2023年8月

1日(火)
 西鉄久留米駅前が地価上昇率の全国トップになって以来、なにやら久留米関係の大きなニュースが続いていますが、モヒカンらーめん本店が火事で延焼してしまった関係で、市役所や福岡県の久留米総合庁舎、市の保健所などでもインターネット回線がダウンをしてしまっているようですが、カミさん曰く久留米大学もインターネット回線がダウンという事で、久留米市はモヒカンらーめん本店に枢要部を抑えられていたんだなぁっと感心しています。

 久留米は焼き鳥の街として有名ですが、豚骨ラーメンの発祥の地でもありまして久留米ラーメンも有名です。博多や長浜、熊本や鹿児島の豚骨ラーメンも、すべて久留米から広まっていったものなのです。そのためJR久留米駅前には豚骨ラーメンを開発した〈南京千両〉にちなんで屋台のモニュメントがあります。1937(昭和12)年が豚骨ラーメンの開発の年という事でして、2037年というとと14年後には豚骨ラーメンも100周年を迎えることになるのですね。豚骨ラーメン100周年の頃の久留米のラーメン事情はどのようになっているのでしょうかね。

 ちなみに久留米といえば豚骨ラーメンと思いがちですが、意外と鶏白湯ラーメンもたくさんあります。パイタンラーメンです。そりゃそうですが、久留米は焼き鳥屋さんが大量にあるため、鶏ガラにも事欠きません。そのために鶏白湯ラーメンの名店もたくさんありまして、僕は焼き鳥屋さんの鶏白湯ラーメンをいくつか味わっています。ラーメン屋さんや定食屋さんだけでなく、焼き鳥屋さんの何軒かに1軒にも鶏白湯ラーメンがありますので、久留米に来た際には豚骨ラーメンと鶏白湯ラーメンの食べ比べなども楽しいかも知れませんね。

 ちなみにサウナで汗を流しているときに常連のお爺さんたちの会話を漏れ聞いたところによると、久留米はラーメン屋よりもうどん屋の方が多いらしいので、米どころのくせして、どれだけ麺好きなんだろうと思うのでした。

9日(水)
 先日、近所で大きな火事がありました。自宅から100mちょっとしか離れていない場所での火事は、人生初めての体験です。僕がコロナ下に久留米に引っ越ししてきたときには、すでに閉めていた印刷所があったのですが、どうやらそこが休業中であったようでして中に可燃性のものが沢山あったのでしょうか。二階建ての建物から倍以上の高さの炎が巻き上がる大きな火事でした。2名も亡くなっており痛ましい限りです。

 大量のサイレンが近所で止まったのですが、最初はどこが燃えているのかも分かりませんでした。しかし、よくよく見ると隣の大通りのマンションが赤く照らされているくらいに明るくなり、若干の熱も感じる状況でして、建物の関係で直接の炎は見えないものの、カミさんが近所で大きな火事だと気が付いたのでした。最初は大通りの側が燃えていると錯覚するくらいマンションが赤かったのですが、カミさんが確認したところ、どうやらそれよりも自宅側の通りだと分かり急に怖くなる。

 うちへの延焼は大丈夫かと心配になり、消防車のいない場所を探して50mくらいのところまでは近づいたのですが、火事の熱風というのは強烈なものがありまして熱さを感じます。あの近くでの消火活動をする消防士さんたちには頭が下がりますが、必死の放水によって延焼は最小限に抑えられまして、よく住宅密集地にあれ程の炎であったにもかかわらず狭いエリアに火事が収まったなと驚きを感じます。消防士さん、本当にありがとうございます。

 それにしても先日もひかんラーメンが燃えたばかりなのに、今度は近所の印刷所が全焼とか、火事は怖いです。印刷所が燃えた日は久留米市内で朝から4件も火事が頻発した日らしく、火事の原因はそれぞれ別なのでしょうが、嫌な頻発です。コンセント周りにホコリが溜まっていないかとかは確認しますが、それ以上はなかなか簡単ではないですからね。漏電の対策とか業者しかできないこともあるでしょうし、家屋の老朽化に向けて、ある程度は漏電対策とかも義務化したほうが良いのかも知れませんね。

 ところで日大の薬物のはいろいろと酷いな。理事長の林真理子は自分がなぜ理事長になったのかもよく理解していないレベルなんじゃないだろうか。アメフト部の組織的な危険タックルから派生して理事長になったはずが、体育会系の部活にほぼほぼノータッチで過ごしていたとか、まともな感覚じゃないでしょう。逆に理事長として何をしていたのかが知りたい。

 加えて、日大OBの警察官へと個人的に薬物の話を聞いて、その日大OBの警察官が犯罪にならないから警察に通報する必要もないと伝えたとか、OBOGまで巻き込んでの日大の腐敗体質でして、これもまた酷い。警視庁も、個々の警察官が個人的に犯罪を助長するようなアドバイスを出身校の関係者にしていることとか放置していちゃダメでしょ。警視庁・警察庁ともに、こういう腐敗した警察官を放置していることが薬物なり犯罪の蔓延に一役買っているのだから、ちゃんと対策を採らなきゃ。

