2023年6月 |
1日(木)
5月中に梅雨入りをしてしまうとは、鬱陶しい季節の到来です。学会で福岡入りしていた人たちは感じたでしょうが、日本海に面している博多は湿度が高い街です。そのため涼しく過ごすことを考えるのが大切でして、ゴールデンウィークに前後して衣換えをする習慣が身についたのですが、気温だけ見ていると服装の選択をミスってしまいますよね。
ただ、地元が九州の人たちからするとゴールデンウィーク前後だとまだ肌寒いようでして、人の体感温度なんて言うのは、子どもの頃に経験した気候と昨今の慣れ親しんだ気候との組み合わせによって、けっこういい加減なものだなぁっとは思うのです。僕が育った岐阜の多治見は夏の暑さで有名でして、温度だけでなく湿度も高かったのですが、暑くなったら業務用冷蔵倉庫に入って涼をとり体を芯から冷やしていましたから、冷蔵倉庫に簡単に入れない環境では暑さに弱いのです。
よく業務用冷蔵庫に入ってバイトテロだと話題になりますが、涼をとるためには業務用冷蔵倉庫がお薦めです。これは問題にもなりませんし、本当に便利です。ただ、閉じ込められると衰弱して死にますので、その点にだけは気を付けたほうが良いでしょう。あと、冷凍倉庫は冷蔵倉庫よりも遥かに危険性が高いですから、こちらは全くお薦めはしませんね。
まぁこんなことをつらつらと思いつくのは蒸し暑いからでして、電気代があがって苦しいところですが、適度に涼をとりつつ夏を乗り越えていきましょう。
7日(水)
財務省にしろ大蔵省にしろ、キャリア官僚試験に合格してさらに面接を通って採用される人材っていうのは、間違いなく日本の最優秀層なわけです。最優秀層ですから、同世代の誰らよりも財政学にしろ経済学にしろ金融論にしろ真面目に勉強して、優秀な成績を残して、それで採用されていく人たちです。しかしこの優秀の仕組みっていうのが曲者でして、学術の方はあくまでもその時々における到達点の学問水準にしか過ぎません。
学者っていうのはキャリア官僚になる人たちとは違って、有名なえらい大先生が研究している内容があれば、それ本当かいな、何か穴がないかいな欠点はないかいな、っていう視点で見ていて、有名な大先生の間違いを見つければケケケケケって笑いながら楽しんで、自分の新しい研究をしていく人種です。
それに対してキャリア官僚になるような人たちは、えらい大学のえらい大先生の学問水準を素直に習得していきます。しかし長期的に振り返ると、その学問水準が間違っていたということも往々にしてあります。もう少し正確に言えば、ある一定条件下でしか成り立たないお話を、まるで普遍的な出来事かのように誤解していた、っていうことがよくあるパターンです。
財務省をはじめとするキャリア官僚たちを見ているとまさにこのパターンに陥っていまして、人口ピラミッドが正しくピラミッド型をしていて、人口は自然と増えていく、それどころか人口を抑制したいという世の中で作り上げられた学術水準を、すくすくと素直に学び、それを実行しているわけです。財政バランスのための増税とか、社会保険料のアップなんて言うのは、まさに人口ピラミッドがピラミッド型の時には正しい政策です。
しかしひとたび人口減少社会になってみると、優秀な彼ら彼女らが学んだ学問水準は陳腐化しています。ところが、人口減少社会における最適な財政なり何なりなんて言うのは、現在進行形で考えられている話でして、彼ら彼女らが学べるようなものは不明瞭です。権威ある通説的な見解っていうものが見当たりません。手探りで試行錯誤する必要があります。その結果として、日本の最優秀層であるキャリア官僚たちは為す術もない、それどころか少子化対策のために増税をして少子化を進めようとしたりしてしまうのです。
大恐慌下で金解禁政策と緊縮財政にこだわった浜口雄幸は帝大出で大蔵省のキャリア官僚出身でした。当時の学問水準としてはトップエリートの浜口雄幸の選択は正しいわけですが、彼が大学で学んだ学問を実行したところ、日本経済に多大なるダメージを与えてしまったわけです。少子化対策で増税しようとか社会保険料を上げようとしている人たちを見ていると、大恐慌下で緊縮財政を行い金解禁政策を実行しようとする姿とオーバーラップしてしまうのです。
15日(木)
