2021年12月

9日(木)
 今度は大牟田市の動物園へと行ってきました。人口10万人クラスの都市で動物園を維持しているというのは大変なことだと思いますが、炭坑華やかなりし頃は20万都市だったということで、その賑わいを窺い知れる施設だといえます。人口10万人というと多治見市と同じくらいですが、多治見に市立動物園があるというのは想像もできないですから、その大変さがよく分かります。

 色々と動物園は行っていますが、ここの大牟田の動物園はライオンがとっても迫力があります。ガラス張りのライオンのオリに近づけますが、ライオンもかなりサービス精神が旺盛というか、沢山の獲物がぶらついていると思っているのか、ガラスやオリのところに接近して迫力を見せてくれます。御飯時まであとわずかのタイミングで行ったこともあり、ライオンのサービス精神も急上昇中でして、驚くほどの迫力を出してくれていました。周りは子どもたちが沢山いたこともあり、ライオンのサービスも高まるばかりでした。

 レッサーパンダ、キリン、ツキノワグマ、ゴマフアザラシなどなど可愛さも愛くるしさも満載でした。宝塚からやってきたホワイトタイガーも余生を過ごしています。カピパラやヒツジをなでなでし、リスザルのコミカルな動きを見ていると癒されます。ですが、ヒョウの子どもが奥で寝てしまっているのか出てきていませんでして、それが残念でした。ヒョウの機嫌が良い時を求めて、また遊びに行かないとなぁっと思ったのです。

 そんな動物園の帰りには、大牟田駅の近くにあるROOTH2-3-3というカフェに寄ってドーナツを買ってきました。雑誌で見ていて頭の片隅には残っていたのですが、動物園の帰り道にネットで何か面白いところは他にないかなと検索を書けたところ、近くにお店があるということを発見し、急遽足を向けたのです。煉瓦造りのオシャレな店舗に、カラフルな様々なドーナッツが売っていまして目移りすることこの上ありません。可愛い。

 大牟田は久留米から30km強の距離でして思っているよりも近い。前に大牟田まで行った時には福岡からだったので、かなりの距離と時間を感じたのですが、久留米からだとかなり近いですね。このくらいの距離ならば、ふらっと出かける時に候補に入れてもいいなぁっと思ったのでした。

16日(木)
 カミさんが謎の黒タマゴなるものを買って来まして、ダチョウの卵よりも大きい謎なタマゴ。けっこうインパクトが大きい。迫力があります。話を聞いてみると、品種改良をされた冬でも実がなるスイカだとか。スイカの縞々が無く、しかも季節外れですから、黒タマゴがスイカだとは全く気づきませんでした。不思議なものを開発したものです。

 果肉はオレンジ色で、この季節だから冷やして食べるもんじゃないだろうということで、常温で食べることにしたのでした。食べてみると、意外と甘い。シーズンオフのスイカなので心配をしたのですが、普通に瑞々しい甘めのスイカでして、寒波の襲来とスイカという不思議な空間を楽しみました。一度に大きな黒タマゴを全部カットするのはリスキーなので、少しづつ食べるだけを切り、何日かに分けて食べようという話になりまして、黒タマゴはかなり大きいので何日も食べられます。

 そんなある日ですが、ふとカミさんを見ると、スイカの果肉を鷲掴みに貪り食べている・・・僕としてはさすがに「包丁を使おうよ」と声をかけたところ、包丁で切ってもげた部分を手で受けただけだとか。カミさんから、僕がどういう目でカミさんを普段から見ているのかと、少々問い詰められてしまったのでした。いやまぁ、ワイルドだなぁっと、それだけだったのですけどね。。。

 しかしそろそろ正月の準備に入らなければなぁっという時期になりました。師走も後半ですねぇ。

23日(木)
 今年はカミさんの誕生日にカミさんに夕方まで仕事が入ってしまった関係で、気の毒なので僕がローストビーフを作ってみました。500gから1sくらいの肉塊を準備すれば比較的簡単に上手くいくということで、ちょっといい霜降りの宮崎牛を800gほど買い込みました。肉が良ければ大して失敗はしないというプロのアドバイスなども後押しをしてくれました。

 PanasonicのBISTROの付属についている料理本通りに作ろうかとも思ったのですが、ネットサーフィンをしていたところ、他の作り方も出ていて、今回はネットで拾った方法で作ったのでした。それは、肉を常温で2時間放置する方法。確かに、BISTROの料理本の方が早く出来ますが、時間をかけた方が美味しくなるんじゃないかという先入観に従い、肉塊を2時間放置することにしたのです。こうすると、肉塊を放置している間にも論文が書けるので、お勧めの作り方です。

 2時間経ったら、塩と胡椒を振って30分間の放置。この30分間の放置時間で、オーブンの余熱を180℃で設定しながら論文を書く。そして30分が経ったらプレートに乗せて10分焼き、ニンニクスライスを乗せて10分焼き、さらにひっくり返して10分焼く。あとはローストビーフ自体の温度で内部まで熱が通っていくので、冷めるまでそのまま放置で論文を書く。これだけの作業、いや調理時間です。塩はそれなりに、胡椒をけっこうタップリとかけてやりました。

 赤身肉だとオリーブオイルをかけたりしますが、霜降り肉は肉汁でニンニクが加熱できるために、油をかけない。そして、表面も別に最初に焼く必要も無いのも簡単なところです。これで、あっという間に完成したのでした。最初はスライスをしても白っぽいので、失敗したのではないかと焦りますが、時間とともに断面がピンク色になっていくので大丈夫です。

 ところが問題が。うちのカミさんは、味付けに関しては僕の味付けにはなかなかオーケーサインを出さないので、ソースをどうするのかという問題があるのです。ということで、ここから先は作業放棄。仕事から帰ってきたカミさんに、ローストビーフ用のソースを作って貰うことにしたのです。肉汁も残しておいたので、かなり絶品のローストビーフソースとを作って貰いまして、我ながら美味しいローストビーフが食べられたのでした。めでたし、めでたし。

 ところで、明日はクリスマスイブです。大量に作ったローストビーフが残っていますので、安心です。YouTubeでマライア・キャリーを聴いたり、ワムを聴いたり、辛島美登里を聞いたり、山下達郎を聴いたり、B'zを聴いたり、稲垣潤一を聴いたり、森高千里を聴いたり、松任谷由実を聴いたりとクリスマスソングを流したいところですが、今年は多分、画面をジャックされて鈴川絢子オンステージになっていることでしょう。メリークリスマス!