2024年12月

5日(木)
 西表島の開発計画についての論文ですが、収録されている論文集の出版予定数が終わったということで、リポジトリ公開の許可が下りましたので、プロフィール欄から飛べるようにリンクを貼っておきました。論文集の中の論文ですら、販売計画の条件を満たすと無料公開されるようになるとは、なかなかすごい時代になったものだと感心します。

 僕の本棚には、けっこう昔の本なんかは神保町とかでも集めて揃っているのですが、版権が切れるとこれも次々と国会図書館で無料オンライン公開されていくのだろうなぁっと感慨深く思っています。コレクター精神もあって、それなりにお金を出して買った古書たちですが、著作権が死後70年になる前の、著作者の死後50年で既に切れているものも多いですから、戦前・戦後の学術書なんかも次々とオンラインで読めています。

 でもまぁ逆に言うと、著作権の70年延長にかかったあとの1968年以降に亡くなった研究者の学術書は、70年の保護期間となっていますから、なかなかこれらはオンラインに登場しない事でしょう。しかも、遺族とかも興味なく無料オンラインへの開放とかも行われないでしょうから、あとしばらくは古書が必要となるような気がします。現在を生きている人たちは、学術書の著作権なんて後生大事に持っていても仕方ないので、本を売り切ったら開放することになるでしょうけど、ちょっと長い移行期ですね。

 話は戻りますが、西表島の論文を書いたものの、西表島には行ったことがありません。まぁ、Google Mapで西表島の中はたくさん歩いているので、行った気分にはなっていますが、リアルに西表島の地を踏みしめないままに論文は書いてしまいました。しかも、コロナ下に書いた論文なために、沖縄本島にすら行かないで書いた論文でもあります。コロナで渡航できないが資料は沖縄にある。そんなこともあって資料収集では、琉球大学の学生さんに資料コピーのアルバイトをお願いし、古書店で買い込んだ資料とともに書き上げた論文です。

 コロナ下でなかったら、絶対に西表島にまで入って現地調査をしながら論文を書いたのでしょうが、コロナウイルスが憎い。

10日(火)
 中山美穂といえば、斉藤由貴、工藤静香、南野陽子らと同世代、僕の中学・高校生のもっとも音楽を聴いていた頃のアイドルでして、ファンだとかファンじゃないとかいう問題じゃなく、だいたいどんな曲も知っていて当然という1人でした。松田聖子と中森明菜という2大歌姫は、僕が気が付いたころにはすでに第一線で売れていたトップだったのですが、中山美穂をはじめとする面々は、売れ始めからずっと見ていたという同世代人という感覚があるのです。

 〈素敵な片思い〉というトレンディードラマがありまして、〈東京ラブストーリー〉よりも前のフジテレビの月9でしたが、中山美穂が主演してその主題歌にもなった〈愛してるっていわない!〉がふとYouTubeで流れてきまして、かたかた想い、JINとしちゃう、っていうフレーズが耳に入ってくると突然涙があふれだすくらいには、僕も衝撃を受けています。

 〈ツイてるねノッてるね〉〈「派手!!!」〉などからWANDSと一緒に出した〈世界中の誰よりきっと〉までアップテンポで勢いがあるイメージが強いですが、個人的には飛鳥涼が作詞・作曲した〈MidnaightTaxi〉とか、〈ROSÉCOLOR〉〈You're My Only Shinin' Star〉〈幸せになるために〉などなどバラードが素敵で好きでしたよね。〈ただ泣きたくなるの〉を流していると、多くの同世代の人たちと同じように胸がしめつけられます。

 風呂場での溺死というニュースも出ていましたが、お酒なのか、疲労なのか、それとも立ち眩みとかか、その原因はよく分かりませんし複合的かも知れませんが、まだ54歳ですよ。寂しいなぁ。

 そんなことを思っていたら、今度は小倉智昭キャスターの訃報。朝のワイドショーとかは見ていなかったのであまりイメージはありませんが、〈世界まるごとHOWマッチ〉〈巨泉のこんなものいらない!?〉と、大橋巨泉の番組での活躍が思い出されます。彼の活舌の良いナレーションは小気味が良かったですよね。癌の話はネットニュースとかでも目にしていましたが、2016年から8年間も大変な闘病生活だったことでしょう。