ネットニュースで、長い交差点名として記事に出ていた場所が、良く行くスーパーマーケットの1つであるマックスバリューから、2ブロックほど先の交差点であることが発覚し、カミさんにその話をしたところ、楽し気に写真を撮りに出かけて行っていました。鳥飼小学校・コミュニティセンター東入口だとか。19文字ということで文字数では最多らしいのですが、同じ文字数の交差点がいくつかあるとのことで、トップタイの長い交差点名ですね。
それはさて置き、何やら解散風が吹いていますが、衆議院は解散するのでしょうかね。少子化対策は異次元にはなっていませんし、岸田翔太郎秘書官のスキャンダルなどもあり、それほど自民党は有利とは言えませんが、解散を先延ばしするよりは自公にとってまだマシな気は確かにしますよね。この後、防衛費の財源問題だとか、少子化対策(実態は子育て支援だが)の財源問題だとか、そもそもの伸び続ける社会保障費の抑制だとか、退職金にも課税強化だとか、不人気政策が目白押しです。
まぁ前回の衆議院議員選挙ほどには勝てないにしても、それなりに勝てそうなので解散しそうな気はしますね。この前の統一地方選挙での維新の伸び方やその後の国会運営を見ていると、今後は、維新と国民民主党を軸にしつつ、野党の中核が旧社会党系からは変わっていきそうな気配があります。もしそのような方向性へと向かうと、自公が減らす分も大きくなりそうですから、維新と国民民主党の連合が進む前に解散はしたいところでしょうね。
大きな方向性としては、野党は2017年のポシャってしまった小池百合子都知事の希望の党の路線へと収斂していくと思うのですが、まだ団塊世代がそれなりにいましたから、旧社会党色が消えていくにも色々な業界的にももう少し時間がかかっています。2017年はまだ団塊世代がアラセブンでしたが、そろそろ70代中盤になってきましたね。たぶん小池都知事は、希望の党と維新の合併が中期的な目標でしたでしょうけど、5年、10年早かったのは彼女の年齢的に致し方ない面もあります。
状況は、保守党と自由党の2大政党から、自由党が小さくなっていき、保守党と労働党の2大政党制へと変わっていたイギリスをイメージさせます。思想的にはまったく逆行していますが、現象としてみると、それまで2大政党的に存在感があった自由党が弱体化し、新たに登場した労働党へと変わっていくという、そういう大きな流れがありました。保守党を自由民主党、自由党を旧社会党系、労働党を維新・国民系、というように見ると、大体そんな感じになっていきそうな気がしていきます。
ただそれでも、維新と清話会系が、国民と宏池会系が、それぞれ政策的には近いでしょうし、自民党と維新・国民という対立軸になったとしても、政策的には国民に分かりづらいことはこの上ないんですよね。個人的には小選挙区制よりも、中選挙区制の方が、日本の活力という点でもよかったと思うのです。。。
20日(火)
解散風は止まってしまいましたが、内閣支持率が思っていた以上に酷いとか。マイナンバーカード保険証なんでしょうかね。確かに、高齢者にカードきついものなぁ。普段スーパーマーケットの自動支払機とかを見ていると、店員さんがつきっきりで自動支払機を一緒に操作していまして、店員さんが会計するよりも時間も負担もかかっている高齢者とか時々見かけますから、その世代にカードを保持して暗証番号まで覚えろとか、国による虐待だと思われても仕方ないかも知れません。
その辺の高齢者の感覚っていうのは、さすがに僕もまだ良く分かりませんので、そんなところに怒りが出てくるとはなぁっていうのが正直な感想です。まぁ、霞が関の官僚さんたちも、あまり意識もしなかったでしょうね。キャリア官僚が普通にできることは、多くの一般国民には無理難題を突き付けられる不快な出来事なんですよね。自分たちが特殊だということを、もっと理解したほうが良いかも知れません。
ところで異次元の少子化名目の予算ですが、結局は予算の分捕り合戦になっているだけで、そのための負担増の議論は先送りで、その辺も解散をにらんででしょうが、なんていうか少子化対策としては的外れです。どんなに予算をかけても少子化は解消しませんよ。
少子化っていうのは基本的に人間の内面の影響が大きく、子どもが欲しい、産みたいっていう若者をいかに増やすのかっていうところにポイントがあります。これって、国の歳出で何とかできる問題ではありません。もちろん子育て支援の資金があれば、少しは楽ですが、それを目的に子どもを産む人間はそうそういません。出産奨励金が1000万円とかあればまだしも、年間30万円だ、50万円だでは、インセンティブとして弱すぎます。だから歳出での対応なんて無理筋なのですよ。
