2022年10月 |
4日(火)
今年の秋はブドウにはまっています。久留米市は田主丸をはじめブドウの産地でして、巨峰、ピオーネ、シャインマスカットとブドウが豊富です。巨峰を食べたときに、昔よりも甘くなっていることに驚き。糖度が増しているというよりも、酸味が昔よりも少なくなっている気がしまして、その結果として甘くなっています。これは、巨峰とは名乗っているものの品種が少し変わったからなのか、それとも田主丸あたりの土壌だと巨峰の酸味が減るからなのか、素人にはよく分かりませんが、記憶の中にある巨峰よりもはるかに甘くて驚きでした。
そして、ピオーネやシャインマスカットが種無しを前提のブドウなのに対して、巨峰も種無し巨峰が増えてきていまして、それも嬉しい限りです。種が入っていると、ガリっと噛んでしまって苦い思いをするので嫌いなのですが、種無し巨峰は無精者にも美味しいですよね。種の無いブドウに慣れてしまうと、なかなか種のあるブドウには戻れない。
しかも産地が近いので1房当たりの価格は、けっこう粒の大きい種無し巨峰で500円くらい、ピオーネで700円くらい、シャインマスカットで900円くらいというように、お財布にも優しいのが嬉しい。物価が上がっている中で、美味しいブドウがお手頃価格というのは、秋を満喫するのに最高です。
そろそろ栗も大量に出回り始めました。カミさんは硬いから面倒だと手を出さないので、僕が皮をむくことを条件に栗ご飯をリクエストするのでした。新米の美味しい季節ですが、人間ドッグの前に新米が目の前をチラつくというのは厳しい現実です。
6日(木)
〈うる星やつら〉をリバイバルということで、あたる役の古川登志夫があたるの父を、ラム役の平野文がラムの母を、それぞれ演じるということで注目されます。しかし、ラムちゃんのお母さんって謎の宇宙語を話しているだけだった気がしますが、宇宙語の萌えを描くことになるのでしょうか。名作のリバイバルって昔の声の印象があるので難しいところですが、ラムちゃんファンとしては新作も頑張って欲しいものです。
ちなみに鳥取弁は語尾に「ちゃ」「だっちゃ」がつく関係で、うちのカミさんは時々ラムちゃんみたいな話し方をするときがあります。ラムちゃんファンだった僕としては、深層心理的にうちのカミさんのラムちゃん語に反応していたのかも知れないと、改めて思うのでした。あたるに電撃を走らせているラムちゃんとか、とっても可愛らしくて魅力的ですよね。
話は全く変わりますが、岸田首相が秘書官に息子を指名したとか。いや、なんで今?なんでこのタイミング?人事が下手糞だ下手糞だとは思っていましたが、ここまで人事が下手糞な総理大臣っていうのも珍しい。支持率が下がっている中での世襲披露公演みたいになっていて、何だかなぁっと思うのでした。
12日(水)
10月に入ると一気に肌寒くなってきますね。半袖の夏服をそろそろしまうか否か、思案するシーズンになってきました。コロナ下で買っていなかった夏物も今年少々買いましたが、冬物もまたしばらく買っていないために、今年は長袖も買わざるを得ないかも知れません。オンラインの画面とだけ過ごしている方が、服も買わなくてエコだったなとは思いますが、これでは日本経済は回らないなと実感します。
ウイルスがどこまで弱毒化しているかは分かりませんが、ワクチンなどと相俟って死亡率は下がっています。あとは後遺症の問題などがありますので、罹患しないに越したことはありませんが、しかしながら初期の高い死亡率だったころと比べると、かなりマシになってきたと言えるでしょう。しかし後遺症を抱えるリスクがありますから、ここから先は人々の価値観の問題が大きくなってくることでしょうね。
インバウンドのために外国人旅行客を受け入れることになり、国内の旅行キャンペーンも再開です。まぁそれでも、個人的には個室でない場所で他の客と肩を並べて飲み食いするのはまだまだ出来得る限り避けたいですし、バイキング形式のようなホテルや飲食店では全く食事はしたくはありませんが、コロナ下に対応しているホテルや飲食店などは利用したいという気持ちが高まっています。
どのような方向へと行くのかまだ様子見の要素も強いですが、ゆっくりとは状況は変化していくことでしょう。元に戻るのか、新しいビジネスモデルへと転換するのか、混在していくのか、どちらにせよ変化はしていくことでしょう。
18日(火)
