2021年10月

7日(木)
 広島カープの内閣ができてカミさんのカープ愛もさらに高まっていますが、僕としては中日の監督に立浪の名前が浮上していることの方が重要でして、なんとか立浪ドラゴンズを見たいなぁっと切望しているところです。

 それとは関係ないですが、彼これ四半世紀ぶりに新聞をとることにしました。頭の中に様々なニュースジャンルが入っている立場からするとネットサーフィンをしている方が便利なのですが、まだ絶対的な情報量が不足している状況では新聞の方が優れています。そんなこんなを考えながら、歩いてちょっとのところに西日本新聞の販売店があったので、西日本新聞をとってみたのです。ところが紙面を見ていてビックリ。カミさんに「スポーツ欄が無いよ!」と叫んだのでしたが、カミさんが見直してみると、ちゃんとあったのです。カミさん曰く、「ドラゴンズの記事が無かったから見落としたんでしょ」ということ、確かにDもCDも無いとスポーツ欄とは感じないのでした。。。

 立浪監督が誕生するか否かは、自民党総裁選挙よりも重要な話でして、落合ドラゴンズが面白く無さ過ぎてそれでもまだ勝っていたからよかったようなものの、その後は面白さが浮上しないままに成績も落ちる一方。女性スキャンダル等がどうのこうのって内閣総理大臣を選んでいるんじゃないんだから、ドラゴンズの監督にしたっていいでしょ。ファンサービスたっぷりで、面白くて強いドラゴンズが見たいのであって、監督の女性スキャンダルとか気にしないよ。逆に、中日スポーツでスクープしたら、新聞も売れるだろうになぁ。まぁ、西日本新聞では中日の事は何も分からないのだけれども。。。

 ところで緊急事態宣言も明けたため、早速ですが旅行に行ってきました。といっても久留米からは近場でして、原鶴温泉までふらっと出かけたのでした。原鶴温泉っていうのは、朝倉市の筑後川と国道386号に挟まれた場所にあります。そして地図で見るとあまり分からなかったのですが、行ってみるととても印象的なシーンを体験することが出来ます。前に書いた杖立温泉とは別の意味で、宮崎駿の〈千と千尋の神隠し〉を体験することが出来るのです。

 国道386号線から原鶴温泉へ入っていくと、大き目な橋があります。ところが、この大きな橋の下には何の水も流れていないのです。説明によると筑後川の放水路という事でして、筑後川の水量がグッと増えたときに、氾濫させないためにこちらの放水路も使うことになるのでしょう。多分。ところが普段は全く水がありませんで、広大な川幅のエリアが野っぱらになっているのです。徒歩でこの放水路へと降りていく事も出来まして、千と千尋の最初の方の、風に吹かれて草がたなびく場所を歩いていくシーンを彷彿とします。放水路を使ってしばらくたった後ならば、千尋がちょっと怖がって石伝いにあるいた小川もできるかも知れません。

 そこを超えて原鶴温泉へいくと、その反対側には筑後川が流れています。当然、豊富な水量を誇っていますし、夏季にはコロナでは無ければ鵜飼が行われている場所でもあります。ということは、夜に放水路側ではなく、筑後川側に出てしまうと、まるでさっきの水の無い野っぱらに、水が大量に流れ込んできて、明かりの付いた船がゆらゆらしているというシーンとなるわけです。原鶴温泉の周りをぶらっと散歩をしてみると、そんな千と千尋の最初の方の、千尋が異世界へと迷い込んでしまう切っ掛けの〈川〉を体験することでき、ちょっと感動できます。

 温泉自体は美肌の湯で名高いだけあって、お肌スベスベになります。筑後川から耳納連山の景色も最高です。朝もやがかかった耳納連山は、白い雲やもやと薄黒の山影とが水墨画のようでして、景色も最高でした。料理も酒も美味しく、緊急事態宣言あけの旅行を存分に楽しんだのでした。GoToが再開したら原鶴温泉だけじゃなく全国どこもまた混んでしまうでしょうから、GoToが再開されるまでが旅行のベストシーズンですね。

15日(金)
 立浪和義、満を持して中日ドラゴンズの監督に就任です。ファンとしても、どれだけ待ち望んだことだろう。本当にうれしくて、嬉しくて仕方がない。まさにミスタードラゴンズ、立浪が監督かぁ。感慨深いなぁ。立浪を見ていると自然と頭の中で光GENJIの〈ガラスの十代〉が頭の中で流れてきますが、そんな立浪もはや52歳。中日最多の安打数を誇り、NBP最多の二塁打を誇り、我々の世代のあこがれの存在が、50代になっても輝いてくれることが嬉しくて仕方がない。

 たぶん3年で成果を出せっていう話になるでしょうけど、打てないドラゴンズをどうするのか。投手は良くても打撃の華が欲しいですよね。そして、あの頃の立浪のような華のある打者がでてくると、もう一度ドラゴンズの人気も高まると思うんですけどね。福岡にいる関係から、なかなか中日の野球を見る機会もありませんし、ネットで情報を拾っているくらいでしたが、立浪が監督となると色々と悩ましいなぁ。岸田首相のせいで最近カープの話ばかりしているカミさんに、立浪の話ができて本当に楽しい。

 ところで、緊急事態宣言も明けまして、さらには今日からは福岡県独自の営業自粛期間も終わりますから、営業時間的には完全にコロナ前の状況へと戻ります。とはいっても、大学からは宴会など長時間の飲食等については引き続き控えることという通達もありますし、それは他の企業や組織などもだいたい同じか似たようなでしょうから、すぐには従前へとは戻らないことでしょう。

 このコロナ下の協力金などを用いて個室への改築などを進めていた店舗については客足が戻るの早いでしょうが、他のお客さんたちとの距離が近いような飲食店だと、やはり躊躇をするお客さんも多いことでしょう。まぁ、感染者がほぼほぼいないような地域だと、しばらくは大丈夫でしょうけど、ワクチンの効果が減っていくに従って、またいつ第6波がやってくるのか分かりません。

 ワクチン効果が減ってきた際に、すでにワクチンを打ったことによって感染をしても無症状とかになるのか、それともその効果すらなくなってしまうのか、よく分からないところはあります。ファイザーはブースター接種の話題が出ていますが、モデルナがどうなるのかは今のところよく分かりません。そんなこんなの中の飲食店の営業自粛期間の終了でして、外食はしたいが躊躇はあるという、おっかなびっくりの腰が引けた状況なのでした。

21日(木)
 ついこの前まで30℃を超えていたと思っていたら、いつの間にやら急に寒くなっています。3ヶ月予報などを見ていると、11月、12月と久しぶりの平年よりも寒くなるという予報でして、晩秋から初冬にかけての寒さが楽しみになってきます。福岡市は対馬海流の関係だと思いますが、暖流の暖かさと湿度があったのですが、筑後平野はとにかく晴れている上に湿度が低く、すでに朝とかは冷え始めていますから、寒い冬は寒さを感じられそうで楽しみです。

 まぁ寒いって言っても岐阜県の寒さがある訳ではないでしょうし、ましてや雪国の鳥取の寒さがある訳でもないのでしょうから、肌がピシッとしまって気持ちいいくらいだろうと想定しています。福岡市だとコートも使わない冬が珍しくなかったので、せめて冬にはコートくらいは使いたいなぁと思うのです。しかし暖流の関係だとは分かっていても、福岡県では北の方が暖かくて、南の方が寒いっていうのは、なかなか新鮮です。

 ところで、引っ越しをした関係で、選挙の選挙区も変わってしまいました。うちの福岡6区からは現在は鳩山二郎代議士が出ていますが、文京区に住んでいた頃は鳩山邦夫と深谷隆司の激戦でも注目を浴びた東京2区でしたから、なかなか奇妙な縁です。鳩山邦夫が都知事選許で石原慎太郎に破れて、その後に福岡6区に動いていたのでした。実は九大に赴任した後ですが、羽田―福岡便に乗っている時に、たまたま僕の前の席が鳩山邦夫で、けっこう驚いた経験があります。桂歌丸を見かけたときくらいの驚きでした。どちらも鬼籍に入られてしまいましたが。

 福岡6区はもともと新進党から民主党の得票数も多く、鳩山邦夫以前の自民党候補も苦戦し、鳩山邦夫も意外と選挙戦はギリギリでの当選が多かったみたいですが、大川市長から衆議院へと転じた息子の鳩山二郎は圧倒的に選挙が強いようです。まぁそういう意味では、昔は面白い選挙区だったのですが、今はかなり手堅い選挙区に変わってしまっています。何か月か前に、鳩山事務所のところのコンビニにスタスタと鳩山二郎が入っていって、後ろを秘書だかボディーガードだかが追っていました。鳩山家の人間で、しかも国土交通省の政務官が自分でコンビニで買い物しているのかよと驚いたのですが、そんなところが強さの源泉なんでしょうかね。

 対する立憲民主党の田辺徹は落下傘候補ですが、武蔵野音楽大学で疋田生次郎に学んだ声楽家。勿論バリトン。JR久留米駅のところで選挙演説をしているところを見ましたが、確かに声がいい。色々な選挙の演説とかを通りすがりに聞くことはありますが、今まで耳にした選挙演説の中で最も声が良いんじゃないでしょうかね。彼のバリトンボイスで歌われるオペラを聴きたくさせます。久留米は六ツ門に久留米シティというかなり豪華な施設がありますから、そこでオペラをするとかなり魅力的なのではないかと思わされました。