒まったら、牛小間をザッと炒め、そこにローズマリーたっぷりとオレガノ、それから岩塩をミルで砕いたやつを入れて炒めます。ローズマリーをよく脂で加熱してやると、香り高くなりますので、レアではなくウェルダンな焼き加減にするのがポイント。そして最後に塩をかける。
牛小間だけだと高いので、かさ増しでエリンギやヒラタケのスライスを入れても良いです。かさ増しっていう意味だけじゃなく、キノコ類を入れた方があっさりとするので、牛だけじゃない方が好きな人は好きかも知れませんね。ちなみにローズマリーの量ですが、1回に香辛料の瓶を半分くらい使いますので、かなりローズマリーが自己主張をする美味しさです。それほどにローズマリーに自己主張をさせても、負けないくらいの美味しい牛肉を使うのがいいですね。
12日(水)
出身地の多治見市は、もともとは美濃焼の産地として有名でしたが、最近ではそれよりも猛暑で有名になってしまっています。そんな多治見市の1980年代、つまりは僕が小学生だった頃の最高気温を見ていたのですが、当時からすでに36−37℃は叩き出していたようです。僕の子ども時代のイメージの中でも、多治見は暑いところなのですが、暑い日には37℃になっていたとなると、まぁ30年前、40年前もそれなりでしたね。体温よりは高温です。
しかしその36℃、37℃と、昨今の40℃を超える最高気温というのは、また一段階違っています。幸いにも今年はまだ多治見は40℃を超えていないみたいですが、お盆には39℃予想が出ていますから、40℃を超えてきても不思議ではないですね。多治見の場合には、高温であることも大変なのですが、市内の中心部を土岐川(庄内川の上流部分)というそれなりの川幅の川が流れていまして、そのせいもあって湿度が高いのも難点です。この温度と湿度との相乗効果で、不快指数は鰻登りでして、まぁ夏は大変ですよ。
福岡も日本海側の都市なので、曇りが多く湿度が高い陰鬱な感じはありますが、盆地の湿度と比べると、風が流れるだけまだマシな暑さです。まだマシとは言っても、流れ出る汗はどうしようもありませんから、この季節はシャワーと着替えが最高の贅沢になるのでした。
24日(月)
今年の夏は、気付いたら朝夕は少し涼がとれるくらいになっていまして、なんだか短い夏だったような気がします。梅雨が長かったからなのか、新型コロナウイルスのために行動が制限されていたからなのか、単に年を重ねたから時間が早く過ぎるのか、よく分かりませんが、何はともあれ短い夏でした。もう8月も残すところ1週間というのは驚きです。
だいたい8月下旬から9月上旬にかけてというのは長期調査やらに最適な期間ですが、この状況下では例年のような調査を十分に出来るでもなし。資料館や図書館の業務縮小の影響は甚大です。また、福岡は感染者の多い地域ですから、お年寄りが多いエリアに入っていったとして、もし自分が無症状感染者で、誰かにうつしてしまったらと思うと、どうしても例年と同じ行動は採れません。
新型コロナウイルスっていうのはほんと曲者でして、自分が感染して苦しむだけならばまだしも、この自分は無症状感染者で誰かにうつしてしまう危険性っていうのが、一番つらいところです。もちろん自分が重篤化するのは嫌ですが、自分が重篤化しなくてあまつさえ無症状であっても、それでも気を付けなければならないのが大変です。暑いさなかは、人通りの少ない場所ではマスクは外して歩いていますが、屋内や人が多い通りでは暑くてもマスク必須ですし、色々と不便ですねぇ。
集団免疫を獲得して2年で終息するのではとか、スペイン風邪は終息までに3年間だったとか、色々と終わりの時期については見解が出てきています。まぁ、スペイン風邪や旧型のコロナウイルスを参考にするならば、次第に感染リスクは上昇しそれと反比例して弱毒化がおこって、単なる風邪となって終息していくっていうことなのでしょうが、本当に過去の事例通りになるのかなんて、誰も分かりませんからね。
31日(月)
安部首相の退陣表明から、あっという間に菅官房長官が後継の有力候補という流れになっています。まだ誰が次期首相かは分かりませんが、もし菅官房長官が首相になると、菅直人と菅義偉と2人の菅首相が登場することになり、後代の人を泣かせることになるでしょう。しかも、カン首相とスガ首相で読み方が違うとなると、叙述する側の歴史家泣かせにもなりますね。必ずフルネームにするのでしょうか、それともフリガナで対応するのでしょうか。
同じ名字の首相というと、鳩山一郎と鳩山由紀夫、福田赳夫と福田康夫、この辺は肉親ですが、鈴木貫太郎と鈴木善幸、田中義一と田中角栄、加藤友三郎と加藤高明、この組み合わせに続くことになります。だいたいは時期がズレているので問題を発生させませんが、加藤友三郎と加藤高明がそれなりに時期が近いでしょうかね。大正期の加藤友三郎首相と加藤高明首相の書き分けは、フルネームでやっているのかな。
ちなみに次期首相は、総選挙を勝って2期目に入ると、第100代という記念すべき首相になれます。
話は変わりますが、週末は軽い熱中症になっていました。カミさんが気をきかせて、コンビニエンスストアへ駆けてポカリスエットを買ってきてくれたので、それを飲んで横になっていたら簡単に回復しましたが、熱中症は怖いですね。何の前触れもなく、突然に頭痛がして倦怠感が出てきます。気温36℃くらいで出歩いていても昔は平気だったこともあり、睡眠不足だったとはいえ、少々油断しすぎでした。水分補給も大切ですね。
我が家は、僕が大塚製薬のポカリスエット派なのに対して、カミさんはコカ・コーラのアクエリアス派です。カミさんのアクエリアスはストックがあるのですが、最近の僕はお茶やハーブティーに凝っていまして、ポカリスエットの買い置きがありませんでした。昔はちゃんとポカリスエットを何本か置いていたのですが、サボっていましたねぇ。初心に帰って、ポカリスエットも買い置いておかないと駄目ですよね。反省しきりです。