17日(木)
 東海道新幹線が遅れている余波で山陽新幹線が遅れ、山陽新幹線が遅れている余波で九州新幹線も遅れるという、なかなかな玉付きによって新幹線が立ち往生してしまいまして、これならば在来線の方が早かったのにと後悔をしています。まぁ、大雨ですから如何ともし難いのですが、昨日の静岡県内での大雨の影響が続いているっていうのは、なかなかに大変です。まぁ、駅員さんたちはもっと大変でしょうけど。

 しかもインバウンドのお客さんたちが戻って来ていますから、日本語のよく分からない、かつ英語もあやふやな旅行客も駅にあふれていまして、しかもかなり不安そうな顔を並べていました。こういう時に言葉の分からない国へと旅行している人たちは心細いだろうなぁっというのは感じましたが、英語のアナウンスがあるだけ昔よりかは便利になっていまして、それ以上の言語への対応はまぁ無理でしょうね。旅慣れた人だと翻訳ツールを使いつつ、何とかしているのでしょうけど。

 インバウンド客が戻ってきたこともあり、輸出の伸びとかと合わさって4−6月のGDPの伸びは名目が12%、実質が6%と、とんでもないことになっていますね。個人消費の実質値が伸びていないのは、給与は遅行指標でしてボーナス前の数値でもありますし、まぁそんなもんでしょ。大切なのは今年の物価上昇を踏まえて、来年も賃金がちゃんと上がるかという問題でして、目先の物価上昇に賃金が追い付いていないと騒ぐのはナンセンスです。物価上昇と並行して賃金が上昇していたら、そちらの方こそ教科書が書き換わるレベルの大騒動です。

 しかし九州もまた、インバウンド客に加えて、熊本に台湾の半導体の工場が進出しているのでそれの関連でも賑わっていますし、労働力不足の方へと大きく舵を切っている状況です。色んな所のバイト募集とか見ても時給1000円が珍しくなくなってきました。1200円とかも出はじめています。この前福岡県の最低賃金が941円になっていましたが、最低賃金じゃなかなか人は集まらない状況でしょうね。日本人が長らく忘れていた、デフレじゃない世の中へと入っていっている感じです。生活コストの安い九州といえども、いろいろと値上がりを実感します。

 日本は世代間の運不運の差が大きい国ですが、今の若い子たちは恵まれている世代になっていっていますね。不運だったロストジェネレーションも、この機会に上手く立ち回って欲しいものです。

22日(火)
 福島原発の処理水ですが、政府による情報アピール力の欠如のために関係者は不満なんだと思います。そもそもトリチウム水を懸念しているのではなく、トリチウム以外の核物質をちゃんと除去できているかを皆知りたいのですから、トリチウム以外の核種が含まれていないことを数値で大々的にアピールすべきなんですよ。政府が安全だと言ったから安全だと思うようなバカはいません、大切なのは安全性を証明する数値です。

 外国の原発からもトリチウム水が大量に放出されているといっても、それは爆発していない原子力発電所の話でして、説得がズレています。福島では、長年にわたって処理水の核物質の除去をしてきたわけですから、それによってトリチウム以外の核物質なんて無くなってしまったんだということを、国民も外国も安心・納得するために知りたいわけです。

 こういうのは報道しているマスコミ側も、何を国民や外国も知りたがっているかを理解していないために、トリチウムの説明ばかりをしたりして意味を成しません。セシウム、コバルト、ヨウ素、テクネチウムなどなど多くの核種について、ちゃんと処理されていることを数値として毎日でも公表すべきですし、報道すべきなのです。これら多様な核種が処理されていてトリチウムだけになっていると周知徹底されれば、処理水を放出しても消費者の行動にも変化はないんじゃないでしょうかね。

 ところで今年はブドウの成育が悪いようでして、価格が高くなっています。シャインマスカットは実がつかない病気なんでしょうかね。田主丸の水害の影響もあるのでしょうか。とにかくブドウが少ない。それに物価上昇も相俟ってでしょうけど、シャインマスカットだと安くても980円とかの値段がついていて、780円くらいだよなぁっという感覚とズレて躊躇します。種なしの巨峰とかでも1房が680円とかしていて、こちらも480円くらいのを探したいのに高いですねぇ。ピオーネも800円台だったりします。全体的に1房200円くらいづつ高いです。

 不作でブドウが少ないゆえの高値だけならばそのうち落ち着きますが、物価上昇によるものだと、不作をきっかけに値上がった分が戻りませんから、これがどの辺で落ち着くかはちょっと気になるところです。このままブドウが高値で安定してしまうと、去年ほどブドウを堪能できないなぁ。