2024年2月

7日(水)
 岸田内閣、ついにやらかして来ましたね。少子化対策として絶対にやってはいけない現役世代への大増税(社会保険料の負担増を含む)。そこに突っ走っていっています。国民1人あたり500円なんて言うのは嘘八百の欺瞞の極致。子育て世代には1人あたり年間1万円〜2万円、夫婦共働きだと年間で2万円〜4万円の増税です。これだけあったら、赤ちゃんのオムツがどれだけ買える事やら。そもそも赤ちゃんのオムツを、老人も使うかも知れないからと消費税10%にしている狂った財務省ですからね。これが教育虐待を受けて日本と日本人を憎んでいる官僚の主張ですよ。

 夫婦共働きの家庭に年間2万円〜4万円の増税をするならば、新たに何もしない方がはるかにマシです。まぁ、実態は少子化対策という建前の看板を掲げておけば、国民は騙されて増税を受け入れるだろうという、財務官僚の卑しい考え方をトレースしているだけなのでしょうが。前にも書きましたが、岸田首相が本気でこの建前を信じているならばとてつもないバカですし、嘘八百だと分かっていて右から左に言っているならば不誠実の極みです。

 どちらにしろ、岸田内閣には退陣まで、新たに何もやらなくてもいいからただひたすらに黙って座ってだけいてくれ、と切に望むのでした。あ、呼吸くらいはしていても良いけど。

 肉体的にだけではなく教育においてもですが、虐待されて、虐げられて、それでもそれを乗り越えて上手くやれる人間なんて言うのは極々一部です。たとえ自分がこなせたとしても、その上手く乗り越えられる一部の人々を一般化していはいけません。それをマスに求めれば、多くの人は逃散します。諦めます。その結果が、今の少子化の原因の一つなわけです。教育虐待を生き残って、ブラック霞が関に水が合っている官僚さんたちには理解し難いのでしょうか。

 〈苛政猛於虎也〉苛政は虎よりも猛し(猛なり)、『礼記』の一節です。虎が出ても人々は乗り越えていきますが、苛政では人々は消失していきます。僕の頃の東海では、中学校(1年生だったような気がするが、東海のHPを見ると3年生…記憶違いなのか、漢文が軽くなったのか…)でやったレベルの話なんだけどなぁ。他の進学校ではやらなかったのでしょうかね。

8日(木)
 ダウンタウンの松本人志の件について色々と議論が出ていますが、吉本興業など芸人さんを抱える芸能事務所の方針が昔とは変わったためか、芸人さんたちが昔の破天荒な芸人さんのままではあっては駄目なシーンへと、次々と送り込まれてしまった事が背景にあるのだと思います。芸人さんたちが、自分たちの話術を磨いて漫才をしていただけならば、そこまで品行方正である事なんて求められなかったでしょう。女遊びも芸のうちという、昭和丸出しでもまぁやれたのではないでしょうか。

 しかし、ニュースやワイドショーでコメントをし、政府関係のCMにでてみたり、一日警察署長やら一日〇〇長をしてみたり、そういう活躍の場を広げることによって、芸人さんたちの公共性が高まった結果に今があります。松本人志の場合には、日本郵政のCMに「バカまじめ」というキャッチフレーズで起用されていましたが、日本郵政の大株主は日本政府です。

 このように公共性が高まった起用のされ方をしていれば、当然のごとく、納税者であり国民でもある普通の人々は、その公共性に相応しいだけの倫理感を求めるようになります。それは、普通の一般庶民の倫理観を超えた、より高倫理であることが求められるのです。この視点を、テレビに出演しているタレントや有名人たちは、まったく事欠いています。彼ら彼女らも、同じ立場であるにもかかわらずです。週刊誌は、その公共性の高まりに対応していない有名人の不道徳さに、NOを突き付けているだけです。

 そんな時に思い出すのは福本豊です。阪急ブレーブスの俊足、世界の盗塁王です。中曽根康弘内閣で国民栄誉賞にという話になったにもかかわらず、「立ち小便もできない」という有名なフレーズで固辞したことで知られます。軽犯罪法違反の立ち小便をだしてきて、わざわざ下品に表現しているのがくすりと笑えますが、本質はそんな高倫理を求められる立場にはなりたくないという表明でしょう。