若者の賃金を上げる方向性っていうのは歓迎すべき点ですが、だからといって中高年の賃金を引き下げたら意味がありません。そのような政策を取り入れている韓国は、日本以上に少子化が進んでいます。中高年になってからの生活が安定しないならば、子どもを産まずに老後の資金を蓄えることに金を回します。それが人間の心情です。45歳定年制が持論の経営者には難しいことかも知れませんが。
若者が子どもを持ちたいって思うためには、1つには、子どもを持ちながらも仕事も生活も遊びも不自由のない社会が、ある程度見える形で必要です。そのためには現在の日本では、親(祖父母世代)の支援とかが重要ですが、地方社会の場合には、東京圏への一極集中は祖父母世代による父母世代への協力を難しくさせています。逆に東京圏だと、住宅の狭さなどが子育てに向いておらず、結婚・出産までの資金的なハードルが高くなってしまいます。ある種、国が積極的に進めてきた一極集中によって、少子化が進んだ側面も強いため、そこを是正しないと改善は難しいでしょう。
もう1つは、教育虐待などの弊害です。若者が子どもを持ちたいと思うのは、自分たちが子どもの頃を楽しく過ごし、生まれてくる子どもたちも同じように楽しい人生が待っていると思うからです。それを、教育虐待を受けてきたような子たちだと、同じように悲惨な境遇を、自分の子どもには体験させたくないと感じ、その優しさから出生率を下げます。東アジアの出生率が他地域と比べても低くなっている一番の理由は、僕はこの科挙の伝統の中にある教育虐待だと思っています。
団塊の世代なんていうのは戦時中の軍隊帰りの余波で育った歪んだ虐待を受けた世代ですし、さらにはそれが高度成長と重なったために肯定され、団塊ジュニア世代も失われた世代もその延長で社会的にまで虐待を受けてきた世代だといえます。初期は肉体的な虐待もともにあったものが、次第に教育虐待に収斂していったように見えます。このような中で、次第に少子化へと進んできたのです。その悪しき流れは断たないとまずいでしょう。
幸いにも、少子化が進めば子ども一人一人の価値が高まりますから、親世代ほどの教育虐待をされなくても、その子たちの仕事の選択肢はたくさんあります。団塊の世代や団塊ジュニア世代たち、そして失われた世代が味わった競争過多は、今の大学生以下のしばらくの世代は体験しないで済むわけでして、今すぐにでも教育虐待を止める方に動くのが、長期的な出生率の回復につながると思います。それよりも、今の大学生よりも下の世代は、存在するだけで感謝される労働力として貴重な世代、金の卵たちです。
この大学生よりも下の金の卵たちを、日本社会全体で優しく大切に扱っていくことによってこそ、長期的には人口減少から回復していくと思いますよ。国のかける金の額じゃないでしょう。
27日(火)
内閣支持率が下がったから、内閣改造・党役員人事を夏にやって秋に総選挙という話がでていますが、人事がド下手な岸田首相ですから、内閣改造・党役員人事なんてしたらまた大失態をやらかすのではないかと思うばかりです。翔太郎案件にならぶというと、ドリルで証拠隠滅をして逮捕を逃れたスキャンダル議員を、女性だという理由だけで前面に出すとか、そのレベルの大失態をするのではと興味津々です。
ロッキード事件の灰色高官として名高く全ての内閣が避けてきた佐藤孝行を、総務庁長官兼行革担当大臣として入閣させ、一気に内閣支持率を暴落させて参議院選挙惨敗から辞任に追い込まれた橋本龍太郎内閣を思い出します。その二の舞になるのか、ならないのか・・・インターネットが今ほど発達していなかった1997‐8年ですらそれでしたから、今同じようなことをしたら世の中は大いに盛り上がる事でしょう。
ところで夏といえば枝豆ですが、枝豆は下処理をしてやるか否かで味が全く違います。カミさんには頼めない面倒な作業なので自分でしますが、豆のサヤの部分の両端を、1つづつ丁寧にハサミで切り落としてやり、それを塩茹でにするのです。こうすると、枝豆にまで塩味がしっかりつきまして、美味しさが全然違います。ただし本当に面倒くさい。そういう意味で、僕は枝豆はとってもスローフードと理解しているのですが、朝採れたばかりの枝になった枝豆を、1つづつ丁寧に処理して食べるのは最高です。久留米、枝豆いっぱいで嬉しい。
