2023年2月 |
1日(水)
岸田首相のところの長男秘書官の話、なんていうか「自費でやれ」っていう感想です。政務秘書官として税金から年間約1000万円を払われていることに、岸田家は子ども手当が1000万円と揶揄され嫌悪されていますが、本当に同感です。何て言うか、セコイ。小さい。小物感があふれています。
麻生元首相のように実家が資産家であったり、安倍元首相のように奥さんの実家が資産家だったり、そういう資金力が岸田首相にはないのはわかりますが、だからと言って能力がなくて失態続きの長男へ、税金から金を回して私腹を肥やすのは駄目でしょう。岸田首相は息子の箔をつけるくらいにしか考えていないのでしょうが、国民の目からは資金力の不足を補うために公金にたかっているようにしか見えません。資産がない首相であっても、それで胸を張っている人物ならば国民は尊敬します。それを、資産不足を公金にたかって埋め合わせるようでは、軽蔑されるばかりでしょう。
しかも、息子に公金で金を与え始めた時にはなかった、国民への増税という話が年末から出てきています。これを合わせると、岸田一家は税金から大金を懐に入れながら、国民には増税を押し付けるという、反吐が出るような構図が出来上がっています。理解しているのでしょうかね。
7日(火)
首相の長男秘書官の不祥事に続いて、今度は事務秘書官の差別発言と、いったいどうなっているのやら。ホモフォビアな秘書官が解任されるのは当然として、この秘書官は全秘書官が同意見であった旨を述べているわけです。これが全くの虚偽発言だったのか、虚偽として責任を被っただけで首相の長男を含む他の秘書官にも共通する問題なのか、というそれが有耶無耶にされてしまいます。たぶん他の秘書官たちも追従くらいはしているんじゃないかと推測はするのですが、闇の中です。
ところで、前にもちょっと書いたような気がしますが、LGBTの権利拡大については、男性同士や女性同士の婚姻などを受け入れる土壌っていうのは、すでに十分にできているように思います。ただし問題なのは、それが当事者間の話だけではなく、子どもが関係してくる場合です。男性同士、女性同士ならば子どもは考えなくて良いというのは間違いでして、この要素が入ってくるからこそ難しい。
たとえば、女性同士の夫婦の場合には、誰かから精子提供をしてもらって体外受精で子どもを産むことができます。この子どもの親は誰なのか。そして、相続などの権利は誰の財産に対して持っているのか、なんていう問題が発生します。また、男性同士ならば問題が起こらないかというとそうではなく、男性が女性と結婚していた時にできた子どもを離婚後に引き取ったとして、その男性が男性と結婚した場合にはどうなるのか、という問題が発生します。それに、子どもが欲しい同性カップルが、養子縁組によって子どもを引き受けることもあるでしょう。
岸田首相の「社会が変わってしまう」というのは、まさにこの子どもを含めた場合に効いてくる発言です。現在の日本では、実の父親と実の母親との間に子どもがいる家庭が一般的に想定されている普通の子持ち家庭です。いわば現在でも、シングルファザー、シングルマザー、再婚家庭などは多数派とは異なった家庭となっているわけですが、そこに同性愛カップルの子持ち家庭が入ってくると、さらにこれは複雑化してきます。
そして、シングルファザーやシングルマザー、再婚家庭というのは、あくまでも一般的に想定されている普通の子持ち家庭が、何らかの理由で形を変えたものであるのに対して、同性愛カップルの子持ち家庭は同一線上には存在していません。そういう意味で、社会が持つ子持ち家庭観への変更を迫る問題でして、なかなかに思想信条が関わってくる問題でもあります。
そんな感じでLGBTの当事者同士の恋愛感情と結婚だけならば、すぐにでも認められるべき権利だとは思うのですが、この子どもを含めてどうするのかっていうのは本当に難しい問題です。
14日(火)
今年のバレンタインデーは宮地史上最大のことになっているのですが、原因はゴンチャロフです。普段はカミさんからフランスかベルギーかそこらのチョコレートを貰うことが多いのですが、今年は珍しく国内メーカーのチョコレートということで、何だろうと思っていたのですが、ゴンチャロフが神戸北野町に誕生してから100周年ということで、100周年記念ボックスを作っていたのでした。
これが3段重になっていまして、100個のチョコレートが入っているという巨大さ。貰って驚きなのですが、ずっしりときます。こんなに重くて豪華なチョコレートを貰ったのは初めてでして、その質感に圧倒されます。結婚式の引き出物の紅白の鯛の砂糖みたいな重量感でして、チョコレートでこの重量感はなかなかありません。ほんと重くて素敵です。そして3段重がお洒落。どこかのヨーロッパの貴族の紋章みたいなデザインで気分も上がります。そして口の中でとけていく絶妙な美味しさ。ゴンチャロフ100周年に乾杯です。
ところで電気代とガス代の請求に衝撃を受けています。九州電力は原発を動かしている関係で他電力よりは上がり幅が小さいですが、それでも昨年の倍近くになっていまして、頭がくらくらするレベルです。うちは収入源が2人になりましたから払えないことはないですが、それでも何か他の支出を削ることを考えざるを得ない金額でして、ある程度の値上がりは想定していたとは言うものの想定以上でした。
