2026年2月

3日(火)
 情勢調査では高市自民党に追い風の大暴風が吹き荒れているようです。驚きです。多分理由は、日本人の判官贔屓が働いたからなんじゃないかと思います。

 そもそも高市首相は、世襲ではない叩き上げで、飲みにケーションを逃げて派閥活動からも脱落していた人物です。そういう政治家としては、ちょっと異色の人物でした。そこを時代状況にマッチしたこともあり、ガラスの天井も打ち破って史上初の女性総理となったわけです。

 そこに、石破前首相時代は蜜月だった公明党の斎藤鉄夫代表が、高市だけはダメだと政権離脱をします。安倍首相時代にも離脱しなかった公明党が、高市首相だから政策的に離脱するというのは、ちょっと合点がいきません。女が気に入らないからだという感じを受けます。そこに台湾有事に絡んでの習近平からの強硬な態度です。安倍元首相や麻生元首相が総理退任後に同様の発言をしているのに対し、高市首相は現役の首相としての発言ですから違いはあるのですが、なかなかそういう微妙なラインは国民の多くは理解し難いところがあります。これも、高市首相が女だから舐められた、というイメージを作り上げます。

 結果として、女が社会のトップに行くことを気に入らないという、中高年の男どもによる嫌がらせというイメージが日本社会に広まってしまったのだと思います。これは、日本人の判官贔屓に火を付けます。しかも、安保法制、原発、辺野古移設など、国民民主党との関係ではかたくなな態度だった野田佳彦代表の立憲民主党は、選挙で高市にぎゃふんと言わせたいという斉藤鉄夫代表の公明党と中道改革連合を作りました。それなら、立憲民主党と国民民主党の合併の方が前もってできていただろという、突っ込みがしたくなりますし、そこまでして女がトップなのが嫌なのかというイメージが出来上がります。

 高市首相が狙ったわけではないのでしょうが、結果として、中高年の男性による女性いじめという構図になってしまったのではないでしょうかね。ここからどう情勢が変化していくのか、行かないのか。

10日(火)
 今回の総選挙の高市自民党圧勝の原因は、1つは高市首相による退路を断った宣言だったのではないでしょうか。何度も有権者にNOを突き付けられても居座り、さらに居座ろうとした石破前首相との差で、さらに人気が高まったのだと思います。消費税の食料品2年間減税で野党の目玉政策を潰し、不法外国人の取締強化で参政党の勢いをそいだのは、かなり有効だったと思います。今後とも国民人気の高い政策をやっていけば、安定感を増していくことでしょう。

 もう1つの側面である中道の惨敗っぷりもなかなかでした。小選挙区制度の恐ろしさがあるとはいえ、それにしても見事な負けっぷりでした。公明党側の斉藤鉄夫代表が、自民党を再び石破前首相のような人物をトップに据えて自公連立時代へ戻りたいというムーブメントをかましていき、それに立憲民主党側の野田佳彦代表が引きずられまくるという構図でして、まぁなぜ去年の参議院選挙と一昨年の総選挙に自民党―公明党が負けたのか忘れてしまったかのような動きでした。高齢者には一定は支持されるけれども、若年・中堅世代に嫌われた石破政権的なものを目指したのが致命的でした。

 しかし本来ならば野田佳彦代表には、2回チャンスがあったと思います。一回目は一昨年の総選挙の時に、石破自民党との差別化を行い選挙の焦点を作り出せていたならば、立憲民主党はもっと勝ったことでしょう。今になって消費税の減税とか出すならば、一昨年の時点で消費税の減税、それは今回の中道改革連合ような恒久減税でなく、今回の高市内閣のような2年間限定で十分なインパクトだったでしょうから、それが出来ていたら政権交代をしていたのだと思います。

 二回目は、一昨年の総選挙の後に石破内閣が居座った時期。参議院選挙までの期間です。この時期に野田佳彦代表は内閣不信任案を出せませんでした。国民民主党の勢いから、立憲民主党が議席を減らすことを懸念したのでしょうが、今回の中道との合併での政策変更が可能ならば、もっと前に政策変更をして国民民主党と選挙協力などを進めていれば、また違った形になったことでしょう。

 勝ちに不思議の勝ちはあっても負けに不思議の負けは無いと言いますが、立憲民主党側の惨敗っぷりっていうのは、ここまでの大敗をするとはさすがに思わなかったものの、負けるべくして負けた感じかなぁっと思うのでした。

 それにしても大隈重信の憲政会や東条英機の大政翼賛会に次ぐ、戦後の日本国憲法下では最大の与党の誕生です。一方で参議院は与野党逆転のままという高市内閣でして、今後どうなっていくかは興味深いところですが、しばらくは選挙の季節はやってきませんね。2年後の同日選挙か、それとも衆議院はさらに先になるのか・・・

16日(月)
 家族の温泉ブームのお付き合いで、昨今は日帰り温泉巡りをしているのですが、知らず知らずのうちに僕も温泉ブームな気分になってきています。昔は、温泉に入るとかなりグタッと疲れるので、泊まらない温泉などもってのほかというスタンスだったのですが、子どもを1人で温泉に入らせるわけにもいかないため、最初は嫌々ながらに日帰り温泉に付き合うようになったのでした。