また夏野菜といえばトマトにキュウリですが、これを塩蔵ワカメを塩抜きしたのに合わせて、ジョーキュー醤油の酢漬けの酢とかマヨネーズとかで味付けをしたのが美味しい。これはカミさんマターですが、大量に作って冷蔵庫で冷やしておくと、夏バテ知らずにいくらでも食べられてしまいます。乾燥ワカメもいいですが、塩蔵ワカメの方が僕は好きかな。ライトツナとか混ぜても美味しいです。この前、安いカニ缶を入れてみたのですが、これはちょっと物足りませんでしたね。
今年は我が家はカキ氷機を買ったので、かき氷をつくって涼をとっていますが、それに加えてスムージーも夏を乗り切るために大切です。ご近所さんに大量に貰ったイチゴ狩りのイチゴが凍らせてあるので、これを取り出して色々なフルーツやミルクと混ぜて作るスムージーも美味しい。ただ、ティファールのミキサーもそろそろ年数がたってきて買い替え時かなぁっと思いつつ、まだ使えているので買い替えのタイミングが難しいですね。。。
29日(木)
ホテルの高嶋政伸風に言うならば、「姉さん事件です」。
我が家ではカミさんと生活費を折半している関係もあって、レシートやら光熱水費やらカード支払いやらを計算して再配分して遣り繰りしているのですが、その関係で昨日、カード明細をインターネットで確認したところ、なんと8月の支払いに50万円を超える金額が・・・数日前に見たところでは数万円でしたので、いっきに50万円弱も金額が増えているのです。
そして明細の細目を見ていくと、〈APPLE.COM/BILL〉の名称で1回あたり1万円〜2万円が大量に計上されています。僕は携帯電話がAndroidのために、APPLE社の製品はiPadしかありません。たまにiPadは使いますから、そこで操作を間違えたのではと一気に青ざめたのです。そこでネット検索をかけたところ、iPadの購入履歴を確認する方法が分かりまして、iPadを操作して購入履歴を確認したのです。そして、7月支払い分に入っている購入履歴はありましたが、8月払いにかかる1回1万円〜2万円の支払いがないことを確認。これで、僕がAPPLE社の何かを購入したわけではないことが確定したのです(ここまで約30分)。
そのために次は、カード会社であるJCBへと連絡して、状況を確認して貰おうと思いまして、カードの裏面の番号へと電話をかけ、とりあえずは案内の最初の紛失届へと繋いでもらいました。そこで、状況を説明したところ、紛失届の担当窓口はカードの停止はできるが、不明な使用がある点については17時までで対応窓口が終わってしまうとのことで、このままカードの停止はすぐにできるが、使用がAPPLE社だけならば、まずはAPPLE社で確認をしてもらうと良いとの返答を得ました。
またネット検索をしたところ、APPLE社の〈身に覚えのない請求〉というサイトの下部、電話でのお問い合わせの箇所へとアクセスしたのです。すると、iPadに登録されている電話番号に折り返しの電話がかかってくるということで、それをしばらく待ちました。そしてAPPLE社の担当者から、連絡がきたのです。担当者の方へと状況を説明し、7月支払い分は使用しているけれども、カード明細で確認した6月17日〜24日までに使用したとされる分については使用していない旨を伝えました。
すると、担当者さんは僕がiPadしかAPPLE社製品を使っていないということと、家族等の利用がないことを確認したうえで、どのアカウントが使用したかを確認する旨を伝えて、保留音へと代わったのでした。そしてしばし待たされ、第3者とみられるアカウントが使用していることと、そのアカウントは既に停止した事を伝えてくれました。ただし、クレジットカードの番号・期限・セキュリティ番号は第3者が使っているわけですから、すぐにでもカード会社へと連絡をして、クレジットカードを止めることを勧めてくれました。それとともに、APPLE社での今回の件についての取り扱い番号を教えてくれたのでした。(ここまでで約50分)