 お二人ともどうか御冥福を。

17日(火)
 カミさんが人間ドッグで胸に3㎜弱のしこりがあるということが分かり、99.9%は良性なんだけど、悪性の疑いが0.1%はあって完全には癌を否定はできないと言われまして、1年後でも良かったのにと言われながらも、MRIでの精密検査の予約を入れてきました。

 まぁ人間ドッグというのは色々とあるものでして、僕も肝臓に脂肪がたんまりとのっているということで、このまま何も対応取らないで今の生活を続けていたら肝硬変やら肝癌へと進行して余命は20年だと通告されたこともあって、定期的に病院に行きながら運動したり食生活を改善している最中です。余命20年というのが、シベリア帰りだった祖父の亡くなった年齢とドンピシャだったこともあり、けっこうビビりましたもんね。まぁ、痛風で足を痛めたのも切っ掛けの1つですが。

 そんなこんなで我が家では癌考が流行っているのですが、キャスターの小倉さんが免疫療法などの民間療法をやっているうちに癌が悪化したというニュースを見て、小林麻央の事例も同じような民間療法をやっているうちに癌が悪化していったというのを思い出したのです。

 これ、標準治療というのは保険適用でして、誰でも受診・治療して貰えるものですが、芸能人というのはたんまりと大金を持っていますから、一般の人たちとは違う特別の治療を手に入れたいという意識が強く働くところで、手を出してしまうのだと思います。普通の一般人ではそんな高額の保険適用外の民間療法なんてできません。

 しかも難しいのは、樹木希林がやっていたような、そして高須クリニックの高須パパがやっているような、最先端医療であるために保険適用外の高額医療があるという点です。これは、芸能人や経済人などの大金を持っているところが、金に物を言わせて得ることができる特別な医療です。十二分な知識がないと、この最先端がゆえに保険適用外の高額医療と、十分な効果が確認できないために保険適用外で高額な民間療法と、違いが分かりづらいという点にあります。

 しかも、最先端の医療だって100%完治するわけではないでしょうし、一部の特殊な事例でだけ有効だった民間療法と、どちらも100%治る訳ではないけれども、治る人も何%かはいるという点では、論理的には同じ平面上にいます。勿論、その割合は違うのでしょうが、最先端医療も、民間療法も、さらに言えば標準治療もその論理は同じなのです。だから文系的に考えてはダメで、確率で考えるのが肝要です。
 
 まぁもちろん、後者の高額医療を提供している方は、前者の高額医療を提供している方と、患者が錯誤をすることを狙っているケースも多いでしょうから、更に問題は難しくなります。素人では、前者の高額医療なのか、後者の高額医療なのかを見分けることは困難でしょう。大した金のない一般人は、そんなことを考えないで標準治療を受けるだけなのですが、大金を持っている芸能人とかはかえって混乱することになるのでしょうね。

25日(水)
 竹内まりやの〈素敵なホリデイ〉を鼻歌っていたら、カミさんがユーミンのケンタッキー・フライド・チキンの曲とか言い始めて衝撃を受ける。ケンタッキー・フライド・チキンの曲なのは合っているけど、ユーミンは〈恋人はサンタクロース〉でスキー場の宣伝ソングでしょ。まぁ、クリスマスは名曲が多く、個人的には稲垣潤一が毎年の印税目当てで作った〈クリスマスキャロルの頃には〉が好きですし、辛島美登里の〈サイレント・イブ〉なども好きでしたが、山下達郎〈クリスマス・イブ〉レベルの曲というのはなかなか出てきませんね。

 山下達郎の〈クリスマス・イブ〉といえば深津絵里ですが、〈踊る大捜査線〉の最新映画に織田裕二が主演することになって嬉しい限りなものの、深津っちゃんは出演しないのかなぁ。出演して欲しいですよね。織田裕二がもうすでに当初の和久さんの年齢にきている中で、深津っちゃん退職している設定とはいえ、どんな形でも良いから出て欲しいなぁ。あの頃のフジテレビは、今の凋落ぶりからは考えられないくらい輝いていましたね。

 しかし、フジテレビ幹部社員が女子アナをアテンドとかいう和解ニュースもでていますし、どうなってしまったのやら。