2023年4月

5日(水)
 茂木敏充自民党幹事長が社会保険料のアップを表明しましたが、少子化を加速させる愚策です。5公5民というフレーズが流行っていますが、この5公の中には税金だけではなく社会保険料も入っているわけでして、さらに国の取り分を増やすということは、結婚をし子育てをしたい国民の取り分が減るということです。増税と全く同じで、明らかに少子化を加速させます。子育て支援費のために税金や社会保険料をアップするとか、日本人の消滅を狙っているとしか思えません。

 東大出のエリートさんっていうのは、よっぽど世の中に復讐したいのか知りませんが、他人に必要以上の忍耐や努力を求めれば多くの人はあきらめ逃散するだけです。どうしてそれが分からないのでしょうか。茂木幹事長も財務官僚と同じように東大卒でして、自分たちが子どもの頃にどんなに将来のために耐えて頑張ったか知りませんが、そのような価値観を他人に押し付けるのはまるで毒親。毒親なんていたら普通の人は逃げ出しますし、そんな国は少子化が進んで当然です.。こういう毒親メンタリティの人が多い国は衰退します。

 子育て支援をしたいならば、年金なり、医療費なり、中高年以上向けのなにか別のものを削るべきです。税金や社会保険料のアップなど、国民への負担を強化するのは政策目的を踏まえれば明らかに失政です。

 この若い世代への負担の押し付けというのは大問題でして、大学業界でも若い世代に任期付きポストやテニュアトラックが増えています。僕の場合には、博士課程を終わってすぐ3年任期の助手ポストに就き、幸いにもその2年目で任期無しのテニュアのポストに就職できました。また、うちのカミさんも就職は少し遅くなりましたが、いきなり任期無しのテニュアのポストに就職できました。

 そんなこんなでうちら夫婦はラッキーだったのですが、他の若手で、ある程度の年齢で任期付きポストだったり、テニュアトラックのポストだったりすると、研究者としてではなく人間としての人生設計、ライフプランという意味でかなり大変だろうなぁと思って見ています。任期付きポストやテニュアトラックのポストというのは、研究者としての能力を引き出すための政策なのでしょうが、それと引き換えに人間らしいライフプランを奪う政策です。3年先の職が見えない中では、結婚や出産にも躊躇することでしょう。

 たぶん大学業界だけでなく、様々な業界で同じような若手の能力を引き出す方法が考えられ、それが若者の人間としての生活のためのライフプランに反しているのではないかと推測します。そのようなところも少子化を加速させているのでしょうね。 

13日(木)
 昨年から整骨院に通っているのですが、これでかなり体が軽くなっていまして、腰痛はほぼ治るは、肩こりもかなり軽減するわ、足の痛みも10000歩を超えてくると痛むくらいでして、あまりもの改善具合に驚いています。カミさん曰く、体を動かすのが楽そうで機嫌が良いとのこと。行き初めは、腰痛がひどくて藁にもすがる気持ちでっていうことだったのですが、今では体のメンテナンスの大切さを思い知らされていまして、何故もっと早くに行っておかなかったのかと後悔するほどです。

 そんなこんなで体が軽くなって思うのですが、家庭内のモラハラにしろ、職場でのパワハラにしろ、大学でのアカハラにしろ、加害者には二つのパターンがあるのではないでしょうか。一方は、一般的にイメージしやすい認知に歪みがあるモンスターでして、こういうタイプは精神科でのカウンセリングとか認知行動療法による治療しかないでしょう。幼少期か成育過程かどこかで認知が歪んでしまい、人間として真っ当に生きていくのが難しいタイプですので、誰かがお医者さんやカウンセラーのところへ連れて行きましょう。

 もう一方、認知の歪みではなく、不機嫌ゆえにハラスメント加害者になってしまうパターンがあるのではないでしょうか。これは、更年期障害型と体の歪み型に分けられそうです。更年期障害型はこれまた医者マターでしょうから、そちらに譲るとして、体の歪みの方は整骨院(接骨院)で何とかして貰えます。人間、体が軽ければ機嫌良く色々な事ができますが、体の各所が痛くなってくると他人に優しくしている余裕が無くなってきます。この体が痛いゆえの不機嫌によって引き起こされるハラスメントって、今はまだあまり意識されていないんじゃないでしょうか。

 厚生労働省はハラスメント対策として知識の普及に重点を置いていますが、それよりも、ハラスメント加害者の認知行動療法とともに、整骨院(接骨院)の活用によって不機嫌な人々を減らすこともまた大切なような気がします。せっかく、労働省と厚生省が合併したのですから、労働現場での問題を医学的および医療類似行為によって解決することを考えるべきではないでしょうかね。

18日(火)
 久留米はサクラとチューリップの季節が終わり、ツツジと藤が見ごろになり、もうちょっとたつとバラが咲き乱れるようになります。園芸・造園が盛んなだけあって久留米の街は花で溢れていて清々しい。我が家の庭のチューリップも散り果ててしまいまして、次は何にしようかと思案中。チューリップは去年の秋に実家の母が遊びに来た時に植えてもらったため、どうしようかと電話のついでに話したところ、球根を大きく育ててとかいうコメントを貰ったのですが、球根は新しく買えばいいかなということで却下。でもどうするか、悩ましいところです。

