2025年4月

3日(木)
 三本松公園のお花見も堪能し、小頭町公園のお花見も堪能して、筑後船小屋の桜も楽しんでと、春爛漫の桜たちに浮かれ気分になっています。6日の日曜日ころから20℃を越えてくる予想になっていますから、来週のどこまで桜がもってくれるのかというところでしょうか。9日、10日には一時雨の予報も出ていますから、桜吹雪は8日頃かなぁ。

 福岡で縁日の屋台といえば〈箸巻き〉がローカル色の強い食べ物ですが、これ最初に食べたときにはあまりにも美味しくなくてビックリしたんですよね。お好み焼きの簡易バージョンなのでしょうが、箸にベッタリとくっついた水っぽい固形物でして、お好み焼きともんじゃの中間というか、なんじゃこりゃっていう感じでした。それ以来、まぁ見かけても基本的にはスルーする食べ物でになりまして、長らく食べていませんでした。

 ところが、久留米へ引っ越したばかりの年はコロナ下でお花見の屋台も少なかったため、カミさんがふと開いていた屋台で〈箸巻き〉を買ったのです。そして美味しいと言い始めまして、僕は〈箸巻き〉が美味しいわけ無いじゃないかと思いつつも、お腹もそれなりにすいていたこともあり仕方なく買ったのです。そうしたところ、いや本当に美味しい。やっぱり上手な人が作ると味は全然違うものですね。B級グルメ的には知らなかったことを損しているなぁっと感じさせるほどの美味しさでして、それから毎年ちょっと楽しみにしています。

 その〈箸巻き〉の絶品は小頭町公園で出ているのでして、たぶん他のお祭りの時にも出ているのでしょうが、お店が確定できないために、お花見の時だけの楽しみになっています。もうちょっとお花見は続きますので、美味しくないのを体験して〈箸巻き〉自体を敬遠している人には、是非とも食べてもらいたい味です。ほんと、全然違います。

8日(火)
 先週は比較的気温が低い日もあったために、まだ桜が残っていまして、今晩から明日にかけてが一番の花吹雪きでしょうか。さみしくなってもう少し頑張ってくれと桜を応援したくなりますが、チューリップも満開ですし、ツツジの花が咲き始め、藤の花の蕾も大きくなっていますから、そちらへ移っていきますね。園芸の街である久留米は、コロナ下よりもさらに街路の花壇などの整備も進められているようでして、行政がやっている部分もあるのでしょうが、民間サポーターの活動もあったりして、なかなか見応えがあります。

 ところで南海キャンディーズのしずちゃんが、〈みずまの駅〉でレポートしていたみたいで驚きです。道の駅ではないものの地元産品などが多いローカルスーパー的な産直のお店でして、我が家ではちょっと気にいって時々行っています。意外と鮮魚コーナーが充実していたり、ふくふく豚が置いてあったり、野菜だけじゃなく気になる商品が沢山です。

 実はこのお店、地元産品とは何ら関係が無いのですが、久留米にいながらさんぴん茶のペットボトルが買える貴重なお店です。カミさんが見つけた時には、2人して感動してしまいました。さんぴん茶の茶葉は沖縄へ行ったときに買い込んでいるのですが、それでもペットボトルのさんぴん茶を飲みたくなる時もあるものでして、そんな里心のついたときに〈みずまの駅〉はとても重宝しています。ちなみに、オリオンビールやWATTAが飲みたければ、安武あたりの〈北谷亭〉という沖縄そばを食べさせてくれるお店で缶を買えます。

 八女ブルワリーとオリオンビールの飲み比べとかしていると、今年も花見の季節は過ぎていくのでした。

17日(木)
 久留米市のウォーキングアプリに登録をして、1日1万歩を歩くように頑張っているのですが、どうしても雨の休日とかだと家からほとんど外に出ないこともありまして、1ヶ月フルに毎日1万歩というのは難しいものがあります。でもこのアプリ、登録している久留米市民たちのウォーキング度合いとかが見られるのですが、1日5万歩だとか、1日10万歩くらいは歩いている人がいて驚きます。部活をしている高校生とかかなぁとか、自衛隊の隊員さんたちかなぁっとか、凄い人たちに思いをはせつつその〇分の1くらいは頑張っています。

 ところでこのアプリ、久留米市全体の健康増進プロジェクトと連動しているものですので、頑張るとポイントが溜まっていき、そのポイントで景品がもらえる抽選に参加できたりします。城島の日本酒とか、紅乙女のゴマ焼酎だとか、色々と魅力的な景品が揃っていました。そこであまり期待することもなく、昨年度の抽選に参加したのですが、ポイントが結構あったので適当にいくつか応募をしたところ、なんと、なんと、当たってしまいました!