すぐさまJCBカードへと連絡することにしまして、再び紛失・再発行の窓口へと繋いでもらったところ、APPLE社から第3者の利用まで確認できているならば、セキュリティ担当の方へと回すということで、そちらに繋いでもらいました。そして、以上の状況を説明しAPPLE社の取り扱い番号も伝えたところ、〈APPLE.COM/BILL〉からの請求38回46万円分については引き落とさないように手配したので、安心して欲しいということと、カード再発行の説明もされたのでした。セキュリティセンターの直通番号も教えてもらいました。(ここまで約80分)
こうなってくるとアドレナリンが出て興奮状態になってしまいまして、とりあえずは夕飯を食べることになったのですが、もう活性化したアドレナリンは止められない。ということで、警察へと被害届を出しにいくことにしたのです。ネット検索をかけたところ、インターネット犯罪は専門家がいないと対応が難しいらしく、まずは久留米署へ電話をかけてこれから行っても良いかを確認したところ、これからならば大丈夫な旨の返答を得られました。そこで急いで久留米署へと向かったのです。
久留米署では、上記の内容について一通り説明するとともに、担当の警察官から尋ねられたことを答えていき、金銭的な被害が出ていないので詐欺での被害届は出せないだろうから、不正アクセス禁止法での被害届を出したい旨を伝えたところ、不正アクセス禁止法の対象になるかどうかも分からない事を伝えられるとともに、久留米署に届け出があったという処理番号を発行し、それをJCBやAPPLE社へと伝えるように伝えられたのでした。
JCBやAPPLE社へは既に連絡を終え、APPLE社では第3者のアカウントの確認・停止もしてもらい、JCBではカードの再発行の手続きまで終えているので、何じゃらほいという感想とともに、被害届を受理しないための方便ではという不信感が湧いてきます。そこで、被害届を出したい旨を強調したのですが、不正アクセスの被害者もAPPLE社であり、今回の場合には僕は利用権者に過ぎない旨の説明を受けます。そして、APPLE社は警察からの捜査にまず協力しないため、なかなか難しいとの説明を受けたのです。
APPLE社では第3者のアカウントを特定して停止もしている旨を伝えても、そのアカウントが海外で利用された場合だとか、そのアカウントを用いたデバイスを本当に本人が使用したのかという問題も出てきて、まぁAPPLE社には協力して貰えないというのです。そこでAPPLE社が被害を負担するのかということを尋ねると、APPLE社はさらに携帯電話会社などに繋がっている金融機関へと損害を回してしまうため、実質的にはAPPLE社にも金銭的な被害が出ないということでした。
話は戻しますが、カード番号・期限・セキュリティ番号を抜かれた方法は、メールなどの指示に従ったり、変なサイトにアクセスしたり、そういう身に覚えはないので、スキミングという可能性もありまして、ここ2か月くらいの間にクレジットカードを利用した店舗を伝えたり、色々とお話をしたのです。そして、今回はカード支払いの金額確定前でしたが、金額確定後または支払い後であってもカード会社が負担をしてくれるとのことでした。JCBさんありがとうございます。(久留米署では約1時間、食事や移動もあわせてここまで約4時間)。
家に帰ってカミさんと話をしながら状況を整理したのですが、APPLE社は消費者に対しては損害を与えず、圧倒的な有利な取引関係を利用して銀行なりカード会社なりへと損害を回すことができるため、警察への協力など面倒なことは行わないみたいなのです。ちょっと待った、それは公正取引委員会マターであり、取引上の有利な立場を利用して取引相手に対して不当な不利益を与えているのではないか、と思ったのですが、警察署で対応する話ではないですよね。立法の不作為なのか、公正取引委員会の不作為なのか。というよりも、APPLE社は捜査に協力しないならば、犯罪の助長だけでなく、犯人隠匿なのでは?いったい日本の法制度はどれだけ杜撰なんでしょう。
まぁ取りあえずは、久留米署の処理番号を出してもらうのを待ち、それをJCBとAPPLE社へと伝えるのが次の段階でしょうか。それにしてもこのアドレナリンで興奮した状態で考えるに、こういう詐欺行為を行う人間は許せませんが、それと同じくらいjに反社を野放しにするAPPLE社も許せないのでした(担当窓口の方はとても親切でしたが、会社の方針についてです)。