 しかし日帰り温泉も何度もリピートしていると、体が温泉に慣れてくるからか、湯上りでも急速に睡魔に襲われたりはしなくなりまして、家まで車を運転して帰って来ても割と平気でいられます。まぁ、それでも帰宅後に家で1時間とか眠ってしまう事はありますが、少なくとも運転中の睡魔とかは訪れないレベルでして、泊まらない温泉を毛嫌いしていた過去とはかわってきています。

 そんなこんなで1年あまり日帰り温泉生活を続けていて分かったことですが、温泉に入ると肌質が変わります。おっちゃんの肌も無駄にスベスベになります。しかも肌のシミなども薄くなる傾向にありまして、温泉地が美男美女の産地だと言われる理由がよく分かります。それとともにもう1つ重要な点がありまして、温泉はけっこう温泉毎に成分が違うのですが、この成分が違う温泉への入り方というかルーティーンの作り方によって、肌質への影響が違ってきます。

 まぁ、同じ温泉に入り続けるのも毎日そんな生活ができる人たちには良いのでしょうが、日帰りとはいえ30分、1時間かけて温泉に入りに行くとなると、毎日の温泉生活という訳にはいきません。そのためには効率的に温泉効果をと思うのですが、そうなると肌質に良い影響のある温泉の組み合わせが重要になってきます。

 先週はあの成分が中心だったから、今週はこの成分を摂取して、来週はこの成分を多めにということで、温泉成分と日程と天気などを勘案しながら、筑後エリアから熊本北部を中心にしながら、大分西部、筑前、佐賀など幾つかの温泉を行脚しているわけです。まぁついでに道の駅での買い物をしたり、各地のグルメを楽しんだりと、日帰り旅行の口実になっているところもあるのですがね。

 ところで今年の大河ドラマの〈豊臣兄弟〉ですが、仲野太賀はとってもいい役者さんですね。お父さんは迫力と哀愁のある名優ですが、お父さんよりも都会的で爽やかな好青年でして、とっても魅力的です。あぁいうポップな息子に育て上げた中野英雄は偉大ですね。小栗旬の織田信長役もはまっていて、歴代の織田信長たちと比べてもかなり我々のイメージに近い織田信長かも知れません。昨今は織田信長の心情にまで深く切り込んだ作品が多いですが、今回は織田信勝に裏切られた兄弟関係のトラウマと、仲良い豊臣の兄弟関係との対比で描いており、小栗旬がそれをまた上手く演じているのです。

 そして豊臣秀吉の池松壮亮ですが、こちらは豊臣秀長を引き立たせなければならない秀吉役でして、ドラマ中では猿回し役に徹しています。竹中直人や香川照之の秀吉イメージが強く残っていますが、2人よりも良い意味で軽い感じの秀吉です。秀長が主人公ですから、秀吉が最後に狂っていく様子を描かなくていいというのが、今回の〈豊臣兄弟〉の一番のドラマ的な特徴でして、最後まで猿回し役で軽やかに終わって欲しいなぁっと思わせるのでした。

 鵜沼からの犬山攻め、そして墨俣から稲葉山城へと、美濃の大河ドラマはやっぱりいいわぁ。

24日(火)
 去年は洋野菜のフェンネルが1個300円くらいで沢山入手できて嬉しかったのですが、今年は中国野菜のターサイが沢山売っていまして、こちらを楽しんでします。1個数十円から150円くらいでしょうか。今年は全体的に野菜価格が安いのが嬉しいのですが、福岡県は久方ぶりの渇水になっていまして、今週の雨で野菜の生育が伸びればよいですが、雨が少ないと野菜が高値になる可能性もあって悩ましいところですね。

 福岡の大渇水といえば僕が福岡に来る前の話ですが、美容院や理容室では髪が洗えないとか、銭湯閉鎖とか、色々のエピソードが残されているようです。その後、海水から淡水化した水道水事業が始まっているために、あまり渇水という話も無くなっていましたが、人口増と都市の成長によって再び渇水が問題化してしまったようです。

 久留米市は筑後川から直接に上水道へと水を取り込んでいる関係で、筑後川が大幅に水量を減らさない限りには大丈夫な都市です。そのために前回の福岡の大渇水の時も、普通に自動車の洗車もしていたというくらい生活用水が困ることはなかったらしく、それよりも洪水の心配の方が大きい街です。しかし他の筑後エリアの都市になってくるとダムの水に依存している地域もありますし、農業用水として考えても心配ですよね。

 渇水の話の最中に洪水の話もなんですが、久留米市の洪水対策としての遊水地や貯水槽が着々と増えていっていまして、JR久留米駅近くの貯水槽ももうすぐ完成しそうな感じです。すでに先行して整備された久留米大学のサッカー場などは、遊水地として活躍したみたいでして、市内各所の水の逃げ場所が増えていくと、洪水のリスクがグッと減るでしょう。雨は多すぎても少なすぎても心配ですから、なかなか難しいものですね。