2024年8月

5日(月)
 壺屋焼の論文と三潴郡の酒の論文、さらにはカミさんの久留米発明博の論文と、それぞれリポジトリ登録が終わりましたのでプロフィールを更新しておきました。リンクが張ってありますので御笑覧ください。

 オリンピックが我が家の話題になることは少ないのですが、柔道についてはカミさんは未体験とのことで、体落としって何ぞやという話になりました。僕は東海の体育の授業で柔道の技は一通りやっている関係もあって、それならば技をかけてみろと言うわけです。僕の場合は90kg超級でウルフ・アーロンの階級になる訳ですが、カミさんは舟久保遥香か高市未来の階級でして、かける方も怖いわけです。

 でもまぁ、柔道っていうのは襟の後ろをもってフルフルと振って相手のバランスを崩すスポーツですから、ゆさゆさして体落とし直前までやってみました。そうしたらカミさんは、条件反射で足をすくい取ろうとしてきまして、それは吉田沙保里だろと怒ったのでした。しかしよくよく考えてみれば、今は伊調馨の階級だよな。柔道が前半戦、レスリングが後半戦ですが、パリは初出場組が多いですからどうなるか。

 ところで久留米は昨日の水の祭典から今日は筑後川花火大会。安徳天皇を祀っている子どもの神社の水天宮のお祭りとして17世紀から花火を上げているらしいですが、久留米に引っ越してからも家の2階の窓からビルやマンションの向こう側にかすかに見える花火を眺めていただけでしたが、今年はもうちょっと近づいてみようかと計画しています。まぁ、家よりもちょっと花火が大きくなったら、人ごみを恐れて退散する予定ではいますが。

 この水天宮のお祭りは今日から7日まででして、水の祭典の前夜祭からカウントすると5日間のお祭りです。1ヶ月間毎週の土曜夜市を走り抜けてきた後の5日間の夏祭りでして、みんな元気だよなぁっと感心するのでした。ぶらっと祭を楽しみに行くだけでも疲れるのに、企画と実行をしている人たちのバイタリティには本当に驚かされます。

19日(月)
 早良区でバスと軽乗用車が正面衝突して、5歳と7歳の姉妹が亡くなるという痛ましい事故が起きてしまいましたが、シートベルトをしていたという事がポイントでしょう。チャイルドシートは着けておらず、大人用のシートベルトを着けていたのです。5歳児はそもそもチャイルドシートを義務付けられていますが、7歳の女の子だと120cmくらい、小柄な子だと110cm台だと思われます。そのくらいの体格で大人用のシートベルトは、ほぼ意味をなさないでしょう。

 そもそも論として、現在は5歳児までがチャイルドシート義務化、それ以上は推奨となっていますが、この法律ができたのは平成12年、西暦でいうと2000年のことです。あれから四半世紀も経っているわけでして、そろそろ法律の見直しの時期ではないでしょうか。なぜならば、遊園地のジェットコースターにしろ身長制限をかけているのが普通でして、年齢で義務化の年限を決めているのが正しくない。

 今回の事例も、初心者マークのお母さんということで子どもの小学校とかに合わせて免許を取得したのでしょうが、子どもが5歳という事であと少しで義務化が外れるという事でチャイルドシートを付けなかったのでしょう。しかし本来的には身長で義務化は行われるべきでして、小学校以下で140cm未満の場合には義務化とか、何らかの法改正が必要じゃないかと思われます。義務化四半世紀でチャイルドシートはすでに中古市場もありますから、そこまで金銭的な負担は大きくならないでしょう。

 あと個人的に気になるのは、タクシーとかは運転手さんの技術が優れているという前提で、チャイルドシートなく子どもも利用できるわけですが、ライドシェアなる白タク合法化となると、運転が未熟な白タクが多発するはずです。その際、今までのタクシーと同じように子どもを乗せて良いのかどうか、親の責任で考えろとするのか、少なくとも国民への選択肢の可視化は必要なんじゃないかと思うのです。

 ところで岸田首相の突然の退陣表明、いったい何だったんだろう。それならばもっと早くに退陣できただろうし、その方が自民党総裁選の選挙制度的にも後継候補への影響力も担保できただろうに、わけが分からない。首相在任期間がちょっと長くなったくらいしか、退陣がここまで遅れた理由がよく分からないのです。太鼓持ちみたいな側近だけ置いて、客観的な情勢が総理へと伝えられて来なかったのではと思うばかりです。

 しかし結果として党員投票も含む総裁選になりまして、候補乱立で盛り上がっています。党員票と議員票が対等の1回目の投票と、議員票の重要性が高い2回目の投票があるので、こうなってくると予想は難しいところです。第1回目の投票で上位2人までに入り、議員票で過半数が取れる候補を探す必要があります。

 党員票というのは議員たちの後援会の人たちなので、ある程度は議員票の影響を受けつつも、一般の世論調査の影響が大きく出ます。となると、可能性があるのは石破茂、小泉進次郎、河野太郎、高市早苗、上川陽子、ここら辺までなんじゃないかと思うのですが、高市早苗と上川陽子は20人の推薦人を集められるかどうか。どちらかが推薦人20人を集めれば、党員票のうちの女性票がそちらへ向かう可能性もあるけれども、どうかなぁ。小泉進次郎が出ていなくて、高市か上川が出馬できたら、そちらが2位までに食い込める可能性はありそうです。

 第2回目の投票で石破茂の可能性は消えるので、小泉進次郎と河野太郎となるでしょうが、河野太郎はマイナンバーカードの大失態が痛いところです。これは岸田首相による後継潰しのための人事だったんだと思うのですが、その影響で河野太郎は党員票を減らすでしょうから、小泉進次郎が大本命だとは思うんですよね。小泉進次郎が大本命、河野太郎が対抗馬、高市早苗と上川陽子が穴馬。こんなところを予想しています。