 このように公共性の高い立場になればなる程、高い倫理観を求められるのは当たり前の話でして、それが嫌ならば公共性の高い仕事や賞などは受けないという選択ができるわけです。吉本興業をはじめとして芸能事務所は、公共性が高い仕事を受けて自社のタレントに割り振りつつ、それに付随する社会的な責任についてのタレント教育(従業員教育)が不十分だったのではないかと思います。

 金を稼いでもやりたい放題、不道徳に生きたいならば、公共性の高いことを避け、公的なものに触れないようにビジネスをすべきです。私的な活動だけで稼いでいる人たちが、どんなに不道徳なことをしていたとしても、それは個々人の自由な活動の一環です。逮捕されない限りには、他人が口を出す話ではありません。しかしながら、税金や国や地方にからむビジネスをしたり、公的な発言をするような立場ならば、一般人よりも高い倫理観を求められるのは当然のことでしょう。

 そういう視点から、公共性の高い立場にあるタレントや有名人については、週刊誌はガンガンとその問題点をあげつらっていくべきだと思いますし、それが嫌な人々は、不道徳に生きてもそれほど問題視されない仕事だけを選べばよいと思うのです。

15日(木)
 昨日はバレンタインデーという事で、カミさんからアイルランドのスケリッグスというメーカーのチョコレートを貰いました。初めて食べたチョコレートだったのですが、美味しい。みつせ鳥で有名な三瀬の業者さんが久留米岩田屋まで販売に来ていたところを、一緒にねだって買ってもらったのでした。三瀬って糸島のちょっと南の佐賀の山奥だったはずですが、まだ行ったことがなく、たぶん素敵なところなんだろうなぁと思っています。だいたい美味しい鶏がいるところは清々しい地域ですよね。

 ところで、パーティー券のキックバックの裏金を納税するという話が出ていますが、そもそも国税庁が議員は上級国民だからと課税していないことが問題なわけでして、課税してこなかった国税庁の官僚は処分すべきじゃないでしょうか。政治資金として使われていないキックバックの資金は、私腹を肥やしたとしか理解できない訳でして、重加算税も課されて当然です。

 そもそも論として、政治資金を政治活動で使うというのは性善説に基づいているわけですが、それ以外の政治資金で私腹を肥やしている事例が大きくあるというのは、子ども用品を政治資金で買い漁っていたドリル優子の事例からずっと明らかなわけでして、領収書から私的利用だと判断される部分については全額を収入として課税対象にすべきだと思います。ましてや領収書のない資金については、完全に私的流用でしょう。

 ついで、政治団体の資金を世襲する場合にそこの資金が非課税となっていますが、これも明らかに脱税です。政治団体に資金を迂回させておき、そこの代表者を相続することによって、実質的に資金を無税で相続することが可能なわけですから、こんな脱税を認めていては法の下の平等に反します。今の制度のままこんなことが許されるならば、日本中の資産家たちは政治団体を作ってそこに資金を迂回させておけばいい。タワマン節税なんかよりも、政治団体節税の方が、無税なんだからお得です。

 政党や議員じゃなくても、「主義主張団体、推薦団体、後援団体、特定パーティー開催団体等」は「その他の政治団体」と認められますから、なんか適当な主義主張を唱える団体さえ作ってしまえば、資産家たちは好き放題に無税で相続税をやり過ごすことが可能です。合法的な脱税です。その指南役とかも大量に出るんじゃないかな。

 岸田首相ものちのち息子の翔太郎君へと、政治団体を迂回させながら脱税で資金を相続させようとしているかも知れませんが、こんな脱税システム、絶対に許しちゃダメでしょ。

20日(火)
 週末に岡崎哲二先生の最終講義を聴きに行ってきたのですが、翌日朝から久留米で用事があった関係もあり、最終の飛行機で帰るという予定を立てていたのです。本郷三丁目を18時40分に乗って、乗り換えでちょうど5分前くらいに羽田空港まで到着するというスケジュールを立てていたのですが、運よく東京駅での乗り換えがスムースに行きまして、浜松町からのモノレールも1本前に乗れてラッキー、という快調さでした。20分弱前には到着できたのです。

