2021年11月 |
2日(火)
総選挙は自民・公明の勝利、維新の大勝利、立憲共産党の惨敗に終わりました。やはり宏池会の成長と分配の政策によって、立憲共産党との対立軸が不明確化する一方、第3極である新自由主義の維新が伸びたというところでしょう。小泉政権や安倍政権のもとでは、旧来の平成研的な自民党支持層に新自由主義者たちが相乗りする形で圧倒的な多数をほこっていましたが、そこから都市的な新自由主義者たちが脱落していき、その分を旧民主党の支持者たちから拾ったような感じです。
岸田政権では新自由主義からの転換が一つのテーマですし、それは世界的な潮流とも合致しているのですが、そうすると脱落していく都市部中心の新自由主義者たちが出てきます。こういうところを維新が拾っていくと、岸田政権である限りには維新が伸びていき、立憲共産党は独自性が出せずに苦しいという傾向が続くことでしょう。維新が伸びたり国民民主などと協力して、さらには都民ファーストの国政進出も絡んで、立憲共産党と逆転するようになれば、今度は宏池会から清和会や河野太郎らへの疑似政権交代も可能で控えていますから、野党がどちらに転んでも自民党は強いわけです。
新自由主義の維新と社会民主主義的な立憲共産党、そしてその中間に新自由主義も社会民主主義もどちらもつまみ食い的に行う自民公明党という感じで、かなり分かりやすい構図が出来上がったような気がします。民主党の分裂や維新とたちあがれ日本との離合集散などをしてきて、ようやくとスッキリしたのではないでしょうか。国民民主党が維新へ行くか自民へ行くか決まると、もっとスッキリしますがどうなるのでしょうかね。
しかし立憲共産党は負けましたねぇ。岸田政権にお株を奪われたとはいえ、想定以上の負け方でした。立憲民主党の公約とか見ていると、マイノリティを大切にする政策は良いのですが、マジョリティを大切にする政策が見えない。選挙がある民主主義では、マジョリティが支持をしたうえでないとマイノリティの権利向上も不可能な訳でして、マジョリティを切り捨ててマイノリティにのめり込むのは、選挙戦略的に理解に苦しみました。まぁメディアの事前調査のおかげで、軌道修正するタイミングもなかったのは気の毒ですが、大失敗でしょうね。
また注目すべきは、朝日新聞を除くすべての事前調査が大外しに外したっていうことでしょうか。朝日新聞だけがネット調査へと大舵を切ってドンピシャで当てたのに対して、他のメディアは旧来の電話調査を基本としており、これが外れに外れた原因なのでしょう。今時、電話調査に出て回答をする人達というのは、かなりの偏りがある人たちで、まったく日本人を代表していないということです。特に、平日の昼間しか電話調査をしていないようなメディアが悲惨でして、高齢者の支持が多い立憲共産党の圧勝予想を出していたのでした。
そうなると、普段から行われている内閣支持率や政党支持率の調査って、電話調査が基本でしょうからどこまで意味があるのかという話になります。勿論、傾向変化を捉えるためには意味があるのですが、数値に関しては意味が無くなってきています。こういう世論調査もどこかでネット調査へと転換すべきでしょうが、そうするとそれ以前との傾向変化が分からなくなるため、これまた難題です。でも、どこかで舵を切らざるを得ないのでしょうけど。
それにしても今回は高齢議員の落選やゾンビが相次ぎました。福岡県では2人の大臣経験者と1人の入閣待ちが落選しましたし、全国的にも石原伸晃の落選、小沢一郎・中村喜四郎のゾンビなどは象徴的です。高齢で、しかも何を活動しているのか分からないような議員を、有権者は嫌う傾向がありますね。当選回数を重ねた高齢の議員であっても、ドンドン活動をアピールしていかないと今後は厳しいでしょう。ただし、失言やスキャンダルは嫌われますし、ネットによって失言やスキャンダルはいつまでも残りますから、アピール方法を間違えると即劣勢と、そういう意味でも今後は高齢議員にとって難しくなっていくことでしょうね。
11日(木)
久留米は福岡市とはスーパーマーケットの状況も違うなぁっと思っていたところ、福岡市を拠点とする〈Food way〉まで西鉄久留米駅に出店をしてきまして、一躍競争激戦へと突入です。僕が買い物に出かける範囲だと、全国区のイオン系〈マックスバリュー〉や神戸物産〈業務スーパー〉、大黒物産〈ラ・ムー〉、福岡ローカルの西鉄系〈タミー〉と小林食品の〈ジョイント〉、筑後エリアのローカルスーパーで大黒物産系列になった〈マミーズ〉などがありました。ここに〈Foodway〉ですから、かなりの激戦です。
どのスーパーマーケットも一長一短がありまして、どこか1つのスーパーマーケットに固定することは難しいですし、町の商店街の店舗や、岩田屋久留米店のデパ地下なども利用しますし、福岡市に住んでいた時よりも店舗の選択肢は増えています。しかも、博多駅や天神駅で途中下車をして、福岡市内で買い物をするケースもありますから、かなりのものです。
そんな〈Food way〉の久留米出店ですが、オープニングセールとしてA5クラスの伊万里牛が100g580円の破格の値段で売りに出されていまして、多分これは底値だろうと急遽の焼肉三昧になってしまいました。伊万里牛といえば、船場吉兆の牛肉偽装に使われてしまった悲劇の牛でして、神戸牛として偽装すればまだしも、但馬牛や三田牛っていうところが嫌らしかったですが、それはさて置き本当に美味しい伊万里牛。
