2021年7月

2日(金)
 カミさんの方は、久留米大学の職域接種ですでに新型コロナのワクチン接種1回目を終えてしまいました。学生とかも1回目の接種を終えているようで、やはり私立大学はサービス業の精神が強いので早いですね。近隣の大学生たちにも接種し、あまったら久留米市民へと開放されるらしいです。久留米市自体もかなり接種が進んでいる自治体でして、第4派の感染が全国的に酷かった反動ですかね。高齢者はすでに半数以上が2回目の接種を終えていますし、60歳未満にも来週には接種券が配られるらしいです。

 そんななか、九州大学の方でも職域接種の連絡が来まして、久留米大学の余ったワクチンと、久留米市のワクチンと、九州大学の職域接種と、どれが早いかなぁっというにらめっこ状態ですが、少しだけ九州大学の職域接種の方が早そうです。職域接種の案内を見ていたら、副反応があった時にはこちらにご連絡を!という文面が踊っていまして、人体実験できる嬉しさが隠しきれていないので、笑ってしまいました。教職員や学生を合法的にモルモットに出来るというワクワクしている興奮が伝わって来ます。

 僕も普段は、医者っていうのはハードワークですし、医療ミスの時のリスクも高いので、社会的責任とか考えてあまり羨ましいとは思わない職業なのですが、今回のワクチンは合法的に人体実験できているので、羨ましいなぁっという目で見ています。経済史・経営史の研究者として学術的に謎解きをしている面白さは満足しているのですが、やっぱり人体実験とかの面白さはそれとは別の面白さがあるでしょうね。しかも罰せられることも責任を問われることもない人体実験なんですから、羨ましいなぁ。医学部いいなぁ。好奇心が止められないだろうな。

13日(火)
 最近、自分でラスクを作るのにはまっています。パナソニックのBistroというオーブンレンジの性能が良いというのもありますが、家で食べかけのパンが余った時の処理方法を考えていて、ラスクを自前で作るという結論へとたどり着いたのでした。ネットサーフィンをしていても、お勧めの温度と過熱時間というのがかなり千差万別で、色々と試行錯誤を繰り返していましたが、すくなくともうちのBistroでは130℃で15分というのが最適のようです。

 ただし、あくまでも焼いて少々冷やしてすぐ食べるのにベストでして、半日も置いておくと湿気ってきますし、1日も置いたらもうダメダメです。特にこの梅雨時は湿気るのも早いので、美味しい時間は短いです。そんな時は、湿気り具合にもよりますが220℃で2分から3分くらい、ふたたびBistroに入れてやりますと、再び美味しくなるから不思議なものです。(この220℃というのは、普通に買ってきたパンを再加熱して美味しくなる温度でして、だいたいその場合には5分から6分ですが)

 売ってあるラスクは、バターやグラニュー糖とかが沢山かかっていたりして、少々食べるのに躊躇してしまうのですが、自分で作ったラスクは単にラスクになっているだけでして、サクサクカリカリの薄切りトーストの完成版みたいな感じです。そもそも厚切りトーストがあまり好きではなく、わざわざサンドイッチパンでトーストを作るくらいにはサクサクカリカリのシンプルなのが好きなので、このラスクは美味しい。そして、余ったパンなので安いのが良いですね。

 そういえば夏になってきて、枝豆が大量に出てきています。普通の枝豆も良いですが、先日、黒豆の枝豆を見付けてしまいまして、それを買い込んできました。枝豆っていうのはスローフードでして、サヤの両端を1つづつ1つづつハサミで切り落としてやり、洗って濡れている状況で塩もみをしてやってしばらく放置しておき、それから塩茹でをするとかなり美味しくなります。まん延防止が続いているさなか、チマチマとこの枝豆作業をするのが癖になってしまいまして、枝豆の美味しさを引き出すのに奮闘していました。

21日(水)
 九州大学の職域接種でモデルナのワクチン1回目を終えました。副反応としては、腕の痛みはある程度覚悟はしていたのですが、それに加えて猛烈な頭痛と、下痢、さらには足の指のしびれなども出てしまいまして、それなりに苦しみました。いろいろと検索をしたところ、副反応の症状としては結構ありふれた症状みたいでして、せっかく苦しんだにもかかわらず、モルモットとして大して優秀な個体ではなかったみたいで申し訳ないですね。苦しまないのがベストですが、せっかく苦しんだのに教科書の本文みたいな症状は残念です。 

 しかし、うちの親も70代にして熱が出て腰の痛みとかもあったみたいですし、妹も高熱で倒れていますし、遺伝子レベルでmRNAワクチンとの相性が良くないのではと懸念してしまいます。そうなると、次は1回目よりは副反応がひどいといわれる2回目が待っているわけでして、かなり怖くなってきています。

 うちの父親が楽しそうに、自分の身の回りで副反応がひどかった人たちの話を教えてくれるのですが、吐血した人がいたり、電車で15分の距離が帰れなくてホテルに2日間泊まった人がいたり、出る人は出るみたいです。逆に、まったく無症状みたいな人たちも一定数いて、心臓病があるのに無症状の人とか、もう訳が分かりません。ちなみにうちの父親は熱と腰の痛みから回復したのち、回らなかった腕が回るようになったみたいでして、針治療か灸治療か、それと同じような効果があったみたいです。ワクチン、何が何だか分かりません。

 ところで話は変わりますが、我々の世代にとって小沢健二というのは、とっても格好よくて曲も素敵な存在でしたが、そこに金魚の糞みたいにくっついているよく分からない存在がいたことを記憶しています。あんまり前にも出てこないのでよく知りませんでしたが、名前は小山田圭吾といっていました。今回の騒動のおかげで調べたところ、母方の祖父がNHKの元トップアナウンサー、母方の叔父が現在は日本歌手協会の会長ということで、当時はお祖父さんへの、現在は叔父さんへの、まわりの忖度によってゴリ押しされ続けている存在だということが分かったのでした。父親も歌手で2世歌手でもあるんですね。

 なるほど、それで曲などの認知度は低くても、大そうな賞とかを貰ったりしているのかということで、エンブレム問題の時の佐野研二郎とかと同じ構図が見え隠れするのです。ノーパンしゃぶしゃぶの時の大蔵省官房長である武藤敏郎事務局長は、一般国民という表現を使って自分たち上級国民と庶民との違いを強調したとして話題になりましたが、まさに小山田圭吾は上級国民としてオリンピックにたずさわることになった人物でして、嵐を大嵐にすることで定評がある武藤敏郎はこれまた「現在は倫理観がある」と評価したのでした。

 しかし本当に、障害者を全裸にしてマスターベーションさせてあざけ笑ったり、大便を口に無理やり突っ込んで食べさせたりしたような人物で、かつそれを成人してから武勇伝として語っていたような人物に、オリンピック及びパラリンピックに関与して貰うつもりだったと思うと狂気の沙汰です。さすが、ノーパンしゃぶしゃぶで国民の怒りに対して火に油を注ぎ続け、大蔵省解体へともっていった御仁だけありますね。ここまで人間の心が分からないというのもすごい。