 当たった景品は、大砲ラーメンの詰め合わせセット。ウォーキングをしてダイエットをしたのだから、豚骨ラーメンを食べてもOKだよねということでプレゼントされたのだと思いますが、ラーメンを食べてまたウォーキングをして次年度の応募に備えろということなんだと思います。ちなみにラーメンはスープを飲まずチャーシューを避ければ、そこまでハイカロリーではありません。チャーシューやスープが醍醐味だろという意見は当たり前ですが、健康の前では致し方ありません。

 そうそう久留米はラーメンと焼き鳥で有名ですが、焼き鳥も焼いているときに脂が落ちるため、鶏の食べ方の中ではヘルシーな部類なんですよね。毎日体重を計るようになったために分かったのですが、焼き鳥を食べた次の日って、ぜんぜん体重も増えたりしていませんので、けっこう健康的なメニューだったりします。

 話をちょっと転じますが、日本の財政の問題って、ひとえに高齢化と人口ピラミッドの問題で社会保障費が上がってしまっていることにありまして、これを何とかするしかありません。湿布や風邪薬の保険適用を外せというのは良いラインだとは思いますが、それだけでは問題は解決しないでしょう。まぁ、そちらはそちらで別の機会に譲るとして、今日は別の視点からのお話。

 国民一人一人にとっても、国の財政にとっても、理想的な状態というのはピンピンコロリです。そういう意味で、国民の理想と財政の理想は一致しています。このピンピンコロリを実現するためには、健康寿命をいかにして伸ばすのかというのが大切な問題なのですが、そのときにウォーキングというのは一番簡単で金がかからないんですよね。しかし意外とみんな歩いていません。

 名古屋や岐阜も車社会ですが、筑後エリアも車社会でして、この距離を歩かないのっていうくらいの距離で車を使っている人たちを見かけます。博多は地下鉄もありますし、東京ほどではないですが歩いている人もまだたくさんいたのですが、久留米は歩いている人がグッと減ります。美意識高く健康に気を付けている人が多いにもかかわらず、久留米ですでに歩いていないんですよね。筑後市とか八女市とかみやま市とか行くとなおさらです。

 確かに車を利用すると時間の節約にはなりますから、忙しい日常の中で近距離でも車を使いたくなる気はよく分かります。でもそれで健康寿命を短くしてしまうと考えたら、ちょっと時間がかかっても歩いた方がいいと僕は思うんですよね。これはダイエット前からの考えでしたが、ダイエット後にも改めてそう思うのでした。

22日(火)
 トランプ関税について見ていますけど、アメリカ製の自動車の日本への輸出量を増やせっていうのは、これはかなりの難題なわけでして、ほぼほぼ一休トンチ話のような事しか思いつかないレベルの難題です。そもそも関税はゼロですから下げようがなく、非関税障壁っていう話になっていますが、安全基準どころか税金とかを何とかして少々安くしたところで、アメ車がどこまで売れるのか謎です。

 アメ車が日本で売れない理由は色々とありますが、まずは車体の大きさが日本の道に合っていません。全国の日本の路地をアメ車が走りやすいほどの道幅に拡大する工事をすれば、まぁ非課税障壁はなくなるのでしょうが、兆単位では無理で京単位のプロジェクトになることでしょう。小回りがきかないアメ車は、カーブの多い日本の道路にも適していませんから、日本全国の道路を直線にする必要もありまして、そうなってくると田中角栄の日本列島改造論どころではない大改造が必要です。まるで空襲後のように、全国の家屋も取り壊しが必要になることでしょう。

 燃費の悪さ。これはガソリン税を下げろという意味で日本国民的には歓迎なのですが、ガソリン税を下げたところで燃費の悪さはどうしようもないわけでして、ガソリン価格が下がるということは日本車に乗っていてもガソリンの価格下落の恩恵がありますから、それだけでアメ車に乗ることはないでしょう。それにハイブリット車が多くなって日本車の燃費はさらに良くなっていますからね。

 アフターサービスなんかについては、ビッグ3とかが独自の店舗網を全国に展開するのはなかなか大変でしょう。Jeepとかだと福岡県内で4店舗でして、福岡市に2店舗、北九州市と久留米市に1店舗です。佐賀県や宮崎県だと、そもそもJeepのディーラーはないんですよね。岐阜県だと岐阜市と多治見市に各1店舗の2店舗だけ。この販売網だとなかなか売れないでしょうね。

 この販売網とアフターサービスくらいは改良の余地がありそうですが、トヨタなり日産なりホンダなりが契約して、自社の販売網を通じてアメ車を売り、そしてアフターサービスも担当するくらいのことにならないと、なかなか販売台数は増えないことでしょう。負担が増えるだけですが、日本の各社がその判断ができるかですよね。こうすると、不便でもでっかいアメ車を持ちたいという一部の消費者には嬉しいかと思います。まぁそれでも焼け石に水でしょうけど。

 オレンジや牛肉は輸入自由化していますが、農薬まみれのオレンジや、成長促進剤漬けの牛肉とか、まぁ日本国内で売るにはある程度の限界があります。アメリカ人は気にしないのかも知れませんが、日本人は食べ物についてはセンシティブです。遺伝子組み換え大豆とか安全性は担保されているのでしょうし、論理的には理解できますが、それじゃぁ好んで遺伝子組み換え大豆で作った豆腐を食べるかと言われれば、まぁ避けますね。フクユタカで作った豆腐の方が安心です。

 そんなこんなで難しいですよね。個人的には、地中海食をするためにアメリカ産のピスタチオとか買っていますが、それ以外に我が家にアメリカ産の物って無いよなぁ。

 ところで日本の場合には、アメリカに対して巨額の貿易黒字を出していますが、一方で巨額のデジタル赤字をだしています。経常収支的にはそれで釣り合うわけでして、アメリカの視点でいえば巨額のデジタル黒字に蓋をして、一方的に貿易赤字だけに焦点を当てていると言えます。トランプ流の交渉術なんでしょう。日本側からはこのデジタル赤字、アメリカにしてみればデジタル黒字を、議論の土俵に上げるとかするしかないんじゃないですかねぇ。