はじめて伊万里牛を堪能したのは、伊万里駅でバスを逃したために電車の時間待ちをして入った食堂だったでしょうか。伊万里牛のタタキが絶品だったのが思い出されます。あれによって、〈幸せのレシピ〉に出てくるキャサリン・ゼタ・ジョーンズにもっとレアにもっとレアにと頼む客は、何処かで食べたタタキをイメージしながら、レアステーキを求めていたのではないか、なんていう話をカミさんと交わしたのですが、まさに伊万里牛は幸せのレシピです。
そんな伊万里牛を格安で〈Food way〉が並べたものですから、オープニング営業の期間に3回も伊万里牛を買いに行ってしまいました。伊万里牛だけでなく、福岡や長崎の牛も格安で、オープニングイベントでがっつりハートを握られてしまいました。他のスーパーマーケットへも色々と買いに行かねばと思いつつも、月の頭から金欠になってしまったのです。
しかしこの状況だと、他のスーパーマーケットも早晩何かのテコ入れをしてくるでしょうから、それが待ち遠しかったりするのです。
18日(木)
子どもへの10万円ばらまきは、ある種、来年の参議院選挙に向けての公的買収なのでしょうが、せめて世帯年収で上限を付けるなりしないと、建前としても杜撰です。そもそも、児童手当の支給も世帯所得で制限すべきであって、児童手当の悪い部分を10万円ばらまきでも利用するという、目も当てられない酷い状況です。多くの意見に耳を傾けることにより、結果的に惨状に突き進んでいるようでして、あまりにも色々な意見を聞いて折衷させるというやり方は、止めた方が良いだろと思うのでした。
ところで話は変わりますが、我が家ではYoutubeで鈴川絢子さんが大人気でして、BGM代わりに流しっぱなしになっています。鉄オタのはずなのに、旅番組に物知り話がちょっと加わっているくらいで、落ち着きます。最初は素人Youtuberだと思っていたところ、吉本興業のタレントさんみたいでして驚いたのですが、ほのぼのとした映像の中にオタク的なこだわりがあったりして、お茶の間で流すのにちょうどいい感じです。
タレントさんらしいと言えば、〈ふみきりの歌〉が秀逸です。コミックソングなのか、耳の中にけっこう〈かん、かん、かん、かん、ふみきり〉というフレーズが残ってしまいます。全国の変わった踏切を撮影しに行脚しているのが凄いですし、一緒についていっている子どもも可愛いくて、ついつい見入ってしまいます。〈れんけつのうた〉〈そうめんちゅるちゅる〉よりも、やっぱり〈ふみきりのうた〉だな。〈ダブルデッカー〉も子どもと出かけている様子が可愛らしいですよ。
最近のテレビ地上波とかは、あまりBGMがわりに流しておきたいと思わせなくなっていまして、それがYoutube等へと視聴者を流しているんだと思います。よく分からない人物が大量に登場することもありませんし、訳知り顔で変なコメントする人たちもいませんし、平凡にボケボケと楽しい映像が流れているというのは貴重です。吉本興業のタレントさんのYoutubeなので本当は作り込まれているのでしょうが、あまり作為を感じさせない自然な映像に癒されます。
25日(木)
久留米の鳥類センターへと行ってきました。噂になっていたヒクイドリ、いましたよ。特定の飼育員さんにしか鳴き声を出さないらしいので、残念ながら生声を聞くことは出来なかったのですが、声などなくても殺気が凄いです。他の鳥たちは、フラミンゴでも、クジャクでも、タンチョウでも、フクロウでも、ダチョウでも、基本的には静かにゆったりとしています。動きがあったとしても、可愛いものです。ところがヒクイドリだけは違います。
なんて言うか、常に周囲に対して敵意を発し続けているような感じでして、あれは怖い。爪がかなりの獰猛なカギ爪でして、ダチョウよりも少しだけ小さいボディに、獰猛なカギ爪と、まぁ物騒なことこの上ないのです。説明によると、とても臆病なために攻撃的らしく、ヒクイドリの目の前で転んだりすると、ヒクイドリは攻撃してきたと思って転んだ人を殺しに来るらしく、かなり物騒な鳥です。太く鋭いカギ爪を時速120kmで振り下す感じだとか。臆病っていったい何なんだろう。
福岡市の動物園にもいたらしいのですが、まったく気付きませんでした。久留米のヒクイドリは、福岡市のヒクイドリと比べても特に気が荒いタイプのヒクイドリなのでしょうか。それとも観客とヒクイドリの距離が近いのでしょうか。不機嫌さがヒシヒシと伝わってきて驚きます。鳥なのに、不機嫌だと人間が分かるレベルっていうのは、かなりの気の荒さです。目つきもかなり悪く、柵に近づくと睨み付けてきます。
飼育員さんも、ヒクイドリに餌をやるために柵に入るときは、好物のトマトを遠くに投げてやって気をそらし、そのすきに乗じてパパっとエサ籠を置いてくるとか。エサ、何時くらいにやるか分からなかったので見られなかったけど、エサをやる光景も見たいなぁ。エサを奪われないために臆病で殺しに来るのかな。エサあげた方なのに、嫌だな。ほんと飼育員さんも大変な鳥を飼育しているものだと、苦労がしのばれるのでした。見ているだけで恐怖心を抱かせるというのは、なかなかの鳥です。