2021年6月 |
8日(火)
この前、ヤングコーンが格安な話は書きましたが、こちらは国産のニンニクの芽も安くてうれしい限りです。カミさんはニンニクの芽と砂肝を炒めるのが好きな関係から、これがなかなかの絶品です。国産のニンニクの芽といっても、一束で100円くらいなものですから、なかなかな国際競争力があります。この時期はズッキーニなんかも出はじめる時期ですが、こちらもグリーンの普通のズッキーニとイエローズッキーニの大きな2本で170円とか、買わないではいられません。しかしズッキーニっていうのは、パスタソースを作るときに使う以外は、あまり用途が良くわからない野菜でもありまして、茄子の仲間らしいですから、なおさら謎です。
安いといえば枝付きの枝豆とかまで、八女あたりから届いていまして、やっぱり八女茶の産地だけあって八女ブランドは買ってしまいます。そして確実に美味しいです。福岡市にいたころは糸島ブランドのアピール力がありましたが、久留米までくると八女ブランドが大きいですね。もうちょっと南へ行くと阿蘇ブランドになりますから、九州の産地ブランドも色々です。意外と佐賀産品は少なくて、佐賀の農作物は福岡市へと行ってしまうのですね。
ところで佐賀といえば、最近の話題は九州新幹線です。フル規格に佐賀県が難色を示していた問題で、新たに佐賀空港ルートなんて言うのが提案されています。もともとはJR九州の初代社長案だったらしいのですが、それを佐賀県が出してきました。混雑が著しい(今はコロナで閑散としているでしょうが、そのうち混雑も戻ってくることでしょう)福岡空港から佐賀空港へと人を流す案でして、これはなかなかに秀逸です。
佐賀県とすれば、いまいち利用客が伸びずに財政負担となっている佐賀空港を、新幹線とのアクセスによって利用客を増やすことができれば、佐賀市南部の開発と合わせてメリットが大きいことでしょう。佐賀空港ルートとなれば、現在の佐賀駅が便利な人たちへの影響は最小限でしょうから、絶妙な案を出してきたなぁっと感心するばかりです。佐賀空港駅、いいですねぇ。
久留米在住となった立場からしても、現在ならば福岡空港と比べて佐賀空港はあまり選択肢にもあがりませんが、新幹線駅が誕生するならば、佐賀空港と福岡空港はイーブンな関係になり、時間帯などで選ぶこととなるでしょう。市街地上空を通る福岡空港が、夜の10時で発着を止めてしまうので、新幹線と接続する佐賀空港となれば、22時―24時の利用でグッと便利になります。福岡羽田便の最終便問題とかも、佐賀空港の利便性が上がれば解決します。
さらには、佐賀空港のハブ空港化などという話もセットで出ていまして、それはどこまで行けるのか分かりませんが、今よりも佐賀空港を使いやすくなることは間違いないでしょう。そういう意味では、佐賀空港の利用者数を画期的に伸ばす案でもありまして、長崎新幹線の佐賀空港ルートはかなりの名案だと感心しているところです。これは採算性の点でJR九州が受け入れるかどうかですが、国土交通省が佐賀空港を将来的にどうするのかにも関連しているのかも知れません。
11日(金)
実家の両親のところにはワクチンの接種券がようやくと届いたとか。ただし、7月から8月にかけての接種ということでして、2回目のワクチンの効果がでてくるのは9月に入りそうです。まぁ、巷間に溢れている情報によりますと、10万人に1人くらいの割合(?)で亡くなっているみたいでして、普通ならば薬害の問題から認可されないレベルのワクチンが、こんな状況下だから接種されて行っている状況です。もちろん、ワクチンと死亡の因果関係なんてなかなか分かりませんから、10年、20年と長い裁判がたたかわれて、最終的に玉虫色の救済へとなることでしょうが。
しかしながら新型コロナウイルスを放置しておいたら国の経済は崩壊してしまいますから、薬害問題はさて置くとして、ワクチン接種はすすめられていくわけです。WHOは戦争状態であると表明していますが、まぁ実際に戦争下においてならば、薬害問題なんて言うのは二の次になってしまいます。そんなものなのでしょう。我々は、その10万人に1人だかの薬害にあたらないことを祈るばかりですが、うちの母親曰く、宝くじで億万長者になるよりは当たる確率が高いとのことでした。うん、そうなんだけど、なんだか、分かったような分からないような。。。
九州大学も職域接種をはじめるとのことですので、そのうち案内がまわってくるのでしょう。また、カミさんの方にも久留米大学で職域接種の話が出ているみたいでして、そのうち案内がまわってくるのでしょう。九州大学にしても久留米大学にしても、自前の医学部がありますから、いざという時にはそちらが対応するのでしょうが、まぁお医者さんたちにしてみれば面白い人体実験ですよね。医者の大半は、自分たちの医者人生の中で、人体実験のチャンスが訪れるなんて思っても見なかったでしょうから、熱心に対応してくれることでしょう。