誕生日だっていうのに仕事です。というよりも、今日は最寄りの〈銀のスプーン〉が定休日だということもありまして、土曜日にケーキを買って誕生日を祝いました。今年は、シャインマスカットのタルトというのの色合いがとても綺麗で、それを買ってみました。シャインマスカットは皮まで食べられますから、皮つきでタルトケーキの上に生クリームとともに乗っているのですが、普通のシャインマスカットよりも皮が柔らかいのを選んでいるのか、とっても違和感なく美味しかったです。
なぜか今年はブドウがマイブームになっているのですが、ちょっとニュースで目にしたこともあり、クイーンニーナという品種を食べてみました。巨峰がベースのような気がしますが、巨峰よりも青ブドウ系の味へと近づいている感じでして、絶妙な味わいをしています。しかし、福岡ではなかなか作っていないらしく、とても珍しいものを堪能してしまいました。シャインマスカットなどよりも安く、これはお得感満載です。
そろそろブドウのシーズンも終わりかけていまして、寂しい限りですが、次はキノコを堪能する時期かな。キノコ鍋に、キノコカレー、キノコたっぷりの炒め物など、九州は珍しいキノコが多いので、産直コーナーとかでキノコを選んでいるだけで楽しくなります。ホクトなどが出す定番に、珍しいキノコをブレンドしてやると、様々なキノコの出汁によって味わい豊かになります。いっきに秋ですねぇ。
21日(金)
ザ・ドリフターズの仲本工事が交通事故死ということで、ドリフを楽しんだ世代としては衝撃を受けています。81歳。いかりや長介が癌で亡くなった時は72歳、志村けんが初期のコロナで亡くなった時は70歳ということで、その若さと死因に衝撃を受けましたが、今回は81歳にして平均寿命へと近づいてはいるものの、交通事故死という死因に衝撃を受けています。
よく、おじいちゃんやおばあちゃんたちが、けっこう大きめの道路の信号どころか横断歩道もないところを、ゆっくりと歩いていて衝撃を受けることがあります。多分それらの道も、昔々はのどかな道だったのだろうなと思うのですが、道路が整備され拡張された今でも同じように横切っていく様子は、恐怖感を持ちつつ見てしまいます。
年齢とともに体力が衰え、臨機応変な体の動きが出来なくなっていくのは当たり前なのですが、いつまでも体が動くつもりでいるのは危ないですね。仲本工事といえば、〈ドリフ大爆笑〉でのマットやトランポリンのコーナーが代表でしたが、まさにスポーツマンだった人な訳でして、その誰よりも体が動いていた彼が、交通事故で亡くなってしまうというのは、いたたまれない思いでいっぱいです。僕らより上の世代の衝撃は大きいことでしょう。ご冥福をお祈りいたします。カトちゃんとブーさんのことが心配だなぁ。
26日(水)
野田元首相による安倍元首相への追悼演説、文章でしか見ていませんがとても良かったですね。近年まれにみる名演説じゃないですかね。セクハラ大王議長による下品な国会ですが、本来的には国会は品位が高い言論の場であったはずでして、野田元首相の追悼演説は与野党の間でそのような真剣なやりとりが過去にはあったことを訴えかける、そして思想信条などの違いを超えて言葉で真摯にやり取りをするという、青臭いけれども不可欠な要素をクローズアップさせた、松下政経塾から日本新党を経て首相へと歩んだ野田元首相らしい素敵な演説でした。
野田内閣は、鳩山由紀夫内閣・菅直人内閣という2つの民主党内閣の失敗と混乱を受けて、不幸な状況で誕生した内閣でした。そのために、そもそも国民が民主党政権自体をシニカルに見ている状況でしたから、その後の再政権交代へと向かって行くのですが、前に2つの失敗内閣が無かったならば、野田内閣の歩みも、野田元首相の評価も、もっと違っていたものになっていたでしょう。
政権を失った元首相として、野田元首相の評価は高くないのでしょうが、安倍元首相への追悼演説をみていると、今の多党に分裂した野党がそのまま続かずに合併とはいかないまでも連携が強まっていくならば、野田元首相はその接着を担うために再登板の声も起こってくるんじゃないかと思わせる、そういう迫力と存在感がありました。政治家さんっていうのは本当に演説が大切なんだなぁっていうことを教えてくれる、歴史に残る名演説でした。
ところで、沖縄を訪問した天皇・皇后両陛下のニュースを見ていて、天皇陛下のネクタイ、ミンサー織のネクタイですが、僕は色違いの御揃いを持っていまして驚きです。うちのカミさんから数年くらい前にプレゼントして貰ったネクタイでして、記憶は不確かですが、安里の方から与儀公園に行く途中の八重山ミンサー織のお店だったかで買ってもらったと思うのですが、素敵なデザインで当時ほれ込んだ記憶があります。見慣れたデザインが天皇陛下の胸にあるというのは、不思議な気分です。沖縄行きたいなぁ。