 僕はANAユーザーなので羽田第2ターミナルなのですが、到着してチェックインをしようとしたところ、第1ターミナルへ行けという表示。?????少々パニックになりながら、受け付けの所にいたフライトアテンダントさんに話しかけたところ、僕のカードを機械で読み取ってくれまして、スターフライヤーとの共同運航便だから第1ターミナルですねという解答が。何とかなりませんか、と尋ねたところ、一度地下へ降りて連絡通路を第1ターミナルまで急げば10分ですとのお言葉。時計を見たらチェックイン15分弱前。

 踵を返し大急ぎで第1ターミナルへ急ぎ、なんとか7分前くらいに到着したものの、勝手がよく分からないJALの庭でして、近くのJALのフライトアテンダントさんにANAはどこですかと聞いたところ、共同運航のスターフライヤーは右手の一番奥だと教えてくださいまして、なんで奥なんだよと心の奥底で悪態をつきながら、なんとか5分前にはチェックインに成功したのでした。ただ今になって思えば、第2ターミナルですと教えられなくて良かった。たぶん、更にパニックになっていたことでしょう。

 もし東京駅の乗り継ぎがネット検索どおりだったら、僕は羽田空港でどうなってしまったのだろうか。今考えても身震いします。初めてのスターフライヤーでして、羽田空港からは第1ターミナルだなんていう発想は全くありませんでした。基本的には共同運航便ではなく、ANA便しか使わないのですが、今回は時間帯の関係もあって普段ならば使わないスターフライヤーに乗ったために、ドタバタ喜劇のような流れになってしまったわけです。。。皆さんも飛行機会社の搭乗口にはお気を付けください。

27日(火)
 現任の平将志助教がテニュアのポストへと栄転することに伴いまして、記録資料館の産業経済資料部門では新しく助教の公募がたちあげられました。JREC-INにも出されましたが、4月30日〆切で2か月間以上の公募期間をとっていますので、ぜひとも全国から良い人に応募してもらいたいと思っております。よろしくお願いいたします。

 さて、今年はカミさんが漬けたカブの酢漬けが美味しくて、カブが無くなる前にもう1回漬けて貰おうっていう話をしているのですが、正確に言うとジョーキュー醤油さんの酢が美味しいっていうのが重要ですね。久留米に来て醤油とか味噌とか色々なものを博多時代とは変えてしまったのですが、酢はジョーキュー醤油の酢に代わる酢がないんですよね。本当に便利です。

 カブって熱を通してしまうと、火加減でトロトロになりやすいですから大変ですけど、酢漬けだと簡単に柔らかくなったまま、いつまでも柔らかいままで驚きます。一緒に入れた柿は、日にちとともに熟しちゃって歯触りが残念になってしまったのですが、カブの方は永遠に美しくみたいな感じで酢の保存具合を感じられます。Meetoo運動への対応で意識の低い遅れたお婆ちゃんのイメージになってしまいましたが、メリル・ストリープには今こそ永遠に美しくをやってもらいたいな。

 ところで我が家の狭い庭の管理すら音を上げてしまいまして、庭木の剪定とともにシルバー人材センターへとお願いをしてしまいました。その結果わかったことですが、庭の管理に大切なのは道具だわ。確かに効率を考えたら、作業がさくさくと進む道具って大切ですよね。その道具を入手したところで、ちゃんと使いこなせるのかという問題が次に待っていますが、道具を準備して上手く使いこなせれば、庭の管理が簡単になることが発覚。しかしそれと同時に、シルバーセンターにお願いすれば次からも良いんじゃねっていう事も発覚したのでした。

 そんなわけで日陰の奥まったところにちょっとしたスペースができたのですが、たまたま植木市に遭遇してしまいまして、そこで日当たりが悪くても大丈夫なのは何かないか聞いたところ、カメリア・エリナというのを紹介されたのです。暑い寒いに強く、虫が付きづらく、日陰でもよくて、高さも大きくなり過ぎないと。ちょー初心者向き。ということで紹介されるままに買ってきまして、雑草も無くなりあいていたスペースに潤いがもたらされたのでした。