この電気代・ガス代の水準がしばらく続くかと思うと悩ましい限りですが、これは確実に生活が破綻する人が出てくるレベルでしょう。住宅ローンをぎりぎりで組んでいる家庭とか、一気に崩壊しても不思議ではありません。こんな中で防衛費や少子化対策名目の子育て対策費のために、所得税どころか消費税の増税までやろうというのですから、狂っているレベルの話です。岸田家へは31歳のぼっちゃんに1300万円の子ども手当が出ているから、暴騰する光熱費を払ってもお釣りが来るのでしょうが、庶民にはそんな子ども手当は来ないですからね。一体全体何を考えているのやら、ほんと腹立たしい。
21日(火)
アルコール除菌などで荒れていた手ですが、対応策としてニベアを塗ったり、ロクシタンを塗ったり、へパクリームを塗ったり、温泉につけたり、色々と対応をしてきたのですが、炊事の水洗いも問題だということでカミさんが炊事用のビニール手袋を買ってきてくれまして、最近はもっぱらそれを付けながら洗い物をしています。しかしながらこの炊事用ビニール手袋ですが、女性用のMサイズしか簡単には入手できなかったとのこと。こんなところにジェンダーバイアスが隠れていたとは驚きでして、僕の手のだと河童の水掻きみたいになってしまいますが、まぁ無いよりは良いでしょう。
ところでついこの前、水木一郎の訃報を聞いたと思ったら、今度は松本零士が亡くなったということで、幼稚園から小学生にかけて楽しんだアニメの世界が次々と終っていくことに一抹の寂しさを感じています。〈銀河鉄道999〉や〈キャプテンハーロック〉も良いですが、僕は〈1000年女王〉が好きでしたね。松本零士ブームのピークは過ぎていまして、話数を減らしての打ち切りになってしまったため、最後の方の端折り方が酷くて残念なことになってしまいましたが、主題歌もエンディングソングも子ども心にとても好きでしたね。
〈1000年女王〉の雪野弥生が〈銀河鉄道999〉のメーテルの母親にあたるプロメシュームの若い頃だと知った時にはかなり驚いたものですが、あれはいつの頃だったのか忘れてしまいました。そのくらい記憶の彼方に過ぎ去っていたのですが、九州へ来てからは松本零士が北九州市で育ったということもあり、北九州市漫画ミュージアムの館長として名前を見る機会は増えていました。今回の訃報を見ながら、実は久留米出身だったのかということを初めて知りまして、久留米出身者って結構多いなと驚きます。それにしても〈1000年女王〉の完成版のアニメが見られなかったのは改めて残念でして、漫画版でも見ようかなと思っているところです。ご冥福をお祈りします。
28日(火)
最近は整骨院へ通っているのですが、どうやら椅子に座った状態で、膝の裏に力を入れて足を組み、さらにはちょっと前傾姿勢で特に聞き手の右手を机の上に乗せる感じで、体全体の筋肉が固まってしまっていたようです。それって、机に向かって勉強している姿勢ですよね…僕はてっきり、パソコンをいじるようになって、それで肩も腰も痛んでいるとばかり思っていたのですが、どうやら根はもっともっと深い。
中学受験の時からなのか、下手したらもっと前からなのかは分かりませんが、子どもの頃からの勉強姿勢が今の体の痛みの根本原因のようです。そして40年間くらい固まってきた体ですから、それを解すのはかなり至難の業なようです。中学受験の準備とかしている子どもたちにとっては、体をストレッチしたりなんて勉強時間の邪魔だとしか思わないでしょうが、それが30代、40代になったときの体の痛みに繋がってくるとしたら、ちょっとは気を付けた方が良いかと思います。学習塾とかも、時間ごとに体のストレッチを取り入れるとか、何らかの工夫が必要なのではないでしょうか。
ところで久留米といえばチェッカーズ。ちょっと前に藤井フミヤが久留米で100万円を使い切る番組をやっていましたが、JR久留米駅では〈涙のリクエスト〉が流れています。ほかにも荒木出身の松田聖子の〈赤いスイートピー〉や作曲家の中村八大が終戦後に久留米で育ったために坂本九〈上を向いて歩こう〉が流れていますが、やっぱり僕の世代的にもチェッカーズがドンピシャです。
今はJASRACによって街中から音楽が消されてしまいましたが、JR久留米駅では街のイメージのためにこれらを流しているのでしょうね。それが良い感じで久留米の雰囲気を作り出していまして、久留米といえばチェッカーズというのを常に感じさせられます。久留米に来るまではすっかり記憶の片隅に埋もれていた〈Friendsand Dream〉〈素直にI'm sorry〉〈夜明けのブレス〉〈Room〉〈Jim&Janeの伝説〉〈I Love you, SAYONARA〉〈Onenight gigolo〉などなどもふとよみがえってくる。そしてそれらよりも古い〈ジュリアに傷心〉〈Song forUSA〉〈ギザギザハートの子守歌〉〈星屑のステージ〉なども口ずさんでしまう。
やっぱり街の中で音楽が流れているっていうのは素敵な空間でして、久留米の街は何も曲が流れていないところを歩いていても、常にチェッカーズが近くで流れているようなご機嫌な気分にさせてくれます。そういう意味で、玄関口であるJR久留米駅でチェッカーズが流れてくるっていうのは、毎日を楽しくさせてくれるんですよね。