 我が家のもう一つの悩みは、ローズマリーに花が咲かない。剪定をして、日当たりもそれなりにいいし、肥料も与えすぎていないし、これで咲くはずなんだけれどもと思いながら、それでも咲かない。若いと咲かないといわれているので、まだ若いのかなぁ。分からないなぁ。ご近所さんで見事にローズマリーの花を咲かせている所を見ると、上手な人は上手だなと感心してしまいます。それ以外でも、久留米のおうちは見事な花を咲かせている家が多く、住宅街を散歩していても飽きません。

 あとは昨年末の寒波で地植えの金のなる木が枯れてしまって、新たに鉢での栽培に転換したため、その場所をどうするかも思案中です。昔、300均で購入したゴムの木とかがかなり良い大きさになっているので、そちらを地植えに植え替えようかとも思いますが、こちらも寒波が来ると耐えられないかも知れない。ましてやガジュマルを久留米で地植えできるのかは難しいところでして、新しい何かを買うかどうかも悩みどころなのです。ちょっとした花壇をいじっていると、論文を書くよりもはるかに難しくて頭を使います。

 もうこの辺でお手上げして、プロに頼むかどうかをカミさんとも相談するのですが、自分たちでもっと出来そうな気がして、それもなかなか決断ができないのですよね。。。

25日(火)
 今年度は1つ新しくオムニバスの授業を担当することになったので、その4回分の授業ノートをようやくと作り終え、ホッとしています。5月は学会報告を2つする関係もあり、GW前に終わらせられてよかったです。30代の頃は2週続けて学会報告で別テーマを話したりしていましたが、隔週とはいえひと月に二つの新ネタ報告っていうのは体力がいります。そのレジュメ作りとかも時間がかかりますし、新しい講義ノートと同時並行はそれなりに疲れます。ただ学会報告はどちらも沖縄関係の報告でして、科研費をいただいているおかげです。ありがとうございますですが、学会報告にアプライした後にオムニバスの担当が決まったため、こんなことになっています。

 ところで、沖縄の泡盛は寝かせれば寝かせるほど美味しくなる古酒(クースー)が有名ですが、もともとは何個か壺や甕を用意して、一番古い壺や甕を飲んだら、その次に古い壺や甕から酒を移し、さらに次に古い壺や甕から酒を継ぎ足しという感じで、育てるっていう感じで古酒を作っていたわけです。そのために、ワインのような何年に作ったという概念があまりないようです。ですから、何年製の泡盛を入手したいなと思っても、これがかなり大変です。もちろん、作られた年か翌年くらいはいくらでも入手できますが、3年、4年とたってくると、欲しい年の泡盛はなかなか入手できません。

 泡盛は甕でも瓶でも温度もあまり関係なく熟成が進むみたいです。紫外線さえ気を付ければいいとか。そのため、密封技術が高まった現在ではワインみたいに、瓶詰して花酒ならば60度、原酒とかでも40度を超えるような泡盛を、家で寝かせておきたいと思うところです。まぁワインみたいにべらぼうな高価になる訳でもないのですが、古酒を買うとそれはそれでそれなりのお値段なので、単に手軽に古酒として美味しい酒が飲みたいだけですが、家に置いておくと古酒になる前に飲んでしまうという危険性もあり、まぁ大変です。

 古酒にとって一番の大敵は、酔っぱらってその封を開けてしまうことでして、古酒は7-8年くらいからぐっと美味しくなるといいますが、それだけ放置しておくのはかなりの覚悟がいります。ちなみに我が家には、2016年製どなん60度が眠っていますが、これは普段は目に入らない取り出しづらい場所に放置して、なんとか7年古酒まで待った感じです。しかし7年間、飲み忘れつつ大切にしていると、飲む切っ掛けに困りはじめます。どういう理由を付けて飲むのかも、楽しみ方の1つかも知れません。

27日(木)
 ChatGPTをして遊んでみたのですが、思っていた以上にポンコツです。CatGPTくらいのレベルかな。宮地英敏で調べても反応しなかったので、九州大学の宮地英敏について尋ねたところ、以下のような解説がなされました。

 「九州大学の宮地英敏教授は、情報工学を専門とする研究者であり、主に自然言語処理に関する研究を行っています。彼は、言語処理技術を活用して、テキストマイニング、機械翻訳、対話システムなどの分野で研究を行っており、特に日本語の自然言語処理に注力しています。また、宮地教授は、多くの国際学会や研究会で活動しており、自然言語処理の分野における優れた研究成果に対して、日本情報処理学会や人工知能学会などから多数の賞を受賞しています。彼の業績は、学術論文や書籍として数多く発表されており、国内外の多くの研究者から高い評価を受けています。

 突っ込みどころ満載すぎて、あまりにもでいちいち突っ込みませんが、このレベルの間違いを叩き出してくれているとレポート作成に利用するにはかなりの苦労が予想されます。一から自分で書いた方が、この文章を訂正するよりは簡単なんじゃないだろうかと思います。どういう学習をした結果、このような文章が出てくるのか分かりませんが、将来的な発展の可能性はともかく、少なくとも現在の水準ではなかなか大学のレポートに耐え得る水準にはないようです。どころか、他の質問もいろいろと試して遊んでみたのですが、小学生の夏休みの宿題に使えるかも怪しいレベルです。

 今のところの使い道としては、酒でも飲むときにChatGPTに出てきた出鱈目な文章を読んで、ひたすら意味もなく笑うっていうストレス発散くらいにしか使い道が分かりません。無料バージョンしかやっていませんが、有料バージョンだともう少し賢くなっているのかな。。。