久留米市の場合には、第4派の感染者数が多かった関係から危機意識が高く、高齢者の接種がかなり順調に進んでいます。すでに高齢者の3分の2は1回目接種を終えている状況でして、このままだと64歳以下の接種もかなり早く回って来そうです。職域接種と、居住地での接種と、ダブルで連絡が来るとすると、どうなるのでしょうかね。ほんと、色々と分からない事だらけです。
16日(水)
論理的に考えていけば、選挙で票を減らしていくオリンピックなんて言うのは開催できるわけがないと思っていたのですが、オリンピックをすると票が増えるという考えがあることに仰天しています。確かに、日本で最も人口減少が激しく、しかも人口流出が激しい田舎の、70代のお爺ちゃんのメンタリティを、合理性で推し量っていたのは間違いだったのかも知れません。因習もあるでしょうし、情報弱者でもあります。
裸足のアベベ、1964年には話題になっていたことは知っています。日本のお家芸だと思っていた柔道でのヘーシングの活躍、確かに衝撃だったことでしょう。さらには、東洋の魔女たち、分裂する前のチェコスロバキアの名花チャスラフスカなどなど、お爺ちゃん、お婆ちゃんたちには懐かしい思い出なのでしょう。
娯楽が少なかった高度経済成長期には、そして情報を得る手段が少なかった20世紀には、皆で楽しく家族団欒、地域団欒。圧倒的なブームがあったことは理解できます。しかしながら、それが現代社会、しかも新型コロナウイルス下でも再現すると想定して、強行していくような状態になるとは予想だに出来ませんでした。
バッハ会長が放言し、コーツ副会長が失言し、ほかのIOC委員たちがボロを出し、各国のオリンピック選手たちが羽目を外せば、それに比例する形で自民党と公明党の票数は、1票、10票、100票、1000票と減っていきます。自分たちの選挙を、世界のIOC委員たちやオリンピック選手たちに委ねてしまうとは、かなり驚いています。お爺ちゃん、別世界に生きているな。
しかしこれで、野党の側はいっきにオリンピックへのスタンスのハードルが下がりました。共産・立民などはすでに中止や延期を主張していましたが、維新の橋下徹元大阪府知事も、開催は反対だけれども菅政権は強行するだろうと、大阪からお手並み拝見を決め込んでいます。小池百合子都知事の与党の都民ファーストは、菅政権が強行するからせめて無観客開催にしろという観測気球を上げはじめました。
こうなってくると、秋の総選挙はお爺ちゃんが目論んだとおりに、国民が新型コロナのことなんてオリンピックの大騒ぎできれいさっぱり忘れてしまって、飲めや歌えのドンちゃん騒ぎの大騒ぎで自民・公明が過半数をとるのか、オリンピック開催への批判から過半数を割るのかという、そこが焦点になってきまいた。自民・公明が過半数を割った時には、連立を拡大せざるを得なくなってきます。そのときに、小池百合子都知事と橋下徹元大阪府知事らは、少数で首相のポストを取りに行くことになるのでしょう。
自社さ政権の時には、少数であった社会党の村山富市首相が誕生しています。これを狙うとなると、自民・公明が過半数を割るとともに、うまい具合に小池百合子・橋下徹らは衆議院議員になっていないといけません。キャスティング・ボートを握れるか否かと、人気と風を受ける状況での選挙への出馬という、それが準備できるかも重要です。もしかすると、自民・公明と国民民主党あたりとの連立とかもありえますし、今年の終わりに誰が総理大臣をやっているのか、まったく読めない状況になってきました。面白いですねぇ。
23日(水)
ネットサーフィンをしていたところ、マツコ・デラックスがおすすめの素麺の食べ方として、冷やし中華のタレで素麺を食べるというのが載っていまして、早速ですがやってみました。我が家はだいたい五木食品が出している〈半生冷やし中華〉がストックしてあるのですが、このタレだかスープだかを使い切らずに残っている時がありまして、それが冷蔵庫に眠っていました。いや正確に言うと、引っ越しに際して冷蔵庫に残っていた冷やし中華のタレや、桃太郎肉まんの酢醤油や、なんやかや一切合切を持ってきていたので、それらがあったのでした。
そんなわけで、色々と残っていたツユタレ群の中から、五木食品の冷やし中華のを引っぱり出してきて素麺を食べたのです。今年のじゃないはずなので、去年か一昨年かのでしたが、食べた瞬間・・・濃い。いやはや、冷やし中華のタレで素麺を食べたらそれは濃すぎるだろ、とツッコミをしつつ、でも傾向的には美味しいために、水でちょっとタレを薄めてみたのです。すると、これがかなり美味しい。確かに冷やし中華のタレは、素麺にはとても相性がいい。マツコ・デラックスが、冷やし中華のタレをそのまま使っているのか、薄めているのかは知りませんが、薄めればけっこう美味しいので今年の夏ははまりそうです。
冷やし中華といえば、マヨネーズ。冷やし中華のタレを使っているので、この素麺にもマヨネーズが合うのではないかと思って入れたところ、これまた美味しい。冷やし中華とマヨネーズの味わいが、素麺で再現されていまして、けっこういけます。ただし、冷やし中華と違って具材が無いために、たくさん食べるのは躊躇します。マヨネーズと素麺とタレでは、あまりにも体に悪そうなので、これは、禁断の味として秘匿しておくくらいが良